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tetsutaのレビュー・評価・感想

四月は君の嘘 / 君嘘 / Your Lie in April
9

感動の音楽と切ない恋物語が織り成す傑作

「四月は君の嘘」は、心を揺さぶる音楽と切ない恋愛物語を軸にした感動的な映画です。物語は、ピアノの神童である有馬公生と、自由奔放なヴァイオリニスト宮園かをりの出会いから始まります。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合います。

公生は、かつて「ヒューマンメトロノーム」と称されるほどの正確無比な演奏で注目を集めていました。でも、母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなり、音楽の世界から遠ざかってしまいます。一方で、かをりは独自のスタイルで音楽を奏でるヴァイオリニストで、公生のモノトーンだった世界に色をもたらします。

公生とかをりは、音楽を通じて深い絆を築いていきます。かをりの個性的な演奏は公生に大きな影響を与え、彼の世界を再び音楽で満たしていくことになります。公生の周りには、椿や渡亮太といった幼なじみの存在もあり、彼らとの関係性や成長も丁寧に描かれています。

劇中で演奏されるクラシック音楽の数々は、物語の感動を一層深めます。美しくも悲しいメロディは、公生とかをりの恋物語を象徴的に彩り、視聴者に深い感銘を与えます。また、彼らの恋愛だけでなく、友情や家族との関係、自己実現への道のりも描かれており、多くの人々の心を捉えて離しません。

「四月は君の嘘」は、音楽というテーマを通じて、人生の美しさと複雑さを描き出した作品です。その切ない物語と美しい音楽は、多くの人たちの心に深い印象を与え、感動を呼び起こします。音楽と愛、そして人生の価値について考えさせられるこの作品を、ぜひ体験してください。

悪役のご令息のどうにかしたい日常
8

かわいい主人公にニコニコ!

「悪役令嬢の話は数多くあるけれど、悪役令息の話は少ないのでは?」と思い読んでみたらとても面白かったです。
まずは絵がかわいくて、主人公の幼児感や兄たちの少年、青年感も素敵です。
使用人たちは主人公が大好きで、優しく見守っている雰囲気も素敵ですよ。

6歳の時に前世を思い出した公爵家の3男であるフラン。
転生したのが昔やったRPGゲームの中で、自分が将来勇者にボコボコにされる3兄弟最弱の末っ子と気づきます。
そんな未来を回避するために、いい子になろうと行動するお話です。
フランの行動、考えがとにかくかわいらしく、見ていてとてもほっこりとします。
「前世知識があるけど体が6歳だから、考え方も引きづられてるのかな?」と思うような幼い行動があり、そこがフランの魅力ですね。
兄弟だけでなく父、使用人、町の子供も魅了するような素直で明るい行動は、読んでいて楽しくさせてくれますよ。
さらにフランには魔力を黒いモヤとして可視化できる能力があることが発覚し、まったりした物語が大きく動きます。
妖精を救ったり、皇子たちや国の危機を救ったりと、たくさんの活躍の機会があります。
気分が落ち込んだときには、かわいいフランの魅力に自然とニコニコできるこちらの本がおすすめですよ!

これがワシらのプロ野球
8

「これがワシらのプロ野球」という野球漫画を読んで

双葉文庫から出ている、いしいひさいちさんの、「これがワシらのプロ野球」という漫画を読みました。いしいひさいちさんは、1951年、岡山県玉野市で生まれています。関西大学在学中より、アルバイト情報誌で漫画の連載を始めています。いしいひさいちさんは、他にも、「がんばれ!!タブチくん!!」等の人気作品があります。4コマ漫画の中には、当時ヤクルトの広澤克実選手が新人王をとった際の漫画や、巨人の開幕投手予想で、江川卓投手の名前が挙がる等、当時の野球ファンの心理を知ることができます。それ以外にも、阪神の死のロードの漫画が載っているのもわかります。死のロードを、7勝7敗で乗り切った、当時の阪神の吉田義男監督の来季の続投がどうなるのかファンが注目している漫画が載っています。それ以外にも、野球が雨で中断し、解説者と、野球ファンが雨が止むのをまっているシーンがあります。
WBCは注目です。お客さんも大勢スタンドに足を運んでいるとは思いますが、より多くの人がスタジアムに足を運んだほうが良いと思います。懐かしの名選手の名前が頻繁に登場して楽しい漫画です。当時の野球界の状況がわかるので、野球ファンにはお勧めの漫画といえます。