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gasomesoのレビュー・評価・感想

バットマン ビギンズ / Batman Begins
8

『バットマン ビギンズ』でノーラン監督はバットマンの正義をどう定義したか?

クリストファー・ノーラン監督が描くバットマン3部作の1作目。今作は主人公ブルース・ウェインのイメージ、そして理想のバットマン像を、ノーラン監督の美学に基づき詳細に表現された作品だ。
はじめに「なぜバットマンになったのか?」「なぜコウモリなのか?」などバットマン誕生のルーツから始める。そして、ヴィランはたまた警察との闘いや、執事アルフレッドとの会話の中から「バットマンの正義とは何か?」「仮面を外したブルース・ウェインはどう生きるべきか?」など、自身の在り方を見つめる姿が映し出されていく。ゴッサムシティという歪んだ世界の中で、続く闘いに向けて、今作のブルースはひとつの結論を出している。

結論、今作のバットマンは、紆余曲折を経ながらも最終的には自身の正義と復讐を分別して捉え、見事に後ろ暗い過去を乗り越えている。他のバットマンシリーズでは、復讐の瘴気に苛まれ、正義との分別があいまいになり、心を病む描写が描かれることもしばしばある。しかし、当作品はバットマンらしい暗躍ぶりを見せながらも、総合的には純粋なヒーローの姿を描いている。
正義と悪、その隔てが難しいバットマン作品である中、ヒーローの心の美しさのようなものをよくうかがうことができ、観た後の安心感が強い。

コロニア(映画) / Colonia
10

平和な宗教団体だと思われていたコロニア・ディグニダを再現したフィクション映画「コロニア」

1970年代の内戦下のチリ、民主化を願う市民と軍との間で激しい紛争が起きていました。
そんな中、クルーをしていたCAのレナは抗議デモをしていた恋人のダニエルにドイツから会いに来た。
ダニエルは現大統領の支持派のデモを起こしていた。
ダニエルはチリの自由を求める戦いに参加しながら、カメラマンの仕事をしていた。
そんなとき、軍がクーデターを起こし大統領支持派が捕らえられることになってしまった。
ダニエルも大統領を支持していたことがばれてしまい、どこかに連れられてしまった。
ダニエルはドイツ人にも関わらず、拷問されてしまった。
拷問されていたダニエルのもとに、コロニア・ディグニダのシェーファーが入ってきた。
シェーファーはダニエルを安心させると、コロニア・ディグニダに連れて行った。
コロニア・ディグニダは表向きは平和な宗教団体だった。しかし、コロニア・ディグニダはカルト集団だった。
レナはダニエルがコロニア・ディグニダに連れて行かれたことを知り、コロニア・ディグニダに志願して入職した。
コロニア・ディグニダでは、女性は過酷な農業作業が強いられていた。レナはその過酷労働に必死に耐えた。
その頃ダニエルは拷問の末、脳に障害を負っているふりをしコロニア・ディグニダで意識のない振りをしていた。
レナは数年に1度、男女が集う集会があることを知る。
しかしその集会では規則をおかした女性が男たちに罰せられる場所だった。
レナはダニエルに会うためにわざと規則をやぶり集会に参加した。
しかしその場所にダニエルの姿はなかった。
レナは男たちに罰せられる寸前、警報音が鳴り響き暴行されずにすんだ。
脳に障害を持ったふりをしていたダニエルが脱走をこころみたことによって警報音がなったのが原因だった。
そのときは脳に障害を持ったダニエルが誰も疑うことがなかった。
次の日ピノチェト大統領を迎えるための集会があった。その集会でダニエルとレナが再開した。
その日の夜、じゃがいもの貯蔵室で落ち合うことを決めた。
貯蔵室で落ち合うと、大統領の命令で人間を対象に毒ガス実験されることを知り、脳に障害を持ったダニエルが対象とされたことをレナは知る。
じゃがいもの貯蔵室に床にトンネルがあることを知る。しかしダニエルは次の日に人体実験されることになっていた。
そしてその日の夜にダニエルとレナは脱出を試みることにした。
そのトンネルは地下から森に通じていた。レナとダニエルはコロニア・ディグニダからの脱出にとりあえず成功した。
大使館で身を隠したレナとダニエルだが、大使館にもコロニア・ディグニダに内通するものがいた。
レナとダニエルは飛行機でチリから脱出する予定だったが、レナとダニエルが乗る飛行機の離陸許可が取り消されてしまった。
しかし、その飛行機の機長はレナと知り合いで無事チリから出国することができた。

その後、コロニア・ディグニダの実態が暴露され、シェーファーは逮捕された。

灼熱カバディ / Burning Kabaddi
10

初のカバディ漫画

色々なスポーツ漫画がありますが、この漫画はマイナースポーツであるカバディというスポーツの漫画です。
ネタスポーツと言われているカバディですが、タイトルにある灼熱という名にふさわしい程とても熱い漫画になっています。「カバディのルールが分からない」という方がほとんどだと思いますが心配ありません。実際、自分もこの漫画を読む前はカバディのルールなんて全然分かりませんでした。ですが、主人公がカバディ初心者ということもあり、はじめの方に丁寧にルールについて説明があるので大丈夫です。
舞台は高校のカバディ部です。主人公は中学の頃は全国ベスト4入りするほどの実力を有する学校でサッカーをしており「不倒の宵越」と恐れられた人物ですが、過去にチームメイトと揉めてサッカーをやめてしまったところを半強制的にカバディ部に入部させられるというところから物語は始まります。
内容としては、主人公は元有名サッカープレイヤーですがカバディは初心者なので、主人公の技術的な面や精神的な面の成長が見られるのが魅力の一つです。同じチームのキャプテンである王城というプレイヤーは中学時代からカバディで日本代表として活躍していました。この漫画では、中学生の頃から日本代表として世界と戦ってきた人のことを「世界組」と呼んでいます。世界組のプレイヤーは別々の高校に進学したため、過去は同じチームだったけれど現在は敵という『黒◯のバスケ』のような熱い展開も魅力の一つとなっています。

パラサイト 半地下の家族 / Parasite (2019 film)
9

誰にでも起こりうる感情

アカデミー賞を受賞したこともあり、田舎の映画館ですら超満員でした。そして裏切らない内容です。お金持ち家族に貧乏な家族が寄生する、と前評判で聞いて、てっきり生きる気力もなく、ただ物乞いをしている家族なのか?と思っていたのですが、実際は全く違います。お金持ち家族から仕事を得ているのは確かで、それぞれの強みを活かしてしっかりと働いています。多少(結構大きいか!?)嘘があるもののそれ同等の対価を得て暮らしています。半地下の家族は極端な例ですが、これは多くの人に当てはまるのではないでしょうか。その点で、上映開始からとても共感が持てました。色々事件が起こっていき、最後には取り返しのつかないことになります。社会全体として、様々な境遇の人間がいて、考えがあって、それを全て理解することは到底無理なことですが、少しでも他人に優しく出来たら、この映画の様な格差は小さくなるのではないかと思います。金銭的な格差は勿論ですが、道徳的な格差もです。社会的な韓国映画は、鋭く問題に切り込んでいてこの映画に限らず色んな意味で面白いものが沢山あります。とても考えさせられます。パラサイトは、このような映画の入り口としても、入りやすい映画だと思います。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 / Kaguya-sama: Love is War
10

かぐや様は告らせたい

私立の超名門高校に通う、超努力型の勉学の天才「白銀御行」と、生まれ持っての超お嬢様であり筋金入りの天才である「四宮かぐや」はずっと両思いであった。
しかし彼らにとって自ら告白することは敗北を意味する。プライドの高い2人にとっては相手に「告らせる」ことこそ真の勝利であり、自らが相手に告白するなどとてもプライドが許さない。そんな2人が所属するのは生徒会。
生徒会室という狭い空間を舞台に、いかに相手に告らせるかという心理戦を幾度となく繰り返していくストーリーになっています。

最初はきちんと心理戦をするのですが、徐々にキャラクターたちの重い過去や何故現在に至ったか、そしてほかの生徒会メンバーについても余すことなく語られていきます。実写化も果たしたほど人気を誇るこの作品ですが、一番の魅力は何といっても「くっつきそうでくっつかない」というドキドキ感といえるでしょう。ラブコメにおいて最も重要と思えることですが、この作品はそこにかなり重点を置いて作られています。
キャラクター同士の恋模様がどう変化していくのか、天才たちの恋愛心理戦はどう終局を迎えるのか。
とても面白い作品なので読んでいただきたいです。

川の底からこんにちは
9

え?ホラーですか?いいえ違います。

タイトルだけ見ると邦画のホラー映画のようですよね、貞子とかそこらへんのジメジメ系の。しかし内容はヒューマンドラマとコメディのいいとこ取りな感じです。
主演は満島ひかりで、2010年の映画なので彼女が売れ出したかなって頃でしょうか。東京で日々無気力に生きている女性が、父が入院したことによって田舎の実家のイマイチ上手くいってないしじみ工場(しじみという設定がすでにシュール)を嫌々ながら継ぐことになります。私自身が勤務経験があるのですごくよくわかるのですが、こういった食品工場って、そんじょそこらの社員より勤務歴の長いパートのおばちゃんがいたりして、往々にしてそのおばちゃんが工場内を牛耳ってたりするんですよね。おばちゃんの存在に関しては良い点も悪い点もあるので、そこは社員がどう転がすかによって工場の先行が決まります。逆に転がされちゃうこともありますけど…。そんな訳でこのしじみ工場にもそんなパートのおばちゃんが出てきます。なんとなく想像できるかもですが、主人公はそのおばちゃんと最初こそ対立しますが、徐々にお互いを認め合い、工場の立てなおしに成功する、という話です。
王道っぽいストーリーではありますが、何しろ主人公とパートもおばちゃんたちとのやりとりがシュールで笑えます。これだけでも楽しい映画ではあるのですがこの映画が他と違うのは、シュールで笑えるシーンのその3秒後にはウルっと感動できてしまうという不思議体験ができるのです。
感動ものが見たいけど重いものはちょっと…という方(そんな需要あるのか?)には大変オススメの映画です。

ホットロード
9

感動できる良い映画だった。

人気な三代目ジェネレーショングループ所属の臣くん出演の人気漫画からの実写。
漫画を知らなくても楽しめる映画になっています。最初はどんな映画かな?と入ることは多いがこの映画もそうだったでも、恋愛映画でもあるのでキュンキュンすることがあった。憧れをもつ湘南沿いをバイクに乗って素敵な青春だなと思った。心を開いていく能年の演技も素晴らしく、能年には家庭問題があった。大変な思いをしていた思春期そこに来たのが臣くんだとある能年が男たちに襲われかけた、車で連れ去られ強引にやられそうになった。間一髪逃げたが逃げ道もなく隠れる事はでき。能年は怯えていた。隠れ場所のドアが開いた【もうこれは終わり】と思っただがドアを開けたのはなんと臣くん。最高のシチュエーションだ。能年の家庭問題、母に対して【この子もらっちゃうよ?】なんてかっこいい。学校に送ったりと彼氏間満載の臣くん、うらやましい。なんて思いながら見ちゃう映画ですね。そんな中臣くんは事故にあってしまう。それを機に能年は精神病にかかったようにおかしくなってしまった…だが、臣くんもなんと命を取り戻した。能年もそこから普通に戻ることができた。まだ顔などガーゼをつけて海沿いを能年とあって話してるシーンはよく覚えている。最後に尾崎豊【オーマイリトルガール】が流れるシーンは格別です。

ドラゴンクエストX オンライン / DQ10 / ドラクエ10 / Dragon Quest X
9

ドラクエで過ごすパラレルワールド

ドラクエ10はちょっとやってみようと思ってはじめました。予備知識なしで始めたので、どんどん進んでそのうちオンラインになって、世界が広がって行きました。
転職できるし、オンラインなのでリアルの誰がとフレンドになれます。釣りはできるし、家を建ててハウジング可能です。もちろんストーリーはあるのですが別に進めなくてもOKですし、ボスの難易度調整あるので楽に進むこともでき、初心者もやっていけるゲームとなっています。
クエストもたくさんあるのですが、これも全部する必要はなくてしたいものだけしていくだけでも大丈夫です。反対にやり込みたい人たち用にも配慮があります。なかなか当たらない福引きのレアアイテム、簡単には勝てないコインボスなどなど。
そもそもストーリーを最新バージョンまで攻略サイトなどをあまり見ずに普通にするだけで1000時間はかかります。なので、やり込みたい人にも魅力あように作られています。魔法の迷宮、不思議の魔塔、ピラミッド、王家の迷宮、アストルティア学園などゲーム内のゲームといえる小世界もあり好きなところへ行って遊ぶこともできます。そういえば、カジノもあるのでカジノだけでもそれなりにはまります。ポーカーにすごろく、スロットマシンなどです。たしかにおもしろいので、時間を大切にしてリアルの生活にも配慮しましょう。あとは作業になるとおもしろくなくなるので作業にならないように工夫すると良いですね。よいフレンドに出会えると良いですね

映画刀剣乱舞-継承- / TOUKEN RANBU THE MOVIE
10

タラレバ好きにはたまらない

刀剣乱舞とは、ゲームから始まり、アニメ、ミュージカル、舞台と幅が広くなっています。そして映画も公開されるようになりました。
映画では、また違った物語となっていて、織田信長が安土城で亡くなっていたら、という物語が描かれています。刀剣乱舞は日本刀が人の体を得たといった話であり、今回は織田信長を舞台に、織田信長に所縁のある刀剣が主に登場しています。その刀剣とは、へし切長谷部、不動行光、薬研藤四郎です。この三振りは、織田信長が所有していたことで有名です。そもそも織田信長の死は、本能寺で自刃したとされていますが、本当かどうかはまだ謎といったところです。それを踏まえ、安土城で亡くなっていたらといったタラレバ交じりの内容になっています。
もしもこうだったらっと行ったお話が好きな方は、本当に楽しめる作品だと思います。この作品の良さは、詳しく最後まで語らない事です。物語というのは、これが正解だということを語ることが多いですが、この作品はあえて語らないことで、それぞれの捉え方ができる楽しさがあります。映画刀剣乱舞も、そういった部分が所々あるので、考察好きの方は、特に楽しめるのではないでしょうか? 歴史好きな方もきっと好きになる作品だと思います。

アクアマン / Aquaman
9

アメコミ映画が好きな方はもちろん、そうではない方にもオススメできる映画です!

アクアマンの感想について一言でいうと…最高に良い映画です!アメコミ映画の好きな私ですが、2回映画館にいって観てしまうほど面白かったです。
MARVELやDCコミックスなどの映画が好きだけど、漫画を読んだことがあるほど詳しくはない!という方は多いのではないでしょうか?実は私もその1人です。
アクアマン単独の映画が出る前から、ジャスティスリーグを観てアクアマンの存在は知っていましたが、ジャスティスリーグ内ではどんなキャラなのか、どんなパワーを持っているのかはあまりわかりませんでした。その上、スーパーマンやワンダーウーマンに比べると地味な印象もあり、単独の映画で面白いのか疑問を抱いていました(開始すぐからその疑問はすぐに払拭されましたが!)。
ストーリーとしてはやはりアメコミらしい戦闘シーンなどが多いですが、水中で戦うシーンはこれまであまり観たことがなかったので圧巻でした。ただヒーローとしての強さを描くだけでなく、過去の悲しい背景、敵キャラクターもただ残忍なだけでなく人間味があり、とても感動的な映画でした。また、アクアマン本人だけでなく、父、母の愛も伝わるラストシーンには思わずウルっとしてしまいました!アメコミ映画が好きな方はもちろん、そうではない方にもオススメできる映画です!

Identity V第五人格
8

一度はハマる

このゲームを実況しているYouTuberを見つけ、毎日動画を見ているうちに気づいたら自分もプレイヤーになっていました。第五人格を知る前に、Dead by Daylightというゲームの実況も見ていたのですが、それととても似ているゲームです。
DBDは描写が怖くて自分でプレーすることができなかったのですが、第五人格はキャラクターや衣装、拘束されているときの描写等に全く怖さがなく、むしろ可愛さの方が勝っていると感じています。各キャラクターにしっかりと設定があり、ストーリーを見ることで性格や関係性も楽しむことができます。
キャラクターの種類も豊富で、衣装も全部集めるにはたくさんのお金が必要になるほどたくさんあります。このゲームの特徴として、キャラによってスキルに大きな違いが有り、何を使ってプレイするかでゲームの展開も変わってくるということが挙げられますが、キャラとハンターの組み合わせは多く、対人型のゲームなので飽きることがありません。友達と会話しながら戦うのも楽しいし、知らない人同士でマッチングしたときも上手く連携できればとても楽しいし、本当におすすめのゲームです。