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shimakottanのレビュー・評価・感想

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

続編の連載を期待しています!

わたし自身もバスケットボールをプレイしていたので、他のバスケットボールを題材としたマンガは読んでいましたが、『SLAM DUNK』がやはり一押しです。

マンガの主人公は完璧や最強のようになってしまいがちです。当然、当マンガでも主人公に強みを持ち合わせていますが、ほかにも弱みをもっており、コンプレックスを感じています。
やはり人間なので弱い部分があるからこそ、共感することによって今後の展開がどのようになるか楽しみになります。

また、スポーツといえども競争なので、勝ち負けの結果は必ずあります。その必死さや辛い場面なども共感します。辛いときを乗り越えた先には勝っても負けても自分に得るものがあるのも描写として表現されています。
また得意分野も伸ばしながらも必死さを感じ、読者側にも共感を得ていると思います。

ただ、この作品に不満があるといえば「もっと続きがみたい」ことです。最強のチームとの戦いに勝利しましたが、以後の試合は敗退しました。
だらだら作品を続けずに、きっぱりと連載が終了させたような感じがしますが、まだ続きが書けるだろうと思っています。連載が終了してますが、今後の展開がマンガとして書かれるのであれば是非読みたい気持ちでいっぱいです。
全巻持っていますが新作も購入します。

SERVAMP / サーヴァンプ
10

SERVAMPという世界について

『SERVAMP』は月刊コミックジーンにて連載中の作品である。コミックジーンの創立当初からの長寿連載だ。
この作品のキーワードは、「吸血鬼」「契約」「主人」である。
主人公の城田真昼はある日黒猫を拾う。その黒猫は「吸血鬼」だった。普通の高校生であったはずの城田真昼は、黒猫のクロとの契約により、「吸血鬼」たちの騒動に巻き込まれていく。
『SERVAMP』は主に主人公サイドと、ヴィランサイド、中立をうたうサイドの3つの勢力でいさかいが起こる。主人公はヴィランサイドの中心である椿という「吸血鬼」を止めようとしているのだが、中立サイドは主人公とは異なる方法で止めようとする。
作中では「吸血鬼」の心象も描かれているのだが、その描き方やページの表裏でコマの枠が一致している箇所など、作者の細かな演出は数知れず、読み返すたびに新たな気づきがある。
「吸血鬼」は死んだ直後の人間に自身の血を与えることで配下として従えることができる。「吸血鬼」は8人登場するのだが、全員が配下を従えいるわけではない。また、従えるに至った経緯が描かれている者もおり、その過去は壮絶である。
「吸血鬼」は七つの大罪に当てはめられており、その肩書きのような過去を背負っていたり、そのような思考を持っていたりする。いずれも発する言葉一つ一つに重みがあり、主人公だけではなく読者の心にも鋭く届く。
設定こそ「吸血鬼」「七つの大罪」とありふれたものではあるが、描かれる世界感と言葉は『SERVAMP』でしか味わえないものだろう。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
8

4コマで読みやすい、笑ってキュンとする新感覚少女(?)漫画!

月刊少女野崎くんはアニメ化もしていたため、知っている人も多いかもしれない。少し説明すると、少女漫画をかく主人公の野崎梅太郎が同じ高校の佐倉千代をはじめ、友人たちと漫画を描いていく青春ラブコメのような作品だ。
読み始めは少女漫画を読む感覚で入るのだが、次第に「あれ、これギャグ漫画か?」となるだろう。しかも本の前で爆笑してしまうほどの面白さのクオリティで、何回も読み直してしまう。
さらに、読み進めるにつれてもちろんキャラクターが増えてくるわけなのだが、このキャラクター達がまたおもしろい。嫌なキャラクターが一人もおらず、推しをみつけるのに大変苦労する。定期的に投票のようなものが本誌で行われているようで、推しカップリングであったり、名前を付けてほしいキャラクター投票等、投票内容もユニークで面白い。特に推しカップリングについては、全カップリングが基本的に邪魔者が入らないので、読んでいるとさっさとくっつけという思いと、いやまだこの状態を見ていたいという思いが毎回錯綜する。
ただ一つ言わせていただくと、1年に1巻がでる調子なので、次巻を待っている時間がとても長く感じる…。
ここまで書いた通り、とてもおすすめできる漫画だが、ラブコメはな…であったり、バトルが好きという方にはあまり向かないかもしれない。
しかし、是非一度読んでみてほしい。

5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~ / Mein Blind Date mit dem Leben
10

自分を見直す映画

私は、この映画を見て自分自身を見つめ直すきっかけになりました。これまでは私自身が夢を追いかけるために仕事を辞めたにもかかわらず中途半端な状況であり、定まらない日々をただ淡々と過ごしていました。そんな時この“5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~”という映画をたまたま観ました。この映画は日々の生活を送るだけでも困難な障害を持った主人公の話であり、実話を元にしたものです。そして、その障害とは重度の視覚障害であり、視覚障害を持つ主人公が周りの人を巻き込みながら、また、もがきながらも夢を追い続ける物語です。決して、すべての人に共感できる話ではないかもしてません。しかし、私はこの映画を見て、希望を捨てないこと、仲間と協力すること、努力を継続することの重要性を改めて感じられました。いま、ここに自分が生きているというのも、自分の力だけではなく誰かの支えがあること、夢を諦めない限り進むことができるということを胸に刻まれる作品でした。私自身も前に進まなければと励まされました。特に辛い時やうまくいかない時に見ていただけたら元気が出る映画になっていると思います。最初から最後まで飽きる要素がありません。ぜひ多くの人に見てもらいたい作品のひとつです。