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misawa32

misawa32のレビュー・評価・感想

クロックタワー / CLOCK TOWER
7

殺人鬼の徘徊する時計塔からの脱出劇!クロックタワーとは!

殺人鬼の徘徊する時計塔屋敷から脱出するホラーゲーム「クロックタワー」は株式会社HUMANの発売したスーパーファミコン用ゲームソフトです。
主人公は恐怖の殺人鬼を相手にほとんど逃げることしかできない非力な少女ジェニファーです。ある朝のこと、グラニット孤児院にて養育されていた彼女と仲間たちは顧問の先生の先導で恐怖の時計塔屋敷へと足を運ぶことになります。館の方に挨拶してくると先に行った教師メアリーを追って恐怖の館を探索することになります。
ジェニファーは基本的に敵に遭遇しても銃や鈍器のようなものは一切持ち合わせておらず抵抗らしい抵抗もできない状態なので逃げることが最優先されます。
屋敷内でジェニファーと仲間たちを襲う恐怖のギミックはスーパーファミコンで出た当時から非常に凝ったものが多く、例えば今では当たり前となった動く人形に襲われる、はさみを持った殺人鬼に追われるなどバリエーションも豊かです。散り散りになってしまった仲間たちを探しながら時計塔からの脱出を目指します。
魅力は劇中出くわすカラスの死骸、殺害された仲間などスーパーファミコンとは思えないほどリアルでグロテスクな恐怖場面の数々です。スーパーファミコンならではの画質の粗さでそれがまた恐怖感を強く感じさせます。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて / DQ11 / ドラクエ11 / Dragon Quest XI: Echoes of an Elusive Age / ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
10

ドラクエ史上最高の作品

私がオススメしたいゲームソフトはNintendo Switchで発売された「ドラゴンクエスト11s」です。ドラゴンクエスト11自体は前にps4で発売されていて、私もプレイしましたが、とても素晴らしい作品でした。ですがその後に発売した「ドラゴンクエスト11s」はストーリーの内容は前作の「ドラゴンクエスト11」と同じですし、ps4の性能を活かした「ドラゴンクエスト11」には映像美の部分では明らかに劣りますが、そんなことも気にならない程に「ドラゴンクエスト11s」は素晴らしい内容になっていました。

まずは機能面が素晴らしい。今作は戦闘のスピードを3倍速にすることができ、前作よりレベル上げが遥かに楽になりました。そしてフィールドや街での移動速度もかなり速く走れるようになりました。これもありがたかったです。そして今作は別の装備をしていても見た目装備の衣装に変えられます。なのでおしゃれな衣装でなおかつ強さを保ちたい方にはオススメです。

次にオススメなのNintendo Switchの機能とドラゴンクエストの相性がすごくいいことです。ストーリーを楽しむ時は大きい画面のテレビで楽しみ、レベル上げなどの時はテレビを見ながら携帯モードでプレイする。気分次第でテレビモードと携帯モードを使い分けられるのが本当に素晴らしかったです。

そしてなんといってもやり込み要素の豊富さが素晴らしいです。前作もそうですが、ストーリーをクリアするだけで80時間はかかります。クリア後のストーリーもやると合計100時間は軽く超えます。

ストーリーの良さを崩さずにやり込み要素もきちんとある。本当に素晴らしい作品だと思います。

エイリアン / Alien
9

SFホラーの金字塔とハリウッドホラーの原典

SF映画はB級作品である。そんな常識を覆したのは、『スターウォーズ』や『未知との遭遇』など数々の名作映画であった。そして、それら二つの作品と双璧を成したのは、リドリー・スコット監督作品の『エイリアン』であった。SF+ホラーというのは1970年代から1980年代にかけてのハリウッドにとって非常に画期的なアイデアであった。閉鎖的な宇宙船という空間の中で、謎のエイリアンによる襲撃を受け、次々と殺されていくクルーたち。クルーの中にも狂気に呑まれ、仲間に危害を加えようとする極限の緊張状態。人類の英知も、武器も、技術も通用しない外敵(エイリアン)とたった一人生き残った乗組員との絶望的な戦い。このような人間の得体の知れない存在への恐怖感、不安感を煽り立てた映画は今までになかったと言える。
そして、今作のエイリアンは、画家H・R・ギーガーが「ネクロノミコンⅣ」で描いた、黒と気色の悪いフォルムを持つ謎の異形存在がモデルになっている。この「ネクロノミコン」は、ハワード・フィリップ・ラブクラフトの「クトゥルフの呼び声」というシリーズに出てくる怪文書であるが、ハリウッドのホラー映画は『死霊のはらわた』や『遊星からの物体X』、そしてこの『エイリアン』と、多くのホラー作品がクトゥルフシリーズに由来しているため、他作品とのクロス要素も必見である。