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kumikoacaのレビュー・評価・感想

チェンソーマン / Chainsaw Man
9

最強のアンチヒーロー!? 『チェンソーマン』の魅力

チェンソーマンの魅力は一言でいうと「逸脱」だと思う。
主人公はチェンソーの悪魔「ポチタ」と契約しており、いざ戦闘になると、手と足がチェンソーの(冷静に考えると凄いデザインだ)チェンソーマンに変身し、血しぶきだらけのスプラッターバトルを繰り広げる。
言うなれば、現代版デビルマンである。
そして主人公のデンジの性格は、少年漫画によくある「正義感」は微塵も感じさせず、彼の行動原理は「女にモテたい」「旨いものを食いたい」が大部分を占める。
(しかし「友情」の感情は持ち合わせている)
ヒロインに関しても、マキマは中盤からサイコパスで冷酷な一面を見せ始めたり、実際めちゃくちゃ強かったり、これも王道から「逸脱」しており、そこがチェンソーマンの最大の魅力だ。

これでもかってくらい「お約束」からかけ離れた世界観だが、驚くほど緻密な伏線がちりばめられている。作者の藤本タツキ先生は、驚くべき細かいところまで
構想を練りこんでおり、様々な映画や神話の要素を上手く盛り込んでいる。読者としては、そんな伏線を注意深く見ながら楽しむこともできる作品となっている。
オマージュとなっている作品に気づいてしまったとき、「ニヤり」としてしまう、そんな作品なのである。

ヒカルの碁 / ヒカ碁 / Hikaru no Go
9

囲碁をやってみたくなる

囲碁というゲームには古臭いイメージがありますが、その古臭さを無くして魅力のある漫画になっているのが、ヒカルの碁です。
主人公は平凡な小学生、進藤ヒカル。彼は自宅にある古い蔵で、遥かな時を超えてやってきた棋士、藤原佐為に出会います。佐為との出会いによって、囲碁に全く興味のなかったヒカルが徐々にその奥深さに取り憑かれていき、成長していく物語です。
主人公のヒカルや佐為だけでなく、登場人物一人一人にもスポットが当てられています。ヒカルの周囲に現れる人達の心情も丁寧に書かれていて、作者の作品に対する思いが伝わってきます。
僕はこの作品を見て、囲碁にはまり、囲碁を本格的に習いたいと感じた事もあります。この作品の凄いところは、囲碁のルールを知らなくても、最後まで楽しんで漫画を読めてしまうところです。僕は今だに囲碁を理解していませんが、それでも今まで読んだ漫画で、一番面白い漫画だったと思っています。囲碁という地味なゲームのイメージを変え、この作品を読んでプロの棋士になった人もいます。
大人気の週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画で、全23巻あります。冊数も、無駄に長くないので飽きずにすぐ読めてしまいます。

椎名林檎 / Sheena Ringo
10

さっそくライブに行きたくなる最新アルバム

待ち望んでいた椎名林檎の2019年時点で最新のアルバム『三毒史』について感想を述べたいと思います。初回限定盤にはアルバムコンセプトの曼陀羅を取り入れたステッカーがついてきます。購入してさっそくパッケージを眺めていると、きれいに5文字にそろった曲名や黒い色調にペガサスをあしらった椎名林檎などが見受けられ、何となくダークで暗い曲が多いのかなと勝手に想像していました。しかし曲を聴いてみると、一曲目の「鶏と蛇と豚」から最後の「あの世の門」までスピーディーでアップテンポな曲が多く、みごとに自分の予想を覆されました。椎名林檎の世界観を伝える文芸的ともいえる詩、そして宮本浩次、櫻井敦司、トータス松本、浮雲といったゲストミュージシャンとの絶妙な掛け合いと、表現者としての魅力が引き出されている見事な出来栄えとなっています。ゲストミュージシャンたちはそれぞれ個性があり、このアルバムの世界観を見事に作り出しています。ここまでアップテンポな曲が多い中、なぜか聴いていて疲れない耳心地のいい曲ばかり。そこに椎名林檎の魅力があるのだと改めて感じさせてくれます。それぞれの曲を聴き返したり、詩を読み返したりしてみると、椎名林檎が以前よりますますアップグレードしているかのように感じます。アルバム付属の写真には中世ヨーロッパの騎士か北欧神話のイメージが載せられていますが、ファイナルファンタジーやドラクエに代表されるRPGの世界を表しているかのようです。今までファンでなかった方々も、ますます装備充実!レベルアップしている椎名林檎「三毒史」をぜひ聴いてみてください。

シティ・オブ・ゴッド
10

実話を基に描いた衝撃作

シティオブゴッドは、2002年にブラジルで制作された映画で、数々の映画祭でノミネートや受賞した作品です。1960年代から1980年代のブラジルのファヴェーラと呼ばれるスラム街で、麻薬の売買や、強盗等の犯罪に手を染めるストリートチルドレン達の抗争を描いた作品で、実話を基に制作されました。
本作品の監督は実際にファヴェーラのストリートチルドレン達をオーディションし、演技指導を施してアドリブ主体の展開になっています。出演者のほとんどが素人とは思えない、鬼気迫る様な演技力は見応えがあります。
作品中で描かれている日常が、実際のブラジルではリアルだというのがとても信じられない程で、救いの無い現実をハイテンションかつ、スタイリッシュに展開されていきます。個性溢れる3人の主要キャラも魅力的で、写真家を目指すブスカペ、ギャングの道に進むリトル・ゼ、ギャングでありながら皆から慕われているベネの3人を中心に、幼少時代からファヴェーラを舞台に話が進んで行きます。その過程で、目を背けたくなる様な刺激的なシーンもあったりしますが、全編ハイテンションで展開されるため、二時間ちょっとの映画ですが、あっという間に過ぎて行きます。刺激的な映画が好きな人にオススメです。

ELLEGARDEN / エルレガーデン
10

ELLEGARDEN最高です。

ELLEGARDENを聞いて、その音楽性に衝撃を受けハマっています。
元々パンクが好きで色々なミュージシャン(バンド)を聞いていましたが、エルレは当時スルーしていました。
15年以上前にTSUTAYAに行ったとき、「今話題のバンド!!」というので紹介されていました。
青年がスパゲティを食べているジャケット"RIOT ON THE GRILL"。
そもそも、当時インディーズバンドがあんなに大々的に宣伝される時点で異常だった思います。
今は「あの時知っておけばよかった~」って後悔だけが残ります。

2018年復活して私もエルレファンも盛り上がり「絶対にチケット取るぞ」って意気込んでいたのですが、Open Actがワンオク。「倍率高い~。無理~」となり断念しました。
嫌な予感はしていたんですよね。良い意味で。
ワンオクはかなりエルレの要素を持っていたのでOpen Actで出るんじゃないかな~と。
一度で良いから生で正規ルートでエルレを観たいです。

私のおススメの曲は
・ジターバグ
・Supernova
・スターフィッシュ
・The Autumn Song
・Fire Cracker
・高架線
・Marry Me
・Missing
・TV Maniacs
・虹
・Middle Of Nowhere

Middle Of Nowhereはかなり中毒性があり名曲です。

CRAZY VODKA TONIC
10

広島県福山市発の小説ロックバンド"CRAZY VODKA TONIC"が絶対出てくると思う。

全国流通のCDをリリースする前から各地のフェスやイベントに出演していた"CRAZYVODKATONIC"。そのきっかけは2014年に空想委員会主催の「大歌の改新ツアー」の一般公募O.A枠(下克上)に選出されたことです。空想委員会とGOODONTHEREELの2マンライブに出演し、ライブ後にはCDを手売りしたそうですが、その列が2時間ほど続いたそうです。2018年にファンの声が後押しとなり、初全国流通盤をリリースしました。そして、テレビ東京系「ゴッドタン」の12月度EDに抜擢されたり、「第11回CDショップ大賞」の中国ブロック賞を受賞したりと、ブレイクする気配がすごいです。
メンバーは、ギター・ボーカル・作詞・作曲を手掛ける池上優人さん、ギターの奥本真光さん、ベースの進竜馬さん、ドラムの坂本志穂美さんの4人。節目には福山のライブハウスでライブをする事を選んでいて、メンバー4人とも地元愛がすごいです。そして、地元、ライブ、ファンに対する想いが深いのも特徴かと思います。
彼らの楽曲は「小説ロック」。歌詞の世界観に引き込まれるハイセンスな音楽と、伸びのいい池上さんのボーカルの相性が合い過ぎていてすごいです。疾走感のある曲が多く、自然と体が動きます。動画も上がっていますが、「ライブに行ってみたい!」と強く思ってしまいました。

Bの食卓
10

色んな形の愛が詰まっています

ストーリーの冒頭からビックリしました。
なんだか、サクッと人生のパートナー見つけるみたいな展開で、物足りないなぁ、期待ハズレか、と思っていましたが、そんな展開ではありませんでした。愛の形は色々あるようです。
絵が可愛いので恐怖を感じることなく、丁度いい面白さで読みやすいです。
めっちゃ食べる物語♪読メの広告を辿って、うっかり1巻無料を読んでしまったマンガ。愛するものは『食べちゃいたい』から喰らうっていう、ベルゼブブの行動がグロいんだけど、なんか妙に可笑しかった。元ギロチン(?この設定がよく分からなかったんだけど)の従者ソウくんが無表情ながら健気にベルゼブブに尽くしていて可愛いかった。でも、最後はやっぱりベルゼブブ に喰われる最終回なんだろうか?この手の設定、大好きです!
ぼりぼり食べまくっていますがそこまでグロくないです。お話も暗いようで明るい。
どういう表現がぴったりなのかわかりませんが、色んな形の愛が詰まっています。
まさか最終巻とは知らず驚いた。食べることこそ愛と豪語するダークコメディもこれにて終了、面白く綺麗な終わり方をしていたと思う。なんと言っても最終話は見物。まさか本当にソウくんを食べてしまったのかとヒヤヒヤしたけれど、そうじゃなくて良かった。機会があればヘルズキッチンも読んでみたい。

あん(映画)
9

樹木希林さんのすべてが輝いてました

毎日ちょっとやる気なくどら焼きを焼いている「どら春」の店主・千太郎と、そこに「バイト募集」の貼り紙を見て声を掛けてきた老女・徳江のお話です。
最初はどう見ても高齢の徳江を断る千太郎なんですが、徳江の作ったあんこの美味しさにびっくりして、
2人は一緒に働くことになるんです。
樹木希林さん演じる徳江はハンセン病患者なんですね、なので手が少し歪な形をしていて不自由なんです。
千太郎はその事に触れず、毎日丁寧にあんこを作る徳江の姿に少しずつ安らぎを感じていきます。
そして徳江のあんこのおかげで店のどら焼きは完売するまでに売れるようになっていくんですが、それと同時に徳江がハンセン病患者である事が噂され始めるんです。
人間ってこういう事には敏感というか、それからどら焼きは売れなくなっていき、徳江は千太郎に気を遣ってかひっそりお店を辞めてしまいます。
ずっとずっと隔離施設で育ってきた徳江にとって、世間とかかわれる事がどんなに楽しかったでしょうか。
季節の移ろいを肌で感じ、すべての存在を愛おしく愛でる姿や語りかける仕草に、徳江が毎日を大切に生きてるのが伝わってきます。
前科のある千太郎にとっても、徳江との出会いは生きるという本当の意味を教えられるものだったと思います。
徳江の死後、千太郎はテープに吹き込まれた徳江の最後の言葉に涙します。
そして今までやる気なく作っていたどら焼きを、最高の笑顔で売る千太郎の姿が凄く良かったです。

スリーピングドッグス 香港秘密警察
8

タイトルなし

このゲームはPS4使用だと北米版と海外版とダウンロード版しか無く元々PS3とXBOXソフトとして販売されており人気作なのでPS4版でも販売したオープンワールドクライムアクションゲームでこのゲームは香港の街中を自由に回れて自由に格闘技や銃器を主軸として犯罪者や街中の人々と自由に対戦、格闘、銃撃戦を展開できる言わば簡単に言うと香港版「グランド・セフト・オート」のようなゲームで車やバイクも簡単に奪ったりプレイヤーの服装や装飾品をゲーム内のお金で購入できるといった非常に自由度と完成度が高いソフトです。ゲーム内の香港の街中では実際に存在する建物がいくつもあるので暇つぶしに車やバイクを回しながら観光などもできます。プレイヤーはサンフランシスコ市警の組織犯罪対策本部の1人で今作の主人公は香港警察に出向し香港最大の犯罪組織である「トライアド」の傘下組織に潜入捜査官として潜り込み内部からの壊滅を目指すという物語でプレイヤーは警察官ですが、あくまで潜入捜査官なので前述の銃撃や格闘や車両の強奪をすると地元警察から手配されます。しかしそこから追ってくる警察を撒くかそのパトカーの車両をテイクダウンをすれば手配が無くなります。手配は最大でレベル5までありレベルが上がれば上がるほど警察官が武装していきます。ぜひPS4ソフトの「スリーピングドッグス:香港秘密警察」をプレイしてみてください。

Mr.Children / ミスター・チルドレン / ミスチル
9

他にまねできない独特の世界観が魅力

テレビコマーシャルなどでも多くの曲が流れているミスターチルドレンのファンの方も多いと思います。テレビドラマの主題歌にも、ミスチルの曲は多くあり、どの年代の方も一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
ミスチルの曲には、本当にヒット曲が多いのですが、誰にもまねできない独特の世界観があるため、人気が高いのだと思います。桜井和寿さんが作詞作曲したヒット曲が多くありますが、若い世代の独特の苦悩や心理を見事に描いていると思います。
テレビドラマ「コードブルー」の主題歌「HANABI」は、その代表的なものだと言えるのではないでしょうか。若い世代の人が心の中に思い描くことを、心に響く詩にしていると思います。曲調もミスチル節とも言えるような、他がまねできない魅力あるものとなっています。
また、「365日」のようなロマンティックなラブソングもあります。そのような曲は、女性にも人気が高いと思います。
テレビコマーシャルでも有名な「イノセントワールド」といった曲は、とてもセンシティヴな心情を歌った爽やかな曲です。
さらにボーカルの桜井和寿さんの歌声も、とても魅力があると思います。桜井さんは他のミュージシャンの方の曲を歌ったりもしますが、彼が歌うとどのような曲でも必ずミスチル節、桜井節になるところが、さすがだと思います。
このような、他がまねできない独特の世界観を持ったミスターチルドレンの曲は、とてもおすすめです。

ドラゴンボール超 ブロリー
10

観るなら絶対4Dがオススメ!映画ブロリー

ドラゴンボールの新作映画ブロリーを観てきた。日本国内でも興行収入は前作を超えており、海外でも相当な売り上げを伸ばしている。
ドラゴンボール好きなら誰でも楽しめるものとなっており、昔からのファンでもそこまで昔のドラゴンボールに詳しくなくても楽しめる内容となっている。
なぜなら昔の劇場版に出てくるブロリーとは全く別のブロリーだからだ。
たとえばドラえもんのアニメに出てくるジャイアンは意地悪だけど、映画に出てくるジャイアンはのび太を助けてくれたりいつもより優しくてアニメとちょっと違くない?と言う感じではなく、全くの別人と思っていい。
肝心の内容はカカロット(主人公の孫悟空)の母親ギネが初めて登場したりする過去の話が30分ほど、そのあとは現在に戻りブロリーと対決するのだが、話の内容も映像の素晴らしさもさることながら私が1番感動したのは4DXと言う映画ジャンルの凄さだ。話の内容に連動して、例えばドラゴンボールでよくありがちなパンチなどで吹っ飛び、山や建物などに衝突する際には椅子の背中にドンドンドンと衝撃が来る。海に突き落とされるシーンでは霧状に水がシュッと顔にかかる。悟空がスイーツを食べてるシーンではどこからか甘い匂いがしてくる。(最初は前の席の人の食べてるチュロスかと思ったが2回ほどそんなシーンがあった為おそらく4DXの演出であると思う…)など映画の世界もここまで来たかと感心させられる。なのでこの映画を見る際は4Dでの鑑賞を強くお勧めする。人によっては酔ってしまうぐらい激しく椅子が動くので注意していただきたい。

矢沢永吉
10

矢沢永吉の何がオススメなのか

矢沢永吉といえば、「イカつい顔をしたオジサンで、ファンも怖い人が多そう」というイメージを持っている人も少なからずいると思います。確かに歌っている時の表情は決して爽やかなものでは無く、熱狂的ファンも矢沢の若い頃のトレードマークであるリーゼントヘアーに、白いスーツでライブに来ています。自伝では赤裸々な過去も晒して、それが熱狂的なフォロワーを生むキッカケにもなっています。しかし、そこで判断し敬遠してしまうのは非常にもったいない事だと思います。何がもったいないかと言えば、貧乏からのし上がった不良のシンボル的な扱いを受け過ぎる事によって、楽曲の良さが世間一般的に広まっていない事だと思います。
矢沢はソロに転身する前はCAROLというロックバンドを組んでおり、その頃は若い10代くらいの年齢層に向けた楽曲を作っていましたが、ソロになってからはバラードの名曲をいくつも作っています。
作詞こそ専門の作家に任せる事が多いですが、作曲はほぼ矢沢自身が手掛け、そのメロディメーカーぶりは相当の実力派です。もちろんCAROL時代の不良っぽさがあるからこそ、その時のファンがついたのは間違いありませんが、矢沢本人は昔から至って真面目な音楽家です。そして、そのクオリティは非常に高いと思います。しかしソロ転身後、髪をおろしてベースを肩から外し、革ジャンを身につけずバラードを中心に歌う矢沢に、ファンは戸惑ったのです。その後、CMのタイアップ曲のヒットなどもあり売り上げはうなぎ登り、現在までの地位を築き上げるのです。

あさひなぐ
10

青春スポーツマンガ好きなら必読!

ずっとタイトルが気になっていたのですが、読む機会を逸していました。たまたま一日暇になったのでマンガ喫茶で10巻まで読破。結果、どっぷりとハマってしまい、全巻読んでしまったぐらい面白かったです。
スポーツを題材にしたマンガは数多くありますが、大抵メジャーなものを扱っていますよね。ですがこの作品はなんと”なぎなた”の部活をメインに据えた稀有な作品なのです。”なぎなた”なんて全然知らないし興味が持てないと思うかもしれませんが、一度手に取って読んでみてください。見開きのページは、そのすさまじいまでの迫力に圧倒されます。
あと、他のマンガと違って恋愛要素は薄目です。どちらかというと個々のキャラクターが持つ人生の悩みであったり、部活に対する思いであったり、そういったものすごく現実味のあるところを丁寧に描いているので、読者としては共感せずにはいられません(自分はもう40代ですが、高校の部活での辛さや先輩との確執を思い出して、すごく理解してしまいました)。
もちろん最初は弱くてダサイ主人公なのですが、いわゆる修行パートなどを経て、大会で活躍するようになる様は本当に何巻になってもあきません。周りのキャラもすごく立っていて、どのキャラを応援しても良いと思います(私はけっこうな毒舌キャラの、紺野さくらがお気に入りです。締めるとこではきちんと締めてくれる良キャラ!)。
まだ未読の人はぜひ一度騙されたと思って読んでみてくださいませ。

それいけ!アンパンマン
9

詰まってるのはあんこだけではない

動物や料理が自我を持ち、二足歩行で人間のような言動をする不思議な世界。人間はほとんど出てこないので人間嫌いな人におすすめ。この世界で唯一の人間であるパン工場を営むパン職人、通称ジャムおじさんと、その弟子?のバタ子さん(バタ子さんは噂によると妖精らしい…)。
主人公はジャムおじさんの作ったあんパンに突然変異で命が宿った謎の生命体「アンパンマン」。彼は正義感に溢れ、誰にも頼まれていないのに毎日パトロールをし困っている人々(動食物)を助ける。時には自らの顔をちぎりお腹を空かせて泣いている子供に与える。目の前で顔をちぎって渡されたらトラウマになりそうだが、この世界では特に誰も気にしない。え、痛くないの?痛覚ないの?なんてナンセンスなこと考えても仕方ない。そもそも顔を交換可能な設定だからきっとこの世界では割と普通のこと。
そんなアンパンマンの永遠のライバル、バイキンマン。バイキンの癖に一人でゼロから未確認飛行物体のような空飛ぶ乗り物を作ったりかなりIQが高い。バイキンという嫌われるしかない残酷な運命にも関わらず前向きに生きるバイキンマンのファンも多い。ダークヒーロー。スピンオフぽくバイキンマンが活躍する話もたまにあるので是非探してみてください。

イナズマイレブンGO クロノ・ストーン
8

未来と過去を大冒険

TVアニメ「イナズマイレブンGO クロノ・ストーン」は、200年後の未来とたくさんの過去を超えたわくわくの大冒険を描いたサッカーの物語です。
この作品は、「イナズマイレブンGO」シリーズの2作品目で、サッカーを愛する主人公の男の子が、200年後の未来からやってきた男の子と出会いをきっかけに、新しい仲間と出会い、いろいろな時代の有名な人物の力を借りて、最強のチームにするために未来と過去を大冒険します。
未来と過去を超えて繋がった友情、仲間や家族の大切さなど、とっても素敵な物語で、すごく面白いです。
この作品の楽しいところは、いろいろな時代にジャンプするところです。
歴史の有名な人物や、恐竜が生きている時代、そして、絵本の世界などなどが登場します。
時代を超えて、友達になって、一緒にサッカーをしたりするシーンは、とても素敵で良いなぁっと思いました。
次はどんな世界へ行くんだろうと、わくわくして、すごく楽しいです。
そして、物語の後半では、200年後の未来からサッカーを守るためにやってきた男の子と、両親のお話があり、大切な家族や友達がいることの大切さに気付くシーンや、仲間の大切さが伝わってくるシーンも、素敵で、心温まります。
わくわくと、大切なことを教えてくれる、素敵なサッカーアニメです。

ゼノブレイド2
10

キャバレークラブ「楽園」

この作品は少年と少女が世界を救う物語です。純粋な心で見ればですが。でも構成自体は大人っぽい話になっています。例えるならキャバクラです。

キャバレークラブ「楽園」のNo.1キャバ嬢・ホムラちゃんが突然行方不明になり、行方を捜していた楽園の黒服シンとメツとNo.3キャバ嬢のニアさん。ついに所在を掴んだ3人は地元の探偵レックス君にホムラちゃんを見つけだしてほしいと依頼します。
で、見つけたは良いんですがホムラちゃんは巧みに何も知らされていないレックス君を誘惑し「悪い男に追いかけられています。楽園に連れてってほしい」と頼みます。
純粋無垢なレックス君はその言葉を信じてホムラちゃんを連れて悪い男から守りつつ楽園を目指します。(まぁ本当は楽園の売上を持ったまま行方不明になったホムラちゃんを追いかけてきただけですが(笑))
そして道中ついに楽園のお金をメツに奪い返されてしまうホムラちゃん。しかしそこで衝撃の発言「私は確かにお金を盗みました。でも私は生まれつきお金持ちだから」と自分が総理大臣の娘であることを告白します。
時すでに遅し、レックス君はもうホムラちゃんのトリコになっているので全く疑いません。本当の力(運転手付きのリムジン)を使って逃げ出します。(ついでに売上も取り返す)
そして最後には楽園に行き楽園オーナーのクラウスさんに「私が稼いだお金なんだから私の物でしょ」と強気な態度を取るホムラ(ヒカリ)ちゃん。クラウスさんも「まぁそうかも」といい楽園は閉店に追い込まれてしまいます。
の癖にエンディングでは「全てを捨ててこの身ひとつで来ました。貰ってください」と言わんばかりの態度でレックスに迫るホムラちゃん。ハッピーエンドに仕上がってますが楽園が閉店したって事はホムラちゃんお金返してないよね?まぁいいか。とか思いつつ終わります。

まぁ全て偏見ですが、こんな楽しみ方も出来るストーリーの完成度は凄いです。
原案者である高橋 哲哉(モノリスソフト)と任天堂のコラボレーションは最高ですね。

BOOM BOOM SATELLITES / ブンブンサテライツ / ブンサテ
10

夭折のフロントマンが残した魂

BOOM BOOM SATELLITESはボーカル・ギターの川島道行と、ベース・プログラミングを担う中野雅之の二人組のロックユニットである。残念ながら、2016年に川島氏は彼が長年患っていた脳腫瘍により47歳の若さで逝去しており、我々は彼らの新曲をもう耳にすることが出来ない。しかしながら、彼らの音楽は我々の魂を揺さぶるに十分な熱量を持ち合わせており、間違いなく未来永劫語り継がれる、日本を代表するロックユニットなのである。

彼らの日本における1stシングル「JOYRIDE」は97年にリリースされるが、それ以前にベルギーのR&Sレコーズよりデビューしており、日本では逆輸入バンドと称された。
欧州を中心に「ケミカルブラザーズ、プロディジー以来の衝撃」と称され、日本のみならず世界中に彼らのフォロワーが存在する。
ギター、ベース、ドラムを中心としたロックサウンドに加え、プログラミングを用いたエレクトロ要素のミックスが、ロックファンのみならずダンスシーンにも影響を与えた。
現在も中野氏は数々のリミックスワークスを手掛けており、2019年公開の「PSYCHO-PASS」の新作アニメ映画の楽曲もミックスを手掛けている。

彼らはデビューした97年から川島氏が亡くなる2016年の約20年の間に9枚のアルバムと11枚のシングルをリリースしている。その最後の作品となる「LAY YOUR HANDS ON ME」は、川島氏が病に侵されている中収録したもので、度重なる脳外科手術の後遺症が残る中紡いだ魂の一曲である。是非一度耳にしてほしい、そして可能であればMVを観てほしい。病に侵され、命が潰えようとしている川島氏の、なんと美しい、幸せに満ち溢れた音楽だろう。ミュージックビデオに出演している少女は川島氏の実の娘で、愛に満ちている。そして気に入っていただけたならば是非過去の作品へと遡っていただきたい。数々のタイアップ作品を中心に名曲ぞろいである。初めて聞いた方にはまるで洋楽のような印象を持つだろう。それだけ洗練された魂の音楽を一人でも多くの方に聴いてもらい、そして伝えていただければと思う。

東京喰種トーキョーグール / Tokyo Ghoul
8

個人差はあるかもしれないが

人を喰らう人みたいな種族の戦いや葛藤を描いた物語。
ヤンジャンにて連載されていたが、最終回を迎えた。通常版がハマった人はReも継続して読むべし。
弱かった主人公が覚醒するしてからがまったく別の漫画みたいに面白くなる。特にヤモリの拷問シーンは一見の価値あり!!
主人公カネキが強くなってからは、戦闘描写が増えるがそれもまた面白い。作者の画力については比較的高く、読みやすい漫画だと思っている。人によって絵が見づらい、汚い、分かりづらいという人もいる。個性があって、絵をみたら石田スイ先生の絵だと分かるというのはやはりプロの仕事だと思う。なお、デジタルでの仕事とのこと。休載がないのも好評価。(おそらく一度もないはず)

物語の序盤から数多くの伏線があり、一度読み終わったあとに読み返してみて始めて気付ける内容なども多数
レビューサイトなどで見てみることでこんなんあったのかと自分では気付けなかった内容もあって、違う楽しみ方もできる。

Reについてはカネキを取り戻すまではもどかしかったが、フクロウを摂食してからは黒カネキが復活したようで面白かった。
最終回近辺は個人的には嫌いな展開だったが、全体を通してみればやはり良い漫画だったと言える。

龍が如く1 / Yakuza 1 / 龍が如く 極 / Yakuza Kiwami
10

桐生一馬という男の生き様を語ったゲーム

このゲームは1人の男の桐生一馬の生き様を描いたゲームです。
この桐生一馬という男は関東最大の極道の東城会という組織の末端のチンピラの1人である。たくさんのシリーズが出ており全てにおいて完成度が高く、途中の作品から主人公や操作出来る人が増えたりするなど、ゲームとしてのボリュームもたくさん含んでいる。
この桐生一馬の人生について少しだけ補足をすると、まずは神室町という東京都の新宿区を模した街並みが舞台で街をナワバリにしている東城会の一員で最初はなんの力も無いただ喧嘩が強い男!こういう印象である。
しかし何故だか桐生一馬、100億円を巡る壮絶な頭争いの他に、憧れた親父さんや惚れた女、はたまた大親友との壮絶な別れがあり男としても成長せざるを得なく悲しみにくれるが、惚れた女の残した娘を引き取り育てて行く事になる!というのが第1作品目になっている。
このゲームには他にもさまざまなミニゲームがあり、街のゲームセンターで懐かしいゲームをプレイしたり、人からクエストみたいなミッションを受注したりして楽しむ事が出来ます。
この龍が如くというゲームは初期作からは13年経過しており、龍が如く極というリメイク作品も出ている。
龍が如くシリーズは是非ともやるべき!

いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY
7

通信対戦が残念

千葉さんボイスのケフカを操作できるボードゲームと聞いて、購入。
なぜFF6の主役を差し置いてケフカが選ばれたのかは謎だが、ケフカ好きの自分には嬉しかった。
初期から殆どのキャラクターが使用可能なので、キャラクター解禁の楽しみが削がれてしまっている。
自分のお気に入りキャラをすぐ使えるという側面もあるので、一長一短だが。

相変わらず、キャラのセリフが面白い。
原作ではライバルであるキャラ同士のやり取りや、対戦マップに対しての感想…等々。
中には原作を知っているプレイヤーをクスッとさせるような、狙ったセリフもある。

チャンスカードの絵柄は、歴代のDQやFFに登場するキャラから選ばれているが、
そのキャラのグラフィックをただ張り付けているだけなので、もう少しひねりが欲しかったところ。

評判が悪いのは「通信対戦」で、もう少しどうにかならなかったのかと感じる点が多々ある。
まずは、致命的なバグが存在している事。
「自分の番なのに操作が利かず、仕方なく切断…」
「カジノに入ったらビジー状態で操作が利かず、泣く泣く切断…」
「試合中にエラーが発生し、全員タイトルメニューに戻され…」
と、試合そのものに影響が出るような不具合が多々あり、現在も解消されていない。
試合中は、自分以外のプレイヤーの番の時にスタンプが押せるのだが、
何かの拍子で"自分の番なのに"押せてしまう不具合もあり、こうなるとまともな操作が利かず、
自分はともかく、他プレイヤーにも迷惑がかかるので苦渋の決断で切断せざるを得ない。

ちなみにこのスタンプ、十字キーと○×△□にも割り振られている。
スタンプについての説明は一切無い。通信モード中に、どのスタンプがどのボタンで使えるのかしか見れず、不親切な設計。
普段使うであろう〇ボタンにも割り振られているので、間違えて押してしまう事も多い。
スタンプは「汎用4種(スライムとチョコボが描かれている)」と「選んだキャラ4種」の8種類を使用できるが、
キャラによっては非常に使いづらいスタンプも存在する。
(ケフカの「命、夢、希望、どこから来てどこへ行く?」など…)

声優つきという30thに相応しい作品。
しかし、通信対戦の環境の劣悪さは「ボードゲームなのに残念」と言わざるを得ない。
ケフカボイスは嬉しいが、声優無しでもいいのでキャラクターをもっと増やしてほしかった、というのが素直な感想。

アイドルタイムプリパラ
10

女の子なら誰でもアイドルになれる!それがプリパラ!!

プリパラ、それは女の子がアイドルに変身してライブすることが出来る夢の舞台です。
入場の際「プリチケ」と呼ばれる自分専用のチケットを通しプリパラチェンジ!そこでは自分の理想の体型、理想の髪形、理想のファッションでプリパラが生み出す世界を歩き、友達を作り、そしてライブを行うことが出来るのです。

主人公・夢川ゆいもアイドルに憧れる一人でしたが、彼女の住む「パパラ宿」にはプリパラへ通る施設・プリズムストーンが出来たばかりで、アイドルは1人もいませんでした。そればかりか彼女の通う学園はプリパラが禁止。そんな訳でゆい以外の女の子は全くプリパラに興味がありませんでした。その学園に「パラ宿」のプリパラで最高の称号・神アイドルにまで上り詰めた一人、真中らぁらが転校して来ます。彼女の目的は「パパラ宿のプリズムストーンにアイドルを集めること」。そうして意気投合したゆいとらぁらは「パパラ宿のプリパラ」を盛り立てようと悪戦苦闘の日々を送る事になるのです。
規則に厳しく、どんなひそひそ話も聞き逃さない地獄委員長や、プリパラ禁止を謳うババリア校長先生たちを粘り強く説得し、徐々にプリパラに通う女の子も増える中で、ゆいは同級生の虹色にの、気弱な中等部の幸多みちると出会い、プリパラに誘います。初めは拒否していた二人でしたが、プリパラでのライブの楽しさに夢中になります。やがてゆい、にの、みちるはチームを作るまで仲良くなります。らぁらも先輩アイドルとして、ポンコツながらもゆいたちと共に様々な困難に立ち向かう中で「パパラ宿のプリパラ」にまつわる古代プリパラの興亡を知ります。そこでは「時の妖精ファララ」が昼を、同じく「時の妖精ガァララ」が夜をそれぞれ見守っていましたが、ある時ガァララとお供のパックが女の子の夢の素を独り占めしてしまい夢を見なくなった古代プリパラはやがて滅びてしまったのでした。らぁらとゆいはファララを目覚めさせプリパラの平和を目指すと共に、ファララの願いである「ガァララと仲良くしたい」も叶えるべく奔走します。途中パラ宿から追放された「ガァルマゲドン」の三人も加わり、また他のパラ宿アイドルたちも応援するようになりパパラ宿は益々発展します。そこに初代神アイドルの一人・みあの妹しゅうかがプリパラのライブでデビューし最速で神アイドルになると宣言します。思わぬライバルの登場に驚くゆいですが、ガァララに対する思いは同じだと知ると切磋琢磨する関係になっていきます。ガァララが集めた夢ははたして再び開放されるのでしょうか…?

永遠の僕たち
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名匠ガスヴァンサント 儚くもたくましい青春、ヒューマンドラマ

会ったことすらない他人の葬儀にこっそり参列することが趣味の、心を閉ざした少年イーノック。彼は両親を事故で失い、彼にだけしか見えない日本の特攻隊員の幽霊・ヒロシにしか心を許していなかった。
そんなイーノックはある日、以前に他の葬儀で見かけた少女アナベルと出会う。アナベルは常にどこか幸せで穏やかな雰囲気が漂う少女で、イーノックとは対照的な存在に見えた。
しかし、彼女の余命は残りわずかであることをイーノックは後々知ることとなる。
心を閉ざした少年が、余命わずかの明るい少女との出会いによって、成長し、恋をし、苦悩し、人生と再び向き合い、闘い、生きていこうとする。

人が避けては通ることができない「死」というテーマ。
とことん「死」がつきまとう作品であるが、重苦しさが充満するのでなく、時に楽しく、やさしく、柔らかい雰囲気で見ている人を包み込む。
主演イーノック・ブレイ役を演ずるのは、あのデニスホッパーの息子ヘンリーホッパー。余命わずかな少女アナベル役を演ずるのは、あのアリスイン・ワンダーランドで一躍名の知れたミア・ワシコウスカ。監督は数々の名作を世に出す名匠ガス・ヴァン・サント。
「死」と向き合う時間だけが、私たち人間に終わりが来ることを実感させる。人は死ぬ。だからこそ今を本気で生きるべきなのである。
普段何も考えず惰性で生きている人も少なくない。1日をなんとなく過ごしまた次の日が訪れる。幸せを享受できず自分が不幸であると感じてしまう。そんな人に見ていただきたい。人生は喜びで溢れている。どんな小さなことでも幸せに変えることができる。生きているのだから....。

メトロイド サムスリターンズ
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ハードな2D探索ゲーム メトロイド サムスリターンズ

メトロイドサムスリターンズは、ニンテンドー3DSで発売された横スクロール型の探索アクションゲームです。
迷宮ともいえる広い場所を孤独に探索し、パワーアップアイテムを手に入れ、敵を倒し先に進んでいくゲームです。今作では従来のビームやボムのほかに、メレ―カウンターと呼ばれる近接技が追加され、敵に近づかれたときでも対処ができるようになりました。更にボス相手にカウンターが決まれば、カッコいい演出を見ることができます。また、今作で登場したエイオンアビリティは、探索の大きな助けになりますし、戦闘により戦術性がうまれてきます。マップはとても広いのですが、スキャンパルスというエイオンアビリティのおかげで周囲のマップが分かるため初心者でも安心して探索できます。
今作は戦闘の難易度が高く、特にボスはどれも強力な攻撃をしてくるので、腕に自信のあるゲーマーには特におススメです。
グラフィックは3DSとしては綺麗で、2Dゲームですが背景の作りこみも凝っているので見ていて飽きませんし、本体にある3D機能を使えば更に作りこみを引き立たせてくれます。
難点もいくつかあります。敵が少しタフなため倒すのに時間がかかること、敵の種類があまり多くない事、
同じボスと何度も戦うことになったり、一部のボスは倒す方法が分かりにくい等があります。
総じてゲーマー向けに仕上がっている今作ですが、メトロイドシリーズをやったことがない人が初めてやる作品としても良い作品だと思います。

ピーターラビット
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映画『ピーターラビット』

ビアトリクス・ ポターが書いた世界で愛された有名な絵本「ピーターラビット」を実写にした映画です。うさぎの動作や動物達の毛並みを忠実に再現したCGは、鑑賞している間、本当に実在しているような錯覚に陥りますが、2足歩行のうさぎ、歌う鳥などちょっとファンタジーと現実世界が入り乱れた感じです。
映画本編は絵本のストーリーとは全く違う世界観で、野生うさぎと暮らす動物好きな女性と、うさぎが嫌いだった男性マクレガーさんの親戚の青年が引っ越してきて、ピーターラビットを通じて恋に落ちる物語といった内容でした。
ピーターラビットのモデルであるネザーランドドワーフだけでなく、最近流行りの垂れ耳ウサギのロップイヤーを友人役のうさぎに起用したり、うさぎが好きな人にはたまらない映画になってます。声優も最近話題の若手俳優を抜擢するなどしておりますが、特別演技が下手というわけでもないので、違和感なく世界観に浸る事ができました。
また最後には、うさぎを飼っている方々の写真をエンドロールに流すと言ったサプライズが用意されており、癒されるコーナーが待っているので2倍楽しめます。
まさにうさぎ好きによるうさぎ好きの人達に向けた映画といっても間違いありません。