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nana1228のレビュー・評価・感想

新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan
9

狭い空間で迫り来る、トラウマ級の恐怖

ウイルス関連の作品を見ると、いつもこれが現実で起きたら恐いという気持ちになります。この映画も初めて見た時は、トラウマになって夢にまで見る恐怖を感じた映画でした。
何度も観ている映画ですが、広い世界の中で感染に恐怖を抱く映画とは少し違い、これは狭い空間である新幹線の中での恐怖が一番大きいと思います。
新幹線の運転士がいなくなった走る凶器でもある車内の中で、これまたゾンビのような感染者が迫り来る恐怖。生存者が無感染の生存者を疑い仲違いするようなシーンや、目の前で愛する人が感染してしまう恐怖と悲しみ。生存することに諦め、自ら感染しに行く人。諦めずに戦って生き残ろうとする人。
この映画の中には、恐怖だけでなく悲しみやスリルなど、沢山のシーンが盛り込まれています。
もし、自分がこの場にいたら…と考えながら観ると、更に恐怖が増すと思います。
ホラー映画に入るのかはわかりませんが、恐怖を感じたい人は、凄く楽しめる映画だと思います。
自分が感染していなくて、感染したくない状況の中、感染していないから助けてくれと近寄って来た人を信じるか信じないか、凄く考えさせられます。感染していることを隠して、一緒に助かろうとする人がいたり、本当に感染していなかったのに、助けてもらえずに感染してしまう人がいたり、ちょっと心苦しくはなりますが、スリルを味わい人にはおすすめの映画です。

BTS / 防弾少年団 / バンタン
10

男性アイドルの鏡

今やビルボードで1位になったほどの世界的人気のアイドルグループです。とても素晴らしいk-pop男性アイドルです。歌唱力もダンスもとても上手で、テレビ越しで見ても迫力があります。パフォーマンスの実力は日本のアイドルとは比べものにならず、正直とても差がついてしまったという印象があります。。世界中で人気があるのも頷けます。私自身、はじめてテレビで目にしたとき、そのパフォーマンスに魅了されて一瞬で虜になってしまいました。
韓国語だけでなく、日本語版の歌もあるため、韓国語がわからない人でも気軽に聞くことができます。
ルックスもすばらしく、日本のアイドルとはまた別のかっこよさがあります。世界で最もハンサムな顔100人に選ばれているメンバーもいて、そのかっこよさは世界中の人に認めるられているほどです。
IQ148の天才や全国2位のラッパーがいたりと、メンバーがいたりと、メンバー一人一人の個性が際立ってるため、全員魅力的です。ちなみに私の1番好きなメンバーはボーカル、ダンス、ラップを担当している多彩な才能をもつジョングクです。
個人的におすすめの歌はホルモン戦争、staygold 、MICDROPです。是非聞いてみて下さい。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
9

全員めんどくせぇけどそれがいい

主人公は基本的に「ひねくれ」「無気力」「卑怯」なんて言葉がぴったりな高校生、比企谷八幡と文武両道で完璧超人だけど近寄りがたい本作のヒロイン、雪ノ下雪乃と八方美人な美人なヒロインの由比ヶ浜結衣の3人が織りなす、青春ラブコメとなります。
ただし、主人公やヒロイン、また周りのキャラクターもかなり歪んでいるのでよりリアルに近いストーリーとなっています。
また本作品の面白いところは主人公の成長もそうですが、主人公の思考がかなり歪んでおり、数々の名言(迷言?)も生み出しており、読んでいる側としてはいろいろなリアルの生活の場面で参考になると思います。
そういった意味ではある意味バイブルといっても過言ではないと思います。
リアルの生活で何かに行き詰ったときに別な思考に切り替えるときの参考になるかもしれません。
まあもちろん、読んでるほうが恥ずかしくなるような、俗に高2病というシーンもそれなりにはありますが、それ自体が本作品の魅力とも言えます。
タイトルどおり最後は青春ラブコメって感じではありますが、その結論にたどり着くまでの登場人物それぞれの心情がまあめんどくさい(笑)、でも最後まで読んでよかったなと思える作品でした。

クリード 炎の宿敵 / Creed II
9

ロッキーから受け継ぐクリードの闘い

ロッキーからクリードに受け継がれる。対戦相手はロッキーにも因縁のあるアポロを殺したドラゴの息子。彼が次に対するクリードの宿敵になる。
楽しみなのが前作と今回の作品のつながりで、老いたロッキーがクリードを指導し、同時にドラゴ親子も必死の思いで、ここまでのし上がってきたためどちらも負けることが許さない一戦になる。パワー重視のドラゴの息子にどう挑むのか、クリードは接近戦を主に練習を重ねる。撃ち合っても負けない身体作りとパワーアップを目指して練習を積んで、クリードは凄まじい肉体になっていく。
闘いの一戦を前に両軍、気持ちと気持ちがぶつかり合い、どちらも絶対に負けない思いを胸に死闘が始まった。1ラウンド目から突っ込んで行くクリード、ドラゴの息子も真っ向から打ち合いに挑み試合開始から熱戦に入る。徐々に打ち合いを制したのはドラゴの息子だった。最初にクリードがダウンしてしまい、立ち上がるがまたもダウン。もう負けたかと思いきやクリードはロッキーのように何度でも立ち上がる。そしてクリードのパンチがドラゴの息子にヒット。
ここぞとばかりにラッシュをかけるクリードに、ついにドラゴの息子が初のダウン。勝負は決まったかと思ったがドラゴの息子も負けないとばかりに立ち上がる。そしてクリードも何度、倒れても立ち上がる。
勝負はどちらになるのか。他にも見どころ満載のクリードの最新作。是非、観てください。

ラストアイドル
10

Mステ出演!多彩な魅力を持つラストアイドルとは!?

Mステ出演が話題のラストアイドルとはどんなアーティストなのでしょうか。ラストアイドルはオーディション番組からスタートした秋元康プロデュースのアイドルグループです。
最初は7人のアイドルを選ぶオーディション番組として毎週、入れ替えバトルを行っていました。審査員ひとりの独断で決まるルールにSNSでは賛否両論が巻き起こり話題になりました。
その最初のバトルで選ばれたメンバーが初代ラストアイドルで、現在はLaLuce(ラルーチェ)というユニットで活動しています。そのオーディションで落選したメンバーで4つのセカンドユニットも誕生しました。
次に行われたのはプロデューサーバトルです。有名アイドルプロデューサー達がそれぞれのユニットをプロデュースしてCDシングル表題曲を決めるバトルです。つんく♂や小室哲哉の参加が話題になりました。
更に2期生の募集も行われ、入れ替えバトルで12人が選ばれました。そのオーディションで落ちたメンバーはラストアイドル2期生アンダーとなりました。
こうして52人の大所帯となったラストアイドルが次に挑戦したのは、なんと「歩く芸術」です。この挑戦を見事に成功させ念願のMステ出演も果たしました。
ラストアイドルの魅力はこのように複雑な歴史から生まれた多彩な楽曲の数々です。ユニット曲や有名プロデューサーの楽曲、そして大所帯を活かした楽曲と多様な楽曲があります。聴いてみるときっと気に入る曲が見つかると思います。

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Kiss / ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season
8

ときめきがとまらない!!至高の乙女ゲーム!

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Seasonはコナミデジタルエンタテインメントから2006年に発売された女性向け恋愛シミュレーションゲームときめきメモリアル Girl's Side 2nd Kissを新キャラクターを追加し、ニンテンドーDSで2008年に発売されたもの。ストーリーは高校生活3年間で男の子と仲良くなっていくシンプルなものだ。では何が乙女の心を引きつけるのか。キャラクター自身に魅力があるのも当然だが、初期の主人公と男の子の関係性がリアルに表現されている部分がプレイする上ですごく魅力的なゲームである。もちろんキャラクターの性格によって差があるのだが、個人的にはメイン的立ち位置の佐伯 瑛というキャラクターで紹介する。
彼は一応主人公(プレイヤー)の幼なじみとして登場するのだが、外面良く振る舞う反面幼なじみである主人公や男友達にはには割と偉そうに接してくる。まぁ本当の姿を見せられているんだと思えば可愛いのかもしれないが、それまで他の乙女ゲーム作品で甘やかされていたので「なんだこいつは」といったような感想を持ってしまうほど。システム上好感度を上げるために、ひたすらデートに誘うのだが割と断る率が高かった覚えがある。そんな「塩対応」をされるとこちらは絶対落としてやる!と燃え上がる訳だ。そうやって時間をかけて仲良くなっていく過程を存分に楽しめるのがこのゲームなのだ。最終的に仲が深まりデレ始めると前の塩効果もあり、より魅力的にキャラクターを感じてしまう。こういった駆け引きを楽しみたいといった人にはぜひオススメしたいゲームである。もちろん紹介したキャラクター以外にも魅力的なキャラクターが沢山出てくるので、ぜひプレイしたこと無い方はプレイしてみてもらいたいゲームだ。

あひるの空 / Ahiru no Sora
10

1つ1つのエピソードがいい‼

ギャグがとても面白く思わず笑ってしまうことが多々あった。しかし試合になるとかっこよくなる登場人物が多く、そのギャップに惹かれた。この話の展開における緩急は最高で、読みだすと止まらないことがとてもあった。敵味方ともに背景ストーリーが深くライバル高校も応援したくなる物語であるため、1つの視点でなく多角的視点でこの漫画を読むことができて他の漫画にはないものを感じた。また、結局毎回勝つような漫画ではなくそれどころか何度も挫折を味わっているところにどこか現実味を感じた。初期からいた部員がやめていくところや主人公の母親がなくなってしまうところはとても悲しいがだからこそそれを乗り越える姿に心惹かれる。自分の高校の部活時代を思い出しそれと重ねたくなるような青春の物語であった。しかし、全員に受ける漫画ではないように思える。すなわち好みが分かれる。何かに向かって一生懸命努力したことがある人、それでさらに挫折を味わった人からしたら心打たれることが多く本当にいい漫画と思われる。逆に、漫画には夢や現実離れしたことやファンタジーを求める人からしたらどこか味気なく感じるかもしれない。いい意味でも悪い意味でもスポーツ漫画の枠の中に納まらないかもしれない作品であると思う。

マビノギ英雄伝
8

色んな方々と知り合うこともできる

PCでやるMMORPGゲームで、最高レベルは95。
好きなキャラクターを選び、武器、衣装、魔法などを設定します。そしてキャラの名前をつけてゲーム開始です。
ゲーム自体は初心者でも簡単にでき、マウスのみで操作出来ます。またチャットなどもあり、グループでの戦闘などもあります。
チャットで仲良くなっていけば、一つのグループを作っていけます。そこでは、武器の共用や衣装の共用もできます。また戦闘に勝って得た物も倉庫みたいな場所に保管して、皆で使うことも出来ます。
このゲームは基本がチャットとなってますので、色んな方々と知り合うこともでき、仲良くゲームが楽しめる事が出来ます。
皆で温泉につかったりとか、戦闘だけでなく、癒しの空間も存在します。
レベルは最高で95レベルですが、レベルに関係なく皆さんで楽しく遊べるゲームとなっていますね。
グループを組んで、リーダーを一人のキャラから選びますと、そのグループ名は登録されることになります。そして、そのグループに参加して欲しい場合はワード文章を作って応募する事もできますので、色んな方が参加されます。
NEXSONのゲームで残念ながらこのゲームは現在終了してしまいましたが、YOUTUBEにて動画は見ることはできます。

ROYALcomfort
10

脱サラリーマン歌手

京都の宇治出身の元々サラリーマンの3人だった彼らは、安定した企業、税理士の仕事を辞めて紅白出場を目指しています。
1人シンガー、1人MC、1人はDJトラックを担当しています。まだまだ知名度は低いかもしれませんが、感動する歌、心を動かす歌を歌っています。
私も彼らの曲を聞いて、励まされ迷ってる時は道しるべになってくれました。
恋愛のバラード系の曲から、盛り上がれる曲などいろいろな曲があります。
少し前に出した『君は好きと伝えよう』はYouTubeでは100万回再生を突破していて、中高生の話題になっていました。
彼らのプロモーションビデオには、カラテカの入江やゆりあんレトリーバーなどが起用されていて、おもしろいです。
1度聞くと頭から離れません。
DJの母が昨年に病気で亡くなりました。病気になってから、彼の母の為の歌を作りワンマンライブに母を招待して、その曲を発表されました。ライブ会場にいるみんなが涙を流していました。
その曲を音源として残して、彼の母の病室に届けたそうです。『手紙』という歌なのですが、彼の気持ちや彼のお母様の気持ちを考えながら聞くも、今でも涙なしでは聞けません。
そんな彼らROYALcomfortも今年の夏も全国対バンツアーを回るそうです。
これから絶対に売れる彼らをこれからも応援したいと思います。

嫌われ松子の一生(映画)
10

映像の色彩、音楽、歌声がとにかく美しくて見せ方が上手い

当時の流行りと公開当初2006年の流行りを上手く織り混ぜ、映像の色彩、音楽、歌声がとにかく美しくて見せ方が上手い映画だった。

切なくて、涙が出そうになるシーンがちょくちょくあるが、ミュージカル要素で楽しく打ち消して上手いこと泣かせてくれない。
でも、ラストで今まで溜めていたものが一気に溢れだす。涙が止まらなかった。
自分がそう感じただけかもしれないが、ラストで観ている側の感情を爆発させるような意図で制作しているのであれば凄いと思う。

ボロボロの姿ではなく、輝いていた時の姿で逝けてよかったね。妹にもお父さんにも会えてよかったね。
本当にあの世があるかなんて分からないけど、もしあるとするなら幸せに暮らしてほしい。

数年後また観返したい映画。
大いに楽しんだ。2時間10分ちっとも長く感じなかった。
次々松子に降りかかる偶然の不幸は、もちろんマンガチックでリアリティーなどあるわけがない。別に人生とは、、とか深い意味はまるでない。考えこむことはない。だが、人間の感情の断片的な真実はある。
ミュージカル仕立てで斬新な画面、花いっぱいや、いかにもCGらしいCG映像は楽しいし、テンポも悪くない。
現代の歴史を一応押さえ、懐メロもふんだんに取り入れている。
決してふざけてばかりいるわけではない、ホロリとするシーンもたっぷりある。とくに沢村めぐみとの友情や妹との関係はちょっと泣かせる。
豪華な配役陣、ほぼちょい役レベルでゴージャスな俳優陣が次々出入りする。その中で主人公級の瑛太が初々しい。醜い老松子の特殊メイクもなかなかすごい。
松子の死に関してはミステリー仕立てのサスペンスもあり、最後に明かされる真犯人にはちょっとびっくりした。
同時期の宮沢りえの某映画を見ていてあまりにばからしくて、途中で投げ出してこちらにスイッチ。よかった。拾い物。

ユーリ!!! on ICE / ユーリ オン アイス / Yuri!!! on ICE
10

本格スケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」の魅力

「ユーリ!!!onICE」は、勝生勇利(かつきゆうり)とヴィクトル・ニキフォロフを中心に、白熱したフィギュアスケート競技を描く、本格スケートアニメです。
主人公の勇利は、日本トップクラスのスケーター。リビングレジェンドと呼ばれ、スケート界を牽引し続けるロシア人スケーターのヴィクトルに、子供のころから憧れスケートに励んできました。ヴィクトルと同じ舞台に立ちたい!との思いを胸に、念願のグランプリファイナル(世界的なスケートの大会)に出場したものの、結果は惨敗。傷心のまま地元へ帰省します。自分のこれからの道に悩み、実家で過ごしていた勇利の前に、突然ヴィクトルが現れます。そしてなんと、勇利のコーチになると宣言するのです。ここから、勇利とヴィクトルの伝説が始まりました。
「ユーリ!!!onICE」の素晴らしさは、なんといってもスケートの描写の美しさです。アニメスタッフには、専属の振付師がついており、アニメとは思えない完成度の滑りが披露されます。またフィギュアスケートに必須の音楽も、アニメのために作られたものばかり。登場する世界各国のスケーターたちの魅力を、最大限に引き出す音楽になっています。細かなところまでこだわって表現されたスケートシーンに、日本のみならず世界的に人気が高いユーリ!!!onICE。フィギュアスケートファンが見ても納得の内容です。ストーリーは王道のスポ根ものに近く、だれが見ても楽しめます。ですがその中でも、勇利の繊細な心の動きであったり、ヴィクトルとの絆であったりと、たった12話ですが中身が濃い。何度も見直してしまう中毒者が続出しています。物語の最後は、昨年勇利が惨敗したグランプリファイナル。ヴィクトルと出会った勇利は、どんな成長を遂げているのでしょうか。最後までハラハラする展開で、楽しめること間違いなしです。

四月は君の嘘 / 君嘘 / Your Lie in April
10

こんなに切ない嘘は無い!

このコミックは音楽と青春とピュアな恋の素晴らしさに満ち溢れた物語です。バイオリン弾きの少女とピアノ弾きの少年が、ある意味で必然的に出会い人間的な成長を遂げてゆく様が丁寧に描かれています。
クラシック音楽の名曲が作中、沢山出てきて、クラシック音楽が好きな読者には物語と音楽がイメージとして完全に重なって、より感動が深まると思います。
クラシック音楽が題材になったコミックで有名なところでは、「のだめカンタービレ」などがありますが「四月は君の嘘」もひけをとらない名作です。ただ、四月は君の嘘のほうは終盤とにかく涙がとまりません。「涙活」という言葉も最近よく目にしますが感動して涙を流すことは、ストレス解消に大きな効果があるそうです。
そしてこのコミックのタイトルにもある「君の嘘」の真相が明らかになったときは、そうだよなぁ、やっぱりかぁ、と思うとともに再読の欲求に流された私です。一気読みを二回連続というハマりぶり。
これから初めて読まれる方のために極力ネタバレを匂わす表現は避けましたが声を大にしておすすめしたい作品です。
主役の少年少女の他にも味わい深い多様な登場人物たちがいて、それぞれの相関関係なども読み応えがあります。そして絵が可愛い!主人公「かをり」がバイオリンを弾く様子などいっさいごまかしのない描かれ方です。丁寧な作画が土台としてあるので100パーセント物語の世界に浸れたのだなぁとも思います。ひとりでも多くの方に「四月は君の嘘」を読んで欲しいです!

中島みゆき
7

昭和を代表するアーティスト

私は以前から中島みゆきさんを知ってはいたのですが、正直そんなに音楽を聞いたりはしていませんでした。しかし、私も段々歳を取ってきて色々経験していくうちに昔の懐メロを聞くようになりました。その時に中島みゆきさんの曲を聞いたのです。すると、今になって物凄く歌が響いてきたのです。歌詞といい、曲といい最高でした。
特に私が1番好きなのは時代です。人生で色々あるけれど、そんな時代もあったねと言うサビのところは私の心に本当に響いてきます。また、これもまた有名な中島みゆきさんの代表曲ですが、糸です。この曲もまた心に響く曲だと思います。この曲は男女を糸に例えた曲なんですが、とても中島みゆきさんらしい表現力と世界観で歌ってらっしゃるので本当に聞いていて心があらわれます。また、中島みゆきさんにはこの曲以外にもたくさん中島みゆきさんらしい世界観の曲があるので、いつどの曲を聞いていても、その世界観に私ははまってしまいます。ですので、これからも聞いていこうと思っています。
ライブには行ったことが無いのですが、これからは行ってみようと思っているところです。本当に昭和を代表するアーティストだと思います。

Sound Horizon / サウンドホライズン / サンホラ / 幻想楽団 / Linked Horizon / リンクトホライズン / リンホラ / Revo
10

考察するのが好きな方は是非

一言で言いますと物語音楽という他にはなかなかないジャンルの音楽になります。
Sound HorizonのRevoさん(ファンはRevo陛下と呼んでいます)と言えば、進撃の巨人のオープニングを手がけているLinked Horizonの人というとピンとくる方も多いかもしれません。
Linked Horizonがアニメやゲームなどのタイアップになり、対してSound Horizon(以下サンホラ)はどの作品のタイアップにもならない、言わばRevo陛下原作のオリジナルの物語音楽となります。
物語音楽とはなんだ、となると思いますが、その名の通り一曲一曲にストーリーがあり、その曲が次の曲に繋がっていたり、または他のアルバムの曲と繋がっていたりします。
その一つ一つに物語があるので、聴いているとこの曲とあの曲は話が繋がっているのではないだろうか?とか、この曲の登場人物とあの曲の登場人物は年齢が違うけれど同一人物なのではないだろうか?など繋がりを見つけ、考察するのがサンホラの醍醐味となっております。
また、歌詞やメロディーにも意味があり、例えば青は生、紫は死を意味し、それが他のアルバムにも共通していたり、このメロディーは冥府(死)を意味するなど、音を聴いても考察が深まります。
歌詞カードも特殊となっており、歌詞に絵が描かれていたり、歌詞が暗号になっていたりと謎解きが好きな方にもおすすめです。
一曲聴いたら満足というわけではなく、一曲聴いたら他の曲も聴きたくなる、そして繋がりを探したくなるそんな音楽です。

乱と灰色の世界
10

大人になりたい気持ち

小学生の魔法の使い方がまだまだな乱の早く大人になりたい気持ちが、絶妙に描かれています。
魔法の靴、それを履くと成人した女性になり、ある男性と出会います。その男性との甘酸っぱい恋がたまらないです。
魔法使いの母親、狼になる兄、カラスになれる父、まだ幼い乱は魔法の修行もしなくちゃいけない。ですが、大人の男性との恋が乱をおとしめるとは思いもしませんでした。たった7巻でおわってしまうのーーー!って思いました。早く大人になりたい気持ちがよく表せていて、うずうずします。男性が最後に死ぬのですが、死ぬ時の言葉が、また夢中で会おう。読んでいたら分かる言葉なのですが、その言葉で泣きました。男性との恋もありますが、同級生の男の子とも恋に落ちます。男の子は乱に片思いです。乱は基本的には男性に恋をしてるので、男の子と恋なんてなかったのですが、最後男性が死んで乱が落ち込んでいる時、男の子が支えて、乱が元気になり男の子と恋に落ちるところが、乱の成長もあったんじゃないかと思います。乱は成長し、魔法の修正をしに家を出て、兄の結婚式に帰ってきます。最後兄の子供にある言葉を言うんですが、それがあぁ早く大人になりたいって思っても、今を大切にしたいなと思う言葉でした。読んで損しない素敵な漫画でした。

BEASTARS / ビースターズ
10

BEASTARSの面白さ

BEASTARのレビューです。BEASTARSは週刊チャンピオンにて連載されている漫画です。板垣巴留が作者で、漫画大賞2018を受賞した作品です。
この漫画は、動物たちが擬人化された世界の話です。主人公はハイイロオオカミのレゴシで、肉食動物ながらもボーっとしていて冴えない青年です。レゴシは中高一貫校のチェリートン学園に通っている高校2年生で演劇部の美術チームに所属しています。
ある日、このチェリートン学園に通っている草食動物のアルパカのテムが肉食動物によって食べられるという食殺事件が起こります。レゴシはテムのことを食殺したのは誰かを突き止めようとする中で、肉食動物は草食動物を食べないのではなく闇市で食べている肉食動物がいる事実や、ドワーフウサギのハルと出会いその魅力に惹かれたりと、様々な経験をします。

キャッチコピーが動物版青春ヒューマンドラマとあるだけ、自分が納得できるまで考え続けたりと、かなり青臭い行動が目立ちます。そこがとても面白い部分です。
レゴシについてだけ述べてきましたが、魅力的なキャラクターが他にもたくさんいます。学園全体を統べる"ビースター"の称号を目指すアカシカのルイやルイと密接な関係のドワーフウサギのハル、レゴシを好きなハイイロオオカミのジュノなど彼らが巻き起こす青春群像劇がBEASTARSなのです。

ハートカクテル
8

今も昔も変わらない恋愛の素晴らしさ

ハートカクテルは1話完結の短編漫画を集めた漫画。何気ない男女間の会話や思いを、お洒落な雰囲気で書き上げています。甘酸っぱい恋やほろ苦い恋、どちらにしても、このようなお洒落な恋をしてみたいと思わせる漫画です。雑誌に連載された後、テレビでも放送され、テレビで放送された音楽はサウンドトラックとして発売されました。その音楽もまたお洒落。漫画の中のそれぞれの話しにあった音楽でした。
作者であるわたせせいぞう氏のオールカラーの絵はイラストレーターらしく、綺麗な色使いで、他の漫画とは一線を画しています。80年代の背景の漫画ではありますが、その懐かしさだけでなく、今でも新しい男女間の思いに気づくことができるでしょう。それは、男女間の生業は、今も昔も変わらないものだからです。ドラマ仕立ての恋愛漫画にはない、いつの時代でも通じる日常を描いているからでしょう(中にはSFの話の回も混じってはいるが)。
私は今でも漫画とサウンドトラック全巻を持っています。私の息子たちも、私がこの漫画に出会った思春期の時期に近づいてきました。そろそろこの漫画の素晴らしさが分かる年頃なので、息子たちにこの漫画を譲ろうと思います。
この漫画から、恋愛の甘酸っぱさやほろ苦さを感じてもらい、恋愛の素晴らしさに気づいてもらいたいものです。

オトメの帝国
10

よくいる女子高生たちのあり得ない妄想のような百合コメディ!

オトメの帝国は女子高に通う女の子たちの日常風景を描いた漫画である。
だけどそれは普遍的な日常なんかではなく、女子高生と女子高生の『百合』を描いたものになっている。
女子高生が勉強をする、部活をする、ときにはサボるし、下校に寄り道もし、休日に遊びに出掛けたりする。
更には、壁ドンをするし、ハグもすればキスもする、下着姿を晒せば触り合ったり見せあったりもする。
好きな人を友達に取られそうになれば嫉妬もするし、束縛もする。仲直りもお仕置きもする。
とにかく現実ではあり得ないような、いわゆる『百合』とみられる行動や思考を、この中の女子高生たちは『日常』として『当たり前』のように存在させ、生活をしている。
読んでいる側もそこに疑問を持つことなく、純粋にその世界観に浸れるのだ。
まるで妄想のような世界であるが、一方で絵柄やストーリーには現実味があり、また実際の女子高での生活も想起させ身近なものとしてどこかストンと腑に落ちるものがある。
登場するキャラクターも関係性も多様で、しかし孤立することなくひとつのストーリーとして回っており、読めば読むほど、話が進めば進むほど面白さが出てくる。
それでも複数のキャラクターの関係が複雑に入り乱れるわけではなく、それぞれにきちんと”カップル”が存在しており、自ずと自分の好きな”カップル”を応援したくなる。
ひとつでも読めば興味が沸いてくる人もいると思うので、ぜひ読んでみてほしい。

ヲタクに恋は難しい / ヲタ恋
7

ヲタクの特性がよく分かる漫画です!

初めはタイトル通りヲタクが恋をすることは難しいことを面白く漫画にしているんだろうなと思って読んでみましたが、キャラのデザインは可愛い、そしてかっこいい、美男美女設定で、主人公二人はわりとすぐにお付き合いを始めるので最初は疑問でした。ですが絵のタッチはわたし好みだったのでそのまあま読み続けることにしました。漫画の中で使われるヲタクの専門用語に関しては、口に出して使うことあるの?なんて思うこともありましたし、分からない言葉もありました。それも面白く感じるくらいには漫画がすっと入ってきます。好きなジャンルがたくさんなオールラウンダー系の腐女子の桃瀬成海、ゲームがとても上手なゲーム特化型ヲタクの二藤宏嵩、イケメンコスプレイヤーの小柳花子、一般人以上ヲタク未満の樺倉太郎、社交的で表情豊かな二藤尚哉(宏嵩の弟)、内向的で無口、ゲームが得意な尚哉の友達の桜城光とさまざまなキャラクターの日常が可愛く面白く書かれています。成海と宏嵩のピュアピュアな恋愛も花ちゃんと樺倉先輩の大人な恋愛もどちらも好きでお互いの性格が良く出ているなぁと感じます。わたし的には尚ちゃんと光くんのほのぼのした関係もとっても可愛いのでおススメです。

岳 / 岳 みんなの山
7

人間模様を映す山岳映画

漫画原作の映画化である。主人公島崎三歩を小栗旬が演じる。小栗旬は、漫画を原作にした作品に何度も主演している。例えば、「ルパン三世」や「銀魂」、本作などである。小栗旬の演技は、原作の雰囲気そのまま凝縮させることができるようだ。本作では、三歩の山に対する純粋なまでの気持ちを演技で表現していた。
三歩は山を愛しているが、正確には三歩自身が山である。山岳避難救助隊からも一目置かれ、頼りにされていた。そんな中、山岳救助隊に新人が配属される。長澤まさみ演じる椎名久美である。この二人を中心に物語は進展していく。タイトルのとおり、山岳を舞台にした物語だ。特に厳しい冬の雪が登山者を嫌う。そんな自然の姿を人間模様を通して、描いている。また、本作は久美の成長を軸にしている部分もあり、長澤まさみの役が重要だったのだ。しだいに山岳救助隊としての信念が強くなり、甘い考えで山に入る者に憤りを感じ始める。心情の描写もあり、久美を通して成長していくのがわかった。
実は、長澤まさみはその後に小栗旬との再共演することになる。「銀魂」である。最近は、漫画原作の映画化が多く、原作の雰囲気や登場人物に似せるため、同じ役者が出続ける場合もある。両者とも演技の幅もあり、漫画原作の映画には欠かせない存在だろう。

L'Arc~en~Ciel / L'Arc〜en〜Ciel / ラルク アン シエル / L'Arc-en-Ciel
10

「虹色の歌声」を以てファンを虜にする、hydeが「顔」の何でもありのモンスターバンド!

L'Arc〜en〜Cielという名称と存在を、今や知らない方はいないだろう。もし知らない方がいたなら、これから筆者が最高の自信を持って紹介したい。
彼らは1991年に結成された、リーダー・tetsuyaが率いるロック界では最高峰に位置するロックバンドだ。ファンの間では「ラルク」という愛称で親しまれ、メンバーはそれぞれ、ベースのtetsuya、ギターのken、ドラムスのyukihiro、そして、バンドの「顔」として、女性と見紛うかのような美貌と哀切な歌声を誇る、ヴォーカルのhydeを主軸とする4人組だ。
では、そもそも彼らの何処が魅力的なのか?
色々な要因があるが、その最大の理由の一つは聴く者を魅了するhydeの歌声だろう。彼は、ファンの間では「虹色の歌声」を持つと絶賛されており、曲調やその場の雰囲気、また彼自身のメンタルなどに合わせて、自由自在にその歌声を変化させる。例えば、バラード調の曲では静かに諭すように、聴く者が涙する程の哀切な旋律を届け、アップテンポ調の曲の際には、ファンの身体の芯に達するぐらいの、激しく苛烈なシャウトを響かせる。これこそが、彼が「虹色の歌声」を以て聴く者を虜にするという所以なのだ!
しかしラルクの魅力はそれだけに止まらない。メンバー全員が作詞・作曲できるという、他に類を見ない超絶的な技巧を持つ本格的なバンドでもあるということが、彼らが圧倒的に支持される要因の一つだろう。しかも、hydeが響かせる「虹色の歌声」にまるでシンクロするかのように、メンバーが奏でるそれぞれの楽器も「虹色の旋律」となって、縦横無尽に空間を駆け巡る。その最も顕著なの例として、『flower』と『虹』というラルクを代表する二大名曲が挙げられる。特に『虹』は、バンド名の由来ともなっており、フランス語で「虹」を意味する。そしてその名の通り、「虹色の歌声」と「虹色の旋律」が相互を補完し合いながら高めていく最高のバラードとなっていて、聴く者を魅了して止まない。この曲を聴けば、必ずあなたも涙することだろう。
ポップス風のノリノリの曲から激しいパンクロック風の曲まで、幅広くカバーすることが可能なラルクは、まさに、何でもありのモンスターバンドなのだ!
あなたも是非ラルクの名曲の数々を聴いて、その「虹色」ぶりを堪能して頂きたい。

ランペイジ 巨獣大乱闘
8

タイトルなし

2018年現在公開中のモンスターパニックムービーです。
本作は大企業が利益優先で開発した特殊な薬品によって体毛が白いゴリラと狼、ワニの3匹の獣が巨大怪獣化して暴れまわるというあらすじです。
近年アメリカではパシフィック・リムやレジェンダリーゴジラ、キングコングと怪獣映画がすっかりハリウッドの特異なジャンルのひとつのような感じで定着した印象がありますが、本作も例に漏れず、巨大化した3匹の巨獣達がシカゴを舞台に縦横無尽に暴れまわり、周囲を破壊しつくし、軍も歯が立たなくなるといった、怪獣映画のお約束事をあますことなく盛り込んだ痛快な展開が見所です。
また、主演はザ・ロック様ことドゥエイン・ジョンソン氏で、元特殊部隊の動物学者という濃すぎる設定で登場し(笑)、巨大化した親友の白ゴリラことジョージを救うべく奔走し(キングコングが美女と野獣の物語なら本作は筋肉の友情?)、クライマックスではジョージと共に巨大狼ラルフと巨大鰐リジーと激闘を繰り広げ、もうロック様も怪獣の一匹のような印象になってしまいます(笑)。
また、本作は86年に発売されたゲームを映像化したものであり、3大巨獣がビルをよじ登るシーンはその再現が顕著に出ています。
ゴジラ映画等でありがちな理屈的な展開はなく、ほとんど娯楽要素しか詰まっていない(笑)痛快な作品です。

AC/DC
9

AC/DCの凄さ

AC/DCはオーストラリアから1973年にデビューし1976年、アトランティック・レコードと世界規模のレコード契約を結ぶ。これによりバンドはレインボー、キッス、エアロスミス、スティクス、ブルー・オイスター・カルトらの前座として活躍し始めた。私個人としては初めてAC/DCを耳にしたのがマイケル・シェンカーなどのヘビーメタル人気絶世のころで「バックインブラック」というアルバムで同じヘビメタが好きな友人からおしえてもらった。非常に興奮したのを覚えている。と同時に他のヘビメタバンドとは一線を画した音の構成だった。いたってシンプルで言いかたを変えればギターもドラムもコピーするには至極簡単だった。なのに独特の重みとロックンロールの軽快さを両方持ち合わせていた。AC/DCといえばギターリフを徹底したワンパターンバンドという評価が音楽ファンの間で多かったのは事実である。それでもアルバム「バックインブラック」はCDが世に出回る前にレコードで800万枚をセールスして音楽産業界ではマイケル・ジャクソンに次ぐ売り上げをあげていたのも事実である。サウンドにのせる歌詞の内容も酒と女との快楽という、そういった一見うすっぺらなバンドにみえる。しかし彼らのバンドを続けていた姿勢にはブルースの精神を受け継いだ徹底したロックンロールを愛するものがはっきりと感じとられるのである。もしかすると多くの人が一聴をすすめてもそれはわからないのかもしれない。残念ながらやはりハードなロックをいくつか聴いてきた人にしかわからないのかもしれない。

リメンバー・ミー / Coco
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期待が大きすぎた

予告編を見て面白そうだと思い、シネコンに観に行きましたが期待外れでした。ネットで見たレビューも良かったし、長期上映中ということもあって「きっとすごく面白いに違いない!」と期待が膨らみ過ぎたのかもしれません。もしかしたら同時上映だった「アナと雪の女王」の新作短編映画の方の出来が良すぎたせいで、その直後に続く本作がいまひとつに見えたのかもしれません。正直あまり面白くはありませんでした。とはいっても天下のディズニー&ピクサークオリティですのでつまらなくはないんです。それなりのレベルは保たれてはいるのです。保たれてはいるのですが、とりたてて突き抜けているわけでもなく、いたって普通。普通の面白さです。
映像は素晴らしいし、色彩も綺麗で目には楽しめます。歌については主題である「リメンバー・ミ―」以外はハッとするような曲はありませんでした。舞台がメキシコで死者の日という日本でいうところの《お盆》にあたる祝祭日と死者の国で暮らすご先祖の霊─という題材に目新しさを覚え興味をひかれたのですが、いかんせんお話自体はありきたりで先の展開が簡単に読めてしまい、序盤と終盤はまだ良かったのですが、途中あたりでは退屈にすら感じました。音楽を遠ざける理由となぜそれを代々守り続けるに至ったか(家族の絆の強さとそれゆえの閉塞感)の描写が軽く説得力がなかったです。ただ映像だけは本当に綺麗でした。それとママ・ココ可愛かったです。90代のおばあちゃんをリアルなしわの描写をもってあの可愛らしさが出せるのはすごいと思います。