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post285289のレビュー・評価・感想 (2/2)

BRADIO
10

最高にFUNKEY!ちょっぴり懐かしさもある名曲揃い!

BRADIOの良さはまず、楽曲のメロディー!

よくYouTubeには「EARTH,WIND&FIRE」を思い出した!と書かれています。
EARTH,WIND&FIREはR&Bの世界を開拓したと言われている1970年代から1980年代にかけて大活躍したアーティストです。
最近だとアニメ「ポプテピピック」内でパロディに使われていた「Let's Groove」(アニメ内では"Let's pop together"とパロディされてました)を歌っている方々です。

話がそれてしまいましたが、そんな1970~1980年代の音楽を席巻したEARTH,WIND&FIREを思い出すと言われたBRADIOの歌う楽曲は古っぽいんじゃないかと思う方がいるかもしれません。

しかし、聞いてみると全然古さなんてなく、むしろ新しさを感じる楽曲ばかりなんです!
うまく過去のR&Bやジャズなどの音楽を取り入れた現代の曲になっています。
その曲の要所要所に見られる昔の音楽の要素がEARTH,WIND&FIREなどを想起させるのでしょう。

彼らの曲の中でも特に人気が高い、LIVEの定番曲となっている「Flyers」は2015年に発売されたもので、アニメ「デス・パレード」のオープニングソングに起用されています。

最近だと「新ミナミの帝王」の主題歌や「第68回さっぽろ雪まつり」のテーマソングなども歌っていて、ノリに乗っています。

親子で楽しめるアーティストさんなのでぜひ家族での車移動などの時にかけてみてください。
一瞬で車の中に、存在しないはずのミラーボールが現れます(笑)
踊り出したくなっちゃうようなFUNKEYな楽曲の数々をぜひ、一度聞いてみてください!

Arctic Monkeys / アークティック・モンキーズ / アクモン
10

しなやかに美しくおぼれろ!『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』

いったい何なんだ!これは…。完全に今の音楽シーンから浮いている。いや、乖離していると言った方が正しいかもしれない。
だけど他にはないしなやかさとその奥に隠された鋼のような美しさを、聴くもの全てに感じさせてしまうこの圧倒的な説得力は何だ!
それがアークティック・モンキーズの4年半振りのニューアルバムである『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』である。

前作では70年代ハードロックと最新型UKラップ、ソフトなファンクを融合しハイブリッドな作品を生み出す事に成功した彼等であったが今回はその真逆を行っている。
確かにラップ調の展開やリリックは今までどうり健在だが、その反面ピアノに導かれるメロディあくまで優しく美しく、肌触りはとことんメロウでしなやかである。
だが、その根底に潜む鋼のような自我がそのサウンドとは対照的にギラギラと静かな炎の如く見え隠れする。

これはフロントマンであるアレックス・ターナーの今の音楽シーンへの反骨心なのか、はたまた挑戦なのかはリスナーそれぞれの意志に任されるのだが、
一つだけ確実にいいきれるのは…アレックス・ターナーは本当に歌が大好きなんだ!音楽を愛しているんだという事実がひしひしと伝わってくるいう事である。
その結果、微笑みと安心と優しさを届けてくれる素晴らしアルバムになり得たのである。

大傑作である。みなさんもメロウな優しさにどっぷりと浸かってみてはいかがだろうか?

めぞん一刻 / Maison Ikkoku
10

日本を代表する恋愛アニメの決定版

とある古いアパートに住んでいる浪人生の五代裕作と、そのアパートの管理人として引っ越してきた美人未亡人の音無響子の、心の移り変わりと恋愛模様、さらにはアパートに住む様々な住人と、それを取り巻く人たちが織りなす面白おかしい日常を描いた、日本を代表するラブコメディーアニメです。高橋留美子作の『めぞん一刻』からアニメ化されました。
とある古いアパート名は「一刻館」。ここには歴史があり、そしてそれを愛するユーモアあふれる様々な人が住んでいます。そこに引っ越しをしてきた、美人未亡人の音無 響子さん。彼女には、次の恋愛へ進めない過去を秘めています。
アパートに住んでいた、浪人生である五代 裕作は、美人で可愛い音無 響子さんに一目惚れです。ただし五代くんは、優柔不断な性格もあり、さらには五代くんをからかい楽しんでいるアパートの住人の妨害もあり、なかなか響子さんにうまくアプローチをする事ができません。さらに、イケメンテニスコーチの三鷹 瞬も現れ、その三鷹さんも美人な響子さんに一目惚れしてしまいます。この三角関係の中、だれが響子さんの過去を受け止め、恋仲になるのか。
五代くんの成長を季節と共に、一緒に見てゆくことができます。
一度見れば、ほっこり暖かく・時には笑いながら進んでいくストーリーに釘付け間違いなしです。

BIGBANG / ビッグバン
9

K-POPという枠では収まらないグループ。

日本でK-POPのグループが人気になっていますが、その中でもBIGBANGは絶対にお勧めしたいグループです。あまり曲は聴いた事がないけど、名前は聞いた事があるという方もいるかもしれません。是非1度でも良いので彼らの曲を聴いてみてほしいです。

日本の歌手のグループで、BIGBANGのように、歌が上手くて、ラップからダンスまで全てのメンバーでこなしてしまうというグループは中々いないと思います。歌声にも1人1人個性があって魅力的です。
一見すると派手な衣装や、奇抜な髪型をしているのでファンタスティックベイビーのようなダンスミュージック等しか歌わないようにも思われがちですが、BIGBANGの歌うバラードには曲と歌詞にとても感動させられます。
私だけでなくBIGBANGの曲を聴いているファンの方達が良く言っているのが、彼らの歌う日本語の曲がとても気持ちがこもっていて感動させられるのです。日本人が日本語で歌っている時よりも何故か韓国人である彼等の気持ちのこもった歌声にとても魅力を感じてしまいます。
BIGBANGのメンバー5人ともとても才能豊かで魅力的ですが、中でもリーダーのG-DRAGONは曲も自分で作れるし、歌もラップもダンスも上手くて、ファッションセンスもあり世界的に見ても素晴らしいアーティストだと思います。

ザアザア
10

ボーカルの声が唯一無二

2014年結成のヴィジュアル系バンドのザアザア。メンバーは、ボーカルの一葵(かずき)、ギターの春(はる)、ベースの零夜(れいや)、ドラムの亞ん(あん)の四人のバンドだ。
去年にドラムのロ弐(ろじ)が脱退し、その後すぐに亞んが加入して、活動を休止することなく続けてきた。
亞んが加入してから、ライブの移動中に高速道路で事故を起こし、亞んが圧迫骨折をする重傷を負ったもののリハビリをして復活。その後も活動を続け、2018年2月28日にシングル「赤色」を発売。最近のバンドでは珍しい、ジャムセッションで作り上げた作品は、他のバンドとは違った雰囲気があり、曲の世界に引き込む力がある。
特にボーカルの一葵の存在が大きいと私は考える。彼の持つ声は独特で、聴くものを魅了する不思議な力がある。俗に言う低音ボイスというものだが、変わった声をしておりザアザアが作り出す世界観にマッチしている。また、曲ごとに全く色の違う声色で歌い上げる表現力も素晴らしい。
曲自体は、重く暗い印象を受けるものが多いが、マルとバツに収録されている透明人間という楽曲では、その曲名の通り普段のザアザアのサウンドからは想像できないような透明感を感じることができる。
そんな両端を持ち合わせた彼らが5月23日に全国公開する、「のろいうた」。Youtubeにはスポットが公開されており、前作とは打って変わってホラーテイストな雰囲気だ。ザアザアの世界は見るものを飽きさせることなく、変化し続けている。そんな彼らが新しく作り上げた「のろいうた」。公開は少し先だが、期待よりはるかに上をいく作品なことに間違いはないだろう。これからも、独特な世界観を作り出す彼らの音楽に期待したい。

善悪の屑
7

論理感とのたたかい。

犯罪被害者からの依頼を受けて加害者に復讐を行う「復讐屋」の話。
「もうウンコできないねえ」という台詞が恐らくネット上で有名だろうが、本編中のその台詞のシーンに出くわしたとき、笑うどころか私は言葉が出なかった。
ネットのバナー広告等でだいぶ有名になったし、何処かで有害図書に指定されるのも頷ける程の残虐シーンばかりだが、これを私は何故だか「堪えるしかない」という現実との戦いにも見えてしまう。悔しいものは悔しいのである。
例えば被害者がそれを望んでいるか~みたいな理屈はただの綺麗ごとだし、目の前で近しい人間を殺されたりした人にこうしたモラルや論理の話をする方がむしろおかしいのではないだろうかとも、この漫画を読むと思わされてしまうのである。
まともな人がまともじゃない奴にやられてしまう世知辛い世の中なのである。
今の世の中ではいくら泣き叫ぼうとも誰にもその声は届かずただ「堪える」しかないことばかり。
凄惨な加害者への拷問シーンを見ても心が痛んだり考えたりしないのは、私の人格が破たんしているとかではなく
「堪えるしかない」社会への反発のような理由が存在するのではないかとも考えてしまった。
この漫画は「どうにも出来ないこと」の向こう側を見せてくれている気がする。
危険思想なのかもしれないと思いつつ今文章を書いているが、是非読んだうえで自分なりの「正気」を再考するとよいかもしれない。

ときめきメモリアル Girl's Side
10

オススメの乙女ゲーム、ときめきメモリアル~Girl's Side~

2000年よりコナミ(現コナミデジタルエンタテイメント)より発売された「ときめきメモリアル~Girl's Side~」。それまでのときめきメモリアルは男子高校生が主人公で、同じ学校の女子生徒を攻略するという恋愛シュミレーションゲームでしたが、これは満を持して女の子向けのゲームとして発売されました。
ゲームの内容は、私立はばたき学園高校に入学した主人公が3年間勉強や部活に励み、男子生徒とデートなどを重ね、男子から卒業式の日に告白されることを目指す、というものです。
ほとんどは平日コマンドで学力や運動などのパラメーターを上げ、休日はデートや洋服の買い物、たまに女の子の友達から遊びに誘われたりもします。男子生徒を攻略することに限らず、主人公の育成要素もあって楽しいです。
容姿端麗で成績もいい王子様ポジションの葉月珪、やや控えめな性格で園芸をこよなく愛する守村桜弥、流行に敏感で大人っぽい姫条まどか、熱血バスケ部員の鈴鹿和馬、人懐っこい下級生の日比谷渉。更にはクールな数学教師・氷室先生などの魅力的なキャラクターがいっぱいいます。ハマると一度クリアしただけでは飽き足らす、何周もプレイしてしまうでしょう。
同級生の女の子も、成績優秀な有沢志穂、フランス帰りの須藤瑞希、女子バスケ部のマネージャー紺野珠美、明るくて元気な藤井奈津美、と4者4様ですが仲良くなると2パターンある友情エンディングが待っています。
休日のデートの際の洋服を選んだりと、女性ユーザーには夢の詰まった恋愛シュミレーションゲーム、ぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

Fate/Zero / フェイト ゼロ
8

タイトルなし

Fate stay nightの続きで物語的にはstay night以前の話になるのですが、とても面白かったです。何でも望みが叶うという聖杯を巡って7騎のサーヴァントとマスターが争うという内容なのですが、サーヴァントは英霊で過去に偉業を成し遂げた者が召喚されます。オリジナルなので伝記とは全然違うのですが、そこがまた良いです。召喚された時、真名を明かさずクラスで呼ぶのですが、真名が分かった時にまさかこの人だったとは!という驚きがあります。メインの女性英霊がアーサー王だった時はとても驚きました。英霊にしてもマスターにしてもそれぞれキャラのストーリーが中々深く闇があるのも良いです。一筋縄ではいかないお互いの思惑が交錯して、過去の闇を抱えながらそれでも自分の望みを叶えるために突き進んでいく。人間的な部分が描かれているので、平和なアニメが好きな方には向かないかもしれないです。
ハッピーエンドにならないところも私的には好きです。ドロドロとした大人の事情がある中にも若い学生が色んな葛藤を乗り越えながらサーヴァントと絆を培っていき、ひとまわりもふたまわりも成長していくところは少しほっとするところでもあります。全員が敵のはずなのに共闘したり、杯を交わしたり、その後すぐに剣を交わしたり、王という器は凡人では計り知れないんだろうなと感じました。結構入り込んでしまい、短期間で一気見してしまいました。

時をかける少女(アニメ映画) / 時かけ(アニメ映画) / The Girl Who Leapt Through Time (2006 film)
9

感動作!大人こそ見てほしい!メッセージ性の強い映画です!

時間を巻き戻せたらなあ、誰しもが一度は思ったことがあるはずです。そんな憧れの能力を手に入れてしまった少女の真琴。高校生らしい能力の使い道に、甘酸っぱい青春を思い出して、何故かそわそわしてしまいます。しかし、その使い道故に招いてしまった悲劇。自分のせいで親友の千昭が未来に帰られなくなってしまいます。ああ自分も10代の頃は後先も考えずに突っ走って、後から後悔することばかりだったなあと大人の皆さんは感じるはず。そう、この映画は時間をテーマにした現実離れしたストーリーではなく、誰もが経験した10代の恋愛、失敗をテーマにした映画なのです。そのため、一見ティーンズ向けのアニメ映画かと思いきや、実際のターゲットは我々大人なのかもしれません。
前述の通り、この映画をみると後先考えず行動していた若かりし頃を思い出すのですが、これは大人になった我々に「たまには後先考えずに突っ走ってみようよ!」と伝えているような気がします。気付けば慎重になった、失敗をしなくなった、そんな大人が成長できるでしょうか?成長しないでしょう。真琴は失敗を通して大きく成長したはずです。我々大人もたまには後先考えずに行動してみませんか?まずは騙されたと思って、この映画を見てみてください。後先考えずに。

フィリップ、きみを愛してる!
7

ここまで感情移入できると思わなかった!

この映画は、主人公のジム・キャリー演じるスティーヴン・ラッセルとユアン・マクレガー演じるフィリップ・モリスの愛の物語??!!!なのです。
なんと主人公はゲイなのに妻子もいる。私は、なんの前情報も得ずに見たので思っていた内容と違い、いい意味で裏切られました。
まず、二人がいつもの見慣れている、ジム・キャリーとユアンとは気づかないくらい雰囲気が違います。特にジムは痩せていていつもと違う。顔なんか、シワシワで渋い雰囲気で驚きました。いつものコメディの感じとは違います。ワイルドなユアンマクレガーもいません。

今まで、幾度と同棲愛を題材にした作品は、見てきましたが、あまり感情輸入できたことがありませんでした。ラブストーリーは苦手な私なのに、どんどんスティーブンを応援している自分がいます。
この主人公が、ギフデットなのですが、いろいろなトリックを仕掛けていき展開がリズミカルで飽きる事がありません。特にエイズにかかるフリをするシーンでは、本当にかかったのかと思うほど。激やせに挑んだジムにも役者魂!を感じました。頭がいいのに愛すべきバカがここにいます。
人をこれだけ愛せるでしょうか?ジムとユアンのファンはもちろん、今までに無いリズミカルな映画で、楽しいのでぜひ見ていただきたい映画です。

あひるの空 / Ahiru no Sora
9

特に学生にオススメ

お試しでも良いので、まず1巻だけでも読んでみて下さい。
高校バスケを舞台にしたマンガで、主人公の車谷 空(くるまたに そら)は九頭龍(くずりゅう)高校に入学します。ところがこの九頭龍高校、とんでもないヤンキー高校で喧嘩等のトラブルは日常茶飯事。特にバスケ部は問題児の集まりで、そんな中で部活をすることは絶望的な状況。
主人公の両親は二人とも元バスケットボールプレイヤーで、幼少の時から特に母親からバスケを教わっていました。そんな中、母親が病気の為にバスケが出来なくなり、主人公の元から遠く離れて入院生活を送ることになります。そこで母親と交わした約束が「高校バスケで全国優勝した時は会いに行く」というもの。そんな純粋な想いを胸にバスケをしようとするが、それを良く思わないヤンキーの先輩方。最初は嫌がらせ等で邪魔ばかりしてきますが、主人公のひたむきな姿勢に感化されて共に部活をする仲間になっていきます。
その仲間は当然として、周りのライバル達や顧問などのキャラも一人一人が濃く、味のある人物で感情移入する場面が多々あります。また、心に刺さる言葉も多く、現役のバスケ部は共感出来ること間違いなし。
バスケのルールも所々で説明があるので、バスケ未経験でも話はわかると思います。舞台が高校なので、そこに近しい年代の方には是非とも読んでみて欲しいです。

GUNSLINGER GIRL
9

社会派傑作漫画

少し古い作品ですがこのGUNSLINGER GIRLという漫画を他の人におすすめしています。
事故により死の淵を彷徨う少女達が、人工筋肉移植などの外科処置を施されテロリストと戦って行くストーリー。まだ成人になっていない少女達の当たり前の感情と、戦場に身を置いている感情との葛藤が繊細に描かれていてます。
薬で身体能力を劇的に上昇させている故に寿命も短く、徐々に記憶も薄れていく恐怖と何故人を殺してまで生かされているのかという悲しい背景設定などは人を選ぶかもしれません。ですが、社会体制や差別、思想といった事まで細かく描写されているので、この作品を読んだ後に残る余韻は他の作品では味わえない物となっています。
ハッピーエンドで終わる作品では無いので人を選ぶ部分もありますが、それを補うほどストーリーがすばらしいです。少々哲学的な部分もあるので読むのが難しいと思うかと思いますがぜひとも一度手に取って読んで欲しい作品であります。

セブン・イヤーズ・イン・チベット / Seven Years in Tibet
9

西洋化が進む現代日本、ここらでちょっと一休み

「Seven years in Tibet」という名の通り、主人公であるハインリヒ・ハラーがチベットで7年間を過ごすお話です。なんとも捻りの無いタイトルですがなめてかからないでください。私はこの映画、今の時代だからこそ皆に観て欲しいと思いました。
ハインリヒは実在した登山家です。つまり、この実話が元となって作られています。ハインリヒの他にも、ダライ・ラマという実在する人物が重要人物として登場します。ダライ・ラマの名前は皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
このハインリヒという男、腹の立つ男なんですよ。物語のなかほどまでずっと嫌なやつ。傲慢でまさに俺様キャラ。登山家ですからチームで山に登るのがお仕事ですが、全然、協調性がない。チーム全体の危機でも「俺が一番能力が高いんだから俺の意見に従ってればいいんだ!」というような状態。確かに一人の登山家として見れば、恐れ知らずで何やらメダルも獲得しているらしく有能な人物なんですけどね。皆さんの職場にもいませんか、こういう人。確かに優秀なんだけどなんかムカツク性格の奴。常に上から目線で、自分の失敗は認めようとしない。ハインリヒも物語の中盤まではまさにそういうタイプです。

ハインリヒは(これまた自分勝手な理由で)チームを組んでヒマラヤ登頂に挑戦するんですが、時代の波に飲み込まれ断念せざるを得なくなります。ハインリヒと、こいつめんどくさいなぁと思いながらも行動を共にしていたピーターは、チベットの聖地に辿り着きます。そこでハインリヒの傲慢な性格を矯正してしまう少年、ダライ・ラマと出会う訳です。

チベット仏教のお坊さんたちが着ている朱色と、からし色の服の鮮やかさが、チベットの厳しく乾燥した風景によく映えます。外国人を恐れながらも、フレキシブルな考え方でハインリヒたちを受け入れてくれる人々は、穏やかで人に対する敬意に満ちているんです。なんだか日本人みたいって思いませんか?謙虚なチベット人たちと7年間一緒に暮らすことで、ハインリヒはヒマラヤ登頂に挑戦すると決めたときに犯した間違いに気が付くんです。

最近の日本人は西洋化が進んできている気がします。それも良いんですけどね、個人の意見を尊重することも大事ですから。でも、未来の日本が傲慢な国になるのは嫌ですから、ここらでひとつ、Seven years in Tibetでも観て、一休みするのもいいかなぁと思います。チベットを通して日本の良さまで再確認できる、素晴らしい映画です。
ちなみにハインリヒ役はブラット・ピットが演じています。お供のピーターはデヴィット・シューリス、ハリポタのルーピン先生役でご存知の方も多いのでは。二人の友情が育っていく様子も必見です。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

何度でも楽しめる作品です

古くからの友人に勧められて、アニメを1期から2期まで全部視聴しました。すでに漫画で読んだことがあったのですが、ずいぶん熱く「絶対にアニメのほうがおもしろい」というもので、再度一から見直しました。
これがまた友人の言った通りでして、非常に面白かった、というのが率直な感想です。
まず、作画がよかったです。漫画では把握しきれていなかった部分もわかりやすく描かれていて、とても見やすく仕上がっていました。また、のどかな状況であったり、凄惨な状況だったりと現状の雰囲気がとても分かりやすく表現されています。

内容についてですが、伏線が非常に多く張られており、漫画で一度見て、物語の先を知っていましたが、ストーリーを知っていても、二回目はまた違った視点から楽しむことができます。
この部分の言い回しにはこういう意味があったのかとか、この時のこの人にはこんな感情が隠されていたのか、という新しい発見が次々と出てきます。友人は「最初に漫画で見てしまって後悔している」と言っていましたが、何回見ても楽しめる作品に仕上がっていると感じました。これからアニメの3期が始まるとのことなので、見逃すことなく、作品を楽しみたいと思っております。

ファイナルファンタジーXIV / FINAL FANTASY XIV / FFXIV / FF14
8

知らない人と一緒に素敵な冒険!

ファイナルファンタジーXIVはPC・PS4等でプレイすることのできるMMORPGゲームです。
年齢・性別・住んでいるところ等関係なく、色々なプレイヤーさんとダンジョンに行って戦ったり、お話したり、友だちになったりと、楽しく遊べます。
主軸のストーリーもあり、一人でももちろん楽しめる、ファンタジーな作品のゲームです。
自分のキャラクターを種族(普通の人から、猫耳のついた種族、小人、大きい体格の種族など)や性別や髪型、身長なども選んで作成することができます。
簡単なダンジョンから、高難易度のエンドコンテンツなどもあり、ゲームを真剣に遊びたい人から、軽く遊んでみたいと思う人もそれぞれ楽しめる仕様です。
ゲームの内容は、迫力のあるバトルコンテンツもありますが、その他にも家をつくったり、料理や洋服を作ったり、釣りをしたりなど、いろいろな遊びができます。
季節ごとに限定イベント等も開催されており、みんなでワイワイお祭りのようにとても楽しいです。
限定イベントではその期間限定のおしゃれ装備や、プレイヤーキャラクターの後をついてくるかわいいマスコットなどを、無料で手に入れることができます。
一部有料コンテンツもありますが、月額内でも十分楽しく遊べます。
色々な方と友だちになってみたいと思っている方にとてもオススメします!
ゲームを始めたばかりの初心者さんを支援する仕組み等もありますので、気になる方はぜひ、トライアル(無料)からでも始めてみてほしいです!

鬼龍院翔
10

鬼龍院翔の音楽について

「女々しくて」で有名なゴールデンボンバーのボーカル鬼龍院翔さんの音楽について紹介します。
鬼龍院翔さんはゴールデンボンバーの全楽曲の作詞作曲を手掛けています。女々しくて以外の曲はよく知らない、あまり聞いたことがないという方も多いと思いますが、いいちこのCMで坂本冬美さんがカバーしている「片想いでいい」などの染みるバラード系の曲から、ごてごての激しいヴィジュアル系の曲や、疾走感のあるロック調の曲、バブル時代を彷彿とさせるユーロビート調の曲など幅広い楽曲があり、アルバムを聴いているとテーマパークに行ったような気分になります。使われている楽器もエアーバンドと打ち込みという特性を活かし、普通のバンドでは表現できないような音が溢れ、聞いていて楽しい気持ちになります。ギター、ベース、ドラムに留まらずバイオリンやトランペット、サックス、ピアノなど曲によってさまざまな楽器が入っていて次はどんな曲が来るのかというわくわく感を味わえます。
また90年代J-POPを愛してやまない彼の作る曲は、ところどころに懐かしさが散りばめられています。そしてAメロからBメロにかけて徐々に盛り上がっていき、サビでガツンとくるという90年代J-POPの熱さが金爆の曲からは感じられます。サビは印象的なものばかりで耳に残ります。幅広い年代の方々に聞いてみてほしいです。

封神演義 / Hoshin Engi / Soul Hunter
3

期待外れでした

原作はかなり前に週刊少年ジャンプで連載されていたマンガ『封神演義』で、以前にTVアニメ化されたことがあるので本作は2度目のアニメ化。
出てくる人物は主人公の太公望やお供の四不象、太公望の上司にあたる元始天尊などで「中華ファンタジー」的なお話です。
マンガ自体の人気は高いため、今作アニメの期待値も高かった視聴者は多かったはずですが…
原作ファンである私個人の率直な感想としては、失敗作だと感じました。原作のダイジェスト版のような印象。展開が急ぎすぎていて、せっかくの良作が台無しです。重要人物や物語として外せないシーンのカットが目立ちます。飛躍が多すぎて原作を読んでいる視聴者は味気無さ、原作を知らない視聴者からすると分からない部分が多そう…
人気作品ですし、もっと丁寧な作りこみをしていただきたかったです。脚本家を変えてもう一度アニメ放映して欲しいくらいです。