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on_lrsdのレビュー・評価・感想

スタンド・バイ・ミー / Stand by Me
8

子ども時代の友達

大人になった語り手である少年が、あんな友達はもうできないだろうというのが、とても印象深い作品です。たしかに大人になっても友達はできるけど、幼友達ってなんか違うってのは真理かもしれません。あの冒険は、大人になってから考えると、大した距離じゃなかったのかもしれませんが、あの時は大冒険だったんだろうなと思います。あの冒険で4人は少し大人になって、そして日々の生活に戻っていったけど、あのときのことはいつまでも覚えてるっていうそんな冒険だったんだろうなと思いました。4人の少年、みんなそれぞれの個性があり、互いに文句言ったりするけど、ほんと仲良かったんだなって感じでしたし、冒険をしているぞっていうワクワク感も感じました。リヴァー・フェニックスはほんとにかっこよかったです。とても優しい男だというのもわかったし、生い立ちも切なくて泣いている場面など、こちらも泣けてきます。あと、キーファー・サザーランドも出ていましたね。若かったです。また、主題歌もすごく良くて、線路を歩くといえばあの曲が思い浮かびます。今、ある線路に入ってはいけないけど、観光用の廃線に行った時にはスタンド・バイ・ミーごっこをしてしまいます。それくらい、何かと印象深い作品でした。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

心理描写が魅力のバレーアニメ「ハイキュー!!」

2012年から週刊少年ジャンプに連載され、2014年から始まった高校の男子バレー部を題材にした人気の作品です。小学生の頃テレビで見た「小さな巨人」に憧れて、彼の所属していた烏野高校バレー部へ入部した主人公・日向翔陽が仲間と共に全国大会を目指していく物語で、2015年には舞台化もされました。
スポーツアニメならではの迫力や疾走感、仲間との絆、青春の爽やかさが詰まっていて、幅広い世代が楽しめる作品です。
この作品の一番のおすすめポイントは、キャラクターそれぞれの心理描写のリアルさ・丁寧さです。ハイキュー!!では、主人公が所属するバレー部だけではなく、ライバル校として彼らと対峙する多くのキャラクターが存在します。アニメの回によって各キャラクターの心情が掘り下げられ、彼らがこれまでバレーに懸けてきた思いや試合中に込み上げてくる気持ちが細やかに描写されているので、見ているうちに惹き込まれ、画面越しでも思わず熱い気持ちになります。特に、ハイキュー!!では主人公を始めとした天才キャラ・強キャラ・強豪校のみならず、いわゆる「弱小」といわれるような学校やなかなかレギュラーとして活躍できないキャラクターにも丁寧にフォーカスしており、彼らの悔しさややるせなさの方が、実はリアルで生きる人間側に近くてグッとくるものがあったりして面白いです。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

バスケを知らない人でも絶対にはまるスラムダンク

この漫画は主人公の桜木花道という高校生の男がバスケを通じて成長していく物語です。彼の最初の夢は好きな女の子と一緒に登下校をすることでした。そのためいろんな女の子に告白をしていくがすべて振られてしまいます。そんな時バスケットが大好きな女の子赤木春子に出会い、バスケを進められます。最初はその女の子と仲良くなるために始めたバスケットでしたが練習や試合を繰り返していくうちにどんどんバスケットが好きになっていきます。もともと主人公は問題児でヤンキーでもあったため喧嘩が強く運動能力は抜群に高いため、ほかの子に比べてありえないほどの成長速度を見せます。ほかに登場するキャラクターも魅力的で、一年生にして絶対的エースの流川や絶対的なスピードで低身長ながらも相手をほんろうする二年生の宮城、かつて全日本中学選手権で活躍した3Pシューターの三井、そして憧れの春子の兄にしてチームの大黒柱でキャプテンの赤木剛憲。この魅力的なチームでインターハイ出場、そして全国制覇を目指していきます。桜木と流川は仲が悪く、お互いを嫌いあっていていつも喧嘩ばかりしています。しかも試合では絶対にパスをしたりはしません。しかし最終巻の山王工業との試合ではチームの勝利のためにお互いにパスを出してゴールのアシストを決め、最後に二人でハイタッチをする描写があり、とても鳥肌が立ち、感動する名シーンとなっております。涙なしには読めない作品になっています。

DREAMS COME TRUE / ドリームズ・カム・トゥルー / ドリカム
9

DREAMS COME TRUEが歌う魅力について

DREAMS COME TRUEが作成した曲は数多くありますが、有名な作品も多く、聴きやすくて心に響く曲がとても印象深いです。

DREAMS COME TRUEをお勧めしたい理由の一つとして、片思いしている・恋人がいる等の恋愛での曲や、明るくなれたり勇気を貰える曲が多くあります。
心弾ませる歌詞や相手を想う歌詞が女性目線の心を掴んでおり、明るい曲調とともに覚えやすく感情移入しやすいと思います。

片想いをしている人なら「うれしい!たのしい!大好き!」という曲が恋心を表す歌詞と、恋している時の嬉しく跳ね上がる気持ちを曲調として現されているのでお勧めです。
恋人同士なら「未来予想図II」という曲が、会ったばかりなのにまたすぐに会いたくなる様な切ない思いと寄り添っていける未来を想像し想い描ける素敵な曲なのでぴったりだと思います。
恋愛観では年代問わず、青春とともに出逢える曲が多くあります。

また、人生のテーマの様な元気や勇気を貰える応援ソングも多くあるのも特徴で、大きな声で楽しくなる曲や辛い時に一人で奮起したい時に聞きたくなる曲もあり、心に寄り添える歌詞が女性だけでなく男性の方も惹かれるものが多くあります。

「何度でも」という曲がありますが、辛い時や踏ん張り頑張っていてもくじけそうになった時に「大丈夫。アナタなら頑張れる」という強いメッセージソングが込められ、辛い気持ちを乗り越えられる気持ちにさせてくれると同時に曲調も強い意志が感じられます。

初めて聴く人にもお勧めしたい曲はまたまだありますが、何気なく聴く曲だけではなく人生の応援ソングや岐路に感じる時に聴きたいと思うアーティストだと思います。

スキウサギ
10

ウザくてカワイイ

スキウサギは、作者のキューライス氏と一緒に暮らしているという設定の、ピンク色のウサギだ。
「◯◯が好き!」が口癖で、キューライス氏の仕事の邪魔をする事も多々ある。その邪魔の仕方が非常に鬱陶しい。
執筆中の原稿の上に乗る、キューライス氏が執筆中の机の上にポテトチップスを直に乗せる、部屋の中で七輪でさんまを焼く等、様々な手で邪魔をしてくるが、スキウサギ自身には悪気は無いようで、単にキューライス氏に相手をして欲しいだけのようだ。
流石に邪魔が過ぎる時は「山に帰ってくれ」と叱られたりもするが、スキウサギは懲りない。
たまに耳の位置が真横にきたり、体型や色が異常に変わったりと妙な変化を起こして、キューライス氏に心配をかける。
心配の仕方から見て、キューライス氏もスキウサギの事が好きで堪らないようで、不意に姿を眩ませた時には涙を流したりもしていた。スキウサギは、奇妙な『何か』と遭遇しても動じず、それ所か、クリスマスには『モロビ』と『コゾリテ』という『何か』を取り出し、キューライス氏を困惑させた。スキウサギの行動はキューライス氏だけに止まらす、他人にもそれなりに迷惑をかけている。
しかし、そんなスキウサギが可愛らしく、とても愛おしいのだ。同作者の『ネコノヒー』とはまた違った愛おしさがある。
可愛らしくてとてもウザい、でも可愛らしい、そんなスキウサギを是非一読してみて欲しい。

フレームアームズ・ガール
6

プラモデルや美少女好きのアニメファンにお勧め

コトブキヤが発売しているオリジナルロボットプラモデル「フレーム・アームズ」を擬人化した「フレーム・アームズ・ガール」のアニメ化作品で、2017年4月から6月にかけて放送されました。

主なあらすじは高校生・源内あおの元に父親から入学祝いとしてFAガール「轟雷」が贈られ、ただの玩具だと思ったあおが触った瞬間轟雷が意思を持って起動し、後にFAガールを開発したファクトリーアドバンス社から世界初の起動した轟雷のデータ収集のためあおの元に(半ば強引に笑)FAガール達が贈られ、データ収集のバトルも兼ねてあおとFAガール達の奇妙な共同生活を中心に描かれていきます。

本作の中心となるFAガール達は小型ロボットという点を強調するため一部除き基本3Dで描かれていて、主にあおとFAガール達によるゆるい日常生活を描いたコメディ的な作風ですが、轟雷のデータ収集も兼ねたバトルシーンも各回に用意されていて、3Dで描かれる戦闘シーンはなかなかの迫力があります。終盤のフレズヴェルグ戦においてはシリアスなムードになりますが、基本的に(ちょいエロもあり)日常生活メインの方の力を抜いて楽しめるストーリーとなっていて、プラモデルや美少女好きのアニメファンにお勧めです。

スーパーロボット大戦α外伝
6

難易度が高い

様々なロボットアニメ作品がクロスオーバーするシミュレーションRPG「スーパーロボット大戦」の1シリーズ「αシリーズ」の2作目で2001年に発売されました。前作αの世界観から引き続き、一方で荒廃した未来の地球を舞台にザブングル、ガンダムX。∀ガンダムと言った独特の世界観を持つ世界観を持つ作品群もクロスオーバーさせ、文字通り「外伝」というべき内容になっています。本作は戦闘アニメーションは前作と共通のものが多い一方で、より迫力ある戦闘シーンとなっていて、また、特定のユニットは隣接した仲間を援護攻撃または防御する「援護システム」も新たに導入され、より共闘感を増すなどその後のスパロボでもおなじみの要素となるシステムが本作とαで築かれた印象です。前作αは新たなユーザー獲得も視野に入れていたため、比較的難易度は低かったのに対し、本作は予めαを経た人に向けてか、前作で難易度がやや物足りなく感じたユーザーも歯ごたえを感じられる難易度になっている印象です。本作はスパロボでは比較的珍しく、プレイヤーの分身となる主人公キャラが不在ですが(オリジナルキャラクター自体は本作でも重要な立ち位置で設定されていますが)、その分クロスオーバーした作品群の掛け合いが重点に置かれていて、常連でもあるマジンガーシリーズの人間関係の掘り下げも嬉しいかも。

劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段
10

普段の忍たまとは一味違う

普段放送されているアニメとは違い、背景がリアルです。原作の園田村の話と、小松田さんの夏休み宿題取り違え事件がミックスされています。とくに活躍するのは乱太郎、善法寺伊作です。敵キャラではタソガレドキ忍者の雑渡昆奈門が活躍します。ドクタケ忍者も少し登場します。雑渡昆奈門と忍術学園の保健委員会が仲良くなるきっかけの話なので、アニメを見ていて「この曲者は何で保健委員会と仲がいいんだろう?」と疑問に思った人にもおすすめです。喜三太を思う忍術学園のみんな、撃たれかけた虎若にかけよるは組たちなど、友達を大切にしてることがとてもわかります。アクションシーンはかっこいいです。とくに、伊作と雑渡昆奈門が戦うシーンは、伊作のいつもの不運はなりをひそめ、忍術学園六年生!という感じです。園田村が大砲で襲撃を受けるシーンは、BGMもあって少し怖いです。小さいお子様向けではないかもしれません。いつものお決まりのギャクも挟んでありますし、ノリもいいです。勇気100%の替え歌は必見です。人気キャラの利吉さんも登場し、六年生の出番もけっこうあります。二年生、三年生、四年生の影は薄いので、その学年を目当てに見るのはおすすめできません。

アクアマン / Aquaman
6

何も考えずスカッとしたい時に観る作品

DCコミック「アクアマン」の実写化映画。とにかく、ストーリーは置いといて、海の中の映像美、アクション、アクション、アクションが素晴らしい。ストーリーは王道だが、詰め込みすぎてました。たぶん、二部作くらいにしたかったのではないか、と思います。
それぞれの展開が早く、主人公の立場や場所移動が多く、主人公の身の周りの展開も早い。感動するシーンも短く、涙が溢れ落ちる前に次の展開にいきます。ですが、映像は素晴らしく、海中で動く髪の毛の揺れとか、そういうところまで細かく作り込まれており、海中の植物や魚、着ている衣装も綺麗でした。
戦闘シーンは迫力があり、海中だからこそ地上のアクションシーンではなかなか無い動きで戦闘が繰り広げられていました。海中内でのアクションシーンには、「重さ」とスピード感がありました。スカッとしたい方、アクションシーンが好きな方はかなりオススメですが、ストーリーも楽しみたいという方は少し物足りないかもしれません。
気分的には映画館で観ると、とにかくスカッとする作品。家で観るなら何か少し作業しながら戦闘シーンが始まったら釘付けになる作品。そんな印象です。不満はないですが、満点にはならない。自分の気分によってはつい何回か観たくなる作品です。

今日からマ王!
10

誰が見ても共感できる人が一人はいるはず

このアニメの原作はライトノベルですが、そちらはまだ完結していません。アニメオリジナルの箇所もありますが、私はアニメ版が好きです。
日本に住む野球好きの一人の少年が、実は異世界の魔王様でトイレに流されて異世界にたどり着くところから始まります。男性キャラクターが多いので、BLがお好きな方にも人気ですし、そうじゃない方にもおすすめです。
ツンデレだけど男前、優しすぎる悲観主義、かわいい動物愛に溢れる強面等…ギャップ萌えも甚だしい!(笑)かなり濃いキャラに囲まれて魔王生活を始めるわけですが、主人公自身の人間的成長、主人公に触発されて少しずつ変わっていく周りの人々、敵対する相手と戦うのではなく徹底的に話し合って解決しようとする姿勢、悲しい理由で長い過去の記憶を持ち続ける友人、大切な人の死、へこんでいる男性立ちに活を入れて奮い立たせてくれる優しくて逞しい女性達、罪人が許され受け入れられ新たな人生を歩む姿、子供の繊細な感情と家庭環境…異世界というここでは考えられない世界の話ですが、そこにいるのは私たちと変わらない人間で、どんな人が見ても自分とかぶるような、感情の琴線に触れるような話が必ずあると思います、涙なしでは見られない回もあります。人って、いいな。捨てたもんじゃないなと思えるアニメです。

Fortnite / フォートナイト
7

戦闘だけでなく様々な楽しみ方ができる

フォートナイトはPS4やパソコン、スイッチでプレイできるオンラインバトルロイヤルゲームです。
基本プレイは無料です。このゲームの独特なところは、自分で資材を集めて建築しながら、それを足場に戦闘をするところです。この建築の上手さが勝利の鍵というほど戦闘では重要です。
建築は始めたばかりの人にはかなり難易度が高く、中々短期間ではスムーズに戦闘に活かせないと思います。しかし、建築ができなくても様々な楽しみ方があるので飽きません。それは、まず見た目(スキン)や動作(エモート)を購入して自分の好きなキャラクターを持てるということです。
また、チームランブルというチーム戦で、先に100人を倒したほうが勝利というモードがあります。これはチームで戦うため、自分の戦闘力や建築技術があまり高くなくても、味方と共に戦えば敵を倒せる可能性があるので楽しめると思います。
他にもクリエイティブというモードでは、島が持てるというものがあります。ここに好きな建造物を設置して自分だけの街を作ったり、レース場を作ったりできます。フレンドも島に呼べるので、皆でレースをしたり作った街でかくれんぼをしたりといった遊びができます。なにをして遊ぶかは自分達次第で無限の広がりがあります。このようにフォートナイトは、建築して戦闘する以外にも十分楽しむ要素がたくさんあります。

ルームメイト
10

本当の怖さがそこにはある

深田恭子と北川景子のダブル主演のこの映画。2人とも美人なので観ていて見とれてしまいます。
交通事故に遭い、重症を負った北川景子。入院先の病院で優しい看護師である深田恭子と知り合いとなり、意気投合し2人は一緒に暮らすようになります。
最初は順調な生活だったのですが、深田恭子の言動に少しづつ怖くなる北川景子。
深田恭子が二重人格者だと知るのです。深田恭子の人格は優しい「れいこ」と、残忍な「マリ」が存在していました。マリとれいこの時の表情の違いを深田恭子がとてもリアルに表現していました。
しかし、本当の恐怖はそこから。その二つの人格と北川景子のまさかの関係。
ホラーといえば幽霊話を想像しがちですが、これこそ本当のホラーです。
全ての被害者だったはずの北川景子の本性があったのです。それを見抜いたのは北川景子の事故相手である男性でした。
そこでやっと観ていて全てが理解できました。母親に電話していたこと、れいことの交換日記のことも。そういったドンデン返しが私はとても好きなので大満足です。
人間の怖さがよく表現されている上に驚きの事実が隠されているとても面白い映画です。終盤になるにつれ「そういうことか」と言わされました。

Queen / クイーン
10

日本で三度ブームになったバンド

フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーゴンからなるイングランドのロックバンド。ロックバンドといいながら、ゴスペルやオペラなど様々な音楽に精通している。
フレディのあまりのカリスマ性に忘れそうだが、クイーンはフレディのワンマンバンドではなく、みんなが曲を作ってるのでいろんな曲調の曲がある。
クイーンは出て来たころ、キムタクドラマの主題歌になったとき、そして2018年、ボヘミアンラブソデイという映画が公開になった今と三回ブームが来ている。世代を超えて、話題にできるバンドだと思う。
オススメ曲と言われてもありすぎてあれだけど、Somebody to love はゴスペルぽくて美しく悲しい曲でいいし、 Don't stop me nowは爽快感があってドライブにいい。映画の題名にもなっているボヘミアンラブソデイは6分もあるし、曲調が途中で変わるし、歌詞が意味深だし、ぜひ聞くべきである。フレディの出自とか性的アイデンティティのことをしると、彼が詩に込めた意味がわかってよりはまれると思う。それに彼らのパフォーマンスは最高で、客とのコールアンドレスポンスを大切にしていたのでライブ映像とかを見るのもお勧めである。

名探偵コナン 世紀末の魔術師
4

アクション好きには物足りない

第三作目のコナン映画ということもあり、絵柄もそこまで新しいものではなく、今の目が離れすぎてる絵柄が苦手な私には好みの絵柄でした。
服部平次とコナンが知り合って間もない頃の設定背景で、怪盗キッドに狙われる宝を無事に守り切る依頼を受けるという話から始まります。
コナンの素性を知っている服部が、「コナンくん」と呼ぶことに抵抗を覚えている描写がとても良く表現されており、服部ファンには良い描写ですが、彼の出番は前半でほぼおしまいです。
後半は、キッドが誰に化けてでるかを推測しながら、作中で起こった殺人事件の解決に向かいながらの同時進行で物語は進みますが、なんだか慌ただしくて頭が混乱しそうになりました。
そこにコナンの「そうか、そういうことだったのか!」のセリフに何回か助けられました。
ただ、キッドを執拗に追いかけたがるコナンと服部の心理が描かれていればいいのに、とも思いますが、好奇心や探偵の名にかけてで脳内補完する他ありません。
また、蘭が「新一新一」うるさい時期なのもあってか、コナンの正体が明るみになりそうなラストからエンディングまでの展開にも無理を感じます。
コナンはいつまでも続きますよー、だから新一と蘭の関係を知りたかったらずっとファンでいてねーと言われているような気すらしました。
ドラマティックなルパン三世を見ているような気になります。
蘭の空手シーンで場を無理やりつなげることがなかっただけマシでした。

SHIROBAKO
8

アニメ好きだけではなく、実写ドラマのように楽しめる作品

同じアニメーション同好会に所属していた5人の女の子が、アニメーションの現場で奮闘し、成長していく様子を描いたコミカルな作品です。
舞台は武蔵野アニメーションという制作会社で、制作進行の新人・宮森あおい(以降あおいちゃん)を中心に展開されていきます。
この作品の魅力は、アニメの仕事のみならず、働く人が感じる職場での人間関係や将来への思いを「これあるある」と共感できるところだと思います。
CS放送を何となく見ていた私ですが、新人のあおいちゃんが目の前の仕事に奮闘する様子や、次第に将来の自分に迷いながらも一生懸命進んでゆく姿に、いつの間にか感情移入していました。キャラクターそれぞれの個性も話が進むにつれて確立されてきて、人間臭さを感じられたことも共感できるポイントでした。アニメ作品としてだけではなく、実写ドラマのように楽しめる作品だと思います。
また、アニメ好きな方には、アニメの制作現場を垣間見る楽しさがあります。
オリジナル作品と原作のアニメ化での制作現場の違い、つくる仕事だけではない人間関係の大切さなど、職場を具体的に知ることができる作品です。

aiko / アイコ
10

切ない気持ちになってみてください

aikoは音楽大学を卒業しているので、ピアノも得意で作詞、作曲を全て自身で行っています。昔から古着が大好きで、高校生の頃にはランドセルを背負って登校していた程。ファッションも個性的だったみたいです。現在もライブの衣装は自分で選んで着ているそうです。かわいくて真似したくなるようなファッションが多くて憧れます。
aikoの歌は全体的に「切ない」ということをテーマに作成されているため、胸がキューっとなるような、そんな瞬間や気持ちを大切に作られています。その切ない歌詞や、曲調を、aikoの透き通る歌声が更に切なさに彩りを加えます。
aikoは大阪出身で話しをするのが好きなため、ライブでもお客さんと普通に会話をすることでも有名です。歌わずにMCが盛り上がってしまうため、時間が押してスタッフの人に急かされている場めんもしばしば…。そんなお茶目でかわいいところもaikoの人を惹きつける魅力の一つです。そしてライブではお客さん5人くらいにテーマを1人一つずつ言ってもらってその場でaikoが歌を作って歌うというコーナーがあり、とてもファンが楽しみにしていて盛り上がるコーナーです。またaiko自身もザザンオールスターズさんのファンでサザンの曲をたまにカバーして歌ってくれることがあります。知っている曲だともっとうれしくなりますよね。ぜひaikoの曲を聴いてライブにも行ってみてください。

うみねこのなく頃に / Umineko When They Cry
10

リアルかファンタジーか?謎だらけ

うみねこのなく頃にという作品は、まずエピソード1で洋館に親族が集まると言うミステリの王道のようなシチュエーションから始まります。そしてどんどん親族が奇怪な殺され方をしていくのですが、どうも人が起こせるような殺人のやり方ではないのです。そこで浮上するのが洋館のある島に伝わる魔女伝説。魔女ベアトリーチェが起こしたのではないか?という説。
私はこの物語はてっきり魔女は結局ただの伝説でしょう、現実はきっと人による殺人だろうな。と思っていたのですがそこでエピソード2を読み進めると、なんと魔女が登場したのです。この時点で「!?」な展開であり、物語はどんどん「魔女はいるのかいないのか」という話に進んでいきます。私がこのうみねこのなく頃にですごいなと思う点は、マンガ全体が読み手を騙す演出になっていること。例えば、エピソード1で死んだキャラクターがエピソード2ではまた元気に生きており、同じく洋館に集まるところから始まるのです。まるでループをしているのか?と思うような物語の作りになっているのです。少しずつなぜそのような作りになっているのか、魔女は本当にいるのか。ベアトリーチェとは一体なんなのか。が紐解かれていく感じが本当に素晴らしいです。また、特に魔女のデザインは凄くいいですが、キャラクターが見た目も中身も魅力的でそこもすごくいいと思う点です。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている / Beautiful Bones: Sakurako's Investigation / A Corpse is Buried Under Sakurako's Feet
10

博覧強記のヒロインが大活躍!新感覚・骨ミステリー

舞台は北海道・旭川。「三度の飯より骨が好き」という独特な嗜好を持つヒロイン・九条櫻子。櫻子さんは骨を組み立てる標本士としての一面を持つ一方、不可解な殺人事件の謎を解く検視官としての役割もこなします。そこに「死」が存在する限り、謎を解かずにはいられない。そんな彼女に振り回されっぱなしの平凡な高校生・館脇正太郎。女性版ホームズ&ワトソンの掛け合いがおもしろいだけでなく、一緒に謎解きして探偵気分も味わえる作品です。
舞台が北海道なだけあって、美味しいものも盛りだくさん。ウニ、甘エビ、鶏ザンギ、北のコシヒカリと呼ばれる高級米「ゆめぴりか」など、食料自給率約200%以上と言われる北海道、「道産」のこだわりが深い旭川の名産品も勢ぞろい。ついお腹が空いてきます。
腰まで伸びた長い黒髪、陶器のような白い肌、すらりと伸びる長い指先、抜群のスタイルを持つ、地元では有名なレトロなお屋敷に住むお嬢様。しかし趣味は骨の組み立てというちょっと残念なギャップが魅力の櫻子さん。それでも櫻子さんの解剖学的・法医学的知識は豊富で、明日誰かに話したくなるほどためになります。昨日の自分よりもちょっぴり賢くなれるかも?骨にまつわる新感覚ミステリーです。

STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ
9

タイムスリップ作品、ここに極まる

タイムスリップ物のアニメといえば「時かけ」であったり、「まどマギ」であったり数多くの作品がこの世の中には存在し、自分自身もこの系統の作品をかなりの数好んで鑑賞していました。
しかしながら一時期のブームのせいか、そろそろこの系統のネタもありふれたものとなってきて、作品の製作者も「とりあえず時間を戻しておけばヒットするだろう!」と実は思ったりしているのではないだろうかと考え始めたその頃、たまたま見た作品が「STEINS;GATE」でした。
物語の序盤から登場する強烈なキャラクター、主人公だけが記憶している謎の残る事件、携帯メールを過去へと送る電子レンジ...と次から次へと起こる印象的な出来事が自分をどんどんこの作品へのめり込ませました。
個人的にツボだったのはちょっと昔のネットスラングを織り交ぜた会話が当時、インターネットにのめり込んでいた自分を思い又、恥ずかしくもなりました笑。
話の中に潜んでいる伏線の数々を謎解きしながら、次週、またそれ以降の回で答え合わせしながら見るのが楽しみであれほど早く次の週が来て欲しいと思うことはそうそうなかったと思います。
最初の方は人によって好き嫌いが別れてしまいそうだとは思いますが、見て後悔することはない作品だと思います。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 / こち亀 / KochiKame: Tokyo Beat Cops
8

両さん、海で出会った刑事

始めて、今回の作品を読んだのは20年程前に父が購入して読み終わった時に読んだのがきっかけで、ハマりました。主人公の両津勘吉は、葛飾区亀有公園前の警察官いつもイタズラ、仕事をサボり、更に常識ではありえない掟やぶりな事をする為、大原部長に起こられてばかり、そんな彼も、実は情があり、手先も器用で、時には、副業で商売をやって成功するが、欲を出してしまい最後には駄目になる。借金王になってしまう。
そんな彼でも、人脈があり、同じ派出所に勤める中川、麗子含め、付き合いが広い。
主要キャラ以外にも年々新しいキャラクターが出てきて、実に面白い所がありました。
海の守護神の巻きでは、ドルフィン刑事と言うキャラが登場、元イルカの調教師で、その後、ガラス職人、漫画家を経て刑事になったと、すごい経歴の持ち主です。
制服はセーラーマンのイメージをモチーフふんどしを使用している。水上警察隊で東京港で犯罪が起きた時は、両津勘吉以上に、掟やぶりの方法で犯人を捕まえた。
ちなみに、ドルフィン刑事は最高気温が35度を越えないと出勤しない、35度以下の時に、両津勘吉と東京湾を警備する時は、海で、イルカショーを開き、両津勘吉は焼きとうもろこし、アイスキャンディーなどを販売する為に露店を出店してる。
ドルフィン刑事は、登場した時に、本当にキャラが濃いなぁと思いました。

モンスターハンター:ワールド / Monster Hunter: World / モンハンワールド / MHW
8

ビックタイトルゲームの本気

正直発売前は期待しておりませんでした。期待しすぎて、こけたときに落ち込むのが怖かったというのもありますが…。
ですが、やはりモニターに向かってやるモンハンはやはり楽しい!大画面の迫力と、映像の美しさ。とにかくモンスターがリアルにぬるぬると動くのでかっこいいです。モンハンに画質は関係ないと思っていたのですが、関係ありました(笑)。また、自身のハンターもかなり細かく設定できるので、こだわりのアバターが作ることができます(実際アバター作成に1時間以上かけました)。
操作性は慣れれば非常に楽です。ショートカットも多様に設定できます。そして今まで「モンハンこうなればな~」と思っていたことが実現されていることが非常にうれしいです。ほんとにちょっとしたことなのですが、アイテム拾うアクションめんどくさいなーとか、食事キャンプでできればなーとか、さりげなく改善されています。なくなってしまったシステムについては…。慣れるしかないと言い聞かせています…。
以上を踏まえて言えるのは、さすがモンハンだ!ということです。世界観を失わずによくここまで新しいと感じる新作を出してくれたなと感心しています。あと1年くらいは楽しめればいいなぁと思っております、

bloodthirsty butchers
10

日本ロック界重鎮最高の轟音アルバム

このアルバムの凄いところはなんといっても、1つの作品として、アルバムの域を超えて、音楽を聴いているだけなのに、映画を見ているような錯覚にまで陥ることだ。
人の情緒を全てさらけ出したかのような、田淵ひさ子のギターの轟音は特にあなたの「胸を踊らせる」こと間違いなしだ。

そして、このblood thirsty butchers を語る上で彼を外すことはできない。それはボーカルギターの吉村秀樹だ。
彼の生き様は楽曲をより色濃くし、私たちをエモーショナルの「ocean」に連れ出してくれる。残念ながらというべきは、迷うところだが、彼は2013年の5月27日に急性心不全のためにこの世を去った。46歳であった。そんなこともありながら、ブッチャーズは僕たちに生きる希望を投げかけてくれる。同じ「サッポロ」のバンドはたくさんいるが、彼らは間違いなく伝説であろう。
僕は、向井秀徳率いるナンバーガールや、吉野寿の率いるイースタンユースも同じ音楽として大好きなのだが、なぜか核小体に染みるような音はブッチャーズ以外生み出せていない。彼の名盤中の名盤「Kocorono」をまずは手に入れて欲しいのだ。楽曲だけではない。アルバム全てが物語なのだ。吉村という男の人生を感じて欲しい。

ONE PIECE / ワンピース
10

ワンピースまだ読んでいない人がいるの?

海賊王になることを夢見る主人公のモンキー・D・ルフィが大秘宝ワンピースを求める冒険を描いた作品です。
この作品を読まない人はもったいないと思います。この作品の一番いいところはストーリー、キャラクターの設定などに一切の矛盾がないことです。他のマンガだと、連載を長くするために、作者が無理やりストーリーを長くしたり、新しいキャラクターを登場させたりするなど、読者が「あそこで終わらせればよかったのに」とがっかりすることがあります。しかしワンピースは、作者の尾田栄一郎が連載が始まる前からストーリーを最初から終わりまで作っているため、89巻発売されているにもかかわらず矛盾が有りません。
とても長いストーリー構成で、まだ読んだことない人にはめんどくさいと感じるかも知れませんが、飽きずに、むしろ続きが読みたくてワクワクできます。さらにワンピースの最終話でルフィがどのような海賊王になるのが全く予想が付きません。