ミミズク@mimizuku1199

ミミズク
ミミズク
@mimizuku1199
1 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
ミミズク

ミミズクのレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

スポーツ漫画には、あの時味わえなかった「青春」が詰まっている。

みなさんは『青春スポーツ漫画』と聞くと、どんな作品を思い浮かべるだろうか。ある人は「『タッチ』こそ最高」と答えるかもしれないし、「いやいや『スラムダンク』を超える漫画があるものか」と答えるかもしれない。『スポーツ漫画』というジャンルはこれまで色々な漫画家が生み出し、熱を注ぎ、時には世間に大きな流行や衝撃を与えながら成長してきた。最近は色々なスポーツに焦点を当てた作品も増えており、実在するスポーツ選手に影響を与えているものも多いかもしれない。そんな『スポーツ漫画』というジャンルの中から、個人的におすすめのものを一つ紹介させてもらいたい。それが、週刊少年ジャンプで8年間に渡り連載をしていた、高校バレー部の青春を描いた作品である『ハイキュー!!』である。主人公・日向翔陽は、スポーツ選手、特にバレーボールのような、身長が高いほど有利である競技において圧倒的に不利な「チビ」である。彼が持っているのはその身長のコンプレックスを大いに吹き飛ばすほどのバレーボールに対する熱意と、ジャンプ力だった。そんな日向は中学時代、影山飛雄という圧倒的実力差を見せつけられた相手に試合で完敗する。そんな影山をライバルとし、高校では彼を倒すため、憧れであった烏野高校バレー部へと入部。するとなんとそこで同時に入部してきたのは、ライバルと認め、絶対に倒すと心に誓った相手、影山であった。二人はそこでコンビを組むこととなり、お互いに切磋琢磨しながら、昔は強豪であったが今は「地に落ちたカラス」と呼ばれている烏野高校バレー部を盛り上げ、引っ張り、最終的に全国大会へと導いていく。私は運動が昔から苦手で、バレーもプレー経験があるものの知識についてはサッパリなのだが、そんなにわかな自分でもバレーという競技を理解でき、楽しめ、キャラクターの成長を見守りながら過ぎ去りし日の青春をもう一度味わっているかのような気分になれる作品だ。当たり前のことだが、スポーツや試合には勝ち負けがあり、いくら努力を重ねてきても最終的に勝たなければ意味がない。必ず『勝った人』と『負けた人』がいる世界、それぞれの苦悩や喜び、悔しさ、悲しさを作品を通して感じることができ、勝利を信じてただひたすらに努力を積み重ねる個性豊かな様々なキャラクターたちの汗と涙と青春の物語を、この作品を通して感じることができるのである。なんて、贅沢な時間なのだろうか。ただひたすらに何かに集中してみたい人には是非、この作品をおすすめしたい。

モンスターハンターライズ / モンハンライズ / MONSTER HUNTER RISE / モンスターハンターライズ:サンブレイク / MONSTER HUNTER RISE:SUNBREAK
8

17年の歴史を振り返るようなモンスターから新しいモンスターまで幅広く。

2021年に発売されたモンスターハンターライズ。今作は今までのモンハンシリーズから引き継がれたモンスターや、新モンスターが公開。アプデを重ねるごとにモンスターも増えていくので乞うご期待といったところだ。
魅力的なもう一つの理由は、百竜夜行。簡単に説明すると村を大量のモンスターから守るミッションだが、これがまた面白い。難易度もそれなりに高いが、普通の狩猟よりもやりごたえがある。大砲を使ってモンスターを倒したり、村の住民から力を貸してもらったりと、今までのモンハンに比べると一風変わったシステムだ。
そしてオトモの種類も今作で追加となった。その名も「オトモガルク」だ。今までのオトモであるアイルーも勿論選ぶことは可能だが、このオトモガルクは、乗ってフィールド上を駆け回ることが出来る。爽快感があるとともに走る速度が速いのですぐに目的地に行くことが可能だ。一人でクエストに行くときはアイルーとガルクを連れて行けるのも大きな利点。
最後に、もう一つ変わったシステムが追加されている。翔蟲という虫を使ったアクションだ。モンスターから攻撃を受けた際に追撃に備えて受け身を取ることが出来たり、さらに強い攻撃をすることが出来たりとメリットが沢山のシステムとなっている。ただ、この虫を使いこなせないとフィールド探索が難しい。使いこなすのに慣れが必要なので注意。
今作はストーリー内容もいい出来だと思う。村の住民と話しながら進めていくのは中々に楽しいと感じた。