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mp09のレビュー・評価・感想

社内お見合い
9

いつどこで恋に落ちるかわからない

プライドが高くて恋愛に興味のないお堅い社長が、一社員に対してどのように恋に落ちていくのかを楽しめる内容でした。
ただ恋に落ちるだけでなく、笑いもあり、ドキドキが止まらないような恋愛友情物語でした。
はじめ主人公ハリが化粧で変貌する姿にはビックリですが、出会いからテムとハリの両思いになっていくまでがキュンキュンします。

テムを演じるのは、アン・ヒョソプです。
『社内お見合い』で演じるテムは一見クールそうな社長ですが、実はコミカルなキャラクターの面を持ち、ギャップを楽しませてくれます。
2人の恋愛はもちろん気になるところではありますが、それだけに留まらず、ヨンソとソンフンの恋愛模様の具合も目が離せない内容です。両思いなのか違うのか、付き合うのか付き合わないのか、もどかしいです。
立場上、壁が立ちはだかる2人なので、どうか乗り越えていって欲しいとつい応援したくなります。秘書とチーム長の恋愛という立場の差の壁は壊せるのかが、見ものでした。
ソンフン演じるキムミンギュのムキムキな筋肉美も見どころです。

最後には結ばれて両カップル共にハッピーエンドになる上に、羨ましいくらいラブラブになっていきますので、ハッピーエンドな恋愛ドラマが好きな方は本当に楽しく見れると思います。実際にこんな社内恋愛が起きたらいいなぁと思ったりもします。

帰らない日々 / Reservation Road
8

2つの立場を描いている。

とても重たい話でした。
もし、自分の子どもがひき逃げにあって死んでしまったら、そりゃあやりきれないし、犯人を探し出すまで何もできないと思います。警察の対応には腹が立ちました。そして、弁護士さんを見つけて、自分らで解決していく話かと思えば…でモヤモヤする話でした。もちろん加害者側にも加害者側の苦しみがあり、それはよく分かります。演技力も相まって、可哀相とすら思いました。でも、やっぱり、いやいや悪いのお前じゃん感が否めません。ちゃんと救護とかしていたらもっと違った感想だったかもしれません。
犯人捜しというよりも、被害者、加害者のそれぞれの立場を描いた作品です。その描き方はとてもいいと思います。いつ被害者になるかもわからないけど、加害者にならないとは言い切れないから、どちらの立場にも本当は共感できるはずなんです。それを感じさせられる映画でした。
子どもを突然亡くす父親はホアキン・フェニックスが演じていて、さすがでした。深い苦しみを感じましたし、それでいて怖いというか復讐心が強すぎる感じもしました。彼は精神が安定していない男を演じるときが一番魅力的だと思います。彼の作品をよく見てしまうのですが、この映画を見て、やはりすごい演技力だと思いました。

椎名豪
10

最高のゲームBGM

椎名豪さんは、THE IDOLM@STERやGODEATERシリーズ、AceCombat、反逆性ミリオンアーサー、鬼滅の刃等の様々なアニメ、ゲーム等のBGMを担当されている作曲家です。
特に、ゲーム中でここぞというときにオーケストラ調で迫力のあるストリングスを使った演奏や、不気味な場所での戦闘等にWobbleBassやGrowlBassを使用した最新のダブステップチックなシンセサイザーにオーケストラを足した特徴的な戦闘BGMの作成、ゲームが大まかに一段落したり、エンディング後になると、落ち着いた雰囲気で奏でるピアノで幸せのひとときを、感じることができます。
GOD EATERシリーズでは、実際にオーケストラが集まって、毎年コンサートライブを開く程に優れた楽曲を作成しています。
また、その他シリーズでもサウンドトラックが販売されたり等もしています。
ゲームをプレイするユーザーが思いっきりその世界に没頭できるような楽曲を作成できるとても素晴らしいアーティストです。
迫力のあるオーケストラを一度聴けば、背筋がゾクゾクするような体感をし、また落ち着いたピアノやストリングスを聴けば聴いただけで涙が出そうになるでしょう。

中島美嘉 / Mika Nakashima
7

かっこいい女性

鹿児島県出身の36歳です。血液型はA型です。所属事務所はトゥループロジェクトで、所属レコード会社はソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズです。公式ファンクラブ名は「LOTUS」です。元旦那はバレーボール選手である清水選手です。
別名義でも活動をしており、映画『NANA』関連の楽曲をリリースした際の名義である「NANA starring MIKA NAKASHIMA」、森三中とのガールズバンド「MICA 3 CHU」などがあります。歌手以外にも女優として活動をしています。過去には、映画「NANA」やドラマ「流星の絆」に出演をしています。
レコード大賞や日本有線大賞などを受賞しています。現在までシングルは40枚リリースしています。アルバムは8枚リリースしています。ベストアルバムは4枚リリースしています。ライブアルバムやカバーアルバムなども出しています。NHK紅白歌合戦にも9回出場をしています。ゲストボーカルとしてもたくさんの作品に参加をしています。久保田利伸さんや童子-Tさんとコラボレーションをしています。
CMにも出演をしています。明治製菓やソニーのCMに出演をしています。モデル時代にも出演をしたことがあります。

力人伝説 -鬼を継ぐもの-
6

なければ作ればいい

若貴兄弟を題材にした実録作品で、作画は『DEATH NOTE』の小畑健先生です。兄・若乃花と弟・貴乃花の若貴兄弟は、90年代前半の大相撲界だけでなく、日本スポーツ界の主役でした。若貴兄弟と両親の花田一家は、『平成の理想的な家族』とよく言われたものです。当然この作品も、理想の家族を題材に、とても美化して描かれています。これから10年以上先の花田一家の離散ぶりを見ていると、まさに隔世の感があります。その中から、この作品で一番好きな、兄弟のトンデモエピソードを紹介します。ある日、若貴兄弟が外を歩いていると、やくざ風の男たちから因縁をつけられます。もちろん兄弟は強いので、普通に戦えば即座に倒すことが出来るでしょう。しかし、男たちは「暴力を振るったら問題になるぞ」と脅してくるのです。そこで兄弟が取った行動は、驚くものでした。道の上に円を描いて、土俵代わりにしたのです。そして、「この中でなら受けて立つ。俺たちは、土俵の上なら命を張れるんだ」と凄んできたのです。これには男たちもたじたじに。あっという間に逃げていきました。土俵がなければ作ればいい。今ならば問題になったに違いありませんが、そういう話も特にありません。それこそ、若貴人気が凄まじかったからでしょう。今ではとても信じられません。

Enter the Gungeon / エンター・ザ・ガンジョン
10

PCの安価なローグライクアクション

Enter the Gungeon(エンター・ザ・ガンジョン)は見下ろし型のシューティングゲームでPCのsteamで販売しています。セールで50%OFFなどになることもあるので1000円以下の購入もできます。私はやっていませんがPS4版とswitch版もあるそうです。
このゲームはガンジョンという名のように銃(ガン)とダンジョンが融合したような迷宮・ガンジョンをガンジョニアと呼ばれるキャラクター達をつかい進んでいきます。ローグライクということでMAPはランダム、出てくるアイテムもランダム、ボスもガンジョン最深部のラスボスと隠しボス以外は3種類ほどからランダムにきめられます。なので毎回同じ攻略法で進むということもできずに、ちがった攻略を楽しむことができます。
そしてシューティングですが、弾幕シューティングばりの攻撃がとんできます。ドッジロール(回避)で避けたり、障害物をつかい避けたりしてダメージを受けないように進みます。最初は避けるのに精いっぱいだったり、攻撃に集中して避けられなかったりしますが、やっていくうちに体がなれてスムーズに避けられるようになります。ボス戦ではノーダメージボーナスで最大体力が1増えるアイテムがもらえます。そしてこれがかなり貴重…!
このゲームの実績要素には武器・アイテムのアンロックがあり、その一つにボスのノーダメージ討伐もあります。ボス討伐後に落とすお金で武器・アイテムを解除して、実績を解除していくとまた使える武器・アイテムが増えます。またある特定の武器・アイテムをもつと「シナジー」として追加効果がつきます。ランダム入手なので狙ったものは出せませんが、攻略が大きく楽になるシナジーも存在するので当たりを願わずにはいられません。
出てくるキャラクターが全般的にかわいく、多くの武器や多くの攻略法があり、時間を忘れてプレイしてしまいます。似てるゲームはたくさんありますが、このゲームが一番好きなのでおすすめです!

ブラック・ジャック / Black Jack
10

子どもと一緒に楽しむ、命について考えさせられる物語

手塚治虫の誰もが知っている有名な作品です。最初は漫画でしたが、アニメでも放送されました。
ポップな絵や個性的なキャラクターが多いのですが、話のベースは医療なので重い話が多いです。しかし、一般のアニメ枠30分でほぼ完結していますので、内容は重いですがあまり構えず見る事ができます。キャラクターも可愛らしいですし、手術シーンもグロテスクに描かれていないので、小さなお子様と一緒に見る事ができ、命の大切さや生き方、お金、人の想いについて考えさせられるとても深い作品です。長年愛されている理由はそこにあるのだと思います。
ブラックジャックは医師免許を持たないもぐりの医者ですが、神の腕を持つ天才外科医で、法外な高額手術料をとるという設定です。窮屈な現代社会で生活している私たちにとって、アウトローな設定と天才的な実力を持ち、クールなのに実は命について真剣に考え、絶対に諦めないブラックジャックという人物に惹かれる人は多いのではないでしょうか。周囲に流され周りの目ばかり気にして、自分の不甲斐なさを感じる時があります。そんなときにブラックジャックを見ると、もっと自分に自信をもって、何事も経験し実力をつけることに集中しようと思えます。

暗殺教室 / Assassination Classroom
9

アニメ暗殺教室レビュー

アニメ「暗殺教室」は1期が夏休みまでで、全22話。2期は卒業までの全25話の計47話で構成されている。
本作品は各国が秘密裏に暗殺を計画している超生物「殺せんせー」が、有名進学校の落ちこぼれ生徒の担任となり、生徒の成長や、生徒たちとの絆を描いた作品である。アニメ化をする際に原作漫画から省かれたシーンもあるが、ストーリーの進行上大きな影響はない。
タイトルから想像つくように殺せんせーがターゲット、生徒が殺し屋という、異様な関係だ。暗殺を通じて生徒は殺せんせーから多くのことを学び、読者の心にも響く名言も多く生まれる。ここまでの内容からはシリアスでまじめな漫画かと思われるかもしれないが、作品中には多くのネタが含まれており笑いの多い作品となっている。
主人公とその周りの生徒だけでなく、クラス全員の性格や特徴が丁寧に描かれているため、内容がとても濃く、生徒一人一人に多くのファンがいることもこの作品の特徴だ。
ネタの中には時事ネタが含まれていることもあり、年代によっては伝わらないことがあるかもしれない。
(以下ネタバレを含む)
アニメ2期最終話の25話は、殺せんせーが死んだあと、その後の生徒の様子が分かるスピンオフとなっており、生徒の成長が伝わる最終回にふさわしい内容だ。個人的には物語の締め方は数多くある作品の中でもトップクラスだと思う。

南極料理人
9

何も起きない、でもそれがいい

日本から遠く離れた南極、そこに南極観測隊として派遣された8人の男性たちの約一年を描いた作品。
寒過ぎてペンギンやアザラシはおろか、ウイルスですら生存不可能な極寒の地にあるドームふじ。麻雀や漫画など娯楽もごく限られたものしかない。その中で日々の楽しみとなるものが食事だ。極寒の中で作業した後に食べるほかほかのおにぎり、隊員たちのリクエストで高級食材の伊勢えびはエビフライになり、隊員の誕生日には肉汁たっぷりな肉の丸焼きが出てくる。贅沢な食材を使った料理はどれもとてもおいしそうだ。しかし本当においしそうに見えるのは、持ち込んだ分をすべて食べきってしまい、あり合わせの材料で試行錯誤して作ったラーメンだったり、料理人・西村のお守りが採掘場の穴に落ちてしまい、ふて寝してしまったときに他の隊員たちが作った鶏のから揚げだったりする。特別なものもいいけれど、普通が一番。そう思わせてくれる映画である。この映画には大きな事件は何も起きない。ただ、仕事をずる休みしたり、仕事仲間と険悪になったり、恋人に振られたりと小さな事件は起こる。実際の生活もそんなものだ。映画で日常の中の非日常を体験するものいいけれど、非日常の中の日常を体験するのもいいものだ。見終わった後、きっと家族が作ってくれた料理が恋しくなるはずだ。

隣人は静かに笑う / Arlington Road
9

隣人は静かに笑うを観た感想

久しぶりに観た、飽きさせない映画。テンポよく展開するストーリー。しかし、不条理さ全開の壮絶なバッドエンドです。
主人公のマイケルは大学の教授で、テロについての講義をしています。マイケルには、FBIであった妻が殉職したという悲しい過去があります。また、ケガをした子どもを見つけたら全力疾走で病院に連れて行くような、正義感の強い人物です。子どもを助けたことで、マイケルは隣家と親しく付き合うようになります。子ども同士はもちろん、親同士も同世代の友人ができたと嬉しそうです。しかし、この朗らかで親切な隣人こそが、実はテロリストでした。直接的には描かれていませんが、おそらくこの隣人は、はじめからマイケルを身代わりの犯人として仕立て上げるために、隣に引越してきたものと思われます。テロリストたちの犯行はものすごく綿密で計画的かつ柔軟なチームプレイ。これではマイケルでなくともまんまと嵌められて利用されてしまいます。FBIを爆弾から救うために、必死になって車で駆け付けたのに、信じてもらえず、あげく気づかないうちに自分の車のトランクに爆弾が仕掛けられており、犯人に仕立て上げられてしまう。あまりにも悲しいバッドエンドですが、緊迫感は楽しめました。

バーフバリ 王の凱旋
9

インドの絢爛豪華さに圧倒される『バーフバリ 王の凱旋』

インド映画を見たのはこれが初めてです。
(本編は、ですが。インド映画の存在自体に初めてふわっと触れたのは『TU MERI』というミュージックビデオです)
この映画は2作目ですが、これから見ても問題は無いと思います。
映画のあらすじとしては、次期国王であるアマレンドラ・バーフバリが母親であり国母であるシヴァガミに言われ、戴冠式までの間身分を隠し旅に出るというものです。
民衆に圧倒的な人気を誇るアマレンドラ。
それを妬むアマレンドラの兄とその父。
アマレンドラに付き従いながらも小言も言う戦士カッタッパ。
物語や登場人物は王道を行く叙事詩ですが、それにインドのスパイスが満遍なく大量に振りかけられているのがこの映画の魅力だと思います。
象が登場し、ターメリックが舞い、煌びやかなサリー等の衣装が躍り、大勢の民衆がアマレンドラを讃え、歌い、踊り、そしてアマレンドラが圧倒的な強さを魅せる。
暴漢も兵士も1人で(時々カッタッパも)軽々となぎ倒していくのは、インド映画特有なのかアマレンドラ・バーフバリだからなのかは分かりません。
(もっとインド映画見ないと…)
とはいえ、王国や政治というのは強いだけではどうにもならず、アマレンドラは陰謀に巻き込まれていくのですが…。
是非、大きな画面でバーフバリを浴びてください。絶対1作目も見たくなると思います。