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kmkz-0223のレビュー・評価・感想

サカナクション / Sakanaction
10

聞き始めると止まらない中毒性

「テレビや街で流れていたあの音楽率高め」のロックバンド。
あの聞いたことある音楽を改めて聴いてみると、スルメのように味を出す。
先鋭的な物から、落ち着く物、それかどこか懐かしさを感じさせる曲まで幅広く、そして新しいPVに挑戦し続けている。
PVには山口一郎氏本人が出ていることが多く、最初期の「セントレイ」から現在の「忘れられないの」で氏の顔の違いを感じられる。
本人自体がPVにかける力が表されているようである。
Youtubeの公式チャンネルで見られるPVの中には、目を惹く物が多く音楽に浸った後に視聴すると新しい発見もある。
例えば「新宝島」PVや歌詞で一部界隈でネタにされていたが改めて聞くとちゃんと全部聴くといい曲で、PVもどこか懐かしさを感じるような○時だヨ全員集合!のオマージュになっている。
いいネタは良いものから生まれる好例である。
耳から感じられる音楽はすべてが似たものはなくガラリと変わったもので、なおかつ聴いてみてとても良く思える。
バンド名から氏が変化を恐れずやっていこうというものを体現した曲ばかりである。
気づいたらサカナクションのみしか聞いていない状態になっている。一度聴けばあなたもサカナクションのとりこ。

男はつらいよ 柴又より愛をこめて
9

あけみちゃんが活躍。

あけみちゃんがかわいい作品でした。
旦那と喧嘩して、寅さんと式根島に行っちゃって、そこの旅館の息子に惚れられてしまうという。
そりゃあ、若い女が一人で旅行しているし、独身と思うかもね。
でも、まず、恋人の存在とか聞かないのかなとか思いました。
寅さんのほうのマドンナは、すごくしっかりした女性でした。
島の学校の先生なのですが、これは子どもたちのアイドルというか、お母さん的な存在になるなと思える人物です。
島という遠いところの人だし、柴又に帰ってきた寅さんはふぬけでしたね。
なかなか会えないところに住んでますもんね。
その後、東京に出てきた先生と再開して、寅さんも元気になったけど、またしても振られていました。
先生は亡くなった友人の夫からプロポーズを受けていて、その相談を寅さんにしていました。
寅さんってすごく話しやすいし、何を言っても優しくしてくれそうだから、マドンナから恋の相談も受けやすくてかわいそうです。
でも、短期間でそれだけ信頼してもらえるなんて、さすが寅さんだと思います。
エンディングは、ともに先生に失恋した元生徒たちが一緒に失恋飲み会をするようで楽しそうで何よりでした。
寅さんは若い子とも仲良くできてすごいなと思いました。

ELLEGARDEN / エルレガーデン
10

ELLEGARDEN

4人組ロックバンドです。こちらのロックバンドですが、2、3年ほど活動を休止していましたが、先日また復活しました。日本のロックバンドの祖と呼ばれており、例えば今では大人気ロックバンドであるONE OK ROCKもELLEGAEDENの影響を受けています。ELLEGARDENの特徴は、ボーカルの方がとても流ちょうな英語で歌う曲がとてもカッコいいという点です。ONE OK ROCKも英語をよく曲の中に散りばめていますよね?最近ではすべて英語の歌詞の曲もありますが、それほどに影響を与えています。ELLEGARDENのボーカルは幼い頃から英語が好きで、洋楽はもちろんですが、様々な媒体で英語を学んでいたそう。加えて留学も経験しており、それはもうネイティブのような発音の良さです。極めつけにはNHKの英語番組にも出演しており、英語学習の方法や自分がどのように学んできたかといったことも公開しています。ELLEGARDENの曲はタイトルが英語だと、基本的に全て歌詞も英語です。ぜひ聴いてみてください。おすすめはたくさんありますが、「super nova」という曲がテンポもよく、耳触りの良い歌詞だと思います。ですのでELLEGARDENの入り口としてお勧めします。

風と共に去りぬ / Gone With the Wind
10

風と共に去りぬ

世界映画史上空前の名作で、今でも世界のどこかで上映されているといいます。
1930年代の作品ではありますが、まったく古さを感じません。それだけ脚本が優れていることを証明しています。時代背景も素晴らしいです。南北戦争を舞台に男女の愛憎劇を波乱万丈に描いたスケールの大きな大河ドラマです。モノクロ映画が当たり前の時代にカラー作品で作ったことにも驚かされます。さすがハリウッド映画というべき、アメリカの底力を感じます。
俳優陣も豪華で、スカーレット・オハラに当時は無名だった英国の新人女優ビビアン・リー、レッド・バトラーにハリウッドのキングたるクラーク・ゲーブル、その他にオリビア・デ・ハヴィランド、レスリー・ハワード、トーマス・ミッチェル。
マーガレット・ミッチェルの大河小説を映画にするのも大変ですが、主演女優を決めるのにも苦労したようです。アメリカ中の女優にオーディションするものの見つからず、スタジオ見学に来ていたイギリスの新人女優を見たプロデューサーがここにスカーレット・オハラがいると叫んだらしいと言われています。しかしこれはおそらく都市伝説の一つだと思います。アメリカの女優たちが激怒したとのことですが、こちらは間違いなく事実でしょう。
映画の出来はとても素晴らしく永遠の名作になりました。ハリウッドはリメイク好きですがこの作品はリメイク不可能。今でも世界中のどこかで…。

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
9

HUNTER×HUNTERの魅力

「HUNTER×HUNTER」は、本当に子どもから大人までどんな人にでも読んでほしい!とおすすめできる漫画です。かなり出てくるキャラクターは脇役とかも含めると多いですが、その1人1人がとても魅力的なので、このキャラいいよね~!みたいな風に盛り上がるネタにもなると思います。また、ゴンという少年が主人公ではありますが、○○編というように、どんどん漫画を進めるにつれて、誰視点で描かれるか、また主人公たちの成長につれてストーリーが変わっていくのが面白いです。最初はハンター試験という試験に合格するために奮闘するコミカルでハラハラドキドキあり、といったストーリーですが、次の章(ストーリー)では主要キャラの1人のクラピカの悲しい過去、そしてその復讐のための闘い、という風に、ガラッと状況も変わってきて、楽しく見る、というよりは、手に汗握る心理戦など大人でもドキドキするような展開が待っています。次はまた主人公がゴンに戻って、など、本当に同じ漫画でもテイストが全く変わって面白いです。主人公たちと対峙する敵についても、結構ファンは多いと思います。敵についても、彼らが世間的には「悪」であっても、そうなるまでの経緯や、悪だけど味方への情は誰よりも厚い、など、一概に敵だから悪い!みたいな感じでなくて、どちらも好きになってしまいます。ぜひ、読んでみてください!

幽☆遊☆白書 / 幽遊白書 / 幽白 / Yu Yu Hakusho
10

幽遊白書・マンガのおすすめです

幽遊白書のアニメではなくマンガのレビューです。
一度死んで生き返って霊界探偵になった浦飯幽助の死闘の物語。
19巻までと短いですが内容が濃く、魅力的なキャラクターがたくさん出ます。
一番好きなキャラは飛影だけど、意外と桑原が人間味あふれて性格がいいです。魔族になって魔界へ行こうとする幽助を桑原だけが止めようとする。幽助を一人の人間として見ていたのだと思います。

ストーリーは「暗黒武術会」から俄然面白くなります。
圧倒的な強さの戸愚呂弟と戦うため、傷つきながらメインキャラ4人は成長していきます。
さまざまな汚い手を使う連中がいて、ほとんどの試合で不利な状況で戦うため、緊迫感が出て面白いと思います。
決勝戦での浦飯チームの活躍は見どころ満載です。特に飛影の邪王炎殺黒龍波のインパクトはすごい。戦いの中での人間ドラマがあるのがこの作品の魅力だと思います。
その後の魔界の扉編も面白い。人間の醜さがテーマだと思います。人間は善か悪か。作者の思想を感じます。

一番印象的なバトルは、魔界での飛影と時雨との戦いです。
目的をほぼ果たしてしまい、いつ死んでもいいと考える飛影。玉砕覚悟で戦う。連載終了間近でやや雑な絵でしたが、逆に迫力が出ていたと思います。
飛影にまつわる話は、壮絶な半生で悲壮感が出ていて魅力的だと思います。

作者にいろいろな問題が出て、短く終わってしまいましたが、ダラダラ続くよりはあっさり終わったのがこの作品らしいと思います。
実際に読んでみれば、『幽遊白書』の魅力がわかると思います。

聖戦士ダンバイン / Aura Battler Dunbine
8

富野監督ワールド炸裂!

ガンダムの監督であまりにも有名な富野由悠季監督が手掛けた、異世界ファンタジー。1983年に制作された作品なので、異世界ファンタジーの元祖と言ってもいいのではないだろうか。主人公ショウ・ザマが、海と陸の間にある世界、ヴァイストン・ウェルに召喚され、聖戦士として、オーラバトラーというロボットに乗って戦うという物語。召喚された人間(地上人)はほかにもおり、その世界では地上人は、その世界の不思議な力、オーラ力(ちから)が強く、そのため、オーラバトラーに乗ると、絶大な力を発揮するという。そして、先に召喚された、ショット・ウェポンという科学者が、オーラ増幅器を開発し、それがもとで、平和だったヴァイストン・ウェルが戦乱の世になっていき、それはやがて、地上をも巻き込む大戦争となっていく。ファンタジーらしく、妖精(ミ・ファラリオ)が出てきたり、魔女のような存在が出てきたり、地上では見ない、というか、現実には存在しない生き物が出てきたりと、ファンタジー要素が満載となっている。とにかくたくさんの登場人物が出てきて、それぞれに事情をかかえ、それらの人間模様も、大人になってから見ても楽しめた。83年の作品なので、慣れ親しんだ異世界ものとは、多分作風がだいぶ違うだろうが、それはそれで楽しめると思う。

銀魂 / Gintama
9

自分のなりたい人物像

銀魂は少し下品な表現があり、遠ざける人も少なくないと思う。しかし、それだけの理由でこの作品に触れないのはとてももったいない。銀魂という作品を全体的に見たときに実はこのお笑い要素は半分くらいに過ぎないのである。では、残りの半分はどんな作品なのか。実は感動系の作品なのである。ここに肝があり、普段ふざけてばかりの登場人物が感動系の話のときには活躍するのです。
このギャップがとても素晴らしいのです。
例えば主人公である坂田銀時は、いつもはダラダラしていてふざけてばかりであるが仲間思いで自分が率先して戦場に立ち仲間を助けるのです。これが一番分かる話は、四天王編と呼ばれる話です。これは銀魂ファンの間でも好きな人が多い話です。大まかに説明すると、坂田銀時を含む万事屋が居候させてもらっているスナックのママで恩人であるお登勢を助けるため強敵と戦うのです。最初は銀さんが仲間を傷つけないため一人で戦いに挑むのですが、後半になると今まで銀さんが助けてきた街中の人が助けに入るのです。ここでの銀さんの振る舞いこそが男なら誰もが憧れるかっこいい男像なのです。一人で戦いに挑むとき、そのまま伝えると必ず仲間はついてくるので、自らが嫌われ役となり嘘を付き一人で戦場に行くのです。
今まで銀魂を見たことがない人はぜひこの四天王編を見てみてください。

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
10

ジョジョ初めての人にもオススメ!ジョジョ5部の魅力

その独特の作風、台詞回しから人気を誇るジョジョシリーズから、第5部黄金の風についてお話します。
長期作品でよくある、途中から入ったら話がわからないんじゃないか?という問題がありますが、この第5部は他の部とのつながりが薄いため、独立した1つの作品としてみることも出来るので最初に見るジョジョとしてオススメできます。
作品の内容としては、主人公のジョルノがギャングに入団して頂点に上り詰めるまでが描かれたお話になります。その中で登場する仲間たちは一癖も二癖もある人物ばかりで最初は主人公のジョルノに冷たい態度だったり信用していなかったりですが、ジョルノの強い意志に引っ張られて情に熱い一面を覗かせてくれるところがとても熱いです。特に主人公のグループのリーダーであるブチャラティは、心境の変化やその行動を見ていくと、ジョジョ第5部の第2の主人公といっても過言ではない程です。
また、ジョジョの醍醐味としても知られる能力バトルでは、1人の能力だけでなんとかするのではなく、仲間との連携で敵からの襲撃をしのいでいくという流れが多く、こちらでも先ほど説明したジョルノとその仲間たちの情の熱さが盛り込まれており、とても見ごたえがあります。
魅力的なのはジョルノとその仲間たちではなく、敵として登場するキャラクターたちも、強い個性や魅力を持った者ばかりです。特に序盤に敵対している暗殺者チームのキャラクターたちは、皆強い意志を持って主人公達に襲い掛かり、名台詞も沢山残しています。
以上、ネタバレにならない範囲での軽い説明となりましたが、ジョジョシリーズに興味があるけどどこから入ればいいかわからない、意表をつかれるような能力バトルやその中での熱い登場人物の掛け合いが見たい!という方は御一考のほどよろしくお願いいたします!