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thanatosのレビュー・評価・感想 (2/2)

響 〜小説家になる方法〜
9

型破りなサクセスストーリー

女子高校生が小説家になる物語です。
主人公の女子高校生・響は自他ともに認める《変わった子》《型破りな子》で、自分の意思に真っ直ぐな子。時には暴力的で、社会のルールを守らない彼女の性格は周りを困らせるけれど、彼女から発せられる言葉にはパワーがあり、読者にも響いてきます。
そんな彼女が高校の文芸部に所属し、彼女の先輩でもあり有名作家の子どもでもある凛夏とともに芥川賞を目指すストーリーはとても面白く、特に名無しで新人賞に応募するところから始まるシーンには読んでて次のストーリーが気になるくらいでした。他の応募者と比較にならないほどの圧倒的に素晴らしい小説なのに、作者情報がないことから編集部をはじめ皆が翻弄されている姿には目を離せなかったです。また、サクセスストーリと同時に、それぞれの登場人物の心情の移り変わりなども細かく描かれていて、希望や嫉妬・挫折など、響に左右されていく様子がとても面白いです。また恋愛要素もすこしチラホラ見受けられるので、これからの展開が気になります。純文学に興味がなかったのですが、この漫画がきっかけで読んでみたくなりました。主人公の意思がハッキリしすぎているので、ある意味スッキリとする漫画です。ぜひオススメしたいです。

エア・ギア
8

走り出したくなる!

エア・トレックという最新のローラースケートみたいなのを中心にした話。
話の内容はぶっ飛んでいますが、内容は中二心をガッチリ掴んでます!ただ、ローラースケートで走るだけではなく、それぞれの分野において優れた才能を持つ者は王と呼ばれています。風の王は、空気の膜を肌で感じることができ、突風を発生させたり風のバリアを張ったりできます。炎の王は、高速で走ることで摩擦熱を利用して炎を発生させたり、幻覚を見せたりすることができます。牙の王は、0から一気に100まで加速することの慣性エネルギーを使って空気の塊を発生させて的に放つことができます。などなど他にもいろんな王がいるんですが、この話の核は凡人と天才の差であると思います。凡人とはどういう人間なのか、天才とはどういう人間なのか…それぞれの苦悩や悲しみなども上手い具合に表現されています。
私はこの作品のカズというキャラクターが好きです。普段はビビリで主人公の弟分のような感じで全然目立たないザ・凡人。そのカズがストーリーが進んでいくにつれ成長していく過程が何とも言えずカッコイイ!主人公補正も付いていないキャラクターの成長ほど熱い展開は無いですよね!そういう話が好きな方はぜひ読んでください!

太陽が見ている(かもしれないから)
10

人付き合いが苦手で「生きにくい」と感じている人におすすめしたい漫画

いくえみ綾「太陽が見ているかもしれないから」が7月に完結しました!
いくえみさんの作品に出てくる女の子は、決してキラキラした少女漫画の女の子ではなくて、クラスで馴染めなくて転校したりと、とても現実的な中で、がむしゃらに強く生きようとする女の子が多くてとても応援したくなります。
「太陽が見ているかもしれないから」の主人公の岬も、人付き合いが誰よりも苦手で、窮屈な思いをしながら生きています。修学旅行で同じクラスの子が言い合いになって、泣き出して、抱きしめあって慰める、そんな女子らしい女子のやり取りを冷ややかな目で見てしまったり、「制服がないから」という理由で高校を選んだり、自分を取り巻く環境にとにかく馴染めないでいます。そんな岬と同じくクラスから浮いた存在の楡。中学で出会った2人が大人になるまでを描いた作品です。

思春期の不安定な心理描写がとても表現されていて、どんなに苦手なキャラクターも「その気持ちわかる」とついつい感情移入してしまい、嫌いになれないキャラクターばかりです。「好きだから眩しくて近づけない」という気持ちや、「本当に好きな人には相談できない悩みをどうでもいい人に相談してしまう」などと言った人間の弱い部分に共感します。学校で、会社で、同じような思いを抱えている人にぜひ読んでもらいたいです。

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様
7

キャプテン翼を超える必殺技

テニスの王子様の時からそうでしたが、再現不可な必殺技が多数あります。テニスの王子様の時はまだできそうな技もありましたが、新テニスの王子様では理解不可能な必殺技が出てきます。打球がダブルクラッチで曲がったり、空間を削りとって打球を止めたり、日向小次郎ばりに打球で壁が割れたり等吹き出してしまうような必殺技がいっぱいです。前作から読んでると、天衣無縫が出来るかどうかが強いかどうかという話ですが、あまり出ません。無我の境地とか才気煥発とかもっとあってもいいのになと思いますが、インパクトのない技のキャラクターは代表から落ちたり、描かれることすらなくなります。
零式サーブとかターンホイザーサーブとかサーブで決まるやつが最強だと思いますが、個人的にはパワー系の男児の春とかデュークホームランとかサザンクロスが好きです。人によって色んな好みが出てくる漫画だと思います。
最初はキャプテン翼のテニス版みたいなものと思っていましたが、大間違いでして、テニスの王子様は一つのジャンルだと思います。これからも続いてほしいですし、新しい必殺技に期待を持たせてくれる作品です。新しいネタを考えるのは大変でしょうが、作者さんには頑張ってもらいたいです。

アイドリッシュセブン / IDOLiSH7 / アイナナ
10

友人に勧められてはじめたけどガッツリはハマってます!

友人に勧められてはじめたけど、どハマり!!
声優陣も豪華だし、ストーリーや曲いいものばかりで飽きさせない。今3部まで公開しているがこの先の展開ハラハラドキドキです。

1部ではアイドリッシュセブンが新人として成長していく物語で、先輩グループトリガーに年末に行われるブラホワという、イベントで勝つことを目標に日々の成長をメインストーリーはフルボイスで進めていく。

2部ではリバーレというブラホワ優勝常連というグループの先輩に可愛がられながら、トリガーと切磋琢磨していく。(このあたり記憶うすい笑)

3部ズールというグループが登場。そのグループ所属事務所の社長に陥れられ、アイドリッシュセブンリーダー二階堂大和の深いところまで書かれていた。リバーレ千との昔からの関係性。また、リバーレ百や、トリガー十龍之介、アイドリッシュセブン和泉三月も別件で問題が起こり3グループが危うい状況に、、

リリースから今年で3周年にして初ライブ、会場はメットライフドーム。大きな会場でも収まり切らず全国でライビュも。また豪雨と、重なったため運営がデュレビュも国内で開催非常に盛況でライブに行った人がTwitterではナナライロスを頻繁につぶやいてる。ライブ終了後キャストもロスに陥っていたくらい。キャストやマネージャーの皆様はロスっぷりがすごい。

信長の忍び
9

わかりにくい歴史をギャグを入れてわかりやすく!

歴史の中で人気の戦国時代を4コマギャグ漫画にしています。
主人公は織田信長に仕えている忍びの千鳥です。

どのキャラクターも名前は有名な武将ばかりですが、何か1個面白いコンプレックスを持っています。織田信長はカリスマだけど甘党。豊臣秀吉は不死身だけど頭が足りない。明智光秀にいたってはツッコミ要員に扱われています。(デコも光っています)

ギャグマンガと言いながら歴史の史実にちゃんと基づいており、織田信長の歴史に出てくる桶狭間や稲葉山城、長篠の戦いで味方や敵がどのように倒されたかなど詳しく、そしてリアルに描かれております。
戦中出血のシーンが多々ありますが、バイオハザードなどのリアルなグロデスクシーンは無いです。

主人公の千鳥の話をすると、女の子で見た目小さいです。髪型はポニーテールです。史実には存在しません。忍びの里にいたころ、信長に溺れている所を助けてもらい、成長し信長に仕えることになります。
そんな千鳥ですが、戦場に出れば、最強で敵をバッサバッサと倒し、武将との一騎打ちも行い倒していきます。

そんなマンガです。面白いのでぜひ読んで下さい!

レディ・プレイヤー1 / レディプレ / Ready Player One / ゲームウォーズ
9

ポップカルチャーのフリーマーケット、手当たり次第の映像マジック

映画冒頭から積み木のように積まれたコンテナハウスからするすると降りて道なき道を通る主人公の少年・ウェイドがごみ溜めのような現実からVRゴーグルを付けてヴァーチャル世界へ入るシーンはまるで観ているこちらも一緒に連れていってもらっているようでワクワクしました。オアシスと呼ばれるそのVR世界は現実以上に様々な体験をオアシス内で入手出来るコインを使うことで更に多種多様なアイテム(ガジェット)を駆使することでより有利に進めることが可能になるというのもゲームにおける課金ガチャを彷彿とさせます。これがオアシス内でのみのお話であれば、ただひたすらゲーム的なままで飽きてしまいそうですが、そこはスピルバーグ監督の上手いところで現実ではオアシスの全権を掌握したい企業から命を狙われ住んでいたコンテナハウスは爆破されるという、緊張感の中ゲームの中で出会うプレイヤー・アルテミスと現実でも出会い、共にオアシスの秘密を隠したイースターエッグを探す為に協力します。全世界のプレイヤーが戦っているはずですが戦友たちは何故か皆アメリカのデトロイトにいるというのは…野暮と言うべきでしょうか?予告などでも日米のキャラクターたちが現れたと思ったら倒され、また違うキャラが現れては…という風に何せ目まぐるしい。ガンダムとメカゴジラとのバトルもあっという間に決着が付き合間に挟まれているであろう小ネタを拾うのも困難なほど。いかにも「じっくり観たい人はBlu-rayで」と言わんばかりですが、これは買わざるを得ないでしょうね。途中映画「シャイニング」の世界へ主人公たちが入る所は本当によく出来てるなと思います。その辺も改めて「Blu-rayで」観てみたいですね。

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん / Sexy Commando Gaiden: Sugoiyo!! Masaru-san
8

うすた京介という天才の名前は、この作品により世に知らしめた!のか?

1995年から1997年まで週刊少年ジャンプで連載していた、一部では伝説となっている作品。
当時の読者たちは学校で、挨拶は英語、返事はオス、ラジャー、クリナップクリンミセスのどれかだったと記憶しています。それほどの影響力があった作品、それがこの「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん」という作品です。
作者のうすた京京介氏にとって初めての連載作品で、現在では本人の名前つけた新人賞もあり、当時の衝撃は今も残るといったところでしょう。

内容ですが、基本的にはギャグマンガではあるのですが、タイトルにはコマンドーと明記されています。セクシーコマンドーとは、どんな格闘家でも隙を作ってしまえばやられてしまう、ならばその隙を作ることに特化した格闘技が最強なのでは?というもので、この作品内は常に相手に隙を作らせるために、終始人を驚かせるレベルのぶっとんだセリフ、行動がちりばめられています。
当時は相当な衝撃で、週刊連載中の当時は、読んだ次の日にはそのネタをどれだけ覚えているかを友人たちと言い合っていたのを覚えており、今でも突発的なセリフ、やたら長いセリフ、おかしな行動など、内容はほとんど覚えています。今まで読んだことがない人たちと当時の感動は共有することはできませんが、是非作者のずらした視点からのギャグ、そしてセガへの愛情を感じてください。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ / Captain America: Civil War
7

タイトルなし

2016年公開のマーベルコミック原作のシリーズ13作めにして、キャプテン・アメリカを主役とした映画としては3作目にあたりますが、アベンジャーズの続編にもあたるため、多数のマーベルヒーローの登場も見どころとなっています。
本作はタイトルにもなっているシビルウォー(内戦)の通り、アベンジャーズがキャプテン・アメリカを中心としたチーム、アイアンマンことトニー・スタークを中心としたチームの2つに分裂してしまい、ヒーロー同士の激突となる衝撃的な内容となっています。
これにはアベンジャーズの戦いは人類を守るためのものではあるが、戦いの度に甚大な被害を生じてしまい、政府の管理下になることがきっかけで、被害に関して罪悪感を感じつつも管理されては自らの意思で決断できない状況下になる事にキャップが反対し、更には悪の組織に利用されていた親友のバッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)が嫌疑をかけられ、政府に追われている所を庇ったためにお尋ね者になってしまいます。
また、アベンジャーズ前2作でも衝突する事が多かったトニーとの関係も終盤ではある事実により避けれられない激突にまで発展してしまいます。
事件の真相もまた、切なく、正義とは何なのかを今一度考えさせられる作品ではありますが、要となるヒーロー同士の戦いも各キャラクターの特徴をフルに発揮した見どころ満載のシーンになっていて、特に本作で新たに巨大化も披露したアントマンが中々衝撃的でした(笑)。
また、後の「スパイダーマン・ホームカミング」や「ブラックパンサー」の前日譚も兼ねていて、それを踏まえた上で視聴するとまた、奥深くなります。

DEATH NOTE / デスノート / デスノ
6

タイトルなし

週刊少年ジャンプ連載の小畑健氏原作の人気コミックスのアニメ化で2006年10月~2007年6月まで放送され、同時期2006年には藤原竜也主演で映画化もされていて、その人気ぶりが伺えます。
アニメ版では既に原作が完結済みと言うこともあり、原作付きアニメでよくあるストック不足になる事もなく、スムーズに物語が展開されていきました。
原作が推理合戦を中心とした心理戦中心の為、アニメとしては動きが少なくなる恐れもありました。しかし、主人公ライトのリアクションを始め、デスノートに名前を書く殺人行為もやたら派手な演出を加えたりとアニメならではの工夫を感じます。
同年公開の実写映画版と異なり、ニアとの推理戦に敗れる結末のあたりも忠実に再現されています。しかし、ここでも原作と多少差異があり、原作ではライトの最後はかなり悪足掻きをして、後半からライトことキラを神と崇拝する三上からも軽蔑されますが、アニメ版では絶望した三上がその場で命を絶ち、またライトは原作同様、死神のリュークによって命を絶たれますが、その死にざまは原作と異なり静かに死にゆくもので、物語としてはバッドエンド(?)なのは同様ですが、ライトの散り様に関してはアニメ版のほうが何処か美しい印象がありました。

あさきゆめみし
10

雅な世界に浸れるマンガ。

「あさきゆめみし」いわずと知れた、古文の源氏物語のマンガです。
私が高校生の時、クラスメイトの女子全員がこの本を読んで、国語の古文の部分だけすべて正解だった為、教師の方が焦ったくらいです。ちょうど共通1次試験の最後の年であったので、友人たちに「記念受験すれば?」って言われました。最後の年となれば、古文は絶対源氏物語から出題されるとみんなが思ったからです。予想通り須磨の話が出題されてました。
イラストも綺麗で話は平安貴族の恋愛物語。源氏の君は一体どんだけの人愛せるの?って不思議に思ったくらいでしたが、読み進めると結局はただのマザコンです。母の面影を追いかけつづけているのです。そして最後には紫の君より、母に近い血筋の女3の宮を正妻にしてしまうくらいです。側室はその人に合わせたお部屋を作り、お正月の衣装なども源氏の君が考えていたのを思いだします。明石の君の間にできたちい姫を紫の君にあずけ、明石の君は付き人として、紫の君は母として、ふたりはお互いのことを案じながら娘を育てていきます。前半は源氏の君の話がメインですが、紫の君が亡くなると、その後は源氏の君を葵の君の間に出来た息子の話に代わっていきます。あとは読んでのお楽しみです。素晴らしい絵とともに雅な世界にひたりましょう。

スカイ・クロラ The Sky Crawlers
9

「太陽があんまりにも眩しかったから」

「キルドレ」私たちは映画のテーマでもある、それを憶測で語ることしかできない。
なぜなら作中、一度もキルドレという謎に対して有効なアプローチなどないからだ。
まず「キルドレ」を説明すると、文字通り大人になれない子供たちのことだ。ではなぜそうなってしまったのかということは上記した通りさっぱりわからない。
私たちはわからないを背負って、この映画を見て分析し、見終わったあとには、一段と大きくなったクエッションマークを頭に浮かべるだろう。
主人公は戦闘機に乗り、基地へと無事に帰還したら無感動に女を抱く。
この映画には、愛だの友情だのと世間であれだけ騒がれているテーマはまるでない。むしろそれらが存在しない世界に彼らは生きている。
映画を見終わったあと、その不可解な内容にもう二度と見たくないと言う者も大勢いるだろう。なぜなら、普段私たちが手掛かりにしている、愛、友情、家族といったキーワードがまるでないのだから。
だがその反対にまるで宗教のように、この世界観にどっぷりと浸かってしまう者もいる。
私がそうだ。普段煩わしいと思っている概念は、所詮人間が作った概念。だがそれゆえに私たちは、感情を摩耗しながら生きている。
自分の人生なのに一つも思い通りにいかないと思うかもしれない。
ただスカイ・クロラの世界はうんざりするほど主張が激しい、愛だの友情だの家族だのという概念を一度方から下ろしてみることができる。
その世界はあまりに誠実に見えるし、純粋にも見える。透き通っている
もはや私たちはキルドレの謎の解明という使命を忘れる。
ただ映画を見ることによって、束の間、ある種の自由を獲得することができるのだ。

物語は起伏がなく、大きな展開や派手な演出もない。キルドレの恒常的な日常が描かれている。それなのに魅了され続けている。何年経っても、何年経っても戻ってきてしまう。

ARIA / アリア / AQUA / アクア / ARIA The ANIMATION / ARIA The NATURAL / ARIA The ORIGINATION
10

性格すら変えてくれる人生の教科書

登場人物の言葉が心に響き、さらに、心を癒してくれる作品です。
『ARIA』シリーズは『浪漫倶楽部』や『あまんちゅ!』を描いたことで知られる天野こずえ先生の作品です。『ARIA』シリーズは『AQUA』(全2巻)と『ARIA』(全12巻)からなる全14巻の漫画です。

主人公の水無灯里がマンホーム(地球)から水の星アクア(テラフォーミングされた火星)のネオ・ヴェネツィア(マンホームのヴェネツィアを模した町)に移住し、藍華とアリスと共に、プリマと呼ばれる一人前のウンディーネ(水先案内人)を目指す物語です。

自分が実際にその場にいるかのような錯覚を起こしてしまうほど、描写が繊細で丁寧です。何よりも、登場人物が語る、純粋で素直な言葉たちがどれも心に深く突き刺さり、心の汚れを洗い流してくれます。きっと、どれほど自分の心が黒く染められているか分かることでしょう。幼い頃の純粋さと世界の新鮮さを思い出すことができます。

僕はこの作品を読んで、人生観や生き方が変わりました。
何事もつまらなく感じていた日常が、『ARIA』シリーズを読んでからは、至る所に幸福や感動を見出せるようになりました。生まれて初めてのめり込んだこの漫画から、人生の素晴らしさを学ぶことができました。きっと、これからもこの漫画を人生の教科書として何度も何度も読み返すと思います。

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

子供から大人まで楽しめるアニメ

知り合いから勧められました。もともと家族一家でワンピースを見ていました。ワンピースに出会った時は大人でも楽しめるアニメってあるんだって気づかされたのですが、この「僕のヒーローアカデミア」もそれに引けを取らない面白さです。
ヴィランとの闘い、そして特殊能力である『個性』を持って産まれて子供たちが、ヒーローになる為の養成学校生活を描いています。
主人公の緑谷君には生まれつき個性を持っていなかった。みんなの憧れのオールマイトにあこがれて、個性が無くてもヒーローになりたいという強い思いで、ヒーローの学校の入試試験に挑もうとする、その強い思いがオールマイトの心を動かし、自分の個性を緑谷君に伝授することを決めました。緑谷君はその個性を自分の物に出来るよう失敗を重ねながら、またクラスメイトと共に少しづつ成長をしていきます。
クラスメイト達もそれぞれ個性があり、とても面白いです。また、幼馴染の爆豪くんとの掛け合いもとても面白く描かれています。それぞれがまだ成長過程であり、今後どの様に成長していくのか、どんなヒーローになっていくのかとても楽しみです。映画化もされ、とても面白かったです。

9mm Parabellum Bullet / キューミリ・パラベラム・バレット
10

幅広い年齢におすすめ!

私自身、初めて9mm Parabellum Bulletの楽曲を聞いたのが高校3年生の時で、今まで聞いたことのない曲で驚いたのとカッコよさを感じたのをよく覚えています。
曲については昭和歌謡のようなものもあったり、メタル・ロックの要素も混じりあった曲のため様々な年代の人がそれぞれ思う事のあるバンドかと思います。
ライブについてもアクションが激しく見ているだけでも楽しい内容となっています。

毎回出すアルバムについても、それぞれのタイトルのイメージ通りに展開されているのでアルバム全体のイメージがとても掴みやすいのも好きなポイントの一つです。

記念のライブなどは日本武道館など大きい所で開催されており、武道館2daysの時も2日間で楽曲の被りが一切なく、今までリリースした曲の曲順が偶数なのか、奇数なのかでセットリストを完全に被り無しで行うところも非常に面白いと思い、それぞれのライブで色々な楽曲が入り混じりとても内容的に濃かったと思います。
※ライブに行けなかったのは非常に残念です…。

今年も新曲のリリースが既に予定されており、YouTubeでライブ映像と共にPVが公開されておりますが、9mmらしいとても素晴らしい出来となっているので、リリースを心待ちにしたいと思います。

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
9

広瀬すずが可愛いだけじゃない!

スポ根系ドラマには弱い私。
番宣も結構やっていたので、また広瀬すずかぁ、なんて思いながら軽い気持ちで見に行きました。天海祐希演じる先生が新入部員に吐いた「地獄に落ちなさい」の後に雷の演出など少々寒い演出もありましたが、チアダンスの楽しさに目覚め、大会での惨敗、分裂の危機や廃部の危機を乗り越えて一致団結してチアダンスを上達させていく姿は青春映画としてとても良く出来ていたと思います。
映画中盤で山崎紘菜演じる一匹狼の紀藤唯のストリートダンスに広瀬すず演じる友永ひかり、
中城あやみ演じる玉置彩乃が混ざって3人で踊るシーンは、挿入歌と合っていて、唯が一匹狼から仲間を信用していく様子が伝わってきて胸が熱くなりました。
天海祐希演じる八乙女先生も、最初は生徒たちに自分の思いが伝わらず、もどかしい部分もありましたが、回想シーンでの自分を追い込んでいた姿には涙が止まりませんでした。
映画終盤の大目玉のチアダンスシーンは、手に汗を握り技が成功するたび、心の中でよしっ!となっていました(笑)
最後の結果のシーン、タイトルにもあるように、全米制覇をすることが分かっているのにドキドキ、JETSの名前が呼ばれ選手たちが八乙女先生を抱き合っているシーンではとにかく涙涙。
2時間ほどの作品でしたがあっという間!自分の青春時代、こんなに努力して仲間を信じて涙を流したことがあったかな、なんて思いながら、思わず学生時代に戻りたくなる、そんな映画でした。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

クラシック音楽を知らない方にも是非読んでいただきたいです。

『のだめカンタービレ』は漫画を原作として、アニメ、テレビドラマとしても放送されたクラシック音楽をテーマとした作品です。
指揮者になることを夢見る"千秋真一"と、変人な音大生"野田恵"(通称のだめ)が出会ったことで物語は大きく動き出します。

作品内では、ピアノ曲・管弦楽曲等、様々な作曲家の曲が用いられています。有名な曲ばかりなのでクラシック音楽にあまり親しみがない方も一度は耳にしたことのあるメロディーが多数だと思います。
私自身、現在音楽大学でピアノを学んでいますが、本格的に音楽大学進学を目指すきっかけとなったのが「のだめカンタービレ」でした。のだめを通して様々な曲に出会い、音楽を奏でることの素晴らしさを学びました。それと同時に、音楽で食べていくことの厳しさ・辛さを学びました。
この作品の魅力といえば、登場人物のキャラクター性です。どの登場人物もとても個性的で、魅力的で応援したくなります。のだめカンタービレは『少女漫画』のジャンルに入りますが、他の少女漫画作品と比較して非常にコミカルに描かれており、思わず笑ってしまうような場面が多いです。
現在の日本では"クラシック音楽は敷居が高い"と感じる方が多くいらっしゃるかもしれません。この作品は、クラシック音楽について知識が無いという方でも非常に親しみやすい作品となっていますので、是非多くの方にこの作品の世界観を楽しんでいただきたいです。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
10

父親を感じるヒューの存在感に感服。

ヒュー・ジャックマン演じるバーナム。彼が父親として、夢を追い、愛を追い、家族を幸せにしていくストーリーです。
ヒュー・ジャックマンの演じるバーナムという役にはとてつもない魅力的な男像が投影されていて、身分違いの恋、かわいい娘、辛辣な劇評家、傷ついた仲間達、上流階級を捨ててまで協力するパートナー、本物と称されるオペラ歌手など、すばらしいメンバー達が、バーナムの口のうまさと自信たっぷりな話しぶりに惹かれ、ついてきてしまうストーリーです。
バーナムはいつも夢を見ている。それが冒頭のミリオンドリームズという歌にも表れていると思います。そのバーナムにみんな夢を見せられる。LALALANDのスタッフが作っている作品なのですが、夢を見ていたという前作のキャッチコピーが、今作にも使えるような作品です。そして今作は完全なハッピーエンド。夢を見ていたの前作と、まさか同じような展開が待っているのかと思いきや、その夢に仲間達全員が救われていくのです。どこへ行ってもショーの主役はバーナムなのです。『グレイテストショーマン』その言葉があまりにもしっくりとくる主人公をぜひ観てほしいです。人生に痛みを感じたことのある人達にぜひ観てほしい作品です。

DARK SOULS / ダークソウル
10

ps4タイトルダークソウル!

ドラゴンズドグマをやって面白かったので、似たようなゲームを探していたらこのゲームを知りました
難しいという評判とドラゴンズドグマよりだいぶ前に出ているということで、あまり期待はしていなかったのですが、はまりまくってプレイ時間が200時間を越えてしまいました。
最初は評判どおり難しくて何度も何度も死にまくりました。
でも、ちょっと強い敵は一度倒してしまえば出てこなくなるし、ショートカットも一度開通させてしまえば無くならないし、オンラインで助けてもらえるのでアクションが苦手な自分でもなんとか時間をかかったけど進められました
120時間くらいかけて1週目をクリアしましたが、1週目のキャラのステータスが気に入らなかったので最初からやり直したら、前回かなり苦労したところもなんなくクリアできたりと自分自身のレベルもあがったのかなと嬉しくなりました。それでもかなり死にますけどw
このゲームで感動したのは、どうしても勝てない敵がいたときオンラインで召喚して助けてもらったときですね。その時限りなのでどこの誰かもわからないのですが、感謝しまくりです。このゲームを挫けずにいられたのも、今度は自分が召喚されてお手伝いしたいってのがありました。
発売されてかなり経ってるので自分に助けられるような人はいないのかもしれませんが…。
いきなり侵入されて殺されるときもありますが、それはそれでいい緊張感かなと思います
久しぶりに熱中出来るゲームが見つかって嬉しい限りです。