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rinpのレビュー・評価・感想

ウマ娘 プリティーダービー
9

男性向け萌えアニメと決めつけないほうがいい。

1期はスペシャルウィークやサイレンススズカ、ゴールドシップ、メジロマックイーン、ウオッカ、ダイワスカーレット、トウカイテイオーなど時代を超えた名馬たちの名前をもった女の子たちが所属しているチーム〈スピカ〉の中でも主にスペシャルウィーク含む98世代がメイン。2期はトウカイテイオーに焦点を当てて物語は進んでいきます。1期2期両シーズンを通していえることは細かいところまでこだわって作成されているところです。例えば1期主人公スペシャルウィークの枠番から距離まですべて史実と一緒だったり、レースの実況も実際に実況されたセリフだったりする。史実で故障した馬はちゃんと怪我をするなど綺麗な部分だけではない細かいところまでこだわっている。さらに細かいところを言えば鼻血を出したことのある馬はアニメでも鼻血を出したり、気性の荒い馬をやんちゃな馬としてうまくアニメの正確に落とし込んだりとレースの部分以外にも史実馬の性格やエピソードなども盛りだくさんで競馬を全く知らない人からマニアックな部分まで知っている方すべてにそれぞれが満足できる楽しみ方が用意されているアニメだと思います。老若男女、競馬の細かい知識の有無を問わずに楽しめる作品だと思います。

メン・イン・ブラック3 / Men in Black III / MIB3
6

今度はタイムトラベル

人気シリーズの第三弾で、過去にいって、若い頃のKと協力して敵を追うという話。出てくる敵は怖いです。最初に脱獄する様子など、これぞ悪党という感じでいいじゃんと思いました。ただ、過去にいってという話なので、トミーリージョーンズの出番が少なくて悲しいです。でも、若いKも、今のKと性格がおなじで、ああ、彼だなと思えますし、Jは相変わらずふざけてて、でも真剣でかっこいいです。話も結構上手くまとまっていて、わかりやすいし、見やすい話だなと思いました。また、Jの過去もちょっと明らかになって、オールドファンにもうれしい話でした。また、今回は偶然をあやつる宇宙人が出てきて、その人がいい味を出しています。はっきりいって、何をいってるかわかりませんが、???となっているJはかわいいし、その人の見た目もかわいいです。また、新キャラとしてエマ・トンプソンが出ていて、わたしは彼女が好きなのでうれしいです。役柄はKと昔いい感じだった女エージェントで新しいボス役です。Kとのウィットにとんだ会話も素敵だし、立ち振る舞いもきりっとしていてボスっぽいです。とても、面白いのですが、やはりトミーリージョーンズ不足なので、第一弾よりはちよっと低いかなと思いました。

ミュージアム
9

惹き込まれる

映画館で1人で観ました。
仕事終わりで疲れていたのですが、ストーリーが進むにつれ、疲れが吹っ飛び、惹きこまれました。
自分が映画館にいることを忘れてしまいました。
もともと残酷なストーリーが好きで、グロテスクな描写には耐性があったのですが、こちらは早く終わってくれ!と思うほどのものでした。
後半はずっとドキドキしながら観ました。
小栗旬の緊迫した演技が、観ていて演技であることを忘れ、人は極限状態になるとこうなるのか、と思いました。
この映画がきっかけで、その後も仕事終わりに映画に行くようになりました。
日常を忘れさせてくれました。
休みの少ない会社に勤務していたのですが、ミュージアムを観た日はまるで休日だったかのような錯覚がありました。
この感覚が忘れられず、同じように仕事終わりに映画を観るのですが、これほど惹きこまれるものにはまだ出会えていません。
この映画を観る前には、ハンバーガーは食べない方が良いと思います。
自分はハンバーガーでなくても気分が悪くなってしまいました(笑)。
映画鑑賞後は食欲が落ちてしまったので、観る前に食事をとっておいて良かったです。
ネガティブに聞こえるかもしれませんが、これほど胸くそ悪くなる映画は自分的に大歓迎です。

中島卓偉 / TAKUI
9

ハロプロへの楽曲提供多数の中島卓偉さんのレビュー

モーニング娘やアンジュルム、つばきファクトリーなど、多くのアイドルグループが所属しているアップフロントワークス所属アーティストの中島卓偉さんの紹介です。

卓偉さんは、ロックアーティストとしての活動歴が長く、セルフプロデュースを行うほどの実力の持ち主。
歌唱力には定評があり、実に心に響く歌声を放ちます。
歌詞には独特な世界観があり、少し切なくダークな部分も持ち、勇気を与え、背中を押す多数の楽曲を発表しています。

実力とは裏腹に、世間での認知度が低いのが不思議でしかたありません。

「GIRLS LOOK AHEAD」というアルバムは、アイドルグループへ楽曲提供したものをセルフカバーしたものです。

アンジュルムの「大器晩成」、つばきファクトリー「就活センセーション(※日本レコード大賞最優秀新人賞受賞)」などが、中島卓偉さんの提供曲です。

その他にも多くの楽曲を提供しています。
その実力は、つんく♂さんが一目置くほど。確かに、Britishロックを根底にした楽曲をアイドルが歌うなんて面白いですよね?

中島卓偉さんの一番の魅力は「ライブパフォーマンス」です。
激しくステージ上を駆け回り、踊り、煽り。
ライブへ来たオーディエンスを楽しませるということを本当に徹底しています。

実際にライブを経験しなければ、卓偉さんの良さすべてを感じることは出来ません。

音源以上の音楽を届けてくれる。楽しませてくれる。勇気をくれる。

そんなアーティスト、中島卓偉さんの紹介でした。

かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜
8

宇宙船とぶつかって、身体は女の子・心は男の子

本作品はまず設定にびっくりします。失恋を癒すために山に登ったら男の子が宇宙船とぶつかって、身体が女の子になるというところからストーリーが進んでいきます。女の子になった身体は男性が大好きなボンキュッボンで、容姿もめちゃくちゃ可愛いという状態です。もともと中性的な性格でもあった為、周りからも人気、男友達からも性的な目で見られます。そんな主人公「はずむ」の幼馴染でずっと恋心をいだいていた「とまり」は、急に女の子になった「はずむ」に戸惑い、悩みます。そんな思春期の心の葛藤がたまりません。また、男性が無機質に見えてしまうという「やす菜」は逆に身体は女の子、心は男の子の「はずむ」に積極的にアプローチしていきます。ですが、その「やす菜」は身体が男の子だった時代に「はずむ」をフった人物だったのです。更に宇宙船に乗っていた宇宙人も出てきて、コメディ色が強いながらも思春期の葛藤を強く描いている作品となっています。女の子の姿を存分に楽しむ「はずむ」、また女の子が欲しかった両親も「はずむ」にいろいろなコスプレをさせて楽しみます。アニメ、漫画どちらも絵がとても可愛く引き込まれる作品です。そして私の一番のおすすめキャラは彼氏居ない歴生まれてこのかた35年、教職に全てを捧げる「月並子先生」です。先生の破天荒な行動っぷりを是非とも堪能して頂きたいです。

マイ・インターン / The Intern
9

心温まる映画

アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロ共演の洋画です。ファッション通販会社の会社に、シニアインターンで勤める事になった70代の老人ベン。ファッション通販会社の社長は女社長ジュールズ。仕事にプライベートに忙しい日々を送っています。年配ということもあり、初めは仕事や環境に慣れないベンでしたが、温厚な性格や人当たりの良さから徐々に馴染み、若い同僚からも頼られる存在になります。誰もができるわけではない、謙虚さや人のことを考えてくれるベンのような人は職場に大切な人であると感じました。
ジュールズは若く、女社長ということもあり仕事面で苦労することも多々あります。勝気な性格で弱みを見せないジュールズに、人生の先輩でもあるベンが歩み寄り話を聞く姿、徐々に心を開くジュールズの関係は心温まります。
立場が上になると弱みを見せられず、一人で抱え込むこともあると思います。そんなときにベンのような人がいるだけで、どれだけ救われるでしょう。仕事ができない人は使えないという風潮がある中で、苦手なことにも果敢に取り組み成長する姿、自分も大変であるはずなのに人に手を差し伸べる心優しいベンの姿に、私もベンのような人になりたいという気持ちと、ベンのような人がいる職場で働けたらどんなに幸せだろうかと感じました。

クリープハイプ / CreepHyp
9

唯一無二の声

はじめ聞いたときに、顔をしかめる。そんなバンドが他にあるだろうか?

クリープハイプをご存知だろうか。
甲高い声、性的で暗い歌詞。メンバーはもうおじさんだ。それなのに、若い女性の心を掴んで離さない。
一番の特徴は、ボーカル尾崎世界観のその声にある。一度聞いてみてほしいのだが、一瞬で覚えられるだろう。どんな男性ボーカルよりも甲高く、耳に刺さり、気持ちが悪い。
だが、これは強烈にハマる人には、突き刺さる。パクチーみたいなものだ。ぜひ食わず嫌いをせずに、食べてみてほしい。
彼はYouTubeでこう言っていた。
「嫌われてください。嫌われるから、好きになってくれる人もいる。」
その言葉をまさに体現した声、生き方、バンドである。癖があるからこそ、嫌われもするが、反対側にも突き抜ける。好きな人はとことんハマることになるだろう。
だが、そんな彼らにも、終わりはやってくる。高音歌手の宿命としての、声が出づらくなってきている。彼らをみていると、諸行無常という言葉が脳裏に浮かぶ。時代の最先端を走っていた彼らもまた、時代の過去へと消えていく。太古から言われていたことわざは真理を表し、また未来のバンドが現れるのだろう。