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kkk333

kkk333のレビュー・評価・感想

ドント・ウォーリー / Don't Worry, He Won't Get Far on Foot
8

いい人に恵まれているなあ。

アルコール依存症で、事故に遭い、車椅子の風刺漫画家として名声を得たジョン・キャラハンの伝記映画です。
事故の前は酒浸りで人に迷惑をかけていたし、事故の後は自暴自棄やらひがみやらで大変だったし、ほんとどうしようもないところのある人でしたが、周りの人に恵まれていたなと思いました。恋人のアヌーは、ほんとくったくなくジョンに付き合ってくれていて、ジョンにとって、それが心の支えだったろうし、断酒会のドニーは格好がヒッピーみたいだし、いうことがなんか変なセミナーじみてて怪しいんだけど、ほんとに裏がなくアルコール依存症の人を立ち直らせたいと思っていました。自己啓発セミナーって怪しい感じだけど、そういうちよっと大げさに鼓舞することが必要なこともあるんだなと思いました。
その後、ジョンは、障害者をテーマにブラックジョーク漫画を描くようになって、それが認められます。その漫画がかなり皮肉ってて、ブラックです。最初はそんな漫画だから、差別だわっみたいに言われたり、嫌な顔をする人もいたけど、最初からジョンは至って楽しそうに漫画を描いてました。自分で自分のことを笑えるのは一番強いのかもしれません。ジョンを演じてるのは、ホアキン・フェニックスです。ホアキンさんは、だめ男の役もよくやってて、でも、人好きをする顔だし、きっと彼だからだめ人間でも、なんか応援したくなります。彼をキャスティングして正解だったと思います。

サンシャイン・クリーニング / Sunshine Cleaning
8

ラストは前向き。

私には日の当たる場所だった経験はないので、主人公の気持ちがよくわからないところはありますが、昔はあんなに輝いてたのにって気持ちがあったら、そりゃあフツフツとするだろうなと思います。
妹さんの方も嫌いなわけじゃない、子育ての面でも助かってはいるけどイライラするし、お父さんも仕事で失敗って、もう災難だなと思います。
最初はあまり考えなしに始めた特殊清掃の仕事ですが、それでも顧客に喜んでもらえたり、仕事道具仕入れの店の人がいい人だったり、ちよっと上向きっぽかったのに、ボヤを出したり、本当大変だったし、妹を許さないって気持ち、わからなくはないなと思いました。
それでも、家族、ほんとは大好きな家族が再建していく様子は見ていて心地よかったです。
これからすべてうまくいくのかどうかもわからないけど、前向きな終わり方だったと思います。
主役のエイミー・アダムスは幼い顔なので昔はマドンナだったって感じがよく出ていたし、疲れた顔のときと笑った顔のときの変化が大きくて、荒んだ役があってました。
店のオーナーの男性は、誰にでも平等に優しい感じの人で、私でも惚れてしまうなと思いました。
妹役の役者さんもいい加減な感じとか、自分で自分をどうしようもできない感じが出ていてよかったです。
見ていて切なくもなるけど、前向きにもなれる作品でした。

DEATH STRANDING / デス・ストランディング
7

外出が出来ない時こそ!

このゲームの舞台は荒廃したアメリカ大陸です。
死後の世界の住人が現世に上がってくるDeathStrindingによって、人々は死を恐れ、人と人との距離を置くという世界観がまさにコロナウィルスの蔓延を予見していたかのような設定です。
人々は外出せず自身の住むシェルターに閉じこもっています。

主人公はサム・ブリッジスといい、運び屋をしています。
どんなに閉じこもって生活していても、他人から何かを受け取るという行動は必要であり、それらの荷物を運ぶ人間が必要になります。
サムは人々の願いや希望を背負って荷物を配送します。
我々は普段「物が届く」ということに感動を覚えなくなっているのではないでしょうか?
このゲームに登場するシェルターの住人は「これでもか!」と言わんばかりに、荷物の到着を喜んでくれるのです。

このゲームのレビューの中には「おつかいゲー」と言う方もいますが、この作品は自分自身の普段の生活を自浄する作用があります。騙されたと思って、感情移入してみてください。
荒廃した足場の悪いアメリカ大陸をよろけながら、時には雨に打たれながら荷物を運ぶ主人公を見て、コロナウィルスの渦中にあっても、物資を運ぶ人やインフラを支える人がいることを教えてくれます。
普段の当たり前がどれほど偉大であるのかを改めて見つめ直すことが出来るのです。

ヲタクに恋は難しい / ヲタ恋
9

アニメ ヲタクに恋は難しい レビュー

この作品は世間的にはあまり良いものとして見られていないヲタクに焦点を当てた作品で、重度のゲームヲタク(通称ゲーヲタ)の宏嵩と、腐女子(ボーイズラブと呼ばれる男性同士の恋愛を好む女性)である成海との一風変わった恋愛の様子を描いている。
普通のカップルならば休日は映画を見に行ったり、レジャースポットに行ったりとデートをするのだが、このカップルはここぞとばかりに自分たちの趣味に没頭する(通称ヲタ活)。また作中では樺倉太郎、小柳花子という二人の会社の先輩であり、ヲタク同士のカップルが登場するが、そのカップルとのダブルデートはオンラインゲームという点もこの作品の「らしさ」である。
成海と花子は腐女子であることを他人には隠していたり、自分の趣味を彼氏に押し付け、それがきっかけで喧嘩になるなど、実際のヲタクにみられる特徴をとにかくポジティブに描いてるのがこの作品の最大の特徴だ。おそらくそのように描くことでヲタクの人にもそうでない人にも、ヲタクであることに対する否定的な考えを変えたいという思いがあるのを私は感じた。
花子と成海がBLものの作品をどちらが攻めか受けかでもめるところや、宏嵩がヲタクっぽい口調や言葉遣いで話すといった、本当のヲタクにしかわからないようなネタがヲタクでない人でも笑えるのもこの作品の良い点である。

King Gnu / キングヌー
8

令和時代を代表する、新進気鋭バンド

常田 大希(ギター、ボーカル担当)
勢喜 遊(ドラムス、サンプラー、コーラス担当)
新井 和輝(ベース、シンセベース、コントラバス、コーラス担当)
井口 理(ボーカル・キーボード担当)
の4名からなる実力派バンド。

2019年にドラマのタイアップ曲となり、紅白歌合戦出場を果たした『白日』はこのバンドの代表曲です。
『白日』のミュージックビデオも評価が高く、是非視聴してもらいたいと思います!

常田 大希が生み出す独特の音楽性とそれを支える技術力の高い楽器隊。
その風体からは想像も出来ない広い音域を操る井口 理とバンド全体が非常に高いバランスでまとまっていてどの楽曲も癖になる良さがあります。

難しい曲が多く、ライブによっては当たり外れがある(実際に紅白歌合戦では歌い出しが苦しそうでした)という評価も見受けられますが、当たりの時は信じられないような歌唱力とバンドのグルーヴ感に震えがきます。

ミュージックステーションへ初登場した際には井口 理の破天荒な登場が一時期話題となりました。

最後に私が『白日』の他に好きな楽曲をいくつか紹介します。

まずは『Vinyl』
大人の色気と激しさを持ったロックチューンです。
ムシャクシャしてる時に歌うとスカッとします。
そしてミュージックビデオの井口 理の歩き方を真似したくなります。

『teenager forever』
ソニーのワイヤレスイヤホンのCMタイアップ曲です。
題名の通り、爽やかな曲となっています。

『it's a small world』
某テーマパークのアトラクションとは関係ありません(笑)
歌詞も素敵ですが、曲調がゆったりしていて夜寝る前によく聞いています。

『Don't Stop the Clocks』
ラブバラードです。
「貴方となら季節が巡り始める、時計の針を進めて」。
この一節が凄く好きです。

令和時代を代表する事になるであろうKing Gnuの楽器を是非、聴いてみて下さい!

万引き家族 / Shoplifters
10

選んだ家族の絆

万引き家族というタイトルからとても興味をそそられて映画をみました。
タイトルにもあるように、父と子どもの連携プレイによりスーパーで万引きをするシーンでこの映画は始まりました。万引きをしながら生活している貧乏な家族のお話なのかなと最初は思っていましたが、物語が進む中で同じ家で生活をともにしているその家族は、誰一人として血の繫がっていない、偽者の家族だということが分かってきます。
子どもは親を選ぶことができない。子も親を選ぶことができない。それが現実ですが、この家族はそれぞれが自分で選んだ家族でした。
生活を共にするにつれて本物の兄妹や親子のようになっていく場面には、絆の深さを感じ思わずジーンとしてしまいました。
拾われてきたりんと安藤サクラさん演じる母親・信代が、お互いのやけどの傷跡をお風呂でなであって、「同じだね」というシーンなんて本当に心に残っています。
それなりに仲良く暮らしている偽の家族でしたが、結局最後はみんな離ればなれになってしまいます。刑事から「こどもたちはあなたのことを何と呼んでいたの?」と聞かれて、「何だろうね…」と消えそうな声で呟きながら、髪を掻き毟り泣くシーンは本当に印象的でした。一言では言い表せない、いろいろな感情が混ざり合った涙なんだろうなと思いました。
心に残る良い作品でした。

沈黙の艦隊
9

壮大なテーマ、不朽の名作

かわぐちかいじ先生の30年ほど前の作品。その後アニメ化されていますが今回はマンガのレビューです。日本製だが実質アメリカの指揮下で製造された原子力潜水艦の館長が主人公という設定です。テスト航海に出て、そのまま亡命、さらにその潜水艦で独立国家宣言をする、というのが最初の流れです。一見無茶苦茶なようですが、行動原理や思想が実に合理的。今でいうとN国党の立花さんがちょっとかぶります。海の中にもぐって無線を発信しない限りどこにいるか誰にもわからない、という特性を最大限にストーリーに生かしています。そしてもう一つは核弾頭ミサイルを搭載しているかもしれない、という切り札で実際は使用することなく、たった一隻でアメリカ最強艦隊ともいえる第七艦隊が一歩も動けくしてしまう、戦術の天才でもあるのです。(連載当時)アニメ化されていないマンガの名ゼリフってなかなかないですが、このシーンの主人公のセリフ「わが艦の兵器は通常にあらず」は今でも心に残っています。また、軍事のみならず政治面でもアメリカ大統領が日本の総理大臣にこの事件の責任追及をし、そちらのストーリーも同時進行します。政治と軍事を分裂する、というテーマの中、主人公の運命、日本の進むべき道など壮大なマンガ、是非読んでください。

Fortnite / フォートナイト
8

フォートナイトのゲーム内容と面白い点

2017年7月に配信が始まったフォートナイトが超面白いです。
ゲーム内容は、サードパーソンシューティングというTPSでいわゆる三人称視点のシューティングゲームです。ゲームシステムは、最後の1人になるまで敵をキルし続けるバトルロワイアルを採用してます。
ここまでは似たようなゲームが他にもありますが、フォートナイトが他と一線を画している点が「建築」というゲーム性です。例えるとマインクラフトのような自分で壁や床、階段をクラフト出来るというものです。建築をして、攻撃や防御にも生かしながら敵をキルしにいくというのはとても新鮮でやりごたえがあるゲームです。
この建築要素があることでただのシューティングゲームではなく複雑で敵の動きを予測する立ち回りが必要になり、初心者だとかなり難しいと感じるゲームという感じです。ただそれだけやりごたえもありますし、バトロワなので1位になった時の爽快感は最高でどハマりしてしまいます。
1人でプレイ出来るソロモードから4人1組でスクワッドを組んで戦うモードまで幅広くあるので、フレンドと一緒にオンラインで会話しながらやるのがかなり面白いです。プレ4、Xbox、Switch、pc版、スマホのモバイル版など様々なゲーム機でプレイ可能でしかも基本プレイ無料なので是非プレイしてみて下さい!

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜
10

家族の愛。夫婦の愛。

2019年4月19日に公開されたアニメ映画「クレヨンしんちゃん新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~」を公開初日に観てきました。

簡潔に言いますと、かなり良作です。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、結婚してお子様がいらっしゃる親御さんには特にオススメの作品だと断言します。
この作品では「妻」としてのみさえ、「母」としてのみさえ両方の葛藤を肌で感じることが出来ます。そして「男性」と「女性」で違った考えを持っていること、それによって起こるすれ違い、父の愛、母の強さが描かれています。
それにも関わらず「クレヨンしんちゃん」という土台はしっかりしていて、笑い要素もバッチリ。もちろんしんのすけも大活躍です。
ゲスト声優さんの使い方もとても上手かった。劇場では子供の笑い声が心地よいです。そしてしんのすけの父、ひろしが福山雅治さんの「HELLO」、しんのすけの母、みさえがMISIAさんの「Everything」を歌う場面は必見です。

「クレヨンしんちゃんは下品だから…」と敬遠している方は今も沢山いらっしゃいます。クレヨンしんちゃんは確かに下品です。しかし、それ以上に学ぶことの多いコンテンツであり作品だと感じました。食わず嫌いでクレヨンしんちゃんの映画作品を見たことがない方、少し視野を広げて観に行ってみませんか?本当に大切なもの、自分にとっての宝物が見つかるかもしれませんよ。

満月をさがして
8

可愛い絵と練られたストーリーが最高

知る人ぞ知る、人気漫画家・種村有菜先生の作品です。2002年から約2年間りぼんで連載されていた作品です。
物語の主人公・神山満月は、想い人・桜井英知との再会を夢見て歌手を目指す少女。しかし喉の病気により大声で歌うことが出来なかった。そんな満月の前に死神のタクトとめろこが現れた。二人は1年後に死亡する彼女の死を阻止しようとする者を探すためにやってきたという。後1年の命なら…と満月はオーディションを受けたいとお願いする。タクトの変身能力を使って健康な16歳の姿に変身した満月は見事オーディションに合格し、素性を隠して「フルムーン」という名前で歌手デビューを果たす。

まず見ごたえの一つが種村先生の可愛い絵です。フルムーン時の衣装はもちろん、満月の時の12歳ならではの可愛い私服は憧れたものです。死神たちの衣装も(小児科ということで)動物の耳が付いていて可愛らしいです。
さらにそのストーリーも見どころの一つです。現在を生きている人と死神も含むすでに亡くなっている人が何かしらの関わりを持っていて複雑に絡み合います。よくこんなに複雑な人物関係を考えたなあと初めて読んだ時思いました。アニメも作られており、こちらは原作とは違った結末なので見比べてみてもいいかもしれません。

チワワちゃん
8

あの子は誰?

最初のきっかけは岡崎京子さんの漫画が原作だったから。同じ岡崎京子さん原作のヘルタースケルターの世界観がとても好きだったので上映を心待ちにしていた。ちなみに原作は未読。冒頭からチワワちゃんはバラバラ死体となって発見される。(グロ表現はなし)チワワちゃんとの出会いから過ごした日々、離れて行く距離を門脇麦さんが演じるミキの語りで全編が構成されている。率直な感想は現代版『スワロウテイル』もう20年以上前の映画になる。『スワロウテイル』も新進気鋭の俳優を多く起用していた。ひょんな事から大金を得てしまうところも通じるところがある。しかし『チワワちゃん』の方は現代ならではの人と人との繋がりの儚さを全体を通して感じさせられてた。あんなに仲良くしていたのに名前も知らなかった。出身地も知らなかった。あの子は誰?それが『チワワちゃん』そのもので今を生きる子たちそのもののように思う。ちなみにチワワちゃんは初っ端から殺されているけれど特に事件の捜査が行われて犯人が逮捕されて解決されるわけではないのでミステリーとして鑑賞する方には残念ながら回れ右していただく方がいいだろう。チワワちゃんの事件はあくまできっかけでしかないので。

吉澤嘉代子
8

透き通る歌声、独特の世界観に浸るならこの人です。

吉澤嘉代子さんという方は、1990年埼玉県川口市生まれのシンガーソングライターです。独特の世界観、と表しましたが、この方の作る曲が、「女の子」をテーマにした曲が多いことがその理由です。
色々な女の子、例えば、気になる人からの電話を待っている女の子の「らりるれりん」、旦那さんの首を抱えて車に乗り込む「地獄タクシー」、ヤンキーな先輩に恋をし、釣り合う女の子になるために駄菓子屋へ行き例の”ブツ”を買う「ブルーベリーシガレット」など、様々な事情の女の子になりきった曲を作っています。
登場人物が独特ではありますが、一人ひとりの主人公の気持ちが丁寧に作られています。吉澤さんの描く人は全然違う人たちなのに、どこか自分と似ている所を持っているような、不思議な共感性があると思います。分かるところとそういう世界もあるのかと感心してしまうような面白さが、この方の魅力のように感じます。聞き入っていると、うっかり心の深いところに刺さる歌詞も、魅力の一つです。透き通る声をしていて、「泣き虫ジュゴン」や「ユキカ」といった、寂しさやもどかしさをまっすぐに歌った曲は、一度聞いて見てほしい曲です。透明感のある歌声とともに語られる心の叫びが、とても美しいのです。

映画プリキュアドリームスターズ!
10

美しい和の世界が素敵です。

「映画プリキュアドリームスターズ!」は、3つのプリキュアシリーズ、「Go!プリンセスプリキュア」、「魔法つかいプリキュア!」、「キラキラ☆プリキュアアラモード」のキャラクターが大活躍する映画です。
桜が舞う和の世界に住む女の子と、作品を超えたプリキュアの女の子たちとの、優しくて、心温まる友情の物語で、とても感動しました。
この映画の素敵なところは、絵がとっても可愛いです。
しっかりとして、ふんわりとした柔らかい書き方の絵と、和の世界に行ったときのキラキラとした立体的な映像、2つのキャラクターの動く姿を見ることが出来るので、すごく楽しいです。
和の世界に行ったときに、キャラクターたちの服装に、桜の花の模様が追加されていて、すごく細かくて素敵だなぁっと思いました。
そして、もう一つの素敵なところは、この映画に登場する女の子とその女の子の友達の狐の女の子との素敵な友情のお話です。
親子のような温かい雰囲気に心温まったり、友達になった頃の回想シーンの優しい気持ちに涙があふれたり、友達を助けたいという強い思いに元気をもらったり、どのシーンも、すごく素敵です。
そして、キラキラと輝く立体的に描かれた和の世界がすごく綺麗で、うっとりとします。
すごく最高のアニメ映画です。

下妻物語
10

ロリータファッションをこよなく愛する乙女と、暴走族のヤンキー女の友情物語

茨城県の片田舎に暮らす2人の女の子。中世ヨーロッパの貴族のような格好を愛してやまないちょっと不思議系女子と、地元の暴走族で毎晩走り回っているヤンキーの女。似ても似つかないこの2人が出会い、喧嘩しながらお互いに認め合い絆を深めていく物語です。
そう聞くと「なんかコメディー映画らしいふざけた設定だな」と思う方も多いはず。そうなんです(笑)!めっちゃ面白いコメディー映画なんです!しかし!ただのコメディー映画じゃないんですよ!ただ面白くするためのキャラ設定なのではなく、2人の女の子がどうしてそういった人生を歩むことになったのかとても丁寧に描かれているんです。また、そんな女の子の悩みや葛藤もすごくリアルに描かれていて、共感できるところがたくさん見つかると思います!

「本当の友達」と呼べる人がいない女の子が、自分の孤独と向き合ってたくましくひたむきに生きている姿。そして少しづつ相手を認め、自分の殻を破って成長する姿。本当の友情とは何かを考えさせられる素晴らしい映画でもあるんです!
また、とにかく出てくる登場人物全員キャラが濃い!漫画から出てきたかのようなぶっ飛んだ奴らばっかり!実力派のコメディー俳優さん、お笑い芸人さんもたくさん出ていて笑いが絶えない作品です。

fox capture plan
10

現代版ジャズロック

ピアノ、ベース、ドラムからなる現代版ジャズロックトリオ。2012年にデビューし今まで7枚のオリジナルアルバムを発表。
初期の作品には疾走感溢れる曲やメロディアスな曲が多く、ジャズをほとんど知らない人でも取っつきやすいと思います。実際私もほとんどジャズを聴いてこなかったですが、初めてfox captur planを聴いた時はすぐにこの音楽に惹かれました。
4作目以降はストリングスや電子音を取り入れた曲も増え、音楽性の幅を広げより独自の世界観を作り出してます。
1つのアルバムに1~2曲カバー曲があります。90年代~00年代の洋楽が多く、彼らと歳が近い私も当時よく聴いて曲が多いのでそこでもテンションが上がりました。
数年前からCMやテレビ番組で使用されるようになったり、カルテットやコンフィデンスマンJPなどのドラマの劇中曲を担当することも増えてきました。
このバンドを知らなくてもドラマで使用されてた曲を聴くと「あっ、聞いたことある」となる人は多いかもしれません。
また個々でも活動をされており、あるアーティストの作曲や演奏など幅広い活動をされてます。
興味を持たれた方はぜひライブに行ってみて下さい。
ジャズバンドなんで曲のアレンジなどが多彩にあって何回行っても楽しめます。
あとピアノの岸本さんのMCが面白いです。演奏してる時はクールなんですが喋りはじめるとめっちゃ面白いです。
これからもどんどん活躍されていくと思いますので、ぜひ聴いてほしいです。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U / スマブラfor / スマブラ3DS / Wii U
9

モヤモヤしている時にやると気持ちがスカっとします。

このゲームは、2014年9月に発売された「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズ4作目です。新たに追加されたキャラクターには、ブラックピットや、クッパジュニアなど、任天堂に関係あるキャラクターもいますが、別のメーカーからパックマンやロックマンもゲストとして登場しています。
このゲームでは「大乱闘」モードで格闘バトルができます。攻撃を受ける度にダメージが増幅して飛ばされやすくなるので、いかにダメージを受けずにバトルするかが腕の見せ所です。ステージの中には、「メイドインワリオ」のステージや「どうぶつの森」のステージなど豊富に取り揃えており、フィールドによって仕掛けがあったりするので得意不得意が分かれます。
その他にも、任天堂のキャラクターのフィギュアを集めたり、鑑賞したりできます。キャラクターの説明も読めるので、これまでの任天堂のキャラについて知ることができます。
自分がこのゲームをやってみたきっかけは、ポケモンが登場しているからです。本作ではカロス地方のポケモンの「ケロマツ」の最終進化系「ゲッコウガ」が新たに登場しました。忍者のように素早くて、トリッキーなキャラクターなので、オススメのファイターです。「ポケモン」以外でオススメは、「星のカービィ」に登場するメタナイトや「パルテナの鏡」に登場するピットなどです。スピード重視で攻撃が素早く使いやすいファイターなので、よく使用しました。但し、打たれ弱いのが弱点なので、それをいかに補うかが勝負です。自分は格闘ゲームはあまり得意では無いんですが、「スマブラ」でいろんなキャラクターを使うだけで楽しくて、気分転換の時にやるとスッキリします。別に勝ち負けは関係なくバトルすること自体が楽しいです。

バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン
9

アメコミ界の漆黒の守護神と超光速の使者の共演

今作は世界的有名なアメコミヒーローが共演するという主人公が2人もいる異色作です。ゴッサムシティの闇夜を護る騎士のバットマンと、超光速でセントラルシティの平和を守るスピードスターのフラッシュがクロスオーバーして書籍化になりました。
今作の始まりはバットマンの秘密基地のバットケイヴで、バットマンが血痕の付いた黄色のボタンを調査する所から始まります。このボタンは同じアメコミ出版社のコミックである「ウォッチメン」に登場するコメディアンという自警団のものです。しかもこのボタンから放射線を放出しており、テーブルに置かれていたバットマンのヴィランの1人であるサイコパレードのマスクと反応しました。なぜバットマンのバットケイヴにヴィランのサイコパレードのマスクが存在するのかというと、以前バットガールが精神疾患になった時にバットマンがこの感情を操作できるサイコパレードのマスクを使用したからです。そこで突然何者かにバットマンは襲撃されます。その正体はフラッシュの最大の宿敵であるリバース・フラッシュことイオバード・ソーンでした。リバース・フラッシュはその名の通り、フラッシュと同等以上のスピードスターの能力の持ち主でかなり強敵です。延々とリバース・フラッシュに殴り続けられるバットマン。しかしリバース
・フラッシュはバットマンが持っていた黄色いボタンを強奪したあと、一瞬だけ瞬間移動してリバース・フラッシュは全身の半分が干からびてボロボロになっている状態でまたバットマンのバットケイヴで姿を現します。そしてリバース・フラッシュは「神を見た…」とだけ言い残して死亡します。しかも肝心の黄色いボタンもどこにもありません。なぜフラッシュの宿敵のリバース・フラッシュはバットマンを襲い黄色いリボンを奪ったのか?誰がリバース・フラッシュを殺害したのか?ぜひアメコミの「バットマン:フラッシュ・ザ・ボタン」をご覧ください。

黒子のバスケ / 黒バス / Kuroko's Basketball
10

バスケ漫画の新境地!

こんなに地味で目立たない主人公がジャンプにいたでしょうか!そう言わずにはいられない程地味な主人公です。何しろ個性が“影が薄いこと”なのですから。これは個性なのか?
しかしこの“影の薄さ”がバスケでとても活躍するのです。こんな活用方法があったのかとすごく驚きました。
帰国子女の新入部員が相棒となり、先輩達チームメイト一緒に全国優勝を目指して努力します。
主人公と同じ中学には100年に1人の天才と呼ばれる選手が5人揃っていました。彼らは“キセキの世代”と呼ばれ、主人公は彼らに認められた選手だったのです。でも中学時代に何かあったのか良好な関係ではないようで、彼らに勝つことを目標にしています。
次々に出てくる強敵!現実離れした技!ちょっぴりファンタジーな気もします。
でも現実的なバスケ漫画です!ただ、技が凄いだけです!テレビでバスケ選手に試してもらう位凄いだけです!

バスケだけでなく人間性もちゃんとかかれてます。高校生ならではの悩みや葛藤。青春を思い出します。皆個性豊かなので「このキャラが好き!」ということになるのではと思います。ちなみに私や近くの黒バスファンはがっつり推しキャラがいます!読んで決して後悔はしませんよ!

BanG Dream! / バンドリ!
10

アニメとリアルが融合した作品

BanG Dream!とはアニメとリアルが融合した作品です。
BanG Dream!の主人公は戸山香澄が昔見たキラキラドキドキを探す為、いろんな部活に体験で入るが中々キラキラドキドキを見つける事が出来てなかったそんなある日の帰り道、星のシールを見つけそれの跡を追うと流星堂があった、戸山香澄は流星堂の蔵を観るその姿を見て不審者だと思った市ヶ谷有咲は問い詰めた、市ヶ谷有咲と一緒に蔵に入った戸山香澄はそこでランダムスターに出会う、戸山香澄はランダムスターを弾いて興奮した戸山香澄は市ヶ谷有咲と一緒にスタジオに向かう、戸山香澄と市ヶ谷有咲はスタジオを見つけそこのスタジオに並ぶ列に並んだ戸山香澄と市ヶ谷有咲はオーナーにスタジオを借りるお願いするがそこはライブハウスSPACEだった、戸山香澄と市ヶ谷有咲はライブを観る事にした、戸山香澄と市ヶ谷有咲が行った時の演者はグリグリだった戸山香澄はグリグリの演奏を観てバンドを組みたいと思った、戸山香澄は市ヶ谷有咲にバンドを組もうとお願いするが断れたが戸山香澄が蔵の掃除を手伝った事で市ヶ谷有咲は戸山香澄とバンド組む事にするが市ヶ谷有咲からとある条件を戸山香澄に伝えたとは友達になってだった。

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 / About Time
9

今この時間を大切にしようと思える映画

主人公が、父親からこの一家の男はタイムトラベルの能力を持っていると聞かされ、過去に何度も戻ってやり直しを繰り返しながら人生をコントロールしようと奮闘していくお話です。
現実離れしたテーマで、笑いどころもたくさんあり、楽しく鑑賞できる映画ですが、様々なシーンを通して良い人生とは何かと、観ている人に問いかけてくれる真面目な隠れたテーマもあるように思いました。

主人公ティムは、タイムトラベルを通して、最愛の女性を見つけ結婚し、愛しい子ども達に恵まれ素敵な人生を送っていきます。
もちろんタイムトラベルで何度もやり直しが効くので最良の選択をすることが出来ますが、人生の中にはタイムトラベルで解決出来ないことがあることに、彼は色んな門出を通して理解していきます。
それを悟った時、彼はこの先の人生をどう向き合って生きていくのか、彼の考え方や行動は、タイムトラベルの能力がない私たちにも置き換えることができ、考えさせられました。
観終わった時、きっと自分の今の時間、周りにいてくれる家族、友人、同僚や身近な人たちを大切にしようと思えると思います。
友人とゲラゲラ笑いながら観るのもあり、大切な人と横に並んで観るのもありなオススメ映画です。

南極料理人
9

キャストが最高です

エッセイが原作の映画です。南極のドームふじ基地に観測隊の食料担当として派遣された主人公のストーリーです。登場するご飯がとにかくおいしそうで、見ているだけで楽しい気持ちになれます!この映画の冒頭で長い机で食事するシーンがあって、そこのカメラワークがものすごく好きです。上から撮る構図がこれで好きになりました。
キャストも素晴らしいです。堺雅人さん、生瀬勝久さん、きたろうさん、高良健吾さんなどとても雰囲気の良いメンバーが揃っています。呑んで騒いでいるシーンなんか本当に楽しそうで混ざりたいぐらいです。
ドームふじ基地のセットもリアリティがあります。原作がエッセイなのでもちろんストーリーや設定に矛盾がなく、余計な疑問を持たずに最後まで見れます。
セリフまわしがナチュラルでわざとらしいシーンが全くなく、私はそれがすごく気になるのでストレスなく見れて良かったです。余計なセリフがない感じ。顔の演技をしっかり楽しめるシーンもありつつ、その理由がしょうもなかったりしてあたたかいコミカルさがあります。キャストの誰も演技が浮いていない感じがしました。これは地味だけどかなり重要なポイントではないでしょうか。

Fe
7

可愛い動物たちと鳴き声でメロディーを奏でる癒しの冒険ゲームです。

PS4のダウンロード専用のゲームです。比較的安く、購入しやすい値段です。
このゲームにはテキストがほぼ無く、また主人公である小さな可愛い動物も鳴き声を出す、ジャンプ、木に登る、物を掴むか投げるくらいしかアクションがありません。とても単純です。
しかし、このゲームの最大の魅力は幻想的な雰囲気と癒しにあります。
主人公は鳴き声で他の動物たちを仲間にして協力してもらったり、逆に敵に捕らえられてしまった動物を助けていき、道を進みます。
ゲームシステムとしては、わかりやすく言えばマリオのような感じです。
いろいろなギミックのあるステージをクリアして進んでいくのですが、ステージがとても魅力的なんです。幻想的で、どこか可愛らしく、どのステージも綺麗な場所だなと感じます。
けれども合間に入る敵達目線のムービーが対象的でなんだか恐ろしいんです。
ひどく曖昧で短いムービーなのですが、敵側も悪者では無いのでは?など考察が出来るのも楽しいです。
主人公の鳴き声は数種類あって、それをひとつひとつ習得していくのも楽しいです。中盤以降は複数の鳴き声を使ってステージを進むこともあります。ぜひ、癒されたかったり考察好きな方や幻想的なものが好きな人に勧めたいゲームですね。

Angel Beats! / エンジェル ビーツ
10

全員個性的で魅力的!

私は、主人公の声優さんが大好きなので観賞しました。
初めから意外な展開から始まるので、理解するのに少し時間がかかりました。
観ていくにつれて人生を深く考えさせられる内容になっていました。生まれた環境も、生きてきた環境も将来の夢も違うけど、いろんな巡り合わせがあってそれぞれが誰かを助けている、と強く感じさせられました。
私は岩沢さん消滅(1・2話あたり?)には、もうすでに泣いていました。
初めは、なんで?なんで?と思いましたが、2回目、見返したときに、あーここで叶っちゃったんだなって理解。岩沢さんの歌を引き継いだ?ユイの経歴も不憫で、胸が苦しくなりました。
最後の日向のプロポーズは、私も言われたい!と思いましたwあのカップルが一番好きでした。ユリや日向の経歴も悲惨で泣けたけど、ラストの音無の経歴には、そこで、もう奏でと繋がってたのね。って感じでした。生まれ変わって、ハッピーエンドになっててくれるといいなー。好きすぎて、気に入りすぎて、CD買いましたw
あの歌、ほんとにイイ!大好き!

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 / DQ8 / ドラクエ8 / Dragon Quest VIII: Journey of the Cursed King
10

ドラクエシリーズの中で1番お気に入り!

シリーズ7までのドラクエは、ドット絵であったりしてリアリティに欠けているところはあったが、ドラクエ8はそれまでのドラクエの比にならないくらい立体的で感動するものであった。
PS2のコントローラの左スティックを動かせば、上下左右あらゆる方向の視点を変えることができる。ストーリー面では従来のドラクエと同様に充実しており、戦闘面では、主人公のペットであるトーポに様々な種類のチーズを食べさせて敵にダメージを与えたり(例えば、かがやくチーズを食べさせれば敵全体に約200ダメージを与える)、パーティに補助的な効果を付与することができる。また、フィールド上にいる魔物を仲間にして戦わせたりするのは、ドラクエ5などと似ているところがあった。手に入れた武器や道具などを錬金して強い武器などを生み出すことができる錬金釜も登場するなど、今やドラクエは11までシリーズが出てはいるが、個人的にはやはり8までがドラクエの面白いピークであった。
10や11はオンライン機能があり、チャットができたりするが、なにか色々と多くの要素を詰め込みすぎた感があるように思える。戦闘でもコマンド選択をゆっくりしていたら敵からの攻撃を食らってしまい、10に関してはオンラインでする際は有料なので、そいうところもあまり好きになれない要因なのかと思った。