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yuki12momoのレビュー・評価・感想

Pay money To my Pain / P.T.P
9

Jロックバンドの宝 Pay money To my Pain

詩・メロディー・生き様。
1度聴けば、心をえぐられるように掴まれるバンドが「Pay money To my Pain」。
辛い時や苦しい時に、手を差し伸べてくれるような音楽を聴きたいなら、ぜひ一度聴いてもらいたいバンドです。

簡単な概要紹介
略称:P.T.P
ジャンル:オルタナティブロック、ラウドロック、エモ、ハードコア

メンバーの中心的な存在であるボーカル「K」の繊細な詩と心に響く声。海外でも定評のあるギターの「パブロ」が織りなす、高次元のメロディー。ファッションリーダーでもあり、玄人好みのサウンドを響かすベースの「T$UYO$HI」。ドラムの「ZAX」は激しさの中に技術を持ち、音楽の楽しさを全力で教えてくれる存在。

サウンドの特徴として、まずどんな媒体で聴いても、最高の音を提供してくれるバンドです。
CDなど音源の音質が素晴らしく、初めて聴いた時はその音の良さにびっくりします。

曲は大きく分けると静と動2つのジャンルがあり、どちらのジャンルも歌詞・メロディーともに、激しく心に訴えかけてくるのが特徴です。
全曲英語で歌詞が書かれているのですが、ぜひ翻訳された歌詞や動画を見ていただきたいです。
なぜなら冒頭で書いた、辛い時や苦しい時にかならずあなたの助けになる曲があるからです。
Kの詩とメンバーの音が、アルバムを聴き終えたころには希望や力を与えてくれます。

評価を9点にしたのは、残念ながら2013年から活動を休止しているからです。ですが間違いなく、日本ロック史における宝ともいえる名バンド。良い曲ばかりですので、ぜひ1度

ポルノグラフィティ / Porno Graffitti
7

ポルノグラフィティについて

1999年に結成された日本のロックバンド。彼らの音楽は、ロック、ポップス、アルタナティブといった様々なジャンルの要素を取り入れており、高い音楽性と歌詞の詩的な表現が特徴的です。
代表曲としては、「メリッサ」「アポロ」「リンク」「ジョバイロ」などが挙げられます。これらの楽曲は、キャッチーなメロディーと、独特なリズム感、そして意味深な歌詞が組み合わさっており、アニメ、映画、ドラマ、CM等の様々なものへのタイアップの楽曲でもあり、多くの人々を魅了しています。
結成当初は5人のメンバーで活動していたが、脱退があり、2004年以降はボーカルの岡野昭仁とギターの新藤晴一の2人で活動しています。
所属レーベルはソニー・ミュージックレーベルズ内のSME Recordsです。
独特な音楽性と歌詞の詩的な表現力で、日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきたバンドで、ライブバンドとしても圧倒的な実力を誇り、一体感を生む多彩な演出とパフォーマンスが高い評価を受けています。
作詞は結成当初から現メンバーの岡野と新藤が手掛けており、作曲については、脱退までは元メンバーのTamaが担っていましたが、脱退後はこちらも岡野と新藤が手掛けています。

Official髭男dism / オフィシャルヒゲダンディズム / ヒゲダン
10

高い音楽性をポップに昇華する頭脳派バンド いつまでも輝いてほしい最強の音楽オタク

2019年、2ndシングル『Pretender』のスマッシュヒットをきっかけに一気に有名になったOfficial髭男dism(通称:髭男)。
その後も2019年夏の高校野球応援ソングだった『宿命』、TBS系火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌『I Love…』などなどタイアップも好調で、まさにヒットチャートを駆け巡る大人気ピアノポップバンドですよね。
わたしが髭男をすごいと思うポイントはアレンジの引き出しが豊富すぎるところ!

わたしも何を隠そう、『Pretender』ではじめて髭男を知った根っからのどミーハーなわけですが、最初に聴いたときに印象的だったのがシンセサイザーのアレンジ。
『Pretender』のイントロで使われていたようなシンセサイザーの音色って2000年代の弾き語り系J-POPに親しんできたわたしにとってちょっと懐かしいものだったんですよね。
Classの『夏の日の1993』とかPRINCESS PRINCESSの『世界でいちばん熱い夏』とかとにかく90年代の曲にがっつり使われていたイメージ。
そんな懐かしサウンドが冒頭からものすごい勢いで流れてくる!!

わたしの中のなにかがうずきました。これが「エモい」ってやつか…。
なるほど、髭男ってちょっと懐かしい感じのサウンドで勝負するバンドなのねと早合点していたら次に来た『I Love…』ではシティポップガチ勢も顔負けのおしゃれなアレンジで来る。あら、そういうのもできちゃうのね…。

これは気になると思って色々聴いてみたら本当にアレンジのふり幅がすごいんです!
テレビアニメ『火ノ丸相撲』オープニングテーマだった『FIRE GROUND』なんてめちゃめちゃ泥臭くてダーティー。
ファンクっぽい感じもあってかっこいいんですよ!ライブでかなり盛り上がりそう。

あれ…髭男ってきれいでセンチメンタルな雰囲気だけじゃないの…?

そうかと思えば3rdアルバム『Editorial』のリード曲『アポトーシス』ではシリアスなテーマを繊細なサウンドで丁寧に届けてくる…。
2022年にリリースされた『ミックスナッツ』は管楽器が前面に出たジャズっぽいアレンジがキラキラしてて楽しい!
ってどんだけアレンジの引き出しあるんだーーー!!!
確信しました。たぶん髭男ってめちゃくちゃ音楽オタクなんだと思います。
たくさん音楽のことを知っていてそれを曲中にちりばめてくるけどひけらかすような嫌味さがない。
J-POP界の知識人、頭脳派バンド、頭いいのにめちゃくちゃ謙虚な人みたい。
なんかいい感じだな~と思って聴いているうちに色んなジャンルのアレンジに触れて、こちらの音楽リテラシーも勝手に上がっちゃってる。
これからのJ-POPに必須な存在だと思います!
ぜひ、みなさんも聴いてみてくださいね。

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
9

心に響く「絆」の物語

『フルーツバスケット』は、母親を事故で亡くした女子高校生・本田透が、十二支の物の怪憑きに縛られた草摩一族と交流していく中で本当の「絆」を問う物語です。何度読んでも発見があり、感動する作品です。

■この作品の3つの魅力
①人物描写が濃密であること
登場人物が多いにもかかわらず、それぞれの生い立ちや性格など設定が緻密に作り込まれています。そのため、誰の立場に立っても感情移入できます。

物の怪憑きの呪いがあるために、さまざまな過去と運命を抱えて生きる草摩家の人たち、家族を亡くすが明るさを失わない透と透を見守る友人たち―。
一人ひとりの言動や想いに理由があり、読めば必ず好きになるキャラクターに出会えます。
また、読む時の自分の気持ちや状況によって、共感できる人物が変わることもこの作品の魅力です。

②物語の展開の面白さ
1巻から伏線が張られていて、読み進めていくうちにちょっとした台詞や場面にも大きな意味があることに気付きます。
十二支や呪いという一見ファンタジックな設定から生じる境遇や苦悩のつなげ方がリアルで、物語構成の秀逸さを感じます。
また、ところどころギャグが盛り込まれてあり、シリアスな話に彩りを添えています。

③心に残る言葉が多くあること
「どんな思い出もちゃんとこの胸に抱いて信じていきたい いつかそれすらも超えて尊い記憶となるように」など印象的な言葉が多く出てきます。

うまくいかないことを親や家のせいにしていたこと、拒絶を恐れていたこと、悲しい気持ちと向き合うことなど、つらい記憶を持つ登場人物たちだからこそ、紡ぐ言葉が心に刺さるのでしょう。
悲しい時やつらい時、強くなりたい時に寄り添ってくれる言葉がきっと見つかります。

■まとめ
奇抜な設定とそれに翻弄される多くの登場人物を描いた『フルーツバスケット』。
時を経て自分も変わっていくことで、前に読んだ時には登場人物の気持ちや行動に理解できない部分があったとしても、再読して分かることもあります。その時、この作品の奥深さ複雑さ、人の心の難しさとおもしろさを感じます。何度読んでも色あせない作品です。

スリップノット / Slipknot
10

激しい音楽が聴きたい人向け

1999年にデビューしたアメリカの9人組のメタルバンドです。
20年に渡る活動期間でアルバムは全6枚と比較的少ない方かとは思います。

アルバムの枚数が少ない要因は、人気過ぎて常に世界中を飛び回ってライブ活動をしているのでアルバム制作の時間確保が難しいからなのではないかと思います。
数が少ない分、アルバム枚数が多いだけのアーティストよりもアルバムの当たり外れを感じません。

曲はとにかく激しく、9人もメンバーがいるので音の表現も複雑です。
ボーカルは叫びっぱなし、ドラムもギターも常に激烈過ぎて、DJがいるのですがやや音の洪水に飲まれていて影が薄いです。
4枚目以降のアルバムはバンドも成熟し技術も向上しているので丸くなるかと思いきや、相変わらず攻めた曲作りです。
ボーカルの歌唱力向上が特に顕著で声量があり、キレイな歌い方になっています。

ただ激しいだけでなくバラードを取り入れたり、ラブソング(歌詞は病んでてストーカー的ですが)もあり暗い雰囲気を感じます。
延々と激しいだけのスレイヤーやスーサイドサイレンスはすぐに飽きましたが、スリップノットは激しい曲、大人しめな曲とメリハリがありますので飽きずに聞けます。
恐らく、聞けばどうして世界トップクラスのミュージシャンなのかも良くわかると思います。

朝、仕事前に気分を奮い立たせるのにオススメです。

超次元ゲイム ネプテューヌ
9

萌えとネタに全振りしたゲームシリーズ

ネプテューヌシリーズとは、萌とネタに全フリしたゲームシリーズである。この一文に付きます。
シリーズは、ベーシックなRPGから、戦略的RPG、ハックアンドスラッシュと、様々なスタイルのゲームが発売されています。
しかし、共通して言えるのは、キャラクターが全員可愛いということ!いかにもな美少女に、それぞれ個性的なキャラ設定、(ゲームによっては)変更可能な衣装!操作できるキャラクター数も非常に多く、超ハイレベルなキャラゲーと言えます!そんな魅力的なキャラを演じる声優さんも、一線で活躍する、人気の声優さんを起用しており、声優さん目当てでも十分楽しめます。
また、そんな美少女たちのやり取りが、とても面白いです!他のゲームやアニメのパロディや、ネット上でのネタなどがこれでもかと盛り込まれており、知っているとクスッと来るポイントが散りばめられています。どんなに緊迫した展開の中でも、マイペースでゆるいキャラクターのやり取りが入ってきたり、予想できないセリフ(ギャグ?)には笑うしかありません。
最後に、やりこみ要素も十分です。魅力的なキャラを育てて、最強キャラにするために、やりこみも楽しめます。周回前提のタイトルが多いので、1周目はストーリーを楽しみ、2周目でやりこんで行くなど、自分なりの楽しみ方でゲームを進めていけます。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

アニメ版 鬼滅の刃 感想

アニメ版鬼滅の刃、数多くこの手のアニメは観てきたつもりです。
最初は、まぁ大体流れは大まかにどの作品も同じなので私自身最近話題になってるから一応観とくかなと思い軽く観てましたが。
1話からガッツリ見入っちゃいましたね。絵も内容も全然他の作品と変わりは無いのですが、何というかセリフや内容の中の質感が重いんですよ。
キャラの設定も個々にしっかり作り込まれていて後にどう繋がるのか読めないんです。もしかしたらそれ自体も狙いなのかもしれませんが、世界観が凄く良い意味で深く重いんです。
だから毎回アニメだと、まぁーそうなるわな!ってなるんですが、そんな単純な作品ではありませんでした、言い回し方や表現なんでしょうね。
また先にも言いましたがキャラの設定がしっかりしている、という件なんですが最近のアニメだと敵キャラも結構作り込まれてますよね。過去の回想シーンとかもあったりして。でも結局は悪者は悪者。最後はやっぱり雑な感じなんですよ。しかし鬼滅の刃は違いました。悪事も悪態もちゃんと敵キャラなんですがその個々の理由がしっかりしてるんです。だから最後は敵キャラにも泣けるんです。
いつの間にか自分が主人公になって倒してしまったかのように、本当にこれで良かったのかと考えさせられるほどでした。またそれと同時に敵キャラの設定がリアルすぎて恐怖を覚えるシーンもありますが本気でカッコいいなと思えましたね。もちろん主人公側のキャラもカッコいいですし、キャラ作りはしっかりされていてどのシーンでも片時も目が離せない作品です。

個人的には、凄くオススメな作品なので是非見てない方は見てみてはいかがでしょうか。

僕と宇宙人
7

異星間交流

学力の高い山本 学が所属する特進クラスに、宇宙人のそらるりが留学してくることから始まるストーリーです。

そらるりの話す言葉は学たち地球人には難解で、さっぱり意味がわかりません。しかし作中では彼女のセリフに注釈などがなく、読者目線でもそのセリフ内容は彼女の表情などから推測するしかないのが面白いところです。同じく宇宙人で、そらるりの従兄弟であるほしりくと二人で会話する際は
ほしりく「ぴ…るり ぱるるぴもぴ せんせるり ぱるもぴぱ」
そらるり「ぴ!?ぱぴ!?」
というやりとりです。

「せんせ」という部分は「先生」のことを表していて、一部の名詞などは日本語の面影を残していることがありますので、なんとなくわかる、けれどやっぱり確証はない、といった感覚です。

そらるりはドーナツが大好きで商品名も覚えていますが、上手く発音できないのか覚え間違えているのか「どなつ」「ふれんぴくるーら」「はにーでぃっぴ」と言ったりしているところが可愛いです。

本作の単行本は全3巻ですが、作者NOBEL氏のWEBページにはこの続きも含め掲載されています。
単行本にはWEBに掲載されていない描き下ろしも収録されています。

殺し屋さん The hired gun
5

完璧な殺し屋ギャグ漫画

殺し屋さんは凄腕の殺し屋にして完璧主義者の青年で、その完璧な殺し屋ぶりはベビーシッターや清掃も完璧にこなします(依頼者の育児時間を殺す、汚れを殺す)。

仕事で命を奪う代わりにそれ以外では決して命を奪わないことを自分に課していて、自分に襲いかかる害虫であっても手にかけることはありません。また、仕事以外では法律を犯さないなど譲れないポリシーを持っています。

磨き抜かれた肉体を持ち、それも「全てを研ぎ澄まし無駄がない」ことが大切であるという自負を体現したものですが、それを話している最中、弟子が「そう言えば男性の乳首ってなんのためについているんでしょうね」と言われ、次のコマでは両乳首から血を流して倒れていました(男の乳首って意味がないのでは?と考えてしまった殺し屋さんが自らの乳首を切除した)。

警察は殺し屋さんの正体を見抜けず何度もニアミスしているものの、警察犬は見抜いており、警察官へ彼が犯人だと伝えようとするもはしゃいでいるだけだと思われたり、殺し屋さんになついていると勘違いされるなど全く伝わりません。

殺し屋さんの仕事現場なのにターゲットと間の抜けた会話をしたり、殺し屋仲間との会話もゆるい雰囲気に溢れているなどシュール系ギャグ4コマ漫画です。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

最高のバスケ漫画

最高のバスケ漫画だと思います。
最初に読んだのは小学生のときですが、それから30年近くたったいま、それでも色褪せずいまでも面白い作品としてかたりつがれているとおもっています。
周りにもオススメしていますし、日本以外にもアジア中心にかなり人気が高い作品だと思う。
たくさんの人が聖地巡礼をしているらしく、湘南エリアはアジアのひとがそれを目当てできているひともいるときいた。
内容としては、青春、スポーツというかんじで、古きよきジャンプ作品というイメージ。
ヤンキー漫画がはやっていたのでそれも少しアクセントとしてきいている気がする。
絵がだんだんとうまくなって、最後はかなりうまい絵になっていると思った。読み返すと最初のほうの絵は、下手だなあと思うが、7巻くらいから劇的に作画がかわった気がする。
幕切れも圧巻で、最後まで勝つのかとおもいきや負けてしまってそこで作品が終了するのが印象的だった。
最近は延命作品というか、だらだら長い作品ばかりでうんざりしてしまうが、スパッと終了してしまうのが気持ちがいい。
ただ、はやく続編が見てみたいとは思う。
主人公たちがどんな風に成長していくのか気になる。
また子供にも読ませたいともおもう。

名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)
10

映像技術に感服!文句無しの世界観再現!

ポケモンをみて育ってきた私としては、この映画に全く期待をしていませんでした。なぜ日本の映画業界ではなく、アメリカでつくるのか、と。アニメーションだったら、日本の専売特許じゃないかと。しかし映画をみて私の意見はころっと変わります。この映画こそ、日本ではなく、アメリカで作るべき映画です!背景もすべて2次元でのアニメーションなら日本もレベルが高いでしょう!しかし、CGでの技術はアメリカの方が上です。またアメリカで作ったのに、ポケモンの世界観を見事に再現をしてくださり、本当に監督、ありがとうございます。「ふわふわ毛のピカチュウ論外」などといってしまい申し訳ありませんでした。今となってはピカチュウはふわふわ毛でないと、と思います。世界観の再現とともに、ポケモンをよく勉強されたのだな、と思うところも多くありました。一つ一つのポケモンのキャラクターの設定などにも触れることがありましたし、もともと3dsの「名探偵ぴかちゅう」にそって作品をつくったと聞きました。映画関係者のおじ様たちはみんなでわざわざプレイしたのでしょうか?俳優や声優も見事です。デットプールというギャグ路線の俳優であるライアン・レノルズをピカチュウの中身にするというのは、もはやクレイジー。話題性だけの選択かと思いきや、全てを見終わったあと、「ぴかちゅうはライアンじゃなきゃいけなかったんだ」とすべてつじつまがあいます。まだ見てない方是非見てください!