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saikaのレビュー・評価・感想

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 / Indiana Jones and the Temple of Doom
7

アドベンチャー洋画感想

1984年に公開された、冒険アクション映画シリーズ「インディー・ジョーンズ」シリーズの第2作目。
ギャングとの取引のトラブルで逃亡したインディ達は、たどり着いた村が邪教集団によって、秘石と子供達を奪われている事を知り、邪教集団との闘いに巻き込まれていくストーリーとなっています。
大ヒットしたインディーシリーズの続編という事もあり、制作にはかなり力を入れ、前作以上にアクションシーン満載となった娯楽作として仕上がっています。特に本作で、有名なトロッコの追跡シーンは、インディーシリーズをジェットコースタームービーとしての印象を確定させた、といっても過言ではないと思われます。さすがにCGがなかった時代だけに、トロッコのシーンはミニチュアやモーションアニメを駆使して、今となってはアナログ特撮の良さが感じられる出来となっています。

アクションシーン以外にも、インディー達の掛け合いの陽気さも、本作の娯楽性の高さを掻き立てるのに一役買っていて、個人的にはヒロインウィリーの危機に陥る度に、凄まじい悲鳴を上げるシーンが印象深かったですね(笑)。
一方で、本作最大の敵モラ・ラムが相手の心臓を抉り出すなど、邪教ものという事もあり残酷なシーンも多く、本作がアメリカにおけるPG-13のきっかけを作ったことにおいても大きな分岐点といえる作品だったといえ、また、虫嫌いの方は視聴に注意が必要といえますね(苦笑)。

I am Sam / アイ・アム・サム
10

ほっこりするけど切ない...

この作品は、ひとりの女の子とそのお父さんの物語です。
どんどんたくさんのものを吸収し頭がよくなっていく女の子。一方で、お父さんだけど障がいが原因で、娘に知能を追い越されていく父親。
まわりのサポートがあったり、仲の良い友人のささえがあるものの、現実は厳しい。普段生活しているだけでは忘れてしまう、身の回りで起きているかもしれない話。

この作品を通して、今までの言動を見直すきっかけになるかもしれません。ジャンルとしてはドラマです。
素直に、素敵な言葉で周りを幸せな気分にしてくれる父親Samは、こちら視聴者までもをほっこりさせてくれるでしょう。
すくすくと、ちょっぴり周りの目を気にしながら、それでいてとてもやさしいお父さんを見守っているような娘がとてもかわいらしく描かれています。

ドラマで感動するシーンや切なくなるシーン、はたまたつい笑顔になるシーンもたくさんあるので、気負いすることなく楽しく見れる作品となっております。時代関係なく私生活でもかかわっていく可能性が大いにあるこのお話。
作品としてだけではなく、一回自分の生活と照らし合わしてみてもらうとより理解を深めながら観れる、とても素敵な作品です。

海底47m / 47 Meters Down
7

恐怖!サメ映画!のはずだったが....

「海底47m」は、2017年にイギリスで製作された映画である。
単刀直入にどんな映画かというと、サメの恐ろしさを描いた映画だ。
サメと聞くと多くの人は恐怖の感情を抱くに違いない。サメが人を襲う映画や、実際にサメに襲われるニュースなどの影響によるところが大きいだろう。実際に。人を食らうサメがいることも事実だ。
この映画では、休暇でメキシコを訪れたケイトとリサという2人の女性がケージ・ダイビングに挑戦するのだが、トラブルが発生し、海底でサメの恐怖と闘っていく姿が描かれており、純粋にサメの恐怖が伝わってくる内容となっている。
しかし、それだけにとどまらなかったのがこの映画に高評価を与えたい理由の一つでもある。ネタバレになるのだが、「夢オチ」のような展開がこの映画にはあったのである。つまり、サメから救われたと思ったはずが、実はそれはその人の幻覚だったという展開だ。
詳しく説明しよう。ケージ・ダイビングのケーブルが切れて海底で身動きのできなくなったリサとケイト。解決を図ろうとしているところで海上の船より予備の酸素タンクが投入される。しかし、酸素タンクを追加使用するのは「窒素酔い」の危険を伴う行為であり、あまりおすすめできない方法だったのだ。窒素酔いになると幻覚や幻聴の症状が現れるという。追加の酸素タンクを使用し、窒素酔いを起こしたリサが、自身が海底から救われる幻覚を見ていたという展開が終盤に訪れ、一視聴者としては面白さの極みだったわけである。
ストレートにサメの恐怖を描きつつも変化球で「幻覚」という要素も盛り込んでいる映画で、新鮮な面白さがあった。

UVERworld / ウーバーワールド / SOUND極ROAD
9

男が惚れるロックバンド

テレビなどにあまり露出することがなく、そのライブ観客動員数とは裏腹に知名度が高くないかもしれないUVERworld。
彼らの曲は激しいthe ロックという曲から、女性に人気のラブソングなど曲のバラエティは非常に多く、そのためさまざまな人に好かれやすいロックバンドであると言えるだろう。彼らの活動期間は20年にも及び、積み上げてきた曲を聞き比べていくとデビュー当時から現在に向かっての彼らの進化を感じることができ、またその思想の変遷を感じることができるであろう。代表曲として、「君の好きな歌」、「the over」、「クオリア」、「SHAMROCK」などがあり、有名な曲であれば聞いたことのある人も大勢いるのではないだろうか。
しかし、曲もさることながら彼らの真価が発揮されるのはライブパフォーマンスである。彼らは男祭り、女祭りなどと行った独自のスタイルでのライブも行なっている。ライブの中で、観客と一体となって曲を歌うその姿は、UVERworldと彼らのファン全てが揃ってUVERworldとも呼ぶべき姿に見えることだろう。ライブの最後には観客が隣の人と肩を組みあいラストソングを歌うという他のロックバンドではあまり見られないような姿も見られるところもこのバンドの特色だ。