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かなりよい
池井戸潤さん原作の映画化ということで、ある程度の期待をして観たが、やはりおもしろかった。
黒幕探しはもちろんだが、それぞれのキャラクター個人の感情や情景もしっかりしていて、人情ドラマのような感じもあった。その点では、今までの池井戸潤さん原作の映画とは少しばかり違っていたかもしれない。
それぞれの事情があってそれぞれがお金に困ったり、人はお金で左右されるんだなとつくづく感じた。どのキャラクターの気持ちもわかるなぁと、どなたも誰かしらには感情移入して観れる点もおもしろいと思った。
強いて言うなら少し最初の説明のような映像が長いかなと個人的には思う。が、そこもまた説明としてはなくてはならない部分だと思うので仕方がないのかもしれない。
豪華なキャスト陣もとても魅力的で、この人がいると一気に映画が面白味を増すなという役者さんがたくさん出ている。
そんな中で個人的に意外だったのが、玉森裕太さんだ。「この若い役者さん誰だろう？」という気持ちで最後のクレジットを見て、ジャニーズだということに驚いた。
すごく自然体で、良い意味でアイドル感がなく作品の邪魔になっておらず、今後も俳優業で活躍しそうだなと思う。
とりあえず観て損はない作品だ。