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hachisyuのレビュー・評価・感想 (2/2)

テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss
10

生まれた意味を知るRPG

小さい頃に敵国に誘拐をされ記憶喪失で発見されてから、ずっと屋敷の中に7年間軟禁されていた主人公ルーク・フォン・ファブレ。彼の唯一の楽しみは剣の師匠であるヴァン師匠と特訓をする事だ。ある日、いつも通り庭で剣の特訓をしていた時、ヴァンの命を狙う為屋敷に侵入したティア・グランツに出くわす。ヴァンを庇おうと間に入ったルークはティアと『擬似超振動』を起こし2人は屋敷の外に飛ばされてしまう。
軟禁されてから初めて見た外の景色。ティアはルークを屋敷まで送ることを約束した。
その旅でルークは色んな人と出会い、世界の事を知り『自分の生まれた意味』を知っていく事となる。

テイルズオブジアビスは2005年発売のPS2のゲームなのですがキャラデザイン、シナリオ、声優、OPと全てが文句無しだと思います。
OPはBUMP OF CHICKENさんが歌う『カルマ』です。
OPのアニメーションも綺麗に描かれていて
ストーリーを進むに連れてもアニメーションを幾つか見ることが出来ます。
キャラクターは3Dになっており顔の表情や動き等もよく作られていると思います。
キャッチフレーズは『生まれた意味を知るRPG』
ゲームにしてはなかなか重い内容ではありますがとても感動します。また、ヒロインと主人公の距離の縮まり方にも注目して欲しいです。

7

アンドレイ・タルコフスキー監督の精神世界を覗く

この「鏡」と言うか作品はアンドレイ・タルコフスキー監督自身の精神的な世界観を映像で表現したかの様だ。僕たちは眠っている間に夢を見る。その夢の内容はというと、一貫した物語がある訳ではなく、いくつかのシーンの断片が寄せ集まってまとまりがあるようでないような、そんな不思議な印象の夢だったりする。この「鏡」と言うか作品も具体的な物語などはなく、監督の夢の中を覗き見ているような感覚に包まれる。その世界観が何とも静謐であり、芸術性が高く、いつまでも没入していたくなるような穏やかさをたたえた空間なのだ。先ず、自然を上手く使った描写が多い。草原を吹き抜ける風の音、木々を濡らす雨粒、草木が風によって擦れ奏でるメロディー、そのどれもが見ていてとても静かで心地がいい。タルコフスキー監督の作品は見ていると眠くなってしまう、と一部では言われてるらしいが、なるほどそれにも納得出来る。それはつまらないから眠気が襲って来るのではなく、心地よい眠気への誘いであるのだ。二度目の鑑賞の際は、睡眠前にこの「鏡」を小さなボリュームで流し、何となしにその静かな世界観を眺めながらまどろみ、心地よい眠りに誘われてみようと考えている。あわよくば鏡の様な夢を見れたらいいなと願う

ジャガーン
8

私欲交わる自称ヒーローたちの進む道は…

キチガエルと呼ばれるカエルに壊人(カイジン)化される人間社会
壊人として殺戮を繰り返す者
壊人から人間を守り、ヒーローを自称する者
自らの欲求のために壊人の能力を利用する者
色々な人物が登場してきます。
戦闘シーンも面白いですが、たまにあるエロシーンもなかなか面白いと思います。
おすすめキャラクターはロバ
普段は根暗で陰キャラなのですが、とある女の子に恋をします。
しかし、恋をしていた女の子には好きな男性がいてフラれてしまいます。
その男性は複数の女の子と関係を持つ、いわゆるチャラ男
そんな男に負けたことで精神的ダメージを負うロバですが、キチガエルの能力により、女の子を虜にすることができるようになります。
まずは恋をしていた女の子に手を出し、犯してしまいます。
そして、チャラ男の妹も犯して、挙句の果てには電車で出会った女性にまで手を出すようになります。
AVの世界観を感じるところもあり、普通のアクション漫画とは違った面白さも感じました。

このようにキチガエルの能力を私欲のために使ってしまう登場人物もいる一方で、主人公のように正義・平和のために能力を使う人物もいるため、飽きることなく読み続けることができる漫画です。

レディ・プレイヤー1 / レディプレ / Ready Player One / ゲームウォーズ
9

映画「レディ・プレイヤー1」にこめられたスピルバーグのサブカル愛は最高だ!

映画「レディ・プレイヤー1」を観て「最高!」以外の言葉が出ませんでした。

物語は主人公が楽しむVRゲームの3大クエストに挑戦することを主軸に組み立てられていて、世界2位のIT企業を敵役にどちらが先にゲームクリアするかという単純な構図で分かりやすい。ある意味このセンテンスだけでは「何が面白いの?」となるのだが、そうさせない映像を作るスピルバーグはさすがです。

まず驚いたのが最初のクエストであるカーレース。
単純な疾走感もさることながら、主人公はデロリアン(バック・トゥ・ザ・フューチャー)に乗っていたり、ヒロインがAKIRAの金田のバイクに乗っていたりと興奮することだらけだ。
他にも細かいがストリートファイターのリュウも出ているし、キングコングやジュラシックパークの恐竜がコースの障害物になって邪魔してくるのも見ごたえがあった。
私は4DXで鑑賞したのだが、まるでアトラクションに乗っているかのような迫力でした。

第2のクエストは映画「シャイニング」を観ているとさらに楽しめるパロディネタ満載です。
双子のシーン…老婆のシーン…どれも思い出すだに大迫力で怖かったし、シュールな面白さがありました笑。

最後のクエストをはさんだ戦闘シーンでは「波動拳」や「サマーソルトキック」で戦う主人公が熱かったです。
ただ、一番最後に主人公がヒロインと結ばれて「やっぱりリアルはリアルだからね」とゲーム<現実の構図をみせてしまうのがなんだか手のひら返しを食らうようで個人的には少し残念なオチでした。

全体的には大満足!2018年上期最高の作品です!(個人的には笑)

VALSHE
9

少年のようなカッコ良い歌声が魅力のデジタルロックシンガー

大手動画サイト・ニコニコ動画からメジャーデビューしたデジタルロックシンガーVALSHE。
メジャーデビュー前から、「歌ってみた」というジャンルで高い歌唱力と歌声に注目を集め多くのファンを獲得していました。少年のようなハスキーボイスが魅力で、男性か女性かという性別でも議論が起きていた程です。ともすれば可憐な少女のような声も披露され、男声女声の両方を操る「両声類」というタグも浸透しました。
動画サイトという特性上、デビュー前は元よりビューしてからもしばらくは容姿を明かしておらず、CDジャケットやMVもイラストで出演していました。自身の名前の由来となったアニメ「名探偵コナン」の主題歌に決まった頃、初めて風貌が明らかになり、声やイラストから連想されてきた期待を裏切らない男装の麗人のような出で立ちは、改めてファンの熱をかきたてました。ロックな曲を好む傾向もあり、本人のファッションも男性的でロックな印象です。
ファン想いなことにかけても有名で、ライブの舞台演出やグッズの監修も一手に引き受け、いつもファンを喜ばせる事に積極的です。顔を明かしていなかった時期は当然ライブ活動もできなかった為、顔を明かした現在、直接ファンと交流できる今の状況をとても喜んでいるそうで、店舗イベントなどの交流イベントも精力的に行っています。

風貌だけについ目が行きがちですが、魅力は歌声です。
デジタルロックシンガーという肩書にもあるように、多くはバンド演奏ではなく打ち込みでの楽曲が多く、そのほとんどがクールなロックであることが多いです。メジャーデビュー後はもっぱら男声寄りな曲が多くなりました。アップテンポなロックでは、パワフルな歌声と圧倒的な歌唱力がいかんなく発揮されます。その一方ゆったりとしたバラードも切なげに歌い上げる表現力はお見事です。
安定した歌唱力はライブでも衰えることが無く、今後も引き続き活躍が楽しみなアーティストです。

Roselia
10

今話題のスマホゲーム出身アーティスト「Roselia」

今回レビューさせていただくアーティストはスマホゲーム バンドリ!ガールズアンドパーティからRoseliaというアーティストである。
Roseliaは音楽のジャンルとしてはラウド~ハードロックよりである。なんとこのバンド、スマホゲームに登場するキャラクターを演じる声優が実際に演奏をしてしまうのだ。
Liveに関して過去4公演を行っているがほぼ満員売り切れというすばらしい結果を残こしている。
作曲自体は過去様々な有名な楽曲提供をしているElementsGardenという方々が行っているが
演奏している方々もすごいことになっている。
なんとほとんど楽器初心者でバンドを組んでいるのだ。
以降はバンドメンバーをおすすめの曲とともに紹介をしていこうと思う。

まず、ボーカル 湊 友希那(声優:相場あいな)
ビジュアルからもわかるクールな歌声で観客を魅了する歌姫(ゲーム設定上)
実際に歌っている相場あいな氏本人も力強くクールな歌声の持ち主である。
女性ボーカルの曲は結構聞いているのだが筆者自体ここまで魅了されたことは今までない!
くらいの歌声である。
ほとんどの曲で素晴らしい声を響かせているがBLACK SHUTという曲からさらに
本人の力強さが感じられる。

次はギター 氷川紗夜(声優:工藤春香)

こちらのキャラもかなりのクールでかなり几帳面な性格で演奏は完璧にこなすキャラだ。が
声優の工藤春香氏はギャップを感じさせてくれれるユニークな性格である。
本人は今回で初めてギターを握ることになったがゲームのキャラ同様に正確に演奏をこなしている。
ギターのチューニングは基本的にドロップDで演奏しているためかなりゴリゴリ系のサウンドとなっている。
最もギターの魅力を感じられる曲はゲーム上で双子の妹との関係性を綴ったDetermination Symphony
をぜひ聞いて頂きたい。(ゲームでのストーリも見て頂くと涙なしでは聞けない曲になっている)

次はベース 今井リサ (声優:遠藤ゆりか)

こちらのキャラは先ほどの2キャラとは違いかなり明るい性格でムードメーカー
声優を務める遠藤ゆりか氏に関しても明るい性格である。
驚いたのは遠藤ゆりか氏の演奏力である。Roseliaの楽曲はベースは基本的に難しい
のだが演奏時に完璧に演奏している。
スラップなどの初心者ではなかなか会得できない技も取得しているためLive時には
視線が自然と向いてしまう。
ベースとゲームのストーリでも今井リサが主役となっている曲、陽だまりロードナイトを
聞いてもらうと本人の演奏レベルを確認できるので聞いて頂きたい。

次はキーボード 白金燐子(声優:明坂聡美)

こちらのキャラはかなりの人見知りで恥ずかしがり屋である。声優の明坂聡美も
工藤春香と並ぶほど面白い性格である。(ある企画でキャラ崩壊レベルの面白さを出してしまった)
面白い性格とはうって変わって過去のピアノ経験からかキーボードの演奏力は素晴らしい。
基本的にRoseliaの曲はキーボードとシンセサイザーの二つを使用しているが
Liveでは使いこなしている。
おすすめの曲はLOUDERである。スピード感あふれる曲と同時に彼女の旋律が
特に響く曲となっているため聞いて欲しい曲である

最後にドラム 宇田川あこ(声優:桜川めぐ)
こちらのキャラは他のメンバーと二つの年の差がある(このキャラだけまだ中学生)
為か発言が中二病である。メンバーを盛り上げるという面ではかなり頑張っている。
声優の桜川めぐもあこと同様明るい性格で場を盛り上げてくれる。(余談だが筆者はこのキャラクターが大好きだ)
ドラムの演奏力は本当に初心者か!?と思わせる演奏力である。

ドラムが特に輝いている曲はLOUDERをおすすめしたいが既出なので
opera the wastelandをおすすめする。
この曲はもはや雰囲気がメタルよりの曲になっている
彼女のパワフルなドラムがリズムを刻んでいるので必聴である。

以上でキャラクターと楽曲の説明であったが
演奏に関しては他の邦楽アーティスト顔負けの曲が多いので
ぜひ興味があれば聞いて欲しい。

THE STREET SLIDERS
8

日本ならではのロックパンド

ストリートスライダーズは日本のバンドで、1983年にメジャーデビューして、2000年10月をもって解散した。バンドそのものは1980年にギターの土屋公平と、ドラムの鈴木将生を加えて本格的に活動し始めた。
ローリングストーンズやブルースを基本にしたバンドで、リズムギターとボーカルの村越弘明のとんがったキャラクターと、独特のvocalスタイルとその詞の世界で他のバンドよりなによりもつきねけていた。リズム隊の2人がサングラスでそろえるなか、それよりも際立った髪の毛をフェイセズのようにセミロングでてっぺんの毛を突っ立てたそのビジュアルで、音楽的には本格的なのに若い女性のファンのなかにはミーハー的気分がひろがったり単に強烈なビジュアルで気持ちをもっていかさえていた者もいた。土屋のサイケなギターと村越のキース・リチャードをおもわすリズムギターの絡みだけでなく、ステージ外でも対メディアへの挑戦的とも不愛想ともいえる態度を一貫してつらぬいていた。マスコミに媚びうらない、迎合しないことでストリートスライダーズが何を表現したかったのかはわからない。単に一男子ロックファンとしてはビジュアルも態度も関係なくその圧倒的ライブパフォーマンスとレコーディングに惹かれるばかりである。先日18年ぶりにスライダーズのシングル盤がかためて発売された。是非一聴おすすめする。

博多豚骨ラーメンズ / Hakata Tonkotsu Ramens
8

ラーメンのアニメかと思いきや…

最初タイトルだけを見て、ラーメン好きのメンズたちが出てくるアニメのようなタイトルで正直おもしろくなさそう...。と思いました。とりあえず1話だけでもと思い視聴し始めましたが、内容がタイトルのイメージとはかけ離れたものでした。
ほのぼの系かと思いきや殺し屋の話!!金髪美女かと思えば女装趣味の男の殺し屋!!いい意味で裏切られます。声優陣もとても豪華で文句なし。
見ているうちに疑問に思うことが1つ。タイトルの博多豚骨ラーメンズってなに?ということ。
それは本作に出てくる殺し屋たちがしている野球チームの名前でした。シリアスで殺しや拷問のシーン、ハッキングの場面もありながら突然のギャグや野球をしているシーンでその場を和ませるような展開に。
裏家業の世界を描きながら、九州男児の人情味あふれる仲間とのシーンもあり、非現実的な世界観を中和してくれているように感じます。

殺し屋殺しのにわか侍、女装趣味の林憲明、ハッカーの榎田。それぞれが現時点に至るまでの過去のエピソードを織り交ぜながらとても分かりやすく飽きないストーリーです。
絵、声、ストーリーどれをとってもクオリティーが高いといってもいいと思います。アニメだからこそ楽しめる世界観の作品です。

からかい上手の高木さん / Karakai Jouzu no Takagi-san
8

幸せすぎる中学校生活

高木さんという女の子が、隣の席の西片くんをからかう漫画です。
西片を面白がっているだけに見えて、実は西片が好きでからかっているところがキュンとする。直接告白はしないけど、それとなく好きを伝える高木さんが可愛くて、読んでいてとても幸せな気持ちになります。全ての話しでオチがちゃんとあって、さらに一話一話軽い内容なのでスラスラ読めてしまいました。ちょっとずつ距離が近づいていくので全く飽きず続きが気になって仕方ありません。夏休みや日直、登下校の話が多く、中学校生活がとても懐かしく感じてずっと読んでいたくなります。照れて素直になれない中学生らしい西片にとても共感が持てて、すごく作品にのめり込んでしまいます。でも好きをちょっとずつ伝えても伝わらない高木さんにも共感できて、登場人物全員に共感できるところがとても面白かったです!先が読めない展開が多くて、ありきたりと感じないところがすごいと思います。どの漫画よりもなんかリアルで自分もその世界にいたような気分になれる漫画でした。最終的に西片と高木さんが結婚することが分かってからすごくほっとした気持ちで読めるようになりました。笑える要素とキュンとくる要素があって何回でも読み返せる漫画です。最近の漫画では一番しっくりきた漫画でした。

ドリーム・イーヴル
10

スウェーデンのパワーメタルバンド

個人的にギリシャ人ギタリストGus・Gがいるバンドという事で興味を持ったのが最初のきっかけだったのですが、基本的にがっつりしたパワーメタルサウンドでCD音源を再生したらカッコよさのあまり思わず天高くメロイックサインを掲げてしまう程。
Dream Evilの魅力は正統派へヴィーメタル路線で非常にクールだっていう点。
しかしそれだけで無くBlind EvilやChildren of the Night等の様に1枚のアルバムに数曲づつメロディアスな曲を収録しているかと思えば、Made of MetalやFire!Battle!In Metal!等の様にがっつり漢メタル感溢れる曲も各アルバム毎に収録していて、両方の要素を楽しめる構成になっている所も素晴らしい魅力だ。
バンドを象徴するような存在のGusGやスノーウィ―ショウといった強烈な存在は既に脱退しているものの、かといって彼らの楽曲やライブの質が落ちたとかは感じさせない位Dream Evilの輝きは色褪せていない。
どこか感じるダサさと漢臭さが損なわれない限りこの先何十年もDream Evilを観たり聴いたりするし熱量もただの1℃たりとも下がらない。私は彼らに敬意のメロイックサインを掲げ続ける。

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

最高のヒーロー漫画

新世代ジャンプ王道漫画といわれているのがこの『僕のヒーローアカデミア』。
超常能力である”個性”を持って生まれるのが当たり前の世界で、"無個性"として生まれた少年・緑谷出久がこの物語の主人公だ。幼馴染は強力な個性を持ち、クラスメイトも何らかの個性を持っている中、彼は木偶の坊の「デク」と蔑まれ、幼馴染からは虐められていた。だが、とある事件でプロのナンバーワンヒーローであり、また、彼の憧れでもあったオールマイトにヒーローの資質を見出され、彼の個性”オール・フォー・ワン”を受け継ぐことになったのだ。そしてヒーローを将来的に多数輩出することで有名な雄英高校へと進学し、彼のヒーローへの道が始まるのである。

「友情」・「努力」・「勝利」の系譜を引き継がれたまさにジャンプの王道漫画。ドキドキワクワクの展開と、敵も味方も個性豊かなキャラクターたち。明確な敵がはじめの方で決まっているので、個性を使ったその戦いぶりにもハラハラドキドキさせられる。また、クラスメイトをはじめとした個性やヒーローたちの服装にも注目したい。
『ワンピース』『ナルト』に次ぐといわれているこの『僕のヒーローアカデミア』、あなたも読みだせばきっと最新刊まで止まらなくなるだろう。

スリップノット / Slipknot
9

ヘヴィーミュージックにハマりたい方へ

激しい曲が聴きたい。でも、聴きやすさもあって、すぐに覚えて思わずサビを叫んでしまいたい。そういうときにおすすめなのがSlipknotです。

まず、激しさ。これは文句なしです。特におすすめはセカンドアルバム「Iowa」。ファーストアルバム「Slipknot」とよく比較される名盤です。どれくらいかというと、ヘヴィメタルで名盤ベスト10では無理でも、ベスト30くらいなら必ず入ってくるくらいです。

また、ドラムスのJoey Jordisonのテクニックが凄まじいです。今は脱退(解雇という説も。詳しいことはそもそも発表されていません。未だに謎のままです)しているのが本当に悔やまれます。その魅力は、DVD「Disasterpieces」のドラムソロで存分に味わえます。音もいいため、クリアなスネアの音が小気味よいです。また、手足を駆使して六連符のフィルを多く入れてくる傾向も強く、初めて聴いた人は二度見ならぬ二度聴きすること必死です。

他にも魅力はたくさんあるのですが、あえて一つに絞るとすれば、人数が多いだけあって(イレギュラーな9人編成)、音のバラエティーに富んでいるところです。こればっかりは聴かないと伝わらないので、ぜひ聴いてもらいたいバンドです。

銀魂(実写映画)
10

(いい意味で)イケメンの無駄遣い…!原作ファンにもおすすめの完成度

銀魂の実写化第二弾です。昨年の1作目も、ギャグ満載でとても面白い内容だったけど、第2弾は更にパワーアップ!おそらく予算が前回よりも出たのだと思う。
前回に引き続き、各方面に対してギリギリのラインでパロディ化してしまう所は変わらず、また映画内で、本人役で登場しているわけではないにも関わらず、演じている俳優・女優を面白可笑しくいじる事が出来るのも、この映画だからこそだと思う。
出演者全員が原作「銀魂」をリスペクトしていると感じる仕上がり!そして皆キャラクターの再現度が高い!見た目は勿論の事、セリフの言い方や仕草まで良く再現されていました。特に、前作でも再現度が高いと話題だった沖田総悟役の吉沢亮さんは、今回でも抜群のクオリティ。そして今回の第2弾の「真選組動乱編」では沖田総悟の最もかっこ良く活躍するとファンの間でも言われているシーンがあり、それも完璧に再現。「死んじまいなァ」は是非見てほしい。
またキャストが豪華。豪華で皆イケメン・美人。イケメン俳優と美人女優が全力で「銀魂」の世界に入り込んで完璧に演じているのは、まさに「イケメンの無駄遣い」。勿論いい意味。
原作ファンも満足の仕上がりだけど、原作を見たことがない人にも笑えるので、是非見てもらいたい。笑いが理解できなかったとしても、どのシーンを見ても必ずイケメン・美人がいるので見て損はないと思う。
ちなみに橋本環奈さんは今まで「1000年に1度の美少女」「アイドル」というイメージだったけど、またこの映画(一度目は、前作の銀魂実写第一弾)でそのイメージが崩れた。勿論いい意味で。

星のカービィシリーズ / Kirby series
10

星のカービィシリーズを語る

ぽよんと丸い、シンプルな見た目をしているとこからとても覚えやすいフォルムをしています。シリーズの歴史は25周年を迎え、白黒のゲーム画面の時代から始まっています。
カービィと言えば敵キャラクターを吸い込んで飲み込むことで相手の持っている能力をコピーする「コピー能力」が代表的と言えるでしょう。しかし、初代「星のカービィ」はコピー能力の存在はまだなく、敵を吸って吐き出してぶつけることで攻撃を行っていました。
それから第2作目の「星のカービィ夢の泉の物語」でカービィの代名詞とも言えるコピー能力が誕生します。そこから多くのコピー能力が生み出されてきました。様々な種類が存在するコピー能力ですが、その全ての能力が魅力的であり、とても愛くるしいモーションをしてくれています。
シンプルなデザインにもかかわらず、カービィの表情はとても豊かで、全身を使って、喜びや悲しみを一生懸命表現してくれます。また、ゲームのストーリーも子供向けの作品と思えないほど深いものが多く、ストーリーを進めながら号泣するなんてことも少なくありません。ストーリーの他にも、BGMもとても素晴らしいものが多いので、是非カービィシリーズに触れてみて欲しいと思います。

ワタシが私を見つけるまで
8

アラサーが共感しまくりの庶民派SEX AND THE CITY!!

30代以上の独身女性なら「ウンウン」と思わずうなずいてしまうほど、共感しまくりの映画、「ワタシが私を見つけるまで」。

彼氏と距離を置いたつもりが振られてしまう主人公アリスや、好きで独身を謳歌するフリをするメグ、毎晩違う男とパーティーを楽しむロビン、そして婚活に一生懸命だけどなぜか空振りするルーシーの4人の女性がそれぞれの幸せを見つけていくストーリー。
一見、『SEX AND THE CITY』のような雰囲気も感じますが、SEX AND THE CITYがセレブならこちらは庶民的な感じ。舞台はNYですが、どこにでもいるごく平凡な女性たちの恋愛における心の葛藤が描かれています。

この映画の面白いところは、歯に衣着せぬロビンの物言い!彼女の自由で誰からも縛られない心が、独身ってこんなに楽しいものなのか!と気付かせてくれます。
時に男の理不尽さに呆れながらも切ない気持ちになったり、アラサー独身女性が抱える悩みユーモアたっぷりに描かれたこの作品は、恋に仕事に一生懸命、だけどなぜかうまくいかないと、悶々とした日々を過ごす女性にぜひ見てほしい作品です。

観終わった時には、幸せの形は人と違っていいし、誰もが結婚や出産をしなければいけないわけじゃない。シングルならシングルなりの、今を楽しむためにワタシは私でいい、ときっと晴れ晴れとした気持ちに変わっていることでしょう。

霧雨が降る森
10

オススメのゲームです。

両親を事故で亡くして1人になった主人公の女の子が、両親の部屋で村の地名が書かれた写真を見つけてその村に向かうけど、そこが行ってはいけない場所だった、という始まりです。
グロ要素、暴力表現、一部追いかけられる要素、性的表現があってバッドエンドは全部辛いです。

このゲームでは主人公を入れて、5人の登場人物がいて、須賀君は主人公にとって一番関わりがあるキャラクターです。
ことりおばけは主人公達にとっては敵だけど、物語が進んでいくと、ことりおばけが本当は可哀想なお化けだと分かるので、真相を知ると悲しい気持ちになります。
他のエンドだと須賀君の事を忘れたり、家に帰ったけどことりおばけに呼ばれて、森に向かってしまったり、須賀君が死んじゃったりするので悲しくなるけど、トゥルーエンドでは、須賀君が今まで話せないから言いたい事を紙に書いていたのが、最後のほうで主人公にだけ名前を呼ぶので、そこが感動できるからオススメです。
主人公の女の子と須賀君の関係と、須賀君が何で話せないのかの理由と、ことりおばけがどうして子供を連れ去るのかと、何故主人公を連れて行こうとするのかの真相もゲームを進めていくと分かる感じです。

マザー / MOTHER / EarthBound Beginnings
10

今までにも、これからもないRPGゲーム

MOTHERは、敵を倒しても「殺す」ことはしません。「我にかえった」とか、ロボットならば「ポンコツになった」という風に、今までのRPGでは全くなかった表現がされます。
武器や装備も、中世的な鎧や剣ではなく、バットなどで戦います。
回復するものも最初に自分で入力した「たべもの」を「おかあさん」が作ってくれるので、それも新しい発想です。
そして、なんといっても感動するのは、ラスボスとの戦い方です。最初はダメージを与え、与えられたら回復していくの繰り返しなのですが、ある程度のダメージを与えてターンが進むと「うたう」という選択肢が現れます。
回復をしながら「うたう」を選択していくと、今まで行ったことのある場所で覚えた「うた」を歌っていきます。
すると、どうしてもダメージがほとんど与えられなかったラスボスに強大なダメージが与えられていきます。
それも悲しいほどに切なく、だんだんとラスボスの正体がわかっていき、覚えた「うた」を歌いきった時、戦いは終わります。殺したりするのではなく、感動的なラストを迎えるのです。
そして、なんといっても一番感動するのは、エンドロールです。「うた」が流れる中、自分の名前がクレジットされるのです。こんなラストは、MOTHERが初めてだと思います。
音楽も素敵で、斜めに歩くのも、初めてづくしで楽しいゲームです。糸井重里が何年も費やして作ったゲームだということも、頷けます。

ご注文はうさぎですか? / ごちうさ / Is the Order a Rabbit?
9

女の子キャラが全員かわいい!

こちらのアニメ、マンガは可愛い系のジャンルをよく見る方はもちろん、アニメオタクであるならほとんどはご存じかと思います。それくらい有名で王道だと考えています。
まず登場人物全員が可愛い。そう、女の子キャラ全てが可愛いのです。逆に男キャラもいますが、こちらは渋くてかっこいいです。
ごく普通のありふれた日常系の作品ですが、ちょっと変わっているのが登場人物の中にうさぎがいるのです。そして、このうさぎしゃべります、可愛くない声で(笑)
というのも、とあるキャラのおじいちゃんで、いつもその子の頭の上にいます。なんでうさぎになっているのかは不明です。ちなみにアンゴラウサギという種類です。
人物たちの名前にも注目してみてほしいです。
普段はあまり気にしないことのほうが多いかもしれませんし、そこまで触れるものでもないですよね。ただ、調べてみて分かるのは、(フルネームで)あるものをいじったりして名前にしています。そのまま名前になっているのもあります。ここはあえてあやふやな言い方にしておきましょう。
アニメは1期2期とあり、劇場上映もされています。もちろんマンガも出ております。
全てが可愛いと思わせてくれる作品、ご注文はうさぎですか?
知ってる人も、これから知るあなたもぴょんぴょんして楽しんでいきましょう!