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posfzo00のレビュー・評価・感想

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー
10

音楽にもバンドにも濃密なストーリーがある

1988年に結成し、1992年に‘Romantist Taste`でメジャー・デビューしたロックバンド。
メンバーは吉井和哉(LOVIN、ヴォーカル、ギター)、菊地英昭(EMMA、ギター)、廣瀬洋一(HEESAY、ベース)、菊地英二(ANNEY、ドラム)の4人。
音源の総売り上げ枚数は累計1000万枚を超える。
その魅力は、文学的でどこか捻りがありながら、ポピュラリティを併せ持つ歌詞、重厚な低音部と疾走感あるギターリフ、キャッチーなメロディが挙げられ、
デビューから長い年月を経てなおギラギラした引力を放ち続けるヴィジュアルも合わせ、ファンを引き付けている。
デビューからブレイク、走り続けたリリースとツアー、活動休止・解散を経て再集結へ至るバンドの歩んできたストーリーやメンバー同士の固い絆に魅せられるファンも少なくない。
初めて聴く方にはやはりベストアルバムから入って、気に入った曲が含まれるアルバムへ広げていくのがよいだろう。
あるいは最新作で彼らの現在地を確かめるのもお勧め。
ヴィジュアルが気になる方にはライブDVDが鳥肌を立たせてくれるだろう。
吉井の書く歌詞を味わいたいなら歌詞集も出版されている。
現在活躍している若手ミュージシャンに与えた影響も大きく、ファンを公言しているミュージシャンも多いそんな「イエモン」の世界をぜひ体感してみてほしい。

ZEEBRA
9

ラッパーZEEBRAについて

お茶の間まで浸透しているラップシーン、その先駆者として有名なのがZEEBRAというラッパーです。
95年にキングギドラというグループを結成し活動しており(現在は活動停止中)、97年には初のソロアルバムを発売しました。
the rhyme animal というタイトルのアルバムはラップを聴かない人でもZEEBRAというラッパーがいるという認識を広め、ラップに必要な要素の「韻を踏む」という行為が一般の方にも多く知れ渡りました。
日本語ではラップなんて出来ないと言われ続けてきましたが、ZEEBRAはその不可能を可能にするほど人々を魅了するラッパーの一人です。
まず、ラップと聞くと韻を踏むだけでダジャレっぽく聞こえてしまいカッコ良くないと思われる方が大多数いると思います。その理由がフローと呼ばれるリズムが無い為、聴いていてダジャレっぽく聞こえてしまうというのが日本とアメリカのラッパーの違いと言われています。
ZEEBRAはそのフローとライム(韻を踏むこと)を徹底的に意識し、誰に聴かせてもダサく聞こえないラップを作品にしています。ただ、リズムに乗せて韻を踏むだけではなくリリック(歌詞)も物語のように起承転結があり、聴いている人を楽しませるので魅力的です。