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hrkn_ngのレビュー・評価・感想

back number / バックナンバー
10

一度聴いたら抜け出せない!back numberのあふれる魅力とは

back numberは恋愛ソングで有名な日本のロックバンドだ。しかし、彼らの曲の歌詞は「女々しい」とあまり聴かないという人もいるのではないだろうか。今回は、back numberの魅力をいちファンとして特に知ってほしい、2点を紹介していく。読み終わるころには、彼らの楽曲を聞いてみたくなるだろう。
まず1つ目の魅力は、ボーカルの依与吏さんの書く歌詞だ。特に、back numberの代名詞でもある恋愛ソングたちの歌詞は非常に共感できるものばかりで、心に刺さる。ファンに人気の曲で「スーパースターになったら」という曲がある。「恋人に振られたが未練の残る主人公が、絶対元恋人をまた振り向かせる!」という曲で、恋人に振られたけど未練が残っている方全員に勇気を与える歌である。片思い、両想い、振られたときなど、恋愛のそれぞれのシーンで共感できる曲がback numberにはあふれている。恋愛している方には全力でお勧めしたいバンドである。
2つ目の魅力は、恋愛ソング以外にも、back numberには勇気をもらえる曲、官能的でかっこいい曲もあることだ。「SISTER」はCMソングとしてつくられたもので、毎日を肯定して、応援してくれるような、元気が出る曲である。また、「大不正解」は映画『銀魂2』の主題歌で、非常にかっこいい曲である。今回例に挙げた2曲以外にもとてもかっこいい曲がたくさんある。
恋愛ソング以外にも、勇気をくれる曲、かっこいい曲など、いろんな楽曲を発表しているback number。その奥深さを知ってしまったら、さらにとりこになること間違いなしのバンドだ。

ブラッククローバー / Black Clover / ブラクロ
7

魔法がすべての世界で、魔法が使えない少年が魔導士の頂点[魔法帝]を目指すバトルファンタジー

魔法が使えない少年、名前をアスタ。魔法の才能がある少年、名前をユノ。二人はまだ赤子の時、教会に同じ日、同じ場所に捨てられていました。アスタとユノは小さい頃から教会で育ち良きライバルになります。アスタは魔法は使えませんが、根性と努力で体を鍛えぬきます。ユノもアスタに負けじと、魔法の練習に励みます。
この世界では、15歳になると、全国各地で魔導書(グリモワール)をみんなに配ります。この本には魔力を高める効果があり、自身が成長すると本に、新たな魔法が追加されます。アスタとユノも15歳になり魔導書をもらいに行きましたが、魔力のないアスタは本がもらえず、対してユノは金色に光る特別な本を授かりました。二人には魔導士の頂点、魔法帝になる夢があります。しかしアスタは、本がもらえなかったので落ち込んでしまいます。
ですが二人で村へ帰ろうとしたら、ユノが盗賊に襲われてしまいます。そこでアスタが助けようととびかかりましたが、相手は熟練の魔法使いだったので簡単に吹き飛ばされてしまい、壁にぶつかり崩れてしまいます。するとそこから、黒い魔導書が出てきてアスタの目の前に落ちます。アスタは黒い魔導書に選ばれ、魔力の無いものにしか使えない剣を召喚し、敵を倒しユノを救出するのでした。ここから、アスタの魔法帝になるという第一歩を踏み出しました。

空飛ぶタイヤ
8

ひどい!

池井戸潤原作の映画です。池井戸さんの作品はどれも面白いので期待していました。
池井戸さんが、怒りに駆られて書いたというだけあって、本当にひどい事件の話でした。
まあ、リコールの必要なものができてしまうのは仕方ないとしても、それを隠すなんて…ひどいです。
映画では隠蔽する最大の悪役を岸部一徳さんが演じています。
この人は相棒の時も嫌味ったらしかったり、怖かったりすごいなと思っていましたが、今回もすごく憎たらしくて、存在感がありました。
こういうベテラン俳優が出てくることもこの映画のいいところでした。
主人公の長瀬智也さんもよかったです。ちよっと男前すぎる感はありましたが、中小企業の社長の苦悩、最後まで戦うぞという気合いを感じました。
お話もすごく面白かったです。
映画なので、やっぱり話はスピーディーに進んで、ちよっとあっさりな面はありましたが、巨大企業に立ち向かう男の覚悟がみてとれました。
全体的に重たい雰囲気が漂っててら主人公が罵倒されたりするのでみていてしんどい部分はありますが、実際、企業相手の戦いとか大変だろうし、きついところも書かないとリアリテイがないですもんね。ただ、ちよっと大どんでん返しの部分が短いかなと思います。
ちょっと物足りないです。
原作小説は未読ですが、ぜひ読みたいなと思いました。

今日から俺は!!
10

最高傑作映画

素晴らしい作品だ。かなり映画館で笑って、感動した。地上波で放送されていたドラマもすごい出来栄えで、すごく笑ってしまった。何回見ても笑いが絶えなかったので間違いない。またこの映画はドラマを見ていない人でも楽しめる完成度の高いものだ。
配役は主演の賀来賢人、伊藤健太郎のダブルタッグで最高だ。佐藤二郎やムロツヨシ、シソンヌといったお笑い向けも完璧。そして、橋本環奈、清野菜名の可愛さも最高で、全てが抜群に嵌まっている。
ドラマではアクションシーンというよりはバラエティー向けでお笑いの傾向が強かったのだが、映画では他のアクション映画のような、いやそれらに勝るような出来栄えのアクションシーンもあった。それに、バラエティー向けの笑いが減ったかというとそうでもない。ドラマの時のような笑いもありアクションシーンもあるという、笑って泣ける最高傑作だ。アクションシーンの中にキャスト数100人を超えるアクションシーンがあるのだが、実際に殴り合っているのではないかと思わせるような迫力のある壮大なものになっている。そして今回は大物ゲストも登場しているのでそこも注目してもらいたい。おそらく続きはないと思うが、何年後かにでも続編を出してくれたらかなり盛り上がると思う。それぐらいの最高傑作である。

ヴァーリアの花婿
8

あきづき空太さんの贅沢な短編集

花とゆめコミックスのマンガ短編集です。あきづき空太さんの作品ではアニメ化もされた「赤髪の白雪姫」という長編を知っている方のほうが多いかもしれませんが、この短編集はあきづき空太さんの良さが詰め込まれておりつい見返したくなります。
収録されているのは順番に「ヴァーリアの花婿」「龍の守唄」「銀世界の証明」「おとぎばなしの筆」の4作品です。
特に推したいのは短編集のタイトルでもある「ヴァーリアの花婿」です。
主人公はとある部族の長女ヴァーリア。ある家の長男で許婚だったジルが行方知れずとなり、彼の代わりに次男ルセルが許婚となりました。結婚ももうすぐそこに迫った頃、ヴァーリアは納得がいかずジルを探しに行きますが、そこにルセルも同行します。
二人の関係は悪くないのですがどうしても間に入る「長男ジル」、「許婚」というキーワードが二人にとって納得のいく心持ちにさせてくれません。
ヴァーリアは一方的に置いていかれた感情を持ちつつジルを見返すつもりで待ち続けていました。その気持ちを知っているからこそ努力するルセルと彼女の間には、思いやりがありつつもお互いに踏み込みきれない様子が読者をもどかしくさせます。
でもジルが見つかったことによって二人のお互いへの思いがわかり、晴れて結婚することになります。
他の作品も民族的な雰囲気やファンタジーの感じがとても良くて、読み終わったあとはほっこりします。

Dino D'Santiago / ディノ・デ・サンティアゴ
10

リズボン新世代のアーティスト

カーポベルでバックグラウンドのDino D'Santiago(ディノ・デ・サンティアゴ)はカーポベルデの伝統音楽のFunanaやBatukuなどを取り入れたポルトガル、リズボンのミュージシャンです。
2018年にリリースされたMUNDU NÔBUでは伝統音楽をグローバルミュージックと融合させたアルバムを完成させました。2017年のユーロビジョンコンテストにゲスト参加したり、BrankoのNOSSOでコラボレーションしたりと幅広い音楽活動をしていて近年、国内だけではなく国外でも注目を浴びています。2020年、8曲を収録したニューアルバムKriolaをリリースしました。ニューアルバムはもっとダンスで、よりグローバルな作品に仕上がっています。ディノ・デ・サンティアゴの詩を読むかの様な歌詞が新しいエレクトロニックミュージックに確実に融合しています。
普段あまり聞く事のないポルトガル語、アフリカンビート、海外の伝統音楽を聴きやすいポップミュージックの中で聴くことができます。何となくノスタルジックなポルトガル、リズボンの雰囲気を夏の日に目を閉じて聴いてみるのも気分転換には悪くないと感じさせてくれるオススメのミュージシャンです。

ヒトリエ / wowaka
10

「初音ミク」のイメージを完成させるミュージシャンの一人

後にミュージックグループ「ヒトリエ」のボーカル兼ギターとして活動するwowaka氏は、プロになる前からバンド活動と並行で初音ミクをボーカルとしたオリジナル楽曲を作成していました。
初音ミクの楽曲を発表する際には、当初「現実逃避P」と名付けられ、それを名乗っていましたが、後に名前の使い分けをなくすことを目的に、現実逃避Pと命名したファンへの礼を述べ、wowakaへ統合されました。

作り出された曲はアップテンポで、歌詞の展開もかなり早く、女性の心情を表すような内容が多くあります。
その速さは、VOCALOIDでしかできないことをやりたいという意識で始まった活動ゆえに、人間では歌うのが難しいテンポを採用したものと思われます。

歌詞の内容は少し物憂げで退廃的な印象がありながらも、そんな世界を懸命に生きる少女の姿が浮かびます。
動画で使用される画像に初音ミクは登場せず、幾何学的なデザイン性を持つのが特徴です。モノクロで表現されたそれと楽曲内容から、初音ミクの可愛さや萌え的なものはなくなり、スタイリッシュさだけが引き立てられています。

wowaka氏は2019年4月5日に、31歳の若さで急性心不全で亡くなりました。
ハチ(米津玄師)氏を初め、多くの人気ミュージシャンにも影響を与えた彼の楽曲は、これからも形を変えてファンの元へ届くように思えます。