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tenkoのレビュー・評価・感想

出かけ親
7

ちょっとした出かけでも

吉田戦車さんが、子どもと妻をおいて、出かけたときのこと、その時のお土産なんかのことを描くエッセイ漫画です。吉田さんの妻伊東理佐さんも娘さんについての漫画を描いていて、こちらは父目線からの子どもについてがわかったり、ちょっとした散歩の様子なんかがわかってとてもほっこりできる漫画です。吉田さんは食べること、読むことも好きで、食べ物は甘いものとかじゃなく、結構おかずだったりするのですが、そんなものをお土産にもらっても妻、子は喜ばないんじゃないかななんて思いながら読んでいます。でも、結構喜ばれていて、そうか、お土産って甘いものってのは私の固定観念だったと思いました。
また、のり弁をよく外出先で食されていて、俺はのり弁が好きだと、のり弁考察なんかもしてます。のり弁といえば、チェーンお弁当屋さんのものしか知らなかったのですが、結構いろんなのがあっておもしろいです。旅もののエッセイって好きでよく読みますが、別に大きな旅をしなくても、ちょっとした散歩でも面白いものだなとこの作品を読んで感じました。吉田戦車さんと伊東理佐さん夫婦もいい感じの夫婦でとても好きです。1話完結だし、1話も短いのでちょっとしたときの読み物として最適です。

マイノリティ・リポート
8

非人道的だった。

殺人の予告ができるなんて、確かにすごく良い社会のような気がします。でも捕まる側からしたら酷い話ですよね。そんな世界になったら怖いです。
あの予言者たちもそんなことをずっとさせられるなんて、そんなの人権問題なんじゃないのか、仕事の休みとかあるのかなどと序盤からいろいろ気になってしまいました。
そして、予防局にいて、システムの見学に来た人に、いやいや大丈夫ですよ的なことを言っていたトムの名が殺人者として挙げられてしまうなんて、なんとも皮肉だなと思いました。この役人か何かの役をコリンファレルがしているのですが、このコリンが劇的に素敵です。マイ・ナンバーワン・コリンといっても過言ではありません。
そこからの展開もいろいろあって、マイノリティ・リポートという題名から、察しはつくけど、それでも思ってたんと違う展開があり、面白かったです。
やはり、スピルバーグはSFがすごく好きだし造形が深くのでしょうね。とても良くできていたと思います。
殺人が完璧に予防できたらそれは素晴らしいけど、やはり無理がある話でしたね。予言ができるからといって、働かされてる人も気の毒です。
こんな未来、来ないとは思いますが、あながち来ないとも言えないところが怖いなあと思いました。

BEASTARS / ビースターズ
10

久々のヒット、男女問わずおすすめ

動物の世界で繰り広げられる肉食動物、草食動物の確執や、学校を舞台にした青春、様々な要素が取り入れられている作品です。
主人公であるレゴシは大型肉食目であり、強い力を持っていますがそれを良しとせず、草食動物に憧れすら抱いています。
肉食、草食の共学に通っているレゴシが、ある時校内で兎族の女生徒ハルに恋をしてしまう、そんなところから物語が始まっていきます。
何がいいって主人公の性格が可愛いんです。高校生なのに擦れてなくて、ちょっと世間知らずで、でも達観してる部分もあって。
特に草食動物への対応は彼のフェチもあるのかもしれませんが、かなり紳士でとってもかっこいいです。
そんな恋愛軸とは別に、校内で草食動物が肉食動物に食い殺されてしまう事件も冒頭で起きます。
最新刊ではすでに犯人が捕まっていますが、誰が犯人なのか全く見当がつかず、ミステリー的な要素も私がハマった要因の一つです。
レゴシは演劇部に所属しているのですが、部長であるアカシカのルイとレゴシの関係にも目が離せません。
ルイは肉食動物には力で絶対に敵わない自分に凄いコンプレックスを持っていて、肉食獣としての力を隠そうとするレゴシの態度が最初から気に障って仕方ないんです。
レゴシが退学してからは学外に舞台が移るので、これからの展開に大注目です。

あつまれ どうぶつの森 / あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス / あつ森 / Animal Crossing: New Horizons / Animal Crossing: New Horizons - Happy Home Paradise
10

今までのやりたかった!が踏襲

任天堂の看板ゲームの一つともいえるどうぶつの森新作。
ゲームキューブで発売されてから、どんどん進化を続けていましたが、今までの「これができたらな…」をほとんど叶えてくれる大幅パワーアップを果たしていました。
一番大きいのは地形を大きく変えられることでしょうか。自分の好きなように丘を作ったり、川を流したり…住民の家やその他施設、橋などのオブジェクトを好きな位置に移設できることも。3DSで出来なかった細かいカスタマイズが可能になったことで、かなりアレンジが効くようになりました。
そして家具のリメイクも大幅にパワーアップ。自分で材料を集めて制作し、カラーや柄も前作よりさらに自由にカスタマイズできるようになっていました。充実した壁掛け家具の種類も部屋のレイアウトをより楽しませてくれます。
個人的に嬉しいのは洋服のデティールが凝っていたところでしょうか。それぞれの服の形に合わせたモデルが作りこまれていて、被り物や靴、バックなども充実し幅広いおしゃれが楽しめます。
フレンドは最大8人呼ぶことが可能になりました。それとは別に、1台で最大4人まで同時に島生活を楽しめるようになったのも親子や兄弟には嬉しいアップデートでしょう。
これまでのどうぶつの森のようにゆったり遊べるのはもちろん、さらに細かい島づくりが可能になったのは、より多くのユーザーに喜ばれ、お勧めできるゲームとなったといえます。

ドラゴン桜 / ドラゴン桜2
8

受験漫画の王道。受験生はこれを読め!

2018年話題をさらった「ドラゴン堀江」の原点!元祖東大合格請負漫画をご存知ですか?倒産の危機に陥った底辺校を超進学校に…!?龍山高校に債務処理で呼ばれた桜木はこの学校の再建として「5年後の東大合格100人」を掲げる。突然の提案にとまどう教職員たち。しかし桜木はそんな彼らを横目に自ら特進クラスを設置。また受験に強い個性的な講師陣を次々と招いて落ちこぼれ2人に「東大理科Ⅰ類合格のための策」を伝授する。それまで特に人生の目標を持たずに生きていた水野と矢島は戸惑いながらも勉強にのめりこんでいく。果たしてこの2人の合否はいかに…?!
受験生におすすめされる漫画としてよくあげられる漫画であり、この漫画を読めば勉強のやる気が上がること間違いなし!また受験ノウハウだけでなく、教育論や心構え、著名人たちの手記など様々な見どころが盛沢山であり、受験生だけでなく大学生や子育て中のお母さん、社会人にもおすすめできる。目標がなくなってしまった落ちこぼれ2人がたった1年間目標があるだけでどれだけ変わったかを見るだけで自然とこちらも勇気づけられていろいろなことに挑戦したくなる漫画だ。ドラマ化もされた超話題作一度読んでみてほしい。

BioShock / バイオショック
7

バイオショックは独特な世界観が楽しみたい人にオススメ

PS4でプレイしたバイオショックの感想です。このタイトルのジャンルはFPSということで主観目線で楽しむゲームです。
このゲームの一番の特徴が独特の世界観であるということ。
主人公は飛行機事故に遭遇してしまい、遭難した先にあった水中都市に迷い込みます。
そこには朽ちた建物や、いたるところに散乱してる瓦礫や物の数々が広がっていてとても不気味な雰囲気が漂っています。
この独特の世界観が、プレイしていて恐怖心を誘っていて「先に進むのが怖い」と感じさせる作りとなっています。
とはいえ、ホラーゲームと言われればそこまで怖いゲームではないものの、ゲーム内に現れる”ビッグダディ”と呼ばれるロボットが突然目の前に現れたときには、身構えてしまうほど。
従来のゲームであればボスという位置づけにある存在の、このビッグダディと呼ばれるロボットは、倒すのも逃げるのも遊んでいるユーザーが自由に選べるというのも斬新なシステムでした。
当然倒すには武器や回復アイテムを使用することになるので、アイテム管理をしながら「今倒すべきか」「武器や資源を集める為に引き返す」といった行動を考えながらゲーム内を散策するのは楽しく感じました。
もちろん倒すとゲーム内を優位にするアイテムがでるというシステムも、ゲームを面白くしてくれる要素のひとつでした。