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pawadh32

pawadh32のレビュー・評価・感想

地球ゴージャス
7

「星の大地に降る涙」の歌声が心に響く

初めてみたミュージカルが地球ゴージャス Vol.10 「星の大地に降る涙」でした。ミュ-ジカル好きの方にはチケットを取るのが難しいと言われる「地球ゴージャス」の作品です。会場では出演者の歌声はもちろん、足音、発声の息遣いまで身近に感じるミュージカルでした。特に印象的だったのが三浦春馬さんが演じたシャチ役。最初の登場場面では周りの観客の方々も息を飲むぐらい光り輝き、あの若さでこのオーラが出せるのかと圧倒されたのを覚えています。出演演出の岸谷五朗さんが、記念すべき10作品目にこの人を選んだ理由がわかるぐらいぴったりな声、姿、演技でした。
地球ゴージャスは数々の俳優さんや女優さんを起用してきました。今回は女優・木村佳乃さん。木村さんは岸谷さんが初監督した映画に出演しています。その中にミュージカル初出演の三浦春馬さん。大ベテランに囲まれていても引けを足らない演技力にその日の興奮は収まらずDVDを購入したほどです。
地球ゴージャスでは初となる歴史ファンタジーの作品だったようですが、ミュージカル初心者の方でも難しい内容でなく、架空の民族が翻弄される姿を演じています。ミュージカルの醍醐味の音楽も和太鼓や三味線などお腹に響き渡る音のダイナミックさに魅了されました。

赤灯えれじい
9

あなたにとって大切な人は誰ですか?

何をやって中途半端なでダメダメな主人公と、口は悪いが見た目は可愛いヤンキーな少女の日常を描いた恋愛漫画です。
すごく綺麗でキラキラした恋愛漫画ではないけど、普通にいそうな誰かの日常を見ているかのような感覚で、どこか懐かしくて、胸が切なくなる物語です。
主人公たち以外にも、登場するキャラクターが個性豊かでとても魅力的です。どこにでもいそうで、どこにもいなさそうな主人公達を取り巻くキャラクター達も、みどころの一つです。
本書は、本編15巻とその後を描いた1巻の計16巻です。
話の展開は関西のノリでどこか漫才っぽく、テンポよく読み進められ、あっという間に読破しました。読み始めたら最後、二人の恋の結末を終わりまで見届けずにはいられなくなること必見です。
私はどうしても最後まで読みたくて、いろいろな書店を探して回りどこにもなくて、インターネットでまとめ大人買いをしました。この時ほど大人になってよかったと思う瞬間はなかったです。
二人の恋の行方を皆さんにも最後まで見届けてもらいたいです。読み終わった後は少し優しく、素直になれると思います。私は、自分も愛する人を改めて大切にしたい、小さな日常の幸せを大事に生きていきたいと思えました。
普通の恋愛漫画に飽きた方や普段あまり恋愛漫画を読まない人にもぜひおすすめの作品です。

NakamuraEmi
8

NakamuraEmiの、女性に刺さる音楽

「NIPPONNO ONNAWO UTAU」というキャッチコピーの通り、男性はもちろんですが女性に特に聞いて欲しいアーティスト。ポップスとジャズ、そしてヒップホップのとソウルの融合とでもいうのでしょうか、歌詞はラップ調が多いですが、歌唱力も声の伸びも抜群に良い女性シンガーなので、「ヒップホップはちょっと…」という方にも聞きやすいです。ラップ・ヒップホップに多い電子音やエレクトロな音色はほぼありません。楽曲によりますが、曲調はポップス、ジャズ、ソウル調の物が多いです。生のバンドの音にのびやかでエッジの効いた女性ボーカルでラップ。これがなかなか癖になり、しみじみぐっとくるしノッてしまうグルーヴ感があります。
キャッチコピーにある通り、現代の女性に刺さる歌詞が多いです。「若い女の子、恋愛」というより、「大人として頑張らなければいけない、働く世代の女性」向けです。どうでもいい悩みやつまづき、不安や葛藤をストレートにぶつけられている感じがあります。「わたしの代わりにずばっと言ってくれてありがとう」という気分になります。
メロウで切ないバラードではなく、思わず身体を揺らしてしまうようなビートのなかに紡がれる言葉。一度はまるとやめられないくらい、ちょっとアブナイアーティストかもしれません。