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masayuka31のレビュー・評価・感想

ヴィンチェンツォ(テレビドラマ)
8

スタジオドラゴンが贈る!今年最高のダークサイドヒーローサスペンス!

「キム秘書はいったい、なぜ?」や「愛の不時着」で知られる韓国のドラマ制作会社、スタジオドラゴンが贈る、ダークヒーローコメディ!
イタリアンマフィアの顧問弁護士である主人公ヴィンチェンツォ・カサノが、悪をもって悪を制す!
かつて、中国の富豪に隠すよう頼まれた金塊を、自らが手に入れるため、組織に裏切られたことを機に渡韓。
しかし、金塊を隠した地下室の上には、過去に訳ありの入居者ばかりのクムガ・プラザが建っている。
そして、その中のひとつの弁護士事務所藁と運命は交錯していく。
藁の代表弁護士が担当している韓国大手のバベル製薬の薬害事件。
時を同じくしてバベル製薬の関連会社のバベル建設は、金塊の事はつゆ知らず、違法な手段でクムガ・プラザの開発を進めていた。
バベルと言う同じ敵を前に共闘したヴィンチェンツォと藁の代表弁護士だったが、あまりにもバベル側は強敵で、弁護士は偽装された事故で命を落としてしまう。
そこで新たにヴィンチェンツォの仲間になったのが、藁の代表弁護士の一人娘であるホン弁護士だった。
様々な残虐な手口を使い、ヴィンチェンツォとホン弁護士を妨害するバベル側だが、
ヴィンチェンツォもクムガプラザの訳あり入居者達の信頼を得ることで本場イタリアのマフィアさながら、ファミリーの仲間を増やしていくのだった。
物語もさることながら、同じ制作会社故に、他のドラマの登場人物が出ていたり、パロディもあるのも見所。

クイーンズ・クオリティ
10

大人が楽しめる少女漫画

クイーンズ・クオリティは最富キョウスケ先生の作品で、ベツコミで連載されている少女漫画です。
この漫画は、少女漫画ですが、シリアスな内容もかなり多く含まれていて、大人が楽しめる少女漫画という感じがします。内容がヘビーなので、何度も何度も読んで、その度に新しい発見があり、読めば読むほど面白くなる作品だと思います。少女漫画の要素もしっかりと盛り込まれていて、キュンキュンして、もどかしくて、ドキドキさせてくれるので、大人が楽しめる恋愛漫画としてこれ以上の漫画はないと思っています。
主人公の文が自分が女王(クイーン)であることを自覚して、その運命を受け入れて真のクイーンを目指す姿は、とても強くて格好いい女の子という感じで、同性としてすごく応援できる姿です。また、文の「つれあい」としてだけでなく1人の男として側にいる玖太郎は、コミュ糞(コミュニケーションが下手糞という意味)の度合いが半端ないけど、文のことを誰よりも想って、文を守る姿がめちゃくちゃ格好いいです。
堀北家を中心とした玄武門の人々もいい人ばかりだし、はじめは敵だったアタルも今ではかなりの強い味方となっているし、どんどんストーリーが進むにつれて目が離せません。また、最富先生の前作「電撃デイジー」の登場人物がたまに出てくるところもファンとしては注目度の高いポイントです。

ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg
7

伝説のチームの過去

イケメンのキャラクターたちが自分たちの陣地を争ってラップバトルをする「ヒプノシスマイク」をコミックス化したものです。ふんわりとしたイメージの、内容としては本編よりも過去の話です。
このヒプノシスマイクの世界が、なぜこのようなラップで陣地争いをするような世界になったのかというところから始まり、かつて存在した伝説のチーム「The Dirty Dawg」の結成秘話、そのメンバーたちがどのようにして出会ったのかが描かれています。
後にこのチームは解散し、各々現チームのリーダーになるのですが、このメンバー以外のチームの現リーダーも出てきてドラマが展開されます。キャラクターたちのそれぞれの過去、キャラクターたちがどんな思いで今を生きているのかが知れるので、ファンとしては非常に熱いです。
従来のドラマCDではなく視覚化されたヒプノシスマイクの世界を堪能できるので、世界観がより一層リアルに感じ取れると思います。また巻末には声優さんたちのアフレコ現場の様子をリポートしたページや、番外編の小話も載っているので一冊に内容が盛りだくさんです。
背景のリリック(歌詞)の描かれ方が独特で、本当にラップバトルを見ているような刺激的な感覚が味わえる作品です。気になった方は是非読んでいただければと思います。