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sk0130のレビュー・評価・感想

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
9

記憶喪失の愛する者を全力で守り、本心の言葉を伝え続ける

コナンは、新一の声で蘭と電話していた時に電話ボックスの横を通った、少年探偵団が気になりました。コナンが声をかけると、少年探偵団は彼にクイズを出します。
少年探偵団が緑から赤に点滅している横断歩道を渡ろうとすると、男性に止められました。信号が緑に変わるのを待っていた少年探偵団に、コナンが「あの人の職業は何だ」とクイズを出しました。悩んだ末降参した少年探偵団に、コナンが刑事であることを教えました。
コナンたちが横断歩道を渡った直後、刑事が撃たれてしまいました。コナンは刑事に駆け寄りましたが、胸を押さえたまま亡くなりました。その後、次々と刑事が亡くなる連続事件が起こりました。

そんなときコナンたちは警察官の妹が主役のパーティーに呼ばれます。そこには多くの警察関係者がおり、事件の影響でピリピリしていました。
蘭はトイレで佐藤美和子刑事に会います。楽しく会話をしていたら停電になり、佐藤刑事が何者かに撃たれました。佐藤刑事が撃たれたショックで気を失い、記憶喪失になってしまった蘭の記憶を取り戻すため、コナンは事件の謎を解くことにしました。

記憶を失った蘭と、コナン(新一)の関係性が見所です。
記憶を失い、大切な家族や友人も全て忘れてしまった蘭の状態にコナンはショックを受け、犯人に狙われているとわかった蘭を命を懸けて守りました。
記憶を取り戻してもらうため、2人の思い出の地であるトロピカルランドで、コナン(新一)が蘭に本心を伝えるシーンが良いです。

普段コナンとして過ごしている新一が蘭のために苦しみ、悲しみながら、必死に事件を解く姿が何とも言えません。この映画は、蘭とコナン(新一)がお互いにどれだけ強く思っているのかがとてもよくわかる作品です。記憶がない真っ白な状態で、蘭がコナン(新一)の行動や言葉を受け止めるため、ストレートな愛の強さが見られます。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
10

絶対ハマる

転生の物語なので主人公が死に異世界に行くのがお決まりですが、スライムに転生というのが面白い発想です。
そもそもスライムというのは弱いモンスター認識なので、どう面白い内容になるのだろうと思い、見始めました。
転生してるので他のモンスターよりも知能があり、発想も豊かです。
主人公の性格設定もよく、スライムなのにどんどん強くなっていくのは見ていて楽しいです。
次はどんなスキルを手に入れ、どんな仲間を増やすのだろうと、最初の友がドラゴンというのもぶっ飛んでる設定ですね!
自分が住みやすい国を作るのに色々な障害を乗り越え人間とも共存していくのは、新しい発想のストーリーだと思います。
モンスターイコールバトルのイメージですが、町おこしや仲間と絡んでるシーンが見ていて楽しいと思いました。
魔王の存在や自分以外の転生者との出会いもあります。
見た目はスライムなのにとにかく強い。自分よりも位の高いモンスターも配下にしてしまう。
魔王も仲間にして、自分も魔王になってしまう。
主人公最強アニメですが、コメディ要素が多いので何シリーズ見ても飽きないと思います。
どんどん月のシリーズを出して欲しいと思っています。

エイリアン2 / Aliens
10

人間のスペースコロニーに派遣された主人公レプリーとその仲間たちとエイリアンの戦い

第1作目は貨物船ノストロモ号の乗組員とエイリアンとの戦いで恐怖映画の感が強かったが、この2作目はまさに戦争映画である。1作目では唯一の女性乗組員のヒロインだったリプリーも本編では成長を遂げ、エイリアンから生き残りの少女を守るさながら母親役の感がある。前回は1匹のエイリアンに乗組員がだんだんと襲われていく恐怖が描かれていたが、今回はこれでもかというくらいの数のエイリアンが登場する。迎え撃つはアメリカ軍の特殊部隊、酸を吐き人間に寄生するエイリアンにまたもや次々とやられてゆく。機関銃を持ったリプリーはまさに女性兵士だ。
ストーリーは単純なのだが飽きさせない展開で観客を最後まで引っ張ってゆく。様々なハイテク兵器も見どころである。宿主として生かされているコロニーの住民たちの体の中からエイリアンが突き破って出てくるシーンは本当に恐ろしい。ある面ターミネーターを見ているような感覚もあった。前作に続き、エイリアンを生きたまま地球に持ち込もうとする愚かな輩がいるために沢山の犠牲者が出る。化け物は兵器などにはならない。扱いを間違えて自らが滅ぶだけである。
やはり最後に人間の最強の敵を作り人間を滅ぼすのは人間自身であると痛感した。

イチケイのカラス
10

真実が見えるまで裁判をやめない裁判官の話

裁判に参加することは、皆さんの人生の中で何度あるでしょうか?
メディアを通して傍聴することはあっても、裁判に参加するという経験は、人生に1度あるかどうかという確率です。
そんな裁判を舞台にしたドラマが「イチケイのカラス」です。

主人公は竹野内豊さん演じる入間みちおで、刑事事件を担当する裁判官です。
入間は「この事件は、このくらいの求刑が妥当だろう」「検察が調べたことと異なることを言っているけど、後には引けない」など、こういった固定概念や自分の立場を守りたい気持ちに負けることなく”真実”を追求していきます。

そして、一番の見どころは裁判途中で入間が立ち上がり、「職権を使います!裁判所主導で捜査を行います」という入間タイムに入ることです。
「おー、今回もきたぞ!」とワクワク感が増す、毎回の大事なキーになる場面です。
検察などが調査したものをそのまま全て鵜呑みにするのではなく、自分の中に疑問が生じたらとことん納得するまで調べていきます。

第1話では、傷害事件の裏にある、被害者から被告人に対しての嘘を見抜き、傷害事件に至ってしまった経緯を明らかにしました。
続く第2話では、虐待容疑で逮捕された母親の「私はやっていない」という主張をただ1人入間だけが聞き入れ、再度捜査を行いました。
その結果、母親は無罪であることが証明され、母親は子供の元へ帰ることができました。

このように、世間の流れや、それぞれの主張や意見に屈することなく、”真実はなんなのか?”ということだけに着目して裁判を進めていき、真実を見つけて解決します。
もし、自分が裁判を受けることになったら、入間に裁判官になってほしいと、心から思えます。
人の気持ちに寄り添って、心と心で会話をしてくれる入間の姿は、見ている人の心をとてもあたたかい気持ちにしてくれます。

そんな入間が活躍する「イチケイのカラス」は、最近ストレスが溜まって、気持ちが疲れているなと感じる人にはとてもオススメな作品となっています。
心温まるだけではなく、毎回様々なところに物語の真実の伏線が隠されており、サスペンスやミステリー好きにもオススメできるドラマです。

是非一度視聴してみて下さい!
ここまで読んでいただきありがとうございました。

ウマ娘 プリティーダービー
9

競馬のイメージを変えられた。

『艦隊コレクション』や『刀剣乱舞』など、いわゆる何かをモチーフに擬人化させた作品はいくつかある。
見る前は、ただ架空の競走馬に美少女を掛け合わせた、いわゆる萌えアニメかと思っていた。だがそれとは違い、ウマ娘は実在する(した)競走馬をモチーフに擬人化させたアニメである。実在の競走馬の特徴や戦績などを基に、キャラクターの見た目や性格、物語のシナリオなどが作られている。
アニメとしての話の面白さと萌え要素(アイドル要素)を見事に組み合わせながら、忠実に歴代名馬の個性や事実をアニメに落とし込んでいる。製作側の競馬・競走馬に対する愛や敬意をとても強く感じた。競馬ファンであれば、納得の出来ではないだろうか。
もちろん競馬ファンでなくとも楽しめる。むしろ、このアニメをきっかけとして競馬に興味をもつ視聴者もいるのではないかと思う。実際、競馬に興味がない筆者もアニメに出てくるウマ娘(競走馬)の名前を検索して調べたりした。
競馬がテーマだけあって、レース中のシーンもダイナミックで迫力がある。クライマックスのレースは涙なしでは見られなかった。
ウマ娘は1期と2期で、それぞれスペシャルウィーク、トウカイテイオーという名馬を軸にして話が進んでいる。
主役級の歴代の名馬はまだまだ存在するため、何本でも物語をつくれるだろう。今後のウマ娘に期待したい。

地獄少女 / Hell Girl
4

実写、地獄少女

地獄少女は閻魔あいが主人公で、魅力的なキャラのはずなのにも関わらず実写版では出番が少ないです。

原作では、あいのお付きの骨女や一目連などのサブキャラが地獄に流されてしまう人の周りにいる描写が多いのですが、その描写が少なく、地獄に流される人がメインのような感じです。

オープニングから話はすぐ始まりますが、あの地獄流しの話から現代までの描写はなくてもよかったのではないかと思いました。
ですが、その母になった人の死に際の表情はあまりにも上手く怖さを倍増させるものだったので、女優さんがすごいです。

ここから少しネタバレになります。

魔鬼が最終的に流されますが、その前に遥という女性がいます。
エピソードの登場人物に高校生の女の子がいますが、その子がライブハウスで痴漢に遭うところを助けます。
遥は「魔鬼のライブを汚すな」と攻撃的です。
あのシーンはライブハウスが悪く見えてしまう気がして、ライブが好きな私にとっては少しショックなシーンでした。

子供には見せづらい薬の描写や少しセクシーなシーンもありますので、もしお子さまのいるご家庭は見る時間にお気をつけください。

地獄通信に繋がるときや地獄流しのエフェクトがキレイですごくかっこいいので、映像などに興味があるかたはすごく楽しみに見て良いと思います。

アナと雪の女王 / アナ雪 / Frozen
9

お年寄りから子供までみんなで楽しめる作品!

誰もが知っている超大ヒット映画です。
2014年に公開されたこの作品ですが、当時面白くて映画館に2回も見に行きました。
ありのままの自分で生きると言う作品全体を通したテーマは、誰の心にも響きやすく共感できるテーマだと思います。
主人公のアナとエルサの姉妹と一緒に、本当の自分を隠さずに生きる勇気を知って、成長できる作品だと思います。

劇中に流れる歌はどれも耳に残りやすく、子供でも一度聞けば口ずさめるほど楽しく心に残る歌になっています。

アナがエルサの戴冠式の日に出会ったハンス王子は、初めはアナの味方のふりをして近づきアレンデールの国を乗っ取ろうともくろみます。アナ同様見ている側はすっかりハンス王子にだまされて、味方だと思っていたらアナが真実の愛を求めてハンス王子にキスをねだる場面でハンス王子の態度が急変、ハンス王子はエルサの魔法で凍りつきそうになっているアナを冷たく突き放し部屋を出ていってしまいます。今までのディズニーのプリンセス映画ではあまり見られなかった展開ではないかと思い、個人的にはとても面白いと思いました。

よく考えられたストーリー展開に加え、出てくるキャラクターたちもとても魅力的です。我が家ではオラフが可愛らしく子供たちにも大人気です。

トランスフォーマー/ロストエイジ / Transformers: Age of Extinction
6

ファンは歓喜、一般は興ざめ

この映画は、「トランスフォーマー」シリーズの4作目にあたる作品です。
それまでの話や設定を知っているならともかく、何も知らない状態でこの映画を楽しむのは難しいでしょう。
ロストエイジを観るなら、まずは前3部作を観ることを強くおすすめします。

この映画シリーズの特徴は、ずばり「爆発」です。
色んな場所、物が爆発します。しかもシリーズを重ねる事に、その規模は大きくなっていきます。
というのも監督が爆発大好きな人で、やたら色々と爆破させることで有名な人なのです。
その監督は「マイケル・ベイ」という人なのですが、もはや爆発といえばマイケル・ベイ監督、という認識が生まれるほどです。
車もビルも道も砂漠も爆発させます。つまり、やたら爆発する激しいアクションシーンが苦手な人にはおすすめできません。

この映画に落ち着いているシーンはあまりありません。戦って状況を説明して、戦って爆発して戦って爆発する。そしてやる事をやり終えて事件が収束すると簡単にまとめてエンドロールへ。
兵器や爆発、かっこいい機械生命体同士の戦闘やスポーツカーの走行シーン、大きな機体の修理シーンが好きな人にはおすすめできますが、愛だの恋だの人間同士のドラマを求めているなら、別の映画を観てください。
この映画に、情緒やドラマを求めてはいけません。
頭からっぽの状態で、爆発を楽しみましょう。