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euon16のレビュー・評価・感想

エルム街の悪夢
7

第1作目はなかなか怖い

ジェイソンと並ぶシリアルキラー、フレディの第1作目です。ナンシーといううら若き女性は夢の中でフレディに追い回され、困っていました。そして、夢かなとおもっていたら、実際に人が殺されるようになり、自分もと恐怖を感じるという話です。フレディは、ジェイソンとは違い、なんか元気だし、下はペロペロだし、鉤爪だし、なんか気持ち悪いです。そして、彼が呪いになってしまった経緯ももともと人殺しで街のみんなにより私刑になったことが原因で、どうしようもないやつです。でも、根強い人気のあるキャラで、エルム街の悪夢はシリーズ化します。やっぱり、あれですかね。無類の女好きでセクハラばかりしているところがうけたのでしょうか。見た目も鉤鼻とかボロボロのボーダーとかとても、個性的でいいと思います。夢かと思ったら、現実だったという話は今となっては珍しくもないのかもしれませんが、当時は新しい話だったのかなと思います。ナンシー役の役者さんはなかなか美少女で彼女がパジャマ姿で逃げるのとかは見ていてなかなかですし、有名どころでいえば、ナンシーの恋人役で若い頃のジョニー・デップが出ています。フレディというと、ジェイソンvsフレディなど、今ではキワモノ扱いかもしれませんが、第1作ではまだまだ怖い化け物ですので、一度見てみることをオススメします。

キングダムカム・デリバランス / Kingdom Come: Deliverance
7

少し難しいゲーム

PS4ソフトの「キングダムカム・デリバランス」のレビュー、感想を書きたいと思います。
鍛冶屋の息子ヘンリーが住んでいるスカリッツ村に傭兵団が襲撃しました。
傭兵団はハンガリー国王の命令で動いていました。
スカリッツ村で唯一生き残ったヘンリーの冒険を描く物語となっています。
ヘンリーはオープンワールドの世界を馬で移動したり、移動したことがある特定の場所なら瞬間移動したりする事が出来ます。このゲームにはファンタジー要素がほぼ皆無で、人間と人間のリアルな戦闘を楽しめると思います。
戦闘はとても難易度が高く、敵一人を倒すのでも難しいです。なので、盗賊などに囲まれると倒されてしまう事もあります。時には、夜に敵の寝込みを襲って倒したりする方法もあります。ウサギや鹿やイノシシを狩る事や、狩りでお金を稼ぐという事、泥棒のように人の家に入り宝箱を盗んだりすることができます。ロックピックの機能で宝箱を開けるのですが、これがとても難しいと思います。慣れれば簡単なのでしょうが、慣れるまでに時間がかかると思います。
沢山のクエストがあったり、スキルレベルを上げたり、やりこみ要素はあると思いますが、普通のオープンワールドゲームにしてはとても難しく感じました。残念ながらクリアする事は出来ませんでしたが、面白いと思った作品です。

さんかく窓の外側は夜
9

『さんかく窓の外側は夜』の映画を見て

『さんかく窓の外側は夜』はヤマシタモモコの同名コミックが原作です。
志尊淳・岡田将生がダブル主演で、欅坂46の絶対的センターだった平手友梨奈も出演していることから話題となった映画です。
「霊が見える男 三角康介」として演じる志尊淳と「霊を祓える男 冷川理人」を演じる岡田将生がコンビを組み、心霊探偵バディの活躍を描くミステリーとなっています。
ストーリーのカギを担うのが平手友梨奈が演じる非浦英莉可であり、演技だと分かっていても彼女の圧倒的オーラに惹き込まれそうになりました。
役者の高い演技力と映像の世界観に心を奪われ、人間の醜い思想に重点を置いて描かれたこの世の理不尽さが目に見えて分かります。
この映画はジャンルではホラーとなっていますが、ホラー映画が苦手な人も楽しめる映画となっています。
少しおぞましい描写もありますが、それに対して独自性のある内容なので、どの年齢層にも好評化を得られるのではないかと思います。
刑事役として滝藤賢一も出演しており、4人の良いコンビネーションが新たな化学反応を起こし、これからシリーズ化するとなればさらに良い作品になること間違いなしです。
映画の中に沢山の伏線があり、それらを回収しながら見るのもまた違った楽しみ方で面白いと思います。

ヒーリングっど♥プリキュア / ヒープリ / Healin' Good Pretty Cure / Healin' Good♥Precure
9

ストーリーの描き方が丁寧。キャラクターも可愛い。

女児に人気の「プリキュアシリーズ」の第17作目。今作のテーマは『医療』、『癒し』、そして『生きる』ということになっており、『地球のお医者さん』をイメージして作られています。プリキュア達も白衣をまとって変身したり、変身呪文が『手術』を意味する『オペレーション』だったりと、治療を彷彿とさせるものが随所に盛り込まれています。キュアグレースに変身する今作の主人公『花寺のどか』はもともと病弱で、長期入院の経験がある女の子。話が進むにつれ、のどかの過去が少しずつ明らかにされていき、闘病生活中に沢山の人に支えられた経験から、「人の役に立ちたい」と強く願っており、まだ万全なからではないというのにその願いを貫くのどかの姿に、多くの視聴者が心打たれたことだろうと思います。プリキュアシリーズに不可欠なパートナーの妖精ですが、今作は『地球のお医者さん見習い』という設定です。ごく普通の女子学生にプリキュアの変身能力を授け、サポートにまわるパターンが多い妖精ですが、今作では、「地球を癒す」という強い使命感と覚悟を背負っているのが非常に特徴的です。妖精が敵との危険な戦いに「人間を巻き込みたくない」と葛藤するシーンなど、妖精側にフォーカスした話もあり、非興味深いです。

この素晴らしい世界に祝福を! / このすば / KonoSuba
8

「残念」という魅力を持つキャラクターたちの掛け合いが楽しい

原作がライトノベルのこのアニメは、とにかく残念なキャラクターの多さが魅力です。

ストーリーは元引きこもりカズマ、駄女神アクア、中二病めぐみん、ドMダクネスがメインキャラクター。

カズマは死後の世界でアクアと出会い、アクアに死に方を散々馬鹿にされたのちに、魔王のいる異世界へ転生するかそのまま天国へ行くかを迫られます。ここでゲーム好きだったカズマは異世界転生を選択し、何か「一つ」を異世界に持っていっていいという条件の「一つ」にアクアを選ぶことで、自分を馬鹿にしたアクアを道連れに異世界へ転生します。

カズマは周囲から度々「クズマ」と呼称されますが、その理由の一つが「真の男女平等を目指す」という信条であり、女性からであれ叩かれたら叩き返す。女性だからといって一方的に許されるのはおかしい!という考えを公言し、実行する男であることです。

「女性から叩いたとはいえ、男が叩き返すのは…」と普通思ってしまう人の中でも「…これは仕方ないかも…」と思えてしまうほど、ヒロインたちがとにかく残念。
特に女神アクアは、自堕落な上に高慢で、ことあるごとにカズマを馬鹿にし煽るという悪癖を持つため「自業自得!」と感じることも。

そんなアクアは腐っても女神。戦闘力自体は微妙ですが、アンデッドに対しては無類の強さを誇ります。
仲間となるアークウィザードのめぐみんは、一日に一撃しか魔法を放てませんが、その威力は絶大。そして放った後は自分で立ち上がることもできないほど消耗し、動けなくなります。
クルセイダーのダクネスは、不器用すぎて敵に攻撃を当てることができませんが無類の頑丈さを持つ上、痛い目に合ったり辱めを受けることに喜ぶ変態でした。

そんな極端な仲間を率いるのが、クズマことカズマですが、その戦闘力といえばパーティー内で最弱。
幸運値が高いだけで超平凡な能力で、習得した攻撃スキル「狙撃」では、当てた敵がノーリアクションなこともしばしばで、ランダムで相手のアイテムを盗むスキル「スティール」ではなぜか女性のパンツばかりを引き当ててしまいという残念っぷり。

しかし、個々ではまるで話にならない4人を、カズマが作戦をたてアクア、めぐみん、ダクネスがそれぞれの強みを最大限に活かすことで、魔王軍の幹部を撃退するという偉業を成し遂げたりします。ただし、カズマは死ぬ。そしてまた生き返される。

メインキャラクターたちだけでなく、脇役の女性キャラクター、男性キャラクターもみなどこか残念で愉快な日常を演出します。

コープスパーティー
8

萌系ホラーと思ったら大間違いです!

廃墟となった学校を舞台とした、チームグリグリによるホラーゲームシリーズ、コープスパーティー。ゲームクリエイターとして活躍されている祁答院慎先生の、原点とも言えるシリーズです。
コープスパーティーは、一見、美少女キャラによる、萌系のゆるいホラーかと思うでしょうが、少しプレイすることで、ガチのグロ!胸糞の悪さ!救いようのない絶望!を味わうことができます。キャラクターは、容赦なく殺されていきます。それもとてもとても残酷な方法で。分岐も多くあり、やりこみ要素もそれなりにあります。そのためには何度も何度も死ななくてはなりませんが。
シリーズ一作目は、最近流行りのドット絵のRPG風です。しかし、ドット絵ゆえの独特の恐怖感があり、近年の高グラフィックゲームとは全く異なった恐怖を味わうことができます。
2作目、3作目と、ゲームスタイルが変わりますが、基本的なコンセプトは変わらず、変わらない絶望感を味わうことができます。
ソニー系ハード(PSvitaなど)、(ソフトによっては)任天堂ハードや、PCでプレイ可能です。漫画化、アニメ化、実写映画化もされましたし、とにかくどれかに触れてもらえれば、原作をプレイしたくなること間違いなしです!

虫食少女伊南さん
7

可愛い少女の大好物は「虫」でした

主人公の春近くんは中学生時代に女子から「何かウケることしたら付き合ってあげる」と言われ一発芸として虫を食べたことで、その虫の味とその後の周りのリアクション、そして自分への扱いがトラウマとなってしまいます。知り合いがいないであろうところで高校デビューを果たそうとするも、中学時代の同級生が多く進学していた上に、変えていたファッションも虚しく声であっさり周囲にバレるという悲しい春近くん。

春近くんは幼い頃に仲が良かった伊南はるかと偶然に再会。
伊南さんと春近くんは付き合うことと、毎日伊南さんのお弁当を食べることを約束していたのですが、その約束の次の日に春近くんが引っ越してしまい、約束が果たされないままになっていました。
それを思い出して、まだ自分を想い続けてくれていた伊南さんとの約束を果たそうとするも、伊南さんが出してきたお弁当は「春幼虫の蒸し蒸しチャーハン」。蒸し蒸しと虫虫を掛けているであろうこのチャーハンは、カブトムシの幼虫と桜毛虫がふんだんに使われた自慢の一品でした。

彼女が欲しい春近くんはそれを無理して完食し、二人は晴れて付き合うことになります。つまり、それはこれから毎日、虫のお弁当を食べる生活が始まるということを意味します。

人間は生きている以上、動物であれ植物であれ、虫であれ生物の命を奪って食べています。地球全体の生物の中から見ると人間の個体数は0.01%にも満たないと言われるほどで、動物の中で最も多い生物は虫です。実際に虫を食べる国は多く存在しますし、食料問題を真剣に考えるならば昆虫食は外せない選択肢になる。そんな時代の予習としても役立つ、昆虫食の教科書、かもしれません。

蟲師 / Mushishi
10

哲学的なアニメ

世にアニメは数あれど、採算度外視で原作を忠実に再現しているアニメでこれ以上のクオリティの作品はそうそう無いと考える。それはつまり、クリエイター達の本気を見られるということである。この作品の原作は漫画であるが、それに音と動きをつけることでこれだけリアルさを感じられるのかと初めて見た時は感嘆した。またほとんどが一話簡潔であるため、どの話数から見ても問題無くストーリーを理解できるのもオススメできる点である。見始めたら、まずは単純にその映像美を堪能して欲しい。背景の作り込み、見たことも無い蟲の確かな存在感にただただ脱帽する。また音響にもこだわっており、蟲の奏でる音色が美しい。肝心の物語は蟲という普通の人には見えない存在がいる世界での人と蟲、そして蟲師のギンコの体験したことを軸に進んでいく。文字にすると味気なく感じるが、どれも良く考えられていて、架空の物語と分かっていても自分の生活や人生と照らし合わせて深く考えずにはいられない。蟲という存在として描かれているが、むしろ蟲は私たち自身なのかもしれない。アニメを見ていくうちにどんどんそんな気がしてくる。とにかく不思議な気持ちや考えさせられるアニメであり、時間がある時にじっくりと見てほしい作品である。

MAJOR / メジャー
8

野球好きなら一度は読むべき

主人公は本田吾郎と言う幼い子供。母を病気で亡くし、父親との二人暮らしなのだが、なんとそんな吾郎の父親はプロ野球選手。父と同じプロ野球選手の夢を目標にする吾郎だが、不幸が次々とのしかかる。投手として頑張っていた本田だが、肘のけがによりプロ生命を断念させられる。しかし、同僚の茂野(高校時代からの友人)に打者転向を勧められ才能を認められ見事トライアウトに合格し、再びプロ野球選手としての道を開く本田であったが、吾郎の強い願望により、再婚しかけていた父親が、試合中に頭部死球を受けてしまい、そのままかえらぬ人となる事に。ひょんな事から、本田と再婚予定だった吾郎の担当の先生が母代わりとして、吾郎を預かることに、両親の死を乗り越えて、おとさんと同じプロ野球選手の道を歩み始める。時は進み、小学生になった吾郎は、プロ野球選手の父親の血を抜群に引いており、野球選手の申し子のような存在に。プロ野球選手への近道ともいえる強豪リトルリーグから多数の声がかかるも、吾郎の選んだチームは、人数不足の弱小チームであった。自らの力で、チームを一から作り上げ、強敵を倒し、そこから新たなドラマ、感動がうまれるアニメとなっております。

ディザスター・アーティスト
8

はみだしものでかまわない

友情の物語であり、ハリウッドへの皮肉であり、映画に対する愛情を表現している作品でもあります。
主人公はどこから来たのかもわからず、なぜお金をたくさん持っているのかもわかりません。自己顕示欲も強く、それを極めているのでナイーブな人からみれば芸術家志向でぶっ飛んでいます。
彼は役者を目指しているといい、彼を見て感化された20代の男の子を連れてハリウッドにやってきます。試行錯誤の上、とうとう自分の映画を作るしかない!と思い立つのですが、映画監督としては素人、やることもハチャメチャ、現場は混乱をきたし、一緒に連れてきた20代の男の子も逃げてしまいます。それでも彼は何とか映画を完成させました。皆にバカにされながら、笑われながら、自分の思いを形にしたのです。
正直、私も最後のほうの場面では大笑いしてしまいました。でも、ポイントはそこじゃないんです。あなたがたとえ人に笑われようとも、けなされようとも、あきらめない彼の姿に映画に対する愛こそが大事なのです。真剣になれば真剣になるほど笑われます。まがい物だといわれます。彼の頭の中では大傑作が誕生しているのに、現実は違います。でも、そういう人がいたっていいんです。彼の勇気としょうもなさを理解してくれる友人はいます。人間のぶざまさもまた、人から愛され称賛される一因になりうるということが、この映画では見事に表現されています。

はじめの一歩 / Hajime no Ippo
8

とにかくあつい!!

イジメられっ子の幕内一歩。そんな彼がボクシングに出会い成長していく姿が描かれています。
気は弱いが毎日の練習で強くなっていく姿がとてもカッコいいです。一番最初に宮田一郎とスパーリングをしてボコボコにされてしまいますが、そこから3ヶ月鴨川会長と練習して再戦します。お互いに全力でぶつかり合う姿は興奮しない男の人はいないと思います!死闘の末に一歩のショートアッパーが炸裂してなんと初めて3ヶ月の一歩がプロボクサー直前の宮田君に勝ってしまいます。
その後、一歩は晴れてプロボクサーになり試合をしていくのですが、毎回負けそうな所からの逆転勝ちというパターンが多く最初は純粋に楽しめますが、展開がよめてしまうのが少し残念です。ですが、展開がわかっていても読んでいてとてもアツくなれる漫画です。特に印象的なのは新人王を取って日本ランク10位を与えられてからのチャンピオンに挑んでいく所がとても面白く、途中で漫画を読むのを止められなかったです。最初にチャンピョンと闘う時にそれまで負けなしの一歩がどうせ勝つんだろうなーって読んでいたらまさかの負け展開にすごくビックリしました!けど敗北を学んだことでさらなる強さを得た一歩は2回目のチャンピョンに挑みます!この先を知りたければ是非読んでみてこの後の結果を自分の目で確認してほしいです!!すごい面白く男なら是非一度は読んでほしいです!!

迷い猫オーバーラン!
8

3人の女の子とのドタバタコメディー

この作品はライトノベル原作のアニメになった作品です。
主人公には芹沢文乃という幼馴染がいるのですが、彼女は所謂「ツンデレ」というやつで、なかなか主人公に想いを伝える事が出来ずにいました。そんな時、彼女にライバルとも言える2人の女の子が登場します。金髪お嬢様の梅ノ森千世、一人道端に捨てられていた霧谷希です。ライバルが現れたことで文乃は焦り、なんとか素直になれないながらもアプローチをしていくのですが、主人公は鈍感なのでなかなか気づいてくれません。
私は思いを必死に伝えようとする文乃にとても魅力を感じました。最近のよくあるツンデレとは一線を画すものがあると思います。口はかなり悪いのですが根はとても優しい女の子なので他の2人の女の子が困っていたら絶対に文乃は手を差し伸べようとします。そして主人公への愛がかなり良い意味で重たいです。幼稚園の頃から一緒にいたので絶対に誰にも取られたくない、しかし彼を縛ることはしたくないと葛藤する彼女は見ていてとても愛おしいものでした。
私は文乃に1番魅力を感じたので彼女の魅力ばかり列挙してしまいましたが、他の女の子も一筋縄ではいかない曲者(褒め言葉)揃いとなっているので是非視聴してみてください。

水の館
7

「こどものおもちゃ」から生まれた作品

小花美穂先生が描く人気漫画「こどものおもちゃ」。
人気子役として活躍する倉田紗南が、学校生活で起こるいじめや先生いびりなど、色々な問題と向き合っていく物語です。
こどちゃの中では、紗南ちゃんが出演するという作品としてサラッと出てくるだけですが、それを小花美穂先生が一つの作品に仕上げました。
両親が亡くなり、行方不明になっている兄を探しにある別荘に来た主人公の男の子。
兄、兄の友達の女性、そして自分と同じくらいの年齢の女の子がいました。
せっかく来たのに兄は「今すぐここから逃げろ」と主人公を追い返そうとします。
そして、主人公が見た兄の写真には確かに3人が写っているのに、なぜ女の子だけ年を取っていないのか。その謎が、ストーリーが進むにつれて段々と解き明かされて行く、という少しミステリーな要素が描かれています。
その女の子の役を紗南ちゃんが演じています。
少し怖さのあるストーリーで、水の館単品でも楽しめる作品です。
もちろん「こどものおもちゃ」を知っている方も、ストーリー&紗南ちゃんが演じている、という二重で楽しめる作品になっていると思います。
最後の、燃えた館から紗南ちゃんが出てくるシーンは、漫画ながら圧巻です。

GReeeeN
10

誰もが聴いたことのあるメロディー

メディアには一切顔を出さないという変わった音楽活動を続けているグループです。
ミュージシャンという傍ら、全員が歯科医師という二足のわらじを履いた彼らは、学生時代からの友人で、曲も自分達で作っているので、聴く側も常に等身大の彼らと向き合うことが出来ます。
誰かを好きな気持ちや大切に思う気持ち、普段は言葉に出来ない気持ちを彼らが代弁してくれているとすごく感じます。
その対象は彼氏、彼女に限らず、友達や両親に向けての曲もあるので、是非色々な曲を聴いて世界観を味わって欲しいです。
GreeeeNが結成されるまでのストーリーを映画にした作品も上映されたので、そちらも是非観て欲しいです(菅田将暉、松坂桃李、成田凌、横浜流星など大物が共演しています)。
それとは別に、「愛唄」という彼らの曲を題材にした映画も放映されました。
正体を晒さなくても、それだけインパクトのある曲、等身大の歌声、一度聴いたら耳に残るメロディーなど、様々な要素がマッチングして作り上げられている感じがします。
学生の方はもちろん、あまり音楽を聴かなくなった年配の方でも懐かしさを感じるメロディーだと思うので、日本語を大切にして聴いてみてください。

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
10

いつもより容赦無いゴジラ。

2001年に劇場版「とっとこハム太郎」と同時上映されていた映画です。本編では、モスラとキングギドラ、そしてゲストでバラゴンも登場します。今回のゴジラは、白目のゴジラでいつもより容赦無い感じで町を襲撃してました。だから、明るいとは言えない物語でした。それに、なぜかモスラやキングギドラの名前が漢字になっていました。これは大和の聖獣としてのネームのようでした。今回の自衛隊の活躍は、戦車が登場せず少し変わった兵器が登場しました。なんと、ミサイル型のドリルでした。戦車でないのは少し物足りない感じがありましたが、普通にゴジラにダメージを与えていたのがすごいと思いました。終盤ではモスラやキングギドラ達はやれていたのに、魚雷を装備した潜水艇でゴジラの内部から発射して、見事倒したのが意外な勝利でした。この映画を最近DVDで見てみたら、バラゴンが他の怪獣よりかわいさがあった感じがありました。つぶらな瞳で愛嬌ありでした。それはさすがに、ゴジラには歯が立たなかったものの、印象に残った感じがしました。逆にモスラは本来だったら可愛さがあるのに、今回はゴツいイメージだったので少し残念でした。全体的に暗い印象でしたが、見た後はなぜかスッキリする、不思議な映画でした。

マスカレード・ホテル / MASQUERADE HOTEL
7

ひきつけられる映画

「マスカレード・ホテル」とは東野圭吾が描いたサスペンスストーリーであり、2019年1月19日に木村拓哉、長澤まさみのW主演によって映画化された作品です。
半年前に原作を読んでいたこともあり非常に楽しみにしていた映画の一つでした。そのこともありロードショウを初日に一人で見に行きました。映画の中で章が変わるごとにホテルの玄関を映し毎回決まったBGMを流すなど東野映画の象徴ともいえるシーンが随所に見られました。有名俳優によって繰り広げられるシーンの数々によって映画に引き込まれ内容が自分の中に入ってきました。
私がこの作品をお勧めする理由として挙げられるのは、木村拓哉演じる「新田刑事」の人柄が原作通りに再現されていることです。事件を解決する事しか考えられないそのまっすぐな姿勢が周りの人を巻き込み魅了する、そんな人柄に心を打たれ感動させられるシーンが随所に見られました。私はその人柄に注目してこの映画を見たもらえると楽しめると思えます。東野圭吾作品の中でも面白い作品になっています。映画では表現されていない描写が原作にはあるのでぜひ原作も読んでみてください。映画の最後に「マスカレード・ナイト」を予告させるシーンがあったのでこうご期待です。

遊戯王デュエルモンスターズGX
10

本物のモンスターと交流が多かった物語。

このアニメは、前作「遊戯王デュエルモンスターズ」の続編で、本物のモンスターと交流することが多い物語です。特にその印象が強かったのが、デュエルアカデミアがモンスターの世界に紛れ込んだ回や、親友ヨハン・アンデルセンの救出のために、再びモンスターの世界に行った回です。

デュエルアカデミアがモンスターの世界に紛れ込んだ回では、十代達アカデミアの生徒がクロノス先生達教師を含んでモンスターの世界に飛び込んでしまい、元の世界に帰れる方法が分からないという事態が発生しました。食料も1週間分しかなく、このままでは全滅する可能性が…。
追い打ちをかけるように、ハーピィ・レディや岩の精霊タイタンというモンスターが襲ってきます。タイタンがデュエルディスクを装着して、カードで襲ってくるシーンはハラハラし見ごたえがあります。そして物語は進み、帰れないことで不安だらけの生徒たちに更なる悲劇が。ユベルというモンスターに取り憑かれたマルタンに、次から次へとデュエルゾンビに変えられてしまいます(デュエルゾンビとは身体に傷はないのですが、動きがゾンビ化しデュエルで襲ってくる人間のことです)。
元の世界へ帰るには、ヨハンが手にしていないカード「究極宝玉神レインボー・ドラゴン」の力が必要でした。現実の世界でペガサス達も協力を得て、元の世界に帰れるチャンスをうかがいます。果たして、十代達は元の世界に帰ることができるのでしょうか。

この回はまさに非常事態のオンパレード。実際にモンスターに関わると、ハーピィ・レディみたいに大怪我することもあるから、いいモンスターばかりではない…。ですが、GXはモンスターと交流することが多いので、関わり次第で仲良くなることもある…そこも見所ですね。

ファニーゲーム
8

生々しい暴力映画

私は映画を結構観てる方だと思うのですが、多く観ている人ほど違和感というか、不快感を感じる作品だと思います。
作品のテーマとして暴力があると思うのですが、その暴力が生々しいのです。
アクション映画のような爽快感は微塵もなく、スプラッター映画のような派手な演出もありません。
暴力行為が行われた後の静寂が画変わりもせず垂れ流されるシーンはただただ陰鬱な気持ちになり、実際の暴力を見たような不快な感覚になりました。
映画の作りとしてもかなり特殊で、悪者の一人がカメラ目線で観る者を煽るような態度をとったり、あからさまに伏線をばら撒いたかと思えばその回収は行わない等、ある種映画のお約束を裏切ってきます。
ハネケ監督の映画は難解で観る人によって評価がだいぶ変わるとは思いますが、この作品に関しては直感的に観れるというか、嫌な気持ちにさせることが目的というか…。
無事に不快感を得られた私は素晴らしい映画だと思いました。
リメイク版も見ましたが、そちらの方がよりメッセージ性があからさまになっているような気がしました。
悪者たちの不気味さ、理不尽さなどはオリジナル版の方が際立っていたと思うので、どちらも観てみて二倍不快な気持ちになるのをおススメします。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

斜め上を行く4コマ漫画

スクエアエニックのガンガンオンラインで連載されている椿いづみ先生の4コマ漫画です。花とゆめで「俺様ティーチャー」と言う漫画も同時に連載されており、また「月刊少女野崎くん」はアニメ化もしているので聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
作風は基本的に学園物のコメディに分類されます。登場人物たちはみんな個性が強く、主人公の野崎くんは、現役男子高校生にして少女漫画家です。野崎くんに片思いしていた千代ちゃんが告白した所、何故かサインをもらってしまう所から物語は始まります。付き合うまではいかないものの漫画のお手伝いとして千代ちゃんはベタ塗りを任されます。アシスタント仲間であり友達でもある、みこりんは現実にいたら、いじりがいがあって可愛くて楽しそうです。千代ちゃんの友達である結月もキャラが特に強烈です。粗野な印象とは裏腹に実は学園一の歌姫として他校からローレライと呼ばれているなんて、ギャップが激しすぎます。さらに結月が苦手な不眠症気味な若松は、正体が結月とは知らずにローレライに憧れています。曲を聞いたら瞬時に寝る癖に、一度聞いている曲をよく覚えているところは歓心します。個人的には後から加わる女子生徒なのに女子からモテモテで、男子生徒からも王子と呼ばれている鹿島くんも面白いです。演劇部に所属していて、抜群の演技力を誇るのに部活をサボるので先輩の堀ちゃん先輩からいつもバイオレンスなお迎えをされます。なんだかんだ言って、鹿島くんの顔が大好きで可愛がっているんですけどね。でも、一緒に更衣室で着替えたのにも関わらず、鹿島くんが男子トイレに入らなかった事にようやく女子だと気付くのは遅すぎやしないかと思います。他にも野崎くんの漫画家仲間の都さんや担当編集の前野さん等面白いキャラがいっぱいです。

50回目のファーストキス / 50 First Kisses
10

感動だけでなく、面白い

作品名的にはヒロインが寝てしまうとある一定の日の記憶までしか残らなく、毎日同じ日を過ごすという悲しさのある作品というイメージを持ちながら見ました。イメージ通り病気という面で悲しさもありました。しかしその病気に立ち向かうヒロインと、それを支える恋人を中心とした家族、常連のお店の店員などがいました。記憶が毎日無くなっていく中でもヒロインの人生は進んで行って、ヒロインだけが毎朝取り残されてしまう。だけど、そんなことのないように恋人がDVDを作成をし、遂に結婚、出産までになったのです。病気を抱えている人が不幸なのではなく、そう思ってしまうことが不幸なんだ、その病気を抱えた上でどのように過ごしていくかが大切だと考えさせられました。また、日常生活を描いていく中で、それ以上に面白さが多く目立ち映画館でも声を出して笑い出しそうになってしまうこともありました。舞台がハワイだということもあり、とても羨ましかったり、こんな場所で暮らしてみたいという憧れも感じられる作品になっています。またこの作品を福田監督が務めたこともあり、福田組と言われる俳優(山田孝之さん、ムロツヨシさん、佐藤二郎さん)なども出演していました。それぞれの俳優が持ち前の面白さを持っていてそらがすごく発揮されている映画になっていたと感じました。

The Room
9

値段以上のクオリティを持つゲーム

このゲーム「The Room」は3Dのパズルゲームです。
SteamにPCゲームとしてあり、またAndroidのPlayStoreにもアップされています。残念ながらPCゲームの方は日本語に対応していません。しかし、対応していなくてもプレイに支障はありません。しかし、ストーリーを見たい方は日本語化modなどを使うといいかもしれません。Androidは日本語に対応しています。
ゲームはやってみると、グラフィックが綺麗で細部まで凝っていて、かつBGMやSEや魔術的な要素もあり、少し不気味な雰囲気を作り出しています。その雰囲気に加えて、ゲーム中に出てくる様々なギミックはプレイヤーをより楽しませてくれます。パズルゲームとしての難易度は高すぎず、かつ低すぎる事もなくほぼ一本道なので詰まってしまうことはないでしょう。操作は簡単で、パズルゲームに慣れている人はさくさくと、初心者にとっては少し悩む程度です。ボリュームとしては少し足りないかなと思うものの、満足できるゲームとなっています。時間が空いたとき等に気軽にプレイできる程度なのでぜひやってみてください。夢中になること間違いなしです。続編もあるのでぜひそちらも。

マッキラー
6

フルチ初期のフーダニットムービー

イタリアの田舎町で少年が殺される事件が相次ぎます。ジプシー女が疑われ、村人にリンチされ殺されてしまいます。新聞記者が事件の真相に迫るのですが…というお話。
フルチの映画にしてはかなりマシな方です。ただ、途中で犯人の察しがついてしまうなどの演出には閉口してしまいます。私は中学1年生の時に初めて観て「ミステリー色の濃い映画だ」などと思いました。それから27年の時を経てブルーレイで観直したのですが第一印象とほぼ変わらなかったです。演出はやはり昔の映画だなあ、と思ってしまうところもあり、例えば私服の刑事が普通にシガリロを吸っていたりする場面は時代を感じさせられました。最近の映画では喫煙するシーンは何らかの伏線あるいはネガティブな印象を与えたりといった小道具的な役割になってしまいましたからね。それはさておき、DVDの時代になってまた観直したいという思いは数年間思い続けていた訳でその願いがかなってよかったと思いました。このフーダニット的要素は後の「ザ・リッパー」(’82年)「マーダロック」(’84年)と受け継がれているようです。もしかしたらダリオ・アルジェントの一連の作品を意識して創られたのかもしれません。

三浦大知
10

最高のエンターテイナー

三浦大知の魅力は何と言っても、圧巻のダンスパフォーマンスと歌唱力です。
激しく踊りながらも、素晴らしい歌唱を披露出来るアーティストがこの日本に他に何人いるでしょうか?
一度、三浦大知を知ってしまうとハマること間違いありません。
和製マイケルジャクソンと言われるのも納得だと思います。
個人的には、アーティストというよりは、本物のエンターテイナーだと思っています。
人柄の良さも滲み出ていて、なお魅力的に見えてきます。
ライブで見せたリプレイという曲の無音ダンスは鳥肌が立つ程に衝撃を受けたことを今でも覚えています。
曲の間奏の無音のなかで、バックダンサー数人とまったくブレずに息を合わせて踊るなんて本当に信じられません。是非とも一度見てみて下さい。
自分の好みでいうと、激しめの曲よりもバラード調の曲の方が三浦大知の曲では好きです。
なかでも、Cry &Fightはダンスはキレキレなのですが、歌は落ち着いた悲しげな雰囲気を醸し出した曲でおすすめです。
アップテンポの曲でおすすめの曲も沢山あるのですが、あえて一曲おすすめするとするならば、 EXCITEという曲です。爽快感のあるアップテンポな曲調は中毒性があります。
皆さんも良ければ、三浦大知を一度聞いてみて下さい。

Stardew Valley / スターデューバレー
8

自由度が高いゲームです。

「Stardew Velley」は元々は北米向けのソフトであり、PS4とPC版ニンテンドースイッチ版があります。
プレイヤーは、祖父から小さな古い農場を譲り受け、牧場で農業をしたり、家畜を飼ったり、鉱山へ出かけたり、釣りをしたりして開拓するゲームです。
農業と言っても、季節それぞれに多種類の野菜や果物、花を育てることができます。農業スキルを上げることによって、熟成ダルといったクラフトができるようになり、できた果物を加工することができます。
鳥小屋、家畜小屋を建てる事ででき、家畜を飼う事ができます。家畜は、にわとり、アヒル、ウサギ、ウシ、豚、ヤギ、ヒツジを飼う事ができます。
鉱山へ出かけると、銅鉱石、金鉱石、ダイヤモンドといった様々な鉱物が入手することができます。
また自宅は改築することができ、改築することによって料理ができるようになります。
「牧場物語」「Minecraft」のように創作ゲームでありますが、個性豊かな町人が多く、特定の町人との好感度によってイベントがおきたり、結婚出来たり、子供が作る事が出来きたり出来ます。季節ごとにイベントがあり楽しむことができます。
様々な視点で楽しめることもできて、飽きる事がないと思います。