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nagatamago426のレビュー・評価・感想

w-inds.
10

私の青春

小学生の頃、ふとテレビから流れてきた彼らの2nd singleのCMを観たのがきっかけで聞くようになりました。
男の子なのにハイトーンボイスで、更に踊りながら歌うというアーティストが珍しくもあり、彼らの魅力にどんどん惹かれました。
デビュー当時の可愛らしい印象が強いと思いますが、2021年の3月で20周年を迎えるw-inds.は、作詞、作曲、編曲、マスタリングまでをボーカルのKeitaがこなすという素晴らしいアーティストに成長しています。
もちろんパフォーマンス面でも、デビュー当時とは比べ物にならないくらい進化してます。ライブの構成、バックバンド、音質などもメンバー自らがこだわり、ダンスは個々の良さがちゃんとあり、キレ、迫力、抜け感、ダンサーに決して劣らない実力のあるグループです。
メンバーの1人が脱退したことにより、解散か?!と思われましたが、2人でw-inds.の活動を続けていくことを選んでくれてファンとしては本当に嬉しい限りです。
そんな新たなw-inds.のスタートを表現した最新曲「Beautiful Now」は2人で作詞を手掛けたそうです。
この曲を聴いて、これからのw-inds.がさらに楽しみだなと感じ、沈みがちな気持ちにそっと寄り添い励ましてくれる最高の一曲です。
是非、この曲を聴いて進化したw-inds.を感じてほしいです。

金の国 水の国
9

独特な感性!心が浄化する

少し独特な雰囲気のある作家さんです。
この雰囲気を受け入れられるかどうかで好みが分かれる所ではありますが、この作家さんはいくつか大きな賞も受賞している所からしても受け入れられる方は多いとは思います。

物語の最後には本当に心が洗われるようです!
物語上のストーリーが良いとか涙を誘うとか、そういうのとは違う感動の種類です。
本物の心の内面に触れる、触れるという事はそういう事なのか、と、そういった作品を探している方には良いと思います。
それでいて時々くすっと笑える所もありますが、ユーモアもまた独特の作者さんです。慣れるととても愛らしいです。
ネタばれになりますが、特に容姿やその他の事で秀でていないお姫様がその純粋で真っ直ぐな心一つでまわりを解きほぐしていきながらストーリーが進みます。

このお姫様があまりにも素朴すぎて気付きにくいのですが、なかなかどうしてかなり大きなお話が動いていきます。
最後の方ではちょっとびっくりしたくらいです。
この作者さんの作品はいくつか拝見して私は全部がとても好きなのですが、その中でもこのお話が一番好きです。
愛らしく、そして人の心はこんなにも美しいものなんだなと思う作品です。
この作品は映画にでもして欲しいと思うほどです。

ガンニバル
9

閉鎖的な村に伝わる人肉食の因習に戦慄

とある事件がきっかけで田舎の駐在として村に越してきた男とその妻子が、人肉食の噂がある一族と関わって運命を狂わされていく戦慄のホラー。人間関係のいやらしさが非常によく描かれていて、主人公一家が徐々に追い詰められていく過程がリアル。田舎に越してきたばかりのよそ者への陰湿な嫌がらせや、些細な事で豹変する村人の態度など、表面上は牧歌的でもおぞましい秘密が隠されているに違いないと深読みさせる。
人体損壊などグロテスクな描写もそこそこあるが、それよりただの人間の精神構造の狂気が怖い。保身の為なら子供を見捨て他人を犠牲にし、それを村ぐるみで隠蔽する狡賢さには背筋が寒くなる。
主人公が単純な正義の味方じゃないのも良い。どちらかというとアンチヒーローで、自らの暴力性と戦いながら信念を貫こうとする姿がハードボイルドでかっこいい。元々は失語症になった娘の療養を兼ねて田舎に越してきたのだが、そのせいで娘を危険にさらしてしまったジレンマがひしひし迫る。食われる為に存在する子供、というショッキングなテーマにエンターテイメントを盛って極上のホラーに仕上げた傑作。画力は高く、喜怒哀楽の特に怒を強調した生々しい感情が迫ってくる。個人的には実写映画化してほしい。

キャビン
8

カオスな展開が癖になる?新感覚なホラー映画

ドリュー・ゴダード監督によるホラー映画。序盤は若者が集まってワイワイ言いながらキャビン(森にある小屋)に向かうよくある展開ですが、なぜだかそれらを監視している研究者らしき人々がいて、彼らは若者たちを巧みに誘導していきます。その目的がなかなかわからず、何だろう…悪趣味なモニタリングか?とも思うのですが、実は彼らなりの深刻な事情が…。そんな前半の展開から一転して後半モンスターが大量に野放しにされるシーンはかなりカオス。そしてそのモンスターがホラーファンなら歓喜することうけあいなメンツなのです。例えば狼男、ゾンビ、吸血鬼「ノスフェラトゥ」さらに「シャイニング」の双子やら「IT」のペニーワイズやら…あげていったらきりがないほど。ここまで見るとこの映画が、壮大な元ネタ探し映画だということがわかります。そもそも冒頭の舞台設定がまんま「死霊のはらわた」ですからね。ただそんな元ネタ探し映画だと判明しても、ストーリーが破綻しないのはある意味すごいかと思います。かなりスケールがでかい展開になっていきます。ものすごく見る人を選ぶ映画かもしれませんが、個人的には新しい感覚でなかなか楽しめました。そうそう日本も少しだけ出てきますよ。

ぼくらの
8

夏に見てほしい

地球のためにロボットを操縦して敵を倒さないとみんな死んでしまうし、倒したとしても操縦している人は結局死んでしまう、という絶望しか残されていないアニメです。このアニメでは子供たちがメインとなって登場し死んでいきますが、確たる主人公は存在しません。そこがほかのアニメとは一味違うところです。いつ自分の番が来るのかおびえたり、拒否したり、覚悟を持って臨んだり、または全然違う理由のために戦ったりと、子供たちが幼いながらも一人一人懸命に生きている姿を見ることができます。一人一人にそれぞれ個性的なエピソードがあり、その子の家族との関わりを知ることでなお一層作品に感情移入させられます。地球規模での戦いとなり、自分たちが戦ってきた悪の根源であるロボットの正体がわかってしまったとき、救いではなく今まで以上の絶望を味わうことになり、鳥肌が立ちました。このアニメは季節が夏から始まります。そのため、夏の暑い時期に暗い部屋で少人数でみることをお勧めします。より臨場感を味わうことができると思います。平和ボケしてあまり感情の起伏がなく、退屈な日常を過ごしている人にはぜひ見てほしいです。毎日毎日を大切に、家族も大切にして生きようと思うことができると思います。

デュラララ!! / Durarara!! / DRRR!!
10

日常だが日常でない

この作品は戦いを含むアニメの中ではグロい表現が少なく、女性も観やすい作品です。特に人の感情が複雑に描かれている作品が好きな人、狂気的な登場人物を好む人、想像できない展開がある作品を見たい人にお薦めします。この作品の根本は池袋に上京してきた1人の少年が主人公とされていて、池袋に住んでいた友達と共に個性的な仲間と高校生活を楽しむという日常アニメです。しかし、徐々に登場人物の秘密や過去が暴かれていくことで日常が崩壊し、狂っていくという物語です。始めはただの日常を描いたアニメに感じるため興味を失いやすいですが、その部分が全て伏線として現れるため、じっくり観ることで後のストーリーを楽しむことができます。ストーリーの主軸として主人公がいるものの、問題を持った人や人ならざる者に丁寧に焦点を当てて描かれるため、どの登場人物にも愛着が湧きます。また舞台を池袋と設定しているだけあり、場面によっては見ただけでどこか分かるほど、忠実にアニメーションを作り込んでいるため、聖地巡りなどをしても楽しめるでしょう。声優も豊永利行、宮野真守、花澤香菜、小野大輔、神谷浩史など、有名な声優が多く出演しているため物語に入り込めること間違いなしです。