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sho0506

sho0506のレビュー・評価・感想

キノの旅 / Kino's Journey
10

キノの旅は、全作面白いですが個人的には旧作がおすすめです。

キノの旅というのは、旅人のキノとモトラド(バイクみたいな乗り物)のエルメスの旅のアニメです。もともとはライトノベルの作品となっております。私が見たのはアニメでしたが、この作品は全部で四作品あります。
古い順から、「キノの旅-the Beautiful World-」、「キノの旅 何かをするために -Life goes on-/キノの旅 塔の国 -Free Lance-」、「キノの旅 病気の国 -For You-」、「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」となっております。
主人公であるキノは、いろんな国を見て回るのですがどのような国にも滞在期間は三日間と決めています。その国というのが、人を殺してもいい国や、技術が発展していて人間が働かなくてもいい国、人の心が読める国など様々な変わった国がたくさん出てきます。そのような国をたくさん旅する、少しおとぎ話にも似た話となっています。
個人的な感想では、一番古い「キノの旅-the Beautiful World-」が一番面白く感じました。最新のものも絵がきれいでとても面白いのですが、旧作では国のルールを何もおかしいと感じずに育った人たちが当たり前のように残酷なことをしている感じがとてもよく出ていて面白かったです。

ギャラクシー・クエスト / Galaxy Quest
8

不朽の名作SF映画『スタートレック』へのオマージュでありパロディでもある『ギャラクシークエスト』

『ギャラクシークエスト』は1999年に公開された米国のSFコメディ映画で、監督はディーン・パリゾット、脚本はデヴィッド・ホワードとロバート・ゴードンです。本作はSF映画『スタートレック』とそのファン層に対するパロディとオマージュで、出演者はティム・アレン、シガニィ・ウィーバー、アラン・リックマン、トニー・シャルーブ、サム・ロックウェル、ダリル・ミッチェルです。この映画は、架空のカルト的な人気のテレビシリーズ『ギャラクシークエスト』のキャストを描いており、そのキャストらは地球を訪れた異星人によってテレビシリーズが実際のドキュメンタリーであると誤解されて、現実の星間戦争に巻き込まれることになります。
本作は中程度のヒット作となって、批評家たちには好意的に受け止められました。ヒューゴ賞やネビュラ賞(最優秀脚本賞)を獲得し、最優秀SF賞、最優秀監督賞(パリゾット)、最優秀女優賞(ウィーバー)、最優秀助演賞(リックマン)、最優秀男優賞(アレン)で10部門のサターン賞を獲得しています。
『ギャラクシークエスト』はカルト的な地位を獲得し、特に『スタートレック』のファンは好意的にこのパロディ作品を受け止めました。

セザンヌと過ごした時間
7

画家セザンヌと小説家ゾラの友情とその破綻を描いた佳作『セザンヌと過ごした時間』

『セザンヌと過ごした時間』は2016年に公開されたフランスの伝記劇映画で、19世紀の小説家エミール・ゾラと画家ポール・セザンヌの間の友情を描き出した作品です。本作に脚本と監督はダニエル・トンプソンが務めました。出演はギュローム・カネ、アリス・ポル、デボラ・フランソワ、サビーヌ・アゼマ。本作はアカデミー賞最優秀外国語賞のづランス出品作となっています。
映画では、セザンヌとゾラが、10代前半から長年にわたる友情を育みながらも、40代後半で絶縁に至るまでの経緯と「その後」が描かれています。 2人が絶縁したのは、ゾラがセザンヌをモデルに執筆したとされる小説『制作』を1886年に発表したことが原因とされていますが、脚本を執筆したダニエル・トンプソン監督は2人がその後も密かに会っていたとする仮説を立て、1888年にゾラの別荘をセザンヌが訪れて再会するシーンから映画は始まります。なお、1887年にセザンヌが「君に会いに行くつもりだ」と書いたゾラ宛の書簡が近年に発見されたことで、絶縁したとされる1886年以降も2人が会っていた可能性が出てきましたが、その時点でトンプソン監督は脚本を既に書き上げていたのです。
この作品は脚色要素が濃厚ですが、19世紀後半という時代の雰囲気をとてもよく描き示しているように思えます。印象派の画家たち、タンギー爺さん、サロン、等々、当時の新興画壇の必須物がこれでもかと登場します。ストーリーの展開はやや暗いものがありますが、不思議ともう一度観てみたくなる作品です。

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー
7

SFロボット(ギャグ?)アニメ感想

カナダで製作されたCGアニメーションで、日本では1997年10月から翌年3月にかけて放送された「トランスフォーマー」シリーズの1作で、従来は乗り物に変形していたトランスフォーマー達がタイトル通り動物や恐竜などに変形するのが特徴で(変形の際は従来はトランスフォームという掛け声が本作では変身!と少し仮面ライダーみたいなノリになっています)、不時着した惑星エネルゴアを舞台に正義と悪のトランスフォーマー、サイバトロンとデストロンの戦いが繰り広げられるあらすじです。
本作は元々海外中心に展開していたため、日本版では吹替に関して大幅なアレンジ(?)が加えられ、今回の1期めではまだ抑え目ながらも声優さんのアドリブ大会的な吹替が散りばめられ、いずれも子安武人氏、高木渉氏、山口勝平氏など有名声優達が参加している事もありかなりギャグタッチなアドリブがさく裂する結果になっています(笑)(特にメガトロン役千葉繁氏の演技はここでも強烈な個性を発揮しています)。
本家海外では流石に賛否両論ありましたが当時の子供(私もです笑)達には大うけし玩具売り上げも好調だったのが伺えます。
また、本作は続編「メタルス」を含めて完結しますが、当時はメタルスはまだ海外放送中のためOAできず間に和製作品のビーストウォーズ「Ⅱ」と「ネオ」を挟む充電期間が入る形となりましたが、本作だけで見たら最終回で主人公のコンボイが爆死する結末になるためかなり後味が悪く、その間が長すぎたのは否めませんでした。
また、本作が実写映画の新作に加わるような話もあり、改めて再注目してみるのいいかもしれません。