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poko36のレビュー・評価・感想

アルマゲドン / Armageddon
9

個性的な面々。

宇宙飛行士じゃない人が宇宙に行くってのが新しいなと思いました。宇宙飛行士になるのってすごい難しいし、性格とかもあるから無理でしょと思いますが、素人の宇宙訓練はおもしろかったです。また、地球救いチームは結構な人数がいるのに、それぞれの隊員の性格とか事情がある程度わかる演出になっていて、彼らに感情移入できました。妻と子と分かれて住んでる人とかもいて、最後に会いたいみたいなのとか切なかったです。
また、役者もいい人が出てました。オーウェン・ウィルソンとかも出てたのでしね。最初見たときは気がつきませんでした。たぶん、スティーヴ・ブシェミの印象が強すぎたせいでしょう。ブルース・ウィリスはたしかにあのとき、もう年でしたが、あんまり大きな娘さんをもっているイメージはなかったです。別に恋人でもいいくらい?まあ、リブもそんな若々しくないからかもしれませんが。でも、娘を思う父親って感じが出ていて、最後は泣かされました。
そして、音楽もすばらしかったです。あの主題歌はテレビでもよく流れててもう面白い感じになっちゃってる面がありますが、映画に続けて聞くとやっぱり感動的でした。あの歌はこの映画のためにあるなと思いました。

星野源 / Gen Hoshino
9

俳優もできる歌手

星野源さんは、インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」のリーダーとして活動をしていました。主にギターとマリンバを担当していました。ミュージシャン以外にもエッセイストやコラムニスト、俳優としての顔も持っています。所属事務所はアミューズ、大人計画です。所属レーベルはビクターエンターテイメント内のSPEEDSTAR RECORDSとなっています。
2012年にくも膜下出血と診断をされ、活動を休止していたこともあります。2013年に復帰をしたのですが、再発をしてしまったためまた活動を休止した過去があります。手術が成功をしてまた復帰することができました。
俳優としては、コウノドリや逃げるは恥だが役に立つなどに出演をしています。NTTドコモや日清食品のCMにも出演をしています。NHK紅白歌合戦にも出場経験があります。星野さんはドラマや映画のタイアップ曲がたくさんあります。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」や自身が出演をしていた「逃げるが恥だが役に立つ」の主題歌を歌っていました。逃げ恥と呼ばれダンスも話題になりました。カラオケの定番曲になっています。ワンマンライブも行っており、すごい人気があります。

青くて痛くて脆い
8

理想の自分とは

ちゃんと傷つけ!

青春期独特の「自分とは何か」について触れられている作品。ヒロインの秋好は外向きの、他の人も幸せになれるような理想を掲げ、主人公の楓は「こういう自分でありたい」という謂わば内向的な理想を掲げていた。どちらの理想も行動に移さねば現実は何も変わらないが、内向的な理想は現実と理想の距離が分かりやすくその分理想に届かない自分にいらつきを感じてしまうように思う。

自分のあり方に悩む時期って誰しも経験することだと思う。それに「こういう自分でありたい」「他の人にこう思われたくない」と考える時期も必ずある。個人的には理想を追い続けるのも大切だけど、ありのままの自分自身を素直に受け止める方が理想とのギャップに苦しむことはないと思う。ただ、これに気づけるのは自分の理想を追い求めているときではない。理想を諦めたときだろう。
そして、自分の考えを振り回して他者を不幸におとしめるようなことはあってはならない。当たり前に思うかも知れないが、実際大学生の楓は自分の考えを他者に押しつけて多くの人を不幸にしていた。
誰しも悩む「自分」についてや、理想と現実、青春など様々な要素の盛り込まれた作品。見終わった後、後味の悪さを感じるのは私だけじゃないはず。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 / The Imitation Game
8

私たちの秘密とは

この映画は単に、「『エニグマ』という暗号機を解き、ドイツ軍の策略を欺く」、というサスペンス・ミステリーの話だけではなく、人と人との『秘密』を解き明かしていくドラマでもあり、第二次世界大戦時のヨーロッパ情勢を描く歴史モノでもある。

タイトルの『イミテーションゲーム』とは、コンピューターの思考能力を評価するために行なわれるゲームのことであり、コンピューターと人間に同じ質問をして、それぞれがどちらの回答であるかを隠し、それを第三者に提示、どちらがコンピューターの回答であるかを判定させるというものである。

映画でもこの描写がある。

「教えて欲しい、私は犯罪者か、それとも英雄か」
天才数学者の『アラン・チューニング』は苦悩する。

「それって話す時とどう違うの?本当の意味ではなく、別の言い方をする。でも、相手は理解するよね、僕はそうじゃないけど」

幼き日のアランは言う。
人間をどこかで煩わしく思い、ひた隠しにしてきた感情。
その真理を問う場面。

その秘密は、エニグマとの対峙によって徐々に解かれ、そして明かされていく。
最後は切なくて、でも胸が熱くなる物語。