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takotowani1192

takotowani1192のレビュー・評価・感想

CLANNAD / クラナド
10

感動しかないアニメ

はっきり言って長くて飽きるところがあると思ったが、それを吹っ飛ばすほどの面白さがあるアニメだった。登場するキャラクターは誰もが魅力的で、各キャラクターのシナリオも大変見ごたえがあった。作中で「伊吹風子」というキャラクターが登場するのだが、かわいいの権化としか言い表せれないような見た目や立ち振る舞いをしている。すこし抜けているところがあるが、その芯にはとても家族、主に姉を思う気持ちが強く、この伊吹風子のシナリオではかなり泣かされた。
そんな泣かされるばかりのシナリオだけがすべてじゃない。日常パートでは、不良学生である主人公岡崎智也の内面や、ギャグパートなんかも多い。CLANNADで生まれた例の名言を耳にしたことがある人は多いはず。
そういった日常と各キャラクターとのギャップの差やキャラクター自身の性格等で感情移入させ、後からしっかり落としていくという「泣きゲーあるある展開(原作)には引っかからないぞ」と思いながらも、しっかり泣かさらてしまうほど魅力が詰まっていた。
ほかにもたくさんのヒロインの話や、CLANNADの続編にあたる『CLANNAD〜AFTER STORY〜』は、さらに泣かされるものになってる。なんならすべてはこのための布石にすぎないので、しっかり見よう。

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
9

温かな優しさに包まれる

何で彼らはこんなにも、誰かのためを思えるんだろうというくらい、主人公の透を中心に登場人物達の優しさについて考えさせられる作品です。
出てくるキャラクター達はみんなそれぞれに苦しさや葛藤を抱えています。
その中でも透が居候することになる草摩家の人々は、普通ではありえない呪いとも呼べる体質を持っており、そのせいで彼らは周囲の人々から疎まれたり、存在すら否定されるほどの酷い言葉を浴びせられたりなど、辛い体験をしてきました。
けれどこの作品はそんな悲しい過去を背負った彼らが、透という存在を通して自己を見つめ、暗く重い呪いを負った自身をありのまま認めながら、それぞれが生きていく意味を模索して見つけ出していきます。
呪いという非日常なニュアンスが出てきますが、その呪いと向き合う過程に対しては特別な力が働く訳ではなく、ただ人と人との関わりによって暗闇だった道筋が明るく照らされていくのです。
その光を作るものはふとした思いやりだったり、勇気を出した行動だったりと、キャラクター達の優しさの積み重ねです。
その積み重ねがどれも心に温かさを運んでくれます。
作品に触れていくうちにその優しさの繋がりがこちらにも染み入ってくるようで、誰かを思う大切さを思い出させてくれる素敵な物語です。

愛がなんだ / Just Only Love
9

一生宝物にしたい映画

この映画を見終わった直後、立ち上がることができず涙が止まらなかった。主人公のテルコは、マモルに片思いしている。恋してからというもの仕事をクビになったり人間関係が崩れたり、振り回されっぱなしの毎日である。それでもテルコはマモルに尽くし幸せだという。一方マモルはテルコに興味は全くなく、愛もない。そんな恋辞めてしまえと思わず言いたくなる状況のオンパレード。しかし、絶対に理解しえないはずの主人公にいつの間にか共感し応援したくなっていた。片思いしている人にこそ見て欲しい映画である。最も印象的だったのは、最後のシーンである。恋が成就という形で報われなくとも、テルコは最後までマモルにとらわれている。それに気がついたとき、思わず胸がざわつくことだろう。また、この作品には様々な恋が描かれている。どれも切ない一方通行の恋で共感できるものばかりである。本当の「愛」とは何か。「愛」は正しいのか。深く考えさせられる作品である。呼吸を忘れてるほど、のめり込むことのできる作品である。ひとつひとつの描写が美しく、映像美として芸術的である。また、キャスト陣の演技力が高い。とにかくあらゆる要素で評価できる素晴らしい映画である。

Creepy Nuts / クリーピーナッツ
10

最高峰の二人組HIPHOPユニット「Creepy Nuts」

Creepy Nuts(クリーピーナッツ)はMCのR-指定とDJ松永の二人によるHIPHOPユニットである。

2013年から活動を始め、2014年にはロックの祭典「フジロック・フェスティバル」への出演。
2017年にはソニー・ミュージックエンタテイメントからメジャーデビューを果たした。

クオリティの高いHIPHOPで注目の二人組であるが、それぞれの経歴も注目してもらいたい。

MCのR-指定は日本最高峰のMCバトル大会「ULTIMATE MC BATTLE」の本選にて2012年から2014年まで3年連続GRAND CHAMPION(日本一のバトルMC)となる。そんな経歴を裏打ちするような文学的かつ刺激的なリリックは一聴の価値がある。

DJ松永はロンドンで開催された「DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2019」に日本代表としてバトル部門で優勝し世界一のDJとなる。緻密なDJテクニックで繰り出されるプレイとクールなトラックメイクは世界中を唸らせている。

そんな最高峰同士で結成されたHIPHOPユニットCreepy Nutsに触れるうえでまずおすすめしたいのは、デビュー後にリリースされたフルアルバム「クリープ・ショー」である。
ロックからエレクトロサウンドまで網羅し、いずれの楽曲もR-指定のリリックの妙を際立たせている。Creepy Nutsの魅力を凝縮したアルバムなのでこれを押さえておけば間違いないだろう。

他にもキャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」への楽曲提供や、「オールナイトニッポンZERO」のラジオパーソナリティとアーティスト活動に留まらず多岐に渡り活躍しているので、興味があればこちらもチェックしてみて欲しい。

日本中、世界中が認めた頂点のテクニックを体感しよう。