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king0523

king0523のレビュー・評価・感想

ターミネーター:ニュー・フェイト / Terminator: Dark Fate / T6
9

あの大人気作品ターミネーター2の正当な続編を素人がレビューしてみた

今作はターミネーターを生み出したジェームズ・キャメロンが監督するということで公開初日に見に行ってきました。今作のターミネーターは、ターミネーター2のT-1000をさらに強化したような敵となっており、実質1対2のような手ごわい相手となっていました。しかしながら、個人の感想としては手ごわい相手だなとは思いましたが、恐怖心が駆り立てられるような敵ではなかったような気がします。やはりロバート・パトリックの人間離れした感情を殺した、まさに機械のような演技は素晴らしかったということでしょうか。少なからず月日が過ぎたことでかつて小学生だったころに比べると、大人になったことで恐怖心が薄れてしまったことも原因していると思いますが...。
ここからネタバレですが、個人的に?と思ったことが一つ。最初のカーチェイスのシーンでグレースが鉄の棒をREV-9に向かって投げて対抗するシーンがあるのですが、最初は鉄の棒をREV-9に向かって最終的に車のタイヤに向かって投げつけ足止めをしていましたが、これ最初からタイヤを狙えば弟は死なずに済んだのではないかと思ってしまいます。演出の一環といえばそれまでですがもう少し凝ってほしかったと思わなくもない。事実、グレースもREV-9は足止めしかできないといってましたしね。

間宮兄弟
5

変な兄弟ではありますがうらやましくもある

モテない仲良し兄弟がそれぞれ恋をしてというはなしです。ダブル主演は佐々木蔵之介とドランクドラゴン塚地で、どちらもいい人だしユニークで素敵なんだけどモテないだろうなと思える男性を演じていました。仲がいいのはいいことなんだけど、中年の兄弟が一緒に暮らしてるのもなんかだし、まあそれはよしとしても過ごし方がなんか中学生みたいだし、大体、うまくいくと思ってる相手との恋もはたから見たら無理だろうてわかる話だし、と見ていて、ちよっと「おいおい…」と思うところは多いです。でも、佐々木さんと塚地は全然顔が違うのに不思議と兄弟に見えるし、ああいうふうに好きなことを互いにして、一緒にテレビ見て、そんな生活もいいなと思えるし、女優陣は可愛すぎます。私はこの映画を見るまで、あまり沢尻エリカさんのことを知りませんでしたが、この映画のエリカさんはまあかわいいです。こりゃモテるわという感じでした。北川景子さんもかわいいし、常盤貴子さんも地味な先生役だけど、やはりきれいです。そんな女優陣を見るだけでも価値はあるかなと思います。前述しましたが、結局2人の恋はうまくいかないところも現実的でいいと思います。こんな兄弟いないだろうとも思いますが、そこそこ面白い映画だと思います。

黒子のバスケ / 黒バス / Kuroko's Basketball
8

設定が面白い

「黒子のバスケ」は一時期ジャンプ漫画にもなり、アニメ放送されていたため、バスケをやっている人はもいちろん、バスケをやっていない多くの人にも知られている漫画です。自分が「黒子のバスケ」の一番面白いと思っている点は作品の設定にあると思っています。
というのも、普通漫画の主人公といえば一番目立っていることが多いと思います。しかし黒子のバスケはそこをあえて主人公が目立たない影の薄い少年という設定にしていることが、ほかの漫画と違って面白い点です。また、その主人公はシュートをかっこよく決めるわけでもなく、パスに特化した選手だという実に面白く不思議な点でもあります。
また、面白い設定は主人公だけでなく主人公のライバルとなる選手たちにもあります。主人公は中学時代、同じ中学に十年に一人と言われる選手が同年代に五人いて彼らは奇跡の世代と呼ばれていました。そんな彼らのバスケは強さ故に「みんなで戦う」というバスケが欠けていました。そんなバスケに不満を感じた主人公は彼らのバスケは間違っているということを証明すべく、高校では彼らの誰とも同じ学校には行きませんでした。彼らもまた誰一人同じ学校には行かず、自分が一番だということを証明しようとしていました。
舞台は高校バスケ、日本一になるチームは主人公のいるチームなのかそれとも、奇跡の世代がいるチームなのか気になった方は是非読んでみて下さい。

慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜
9

満足して見終われる作品

主人公の聖哉はとにかく慎重です。
敵を倒すのに十分と思われる力を持っていて、かつヒロインの女神リスタルテからも「早く敵を倒しに行こう」とせっつかれているのに、なおヒロインの家に引きこもって自重トレーニングを止めない。
倒した後の敵を見て、「復活するかもしれない」と言って敵の身体が消滅するまで魔法を打ち込み続ける。
他にも多数濃いキャラクターが出てくるのですが、慎重さの権化というべき主人公は、やっぱりこの作品の中心です。

また、ヒロインの声優である豊崎愛生さんの演技力は圧巻です。1話2話でのギャグシーン、特にヒロインが叫ぶシーンでガッチリと心を掴まれました。聖哉が慎重で冷静な分、ヒロインのギャグが輝いています。

ED曲が耳に残る名曲でした。
EDではヒロインの3Dキャラが踊るのですが、振付を「アイカツスターズ!」や「〈物語〉シリーズ」のShoさんが担当しているということで、とても素晴らしい出来になっています。

この作品は1クールで綺麗にまとまっています。
最後に明かされる主人公が病的に慎重な理由は、シリアスで感動的です。
気軽に見始めることが出来て、最後は心地よい感動へと連れて行ってくれる、スッキリと見終わることが出来る良作です。

パルプ・フィクション / Pulp Fiction
10

チームタランティーノの魅力満載!

この作品は、映画好きの私が大好きな作品です。タランティーノ作品は癖が強いので、好きか嫌いかは賛否両論別れる映画が多く、この作品も例にもれない作品だと思います。
魅力の伝え方が大変難しい作品ですが、他人に勧めるならば「オチを考える必要がない映画だし、オチがないと言えばない。また作中の大半は冗長な話ばかり。。。でも、なぜか面白い!登場人物も多く主役がいないと言えばいないのだけれども、一人ひとりのキャラが強烈に滲み出ていて、その一つ一つに非常に色気がある。その集合体が作品になっており、とてつもなく色気とかっこよさがある。」という表現になります。
「もっと簡潔に説明してよ。」と言われそうですが、私には無理です。簡潔に言おうものなら「とりあえず観てくれ。話はそれからだ。」となります。友達にも何回か勧めたことがありますが、必ず「言ってる意味がわかったよ。」と返事をくれます。
どのシーンが一番おすすめかと言うと、おそらく人によってこのシーンが好きだというのがバラバラだと思います。そのくらい魅力的なシーンがたくさんある映画です。ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロス等々スーパースターたちの共演で4番打者を集めたような作品ですが、群像劇風と時系列シャッフルによって、うまくこってりとなりすぎないバランスになっています。できればゆっくりとした夜に余裕を持って観てもらえば良さが伝わると思います。