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ekinanのレビュー・評価・感想

名探偵コナン 黒鉄の魚影
7

スリルと人間ドラマが交錯する、心動かされる作品

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、シリーズにおいても特にスリル満点の展開と深い人間ドラマが見事に交錯する作品です。
海洋施設「パシフィック・ブイ」を舞台に、全世界の警察ネットワークと黒ずくめの組織の陰謀を描いた本作は、『コナン』シリーズの中でも異色の試みと言えるでしょう。

この映画の中核をなすのは、灰原哀というキャラクターの深掘りです。彼女の過去と現在が絶妙に絡み合い、ストーリー全体に深い影を落とします。その複雑な背景と感情の動きが、見る者の心を掴み離しません。また、赤井秀一をはじめとするサポートキャラクターたちも物語に厚みを加えています。彼らの関わり方が、シリーズファンならではの楽しみを提供してくれます。

しかし、全体としてはいくつか不満なポイントがあります。
まずアクションとミステリー要素のバランスがやや不安定な場面も見られ、従来の『コナン』シリーズのファンには物足りなさを感じさせる可能性があります。
また物語の一部には予測可能な展開もあったため、驚きの要素をもっと強く感じたいと考える観客にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。

それでも、人間関係の描写やキャラクターの成長は本作の大きな魅力です。
特に、灰原哀の内面に焦点を当てた部分は見逃せません。スリル溢れるアクションシーンと緊迫感ある展開も、このシリーズならではの魅力をしっかりと保っています。

総じて、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、『コナン』シリーズの新たな一面を見せる試みとして評価できる作品です。
推理ものとしての面白さと、人間ドラマとしての感動が融合した、心を動かされる物語を堪能できるでしょう。

デート・ア・ライブ
8

デート・ア・ライブについて

ジャンルは基本的なファンタジーラブコメ。
『空間振』と呼ばれる大災害に襲われる世界。その原因は『精霊』と呼ばれる生命体が出現する余波だった。主人公である五河士道がその精霊達をデートに誘ってしまった所からこの物語が始まる。この作品は、いわゆる『ギャルゲー』が基盤となっている為、ギャルゲーチックでラノベ的なキャラが次々と現れる。その中でも天然、ヤンデレ、百合、根暗、拘束といった個性豊かな一際目立つヒロイン達と主人公の前に現れていく。
更に、厨二チックな世界観でギャルゲーファンタジックな設定がどんどん描写されており、義理の妹が秘密組織の司令官だったり、クラスメイトの女の子が武装して現れたり、ファンタジーな武装の女の子が現れたりと、いかにもな設定がてんこ盛りとなっている。気がついてみれば、精霊に対する主人公の行動もギャルゲーの主人公にあるような行動が描写されている事が多い。
序盤は設定が色々と詰め込まれて窮屈だと感じるが、後からのヒロインとの絡みはデレさせるまでの過程が長ければ短いものまでまちまちである。それが笑い所なのだと思いたいが、人によってはもう少しだけ詳しく描写してほしいところではある。

とらドラ! / Toradora!
10

王道ラブコメの真髄

これぞ王道ラブコメの真髄!と言える作品です。
主人公の高須竜児(たかす りゅうじ)とヒロインの逢坂大河(あいさか たいが)が周りを巻き込みながら、自分たちの感情を確かめ合い、最終的には恋に落ちていくという話です。
はじめは、交わることのない2人でしたが、逢坂大河は高須竜児の友達である北村裕作(きたむら ゆうさく)が好きで、高須竜児は逢坂大河の友人の櫛枝美乃梨(くしえだ みのり)が好きなことが分かり、お互いにその恋をサポートすることになります。
また、住んでいるところが近いこともあり、夕飯も一緒に食べるようになっていきました。
こうして、お互いでサポートし合っているうちに、お互いのことを好きなことに気づいてしまいます。
しかし、2人は言い出したくても言い出せない状況になってしまいます。
一方で、櫛枝美乃梨は高須竜児のことが好きでした。
思いを寄せてくれる高須竜児に気持ちを言えないまま、時は流れます。
時間が流れていくにつれ、高須竜児の気持ちは逢坂大河に向かっていきます。
きれいな映像からは想像がつかないほど、どろどろとした人間関係が描かれている作品ですが、見終わった後、すっきりする作品となっています。
ラブコメ好きの方には必ずと言っていいほどオススメの作品です。
是非見てみてください。

シキドロップ
9

心揺さぶられる歌声と旋律

2020年発売のミニアルバムに収録されている「涙タイムカプセル」という曲がオススメ。人気イラストレーターと制作したMVがYouTubeでも観られます。三部作の完結編ですが、それぞれ単独でも楽しめます。 澄んでいて力強い歌声と、きれいな旋律が魅力です。ライブ活動は都内を中心に行っていて、ファンとの距離の近さが醍醐味。会場ではオリジナルグッズのみならず、毎回曲に合わせたオリジナルドリンクも販売されていて、アーティストとファンが同じドリンクを飲みながらトークが進んだりします。 YouTubeでも多くの作品を公開しているので、手軽に作品が聴けると思います。CDは公式サイトから購入できますし、配信もあります。いずれも良心的な価格なのでオフラインで聴きたくなったら購入するのもひとつの手です。シキドロップは、Vocalの宇野さんとpianoの平牧さんの個性あふれるユニットです。それぞれ単独でも活動を行っていて、宇野さんはカバー動画やオリジナル曲を投稿する人気ユーチューバーで、平牧さんはトッキュウジャーなどに出演した経歴のある俳優さんでもあります。ユニットを結成したのは、もともと音楽活動をしていた平牧さんが、宇野さんの歌声を聴いて惚れ込み、誘ったからだとか。「宇野さんの「少年性」のある歌声に惹かれた」と何かで語っていました。「少年性」のある歌声で有名どころのアーティストは、SEKAI NO OWARIなどですが、シキドロップのファンの中でもセカオワ好きを公認している方も何人かいらっしゃいます。ですが、シキドロップの結成後はそのベクトルが、セカオワよりシキドロップに向かわれているように思われるのです。なかなか中毒性のあるユニットだと認識しています。

人間失格 太宰治と3人の女たち
7

太宰治像を新たな切り口で描いた映画

「人間失格」を読んだことがない人、太宰治をよく知らない人にも観てほしい映画です。私にとって太宰治は、「自殺未遂ばっかり起こして精神的にも病んだ暗い人」のイメージでした。ただこの映画では、太宰治が作家として成功する中で、妻子がいるにも関わらず浮気を繰り返すし、その場しのぎで女性が言って欲しい言葉を言ってしまうという、ダメ男ぶりがコミカル要素もありながら描かれており、「あ~こういう男いるよな」と太宰治を身近に感じることができるのではないかと思います。
周りを固める女優陣は宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、と3人ともハイレベルで、それぞれの女性が抱える苦悩や太宰への愛情が、観ている方が苦しくなるような圧巻の演技です。特に、二階堂ふみは体を張っています。ラブシーンも濃厚、太宰に執着していく女の狂気じみたメンヘラ化がすさまじいです。ドラマ・漫画で話題になった「凪のお暇」のゴンさんが「メンヘラ製造機」と表現されていますが、まさに太宰治もこの種の男性なのではないかと。
蜷川実花監督作品らしく、花が舞ったりカラフルな演出はありますが、派手すぎる印象はなく、作品の「陰と陽」をうまく表現されているなと感じました。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 / The Curious Case of Benjamin Button
7

不思議な世界、あなたは老いていく、若返っていく、どちらがいいですか?

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」はある赤ん坊の男の子が産まれるところから始まります。その男の子の容姿はおじいちゃんでした。
それを見た親は赤ん坊を老人ホームの家に預けます。赤ん坊を捨ててしまうのです。
そこで看護師のお母さんに拾われ、育っていくのですがもちろん見た目から普通ではない赤ん坊だったのですぐに医者に診てもらいます。
そこから彼女とベンジャミン・バトンの人生が始まります。
老いていくのが私たちの世界の当たり前ですが、彼にとっては逆です。
しかし老いていくことが若返っていくことに変わっているだけで、あとは普通の少年から大人の男性へと成長する様子が描かれています。
彼は恋に落ちるのですが、相手の女性とぴったりの年齢のときもありますが、そこからベンジャミンはどんどん若返っていくので子供になってしまいます。子供ができても、子供(ベンジャミン)には子供は育てられないという問題が起きたり、とにかくうずうずしてしまいます。
ベンジャミンと、彼の奥さんは特に今という時間を大切にしようという姿が印象的で、私も今という時間を大切にしようと思うことができました。
また、老いることは美しいと、この映画が教えてくれました。
若返っていくことは想像ができませんが、是非、この映画を見て体感してみてほしいです。

フジファブリック / Fujifabric
9

純真無垢な邦ロック。青春ってこういうこと

フジファブリックは聴いてる日の天気だったり、時間だったり色んなものとマッチする。逆も然りで、こんなシーンではフジファブリックが聴きたい、なんて事もしばしば。特に夏の日の夕暮れ時なんかが一番似合うアーティストなんじゃないだろうか。聴くとついつい自転車で河川敷とかに行きたくなるし、近くの自販機でコーラでも買って飲むのも良い。
このバンド、実はボーカルが一度変更になっている。あんまり普通のミュージシャンだと、ボーカルが変更ってないと思うが、フジファブリックの元ボーカル志村さんは実は既に他界されているのだ。
そのため、現在は元々ギターのメンバーの山内さんが、ボーカルを引き継ぎ様々な楽曲を引き継いでいる。そんな歴史もあり、掘れば掘るほど、聴けば聴くほど味わい深く面白みのあるバンドだ。
特に、志村さんが歌っていた曲を、山内さんがライブで披露する事があるのだが、2人のボーカルの表現の違いや、声の違いなど、それぞれの良さが感じられてたまらないものがある。
前述した、このバンドの元ボーカル志村さんの故郷である富士吉田市では、毎年夏頃に同バンドの楽曲が夕方のチャイムで使用される。曲の歌詞が、志村さんの過ごした富士吉田市の夕暮れ時とマッチして、とても心地いい時間が流れる。楽曲を聴いてファンになった方は、是非とも訪れてほしいと思う。

戦国無双4 / 戦国無双4-II / 戦国無双4 Empires / 戦国無双4 DX / Samurai Warriors 4
10

戦国無双シリーズの最高峰!

戦国無双シリーズを1から4までプレイしましたが、戦国無双4は揺るぎない名作といえるでしょう。使用出来るキャラクター武将も初代に比べて大幅に増え、ストーリーも史実に寄せてより凝った作品となっています。時にはトンデモ展開もありますが、程良いおふざけなので史実を好む方も少し目を瞑れば楽しめるのではないでしょうか。中でもお市や伊達政宗はシリーズを通し外見含め、大人へと成長していくのでそこもまた見所となっています。
更に4の魅力はゲームには必要不可欠なBGMです。BGMの一曲一曲が神がかっていて、ステージ開始とともにテンションを大いにあげてくれること間違いありません。桶狭間、小牧長久手、川中島、三方原などお馴染みのステージはシリーズを通してアレンジされているものもあり、その違いを楽しめるのも良いところです。
そして戦国無双4の一番の楽しみどころといえばやはり同時に二人出陣し、切り替えて楽しめるシステムでしょう。二人の武将を操作出来ることにより、戦闘中に発生するミッションがストレスのないものになったと私は感じます。
戦闘効果アイテム、回復アイテム等を装備することにより無双ならではの苛々要因である「NPCの味方が弱くて負ける」ということも減ったのではないでしょうか。
グラフィックも美しく、戦闘中に庭園等の景色を眺めてしまいますね。
このように遊んでも遊んでも飽きない作品というのは早々ないのでは?なんて思ってしまう作品です。

ハーメルンのバイオリン弾き
8

RPG好きなら…一回読んでみて!

美少年が音楽の力で出会う人を仲間にして、魔王を倒すストーリーのはずでした。違いました。
いや、シリアスなんですよ。母親が同じ兄妹が、主人公である兄は人間族に育てられ、がめつい芸人一座として旅をしていますが、妹は魔族の四天王として、したくもない殺人や強奪などで苦しんでいます。
全部で30巻以上あるにもかかわらず、10巻も行かないくらいで読み手を引き込むようなボス戦、人間ドラマ、緊張感が味わえます。読みごたえがあるんですよね。絶望しかないのに、ニヤッとしてしまうコメディを挟んできたり…。女の子ならきっと主人公のハーメルに守ってほしいと思うようなキュンキュン冒険奴隷ハートフルバトル漫画になります。私は「ライアン」派です。鼻血を出して死にそうな思いをしても想いを貫くって素敵ですよね。
なんというか、多くの漫画では味わえないような、起承転結が何度も繰り返すような読みごたえがある漫画だと思います。エロ要素は軽くありますが、その笑えること笑えること。きちんと読み手が内容に入っていきやすく、一話目で旅の目的を説明してくれているので、世界観には入っていきやすいかと思います。ただ、読むときは全巻揃えることをお勧めします。

キン肉マン / Kinnikuman
10

友情・正義・愛を学べる熱き男達の物語

1980年代に週刊少年ジャンプで大ヒット連載した人気作品です。アニメ化にもなり、キン肉マンに出てくる登場人物達を形どった「キン肉マン消しゴム」は子供達の間で大ヒットしました。また、キン肉マンは牛丼が大好きで、この作品の影響で吉野家の牛丼がよりメジャーになり売り上げに大きく貢献されました。

この作品は、キン肉星の王子であるキン肉スグルが、お供のミート君と共に地球に送られキン肉星の王にふさわしい人物になるべく修行をする物語です。主人公キン肉スグルが、地球で多くの超人達とプロレスで戦い、友情というものを学び、心も体も強くなっていく涙なくしては読めない心を打たれる作品です。最初は、逃げ腰で弱弱しい姿が、漫画の中で描かれていいますが敵達との戦いを通して逞しく勇ましくなっていく姿は、本当にかっこいいです。ここまで、熱い男達の友情を描いてる作品はなかなかありません。最初は、敵だった相手がキン肉スグルの人柄に心を打たれ仲間となり、共に正義超人として悪行超人達に果敢に立ち向かっていきます。キン肉マンは、ピンチに追い込まれ負けてしまうような状況でも絶対に諦めず「火事場のくそ力」で必ず、奇跡の逆転ファイトをして必ず敵を倒します。大人でも、友情というものを改めて認識させてくれる深い作品です。

Bloodborne / ブラッドボーン
10

ハイレベルなアクションRPGゲーム

難易度かなり高めのアクションRPGになります。
敵は人型と獣型に分類することができて、ボス以外は割りと簡単に倒すことができます。ですが、油断するとあっという間にフルボッコにされて死ぬし、物陰から飛び出してくるし、上からも飛び降りてくるので基本的に油断大敵。ボスもかなり強いので、攻撃を避けながら内臓攻撃を加えるのはかなりスキルが必要になってきます。その分倒せた時の達成感はあるので周回で遊んでしまいます。
なんといっても作り込みが半端じゃないです。ゲームには全く関係のないスペースもあれば、小さな布の動きまであります。グラフィックも綺麗なので、見ていて飽きることはありません。ストーリーに関係ないボスもいて、倒さなくても良いんだけど倒したくなるボスです。強いからこそ自分の技術や判断力が試されます。難易度が高めですが、それこそがこのゲームの醍醐味だと思います。
エンドは3種類あって、介錯を受け入れればヤーナムの夜明けエンド、ゲールマンと戦闘して勝利すれば遺志を継ぐ者エンド、3本のへその緒を使ってゲールマンと月の魔物に勝利すれば幼年期のはじまりエンドに入れます。自分の選択次第でエンドを選ぶことができるので、つい周回して全エンドを見たくなります。

珍遊記
1

最低すぎる映画すぎワロタ

漫★画太郎先生原作をまさかの実写映画化。
漫★画太郎先生のところで御察しであり、漫★画太郎先生の酷さを味わう為に存在している映画であり、それを甘んじて受け入れられない人は「死」を意味します。それだけです。それ以上の言葉なんてこの映画には必要はありません。
俳優も1流の俳優を使い、宣伝もお金を結構使ったと思います。全ては「糞」の為、そうそのために費やされたのです。女も子供も関係なく全ては「糞」になりました。糞オブ糞。いえ、それの上に吐瀉物をぶちまけたかのようなもの。
酷い映画としてよく取り上げられるのが「デビルマン」の実写版ですが、それと双璧だと誰もが素直にそう感じ取れる出来になっております。幼稚で映像もコンセプトもなにもかもが最初から酷さありきだという点では「デビルマン」にはそれがなかったので、原作レイパーとしては「デビルマン」に軍配があがるところです。原作を全巻愛読した人のみが、笑みを浮かぶことができますが、レベルとしては「うんこちんちん」で爆笑する子供レベルであることは忘れてはいけません。「うんこちんちん」でいつまでも大爆笑していられる人間でいられるのは難しいんだな。原作を遥か昔に読んで笑っていた私はそう感じました。ほんとうにありがとうございました。

Led Zeppelin / レッド・ツェッペリン
10

芸術的に素晴らしい

Led Zeppelinが、とても良いバンドなので語りさせていただきます。Led Zeppelinといえば、「天国への階段」が、一番世界的に有名でありますが、私は「ブラックドッグ」という曲をおすすめします。この曲は、ギターリストのジミー・ペイジが作曲したと思われがちですが、実はベーシストのジョン・ポール・ジョーンズが作曲した曲でした。
この曲のよいところは、ギターとベースのユニゾンさせて弾いているリフがとてもかっこいいのです。また、ジミー・ペイジのソロもとても際立ってきこえます。バンドのグルーブ感も出ていて、ノリノリの曲です。

Led Zeppelinの良い点は、やはり商業的な曲を意識していなく、芸術的に素晴らしいところです。もう、一曲あげるとしたら、「カシミール」という曲が、ものすごくかっこいい曲です。この曲では、ベースのジョン・ポール・ジョーズが、オルガンで、リフを弾いています。この曲も、一回聞くだけで覚えてしまえるぐらいかっこいい曲だと思います。スローテンポなのですが、ズシズシと重く感じるほど、迫力がある曲です。この曲もジョン・ポール・ジョーンズが、作曲しており、縁の下の力持ちではないかと思います。

WANIMA / ワニマ
10

とにかく最高の3ピースバンド!!!

私がWANIMAを好きになったのは、3年前の話です。
いつも電車通学で聞いている音楽を適当に聞いていたら、たまたま流れてきたのがWANIMAの『ともに』でした。メロディー、歌詞、MV、3人のノリの良さ、笑顔が本当に素敵で、すぐにこの人達のファンになってしまったのを今でも覚えています。『ともに』を聞くようになってから、色々な曲を探しては聞いて、探しては聞いてを繰り返し…その度にどんどんWANIMAの虜になっていきました。
それからしばらくして、WANIMAの出すグッズ、CD、アルバム、ライブ、テレビは全て欠かさずにチェックをして、ファンクラブにも入り、本当の大ファンになってしまいました。(笑)
なぜここまで好きになったのか…自分でもたまに考えたりすることがありますが、それを書いていきたいと思います。

まず1つ目に歌詞がとてつもなくストレートで、真っ直ぐ心に刺さってくるところです。
WANIMAの歌詞には、本当に伝えたいことが真っ直ぐに表現され、歌詞になっています。まずは、そこが何よりも好きなところです。
2つ目は、ノリやすく、覚えやすいメロディーです。
バンドというと想像するのは、ガチャガチャした感じの音やサウンドをイメージする人が多いですが、WANIMAの歌は声も聞き取りやすいし、明るい曲が多いので、楽しく聞けます。
最後に3つ目は、グループの仲が良いところです。
これは私がファンになってから知ったことですが、ボーカルのKENTAとベースのKOSHINは、小さい時からの幼馴染でとても仲良しです。ドラムのFUJI君は、ムードメーカー的存在で場を和ませてくれる太陽みたいな人です。この3人の仲の良さは、ライブやテレビで見ていてもとても楽しいので、是非見て欲しいです。

以上が私の大好きなアーティストのWANIMAの話でした。

帝一の國 / Teiichi: Battle of Supreme High
8

ばかばかしいけれど楽しい

なにげなく見始めたのですが、テンポがよく今旬の若手俳優が、全力でバカバカしい話を演じているのが、楽しくて一気に見てしまいました。菅田将暉もさることながら、完全に振り切った間宮祥太郎には笑わせてもらいました。

日本一の名門・海帝高校で生徒会長をつとめた者は、内閣入りが確約されているため、生徒会長の座をめぐって闘いが繰り広げられます。個性の強い生徒たちが(竹内涼真は唯一普通の爽やか青年)、騙し合い、罠をかけ合い、ただただ生徒会長を目指すだけのシンプルなあらすじ。
印象に残っているのが、今をときめく俳優さんのふんどし姿、ピシッと全員揃った礼、それからなぜかみんなの心を一つにしたマイムマイム、採点のシーンも大笑いしました。
ただのコメディかと言えば、そうでもなく、それぞれのキャラが掘り下げられており、ちょっとうるっとするシーンもあります。ラストは意外でした。どんでん返しが何度かあって、まさかの着地点に、「ほー」と思いました。主人公の帝一らしいと言えば帝一らしいですね。

何も考えず、笑ってみることが出来ました。ちょっと元気のない人は。この映画を観てみることをお勧めします。老若男女楽しめますよ。

ワンパンマン / One-Punch Man
10

最強の主人公。だけどハゲてる。

今までのアクション漫画・アニメと違って、主人公がすでに最強設定。にもかかわらず、無気力感があり、ギャグチックなところが面白い。敵との戦いは基本ワンパン(パンチ1回)で終了。
敵がどんなに強そうな雰囲気をもってきても、全力で戦っても、ほかのヒーローが苦戦していても、主人公が出てきた瞬間すべて雑魚キャラになるので、落差が激しい。
強くなるためにトレーニング(普通の筋トレ)をした結果、最強ハゲ主人公になってしまい、作中でもたびたびハゲをいじられる。本人はハゲに敏感で、唯一頭をいじられるとマジ切れするのが面白い。
意外と髪があったときはかっこいい。

元々はWEB漫画で、絵は下手だけど話が面白いとして、絵は描きなおされて漫画・アニメになったそう。

主人公がこれまでにたくさんの敵や災害から町や市民を守ってきたにもかかわらず、それが人気に反映されないので、つい応援をしてしまう。
主人公の手柄はほかのヒーローや弟子にとられることもしばしば。本当に主人公の強さに気付いたほかのヒーローが出てきたときはちょっと嬉しくなる。

周りの登場人物は真面目であったり、ピンチにさらされている雰囲気をまとっていても、主人公だけ焦りなし・ピンチ感ゼロ・むしろ手応えなくてつまらない。そんな感じが病みつきになる漫画・アニメです。

Undertale / アンダーテイル
10

最も骨の折れるRPG

大袈裟に言うと、このゲームをすると、他のRPGで敵を倒すことができなくなる厄介な作品(それほど心に残ってしまう)。
本来のRPGならば当たり前のレベルを上げるという行為に着目した盛大かつ良い塩梅のメタ要素、それぞれのモンスターに特化した戦闘BGMはこちらの心を一気に引き込んでくるのでやめられない…。
N.P.G.の3つのルートがあるが、その中のPルートに行った後のEDロールとホーム画面は物凄くこちらの心を掴んでくる。また、EDロールの仕掛けをクリアすると何か起きるらしいので、何回もやりたくなってしまう隠し要素…!
また、三種類のエンディングの他に、殺したキャラクターや数によって最後のプレイヤーへのコメントに変化があるので本当に何度でも楽しめる…といっていいものか…。
また、mother2や東方プロジェクトなど、色々なRPGをリスペクトして作られているので、それらを知っている方はもっともっと楽しめるのではないか。
地底のモンスターのため、優しい世界を作るか、自分の好奇心に忠実になるかは全てこれを見ている貴方次第です。
とりあえず、最後までプレイせずにこのゲームを悪くいう人間は、じごくで燃えてしまえばいい。

聖☆おにいさん / Saint Young Men
8

漫画で仏教とキリスト教のお勉強

神の子イエス・キリスト、仏教の祖であるブッタが、バカンスを楽しみに下界に降り立ち生活するというとんでもないストーリーです。しかも降り立った場所は東京都立川市。ついでに風呂無しアパートのワンルームで二人暮らしです。
周囲の人達を巻き込みながら奇跡を起こしまくるイエスやブッタと、イエスの母マリアやブッタの弟子達、仏像からお地蔵様、更には神までもが個性的でユニークに描かれていて、とても親近感がわきます。
難しく考えがちな仏教やキリスト教が、思い切りギャグで表現されているので、笑いながら宗教の勉強ができます。もちろん、漫画なので真実とは異なる部分もあるのですが、作者の表現の仕方がおもしろく、毎回「そう来たか!」と笑いが止まりません。
宗教に関してユルイ日本だからこそ楽しめる漫画なのだろうな…と思います。
「仏教やキリスト教に関して全く知識がない・何一つ知らない」という方はあまり楽しめないかもしれませんが、「少しかじったことがある・社会の勉強で習った」程度の方は充分楽しめると思います。
神様や仏教の守護神、イエス・キリストやブッタなどで笑っていいのか…!?と思ってしまいますが、本当にうまく作られた漫画だと思います。

ナイスの森〜The First Contact〜
9

00年代の映画ファンたちへ

『ナイスの森』誰もが知っているとは言える作品ではないが、この作品は00年代を全般を語るうえで外せない作品の1つであるといえるだろう。
出演陣は浅野忠信、寺島進、池脇千鶴、加瀬亮など。また当時まだそれほど有名ではなかった菊地凛子、貫地谷しほりも出演している。そしてなぜか『新世紀エヴァンゲリオン』、『シンゴジラ』の監督、庵野秀明も監督役兼高校生役で出演している。
まずそのボリューム。約3時間。この作品は繋がりの「なくもない」ショートストーリーが詰め込まれている。ある時は旅館で、ある時は学校で、またある時は妄想の世界で。ぼんやりとした流れはあるが突然それが中断されるような瞬間やストーリーが何度も訪れては消えていく。
この作品の世界は3人の監督、石井克人、三木俊一郎、ANIKIそれぞれの世界が精密画のように絡み合っている。この3監督は00年代から始まりだしたサブカルチャーの流れの中に出てくる作品に多く携わっている。それぞれの新し過ぎたその表現は「シュール」や「サイケデリック」では片づけられないものとなっており時には緩く、時には激しく観るものに迫ってくる。ストーリーを説明するような作品ではなく各自の五感及びに第六感にすべてが託される作品である。それゆえ全く合わないという人もいるだろうが、まず一度、多くの人に観てもらいたい作品である。

四月は君の嘘 / 君嘘 / Your Lie in April
10

恋愛マンガを超えた恋愛マンガ

かつて「人間メトロノーム」と呼ばれた天才ピアニスト有馬公正と、天真爛漫な性格のバイオリスト宮園かをりとの切ない恋物語を描いた作品。
実は宮園かをり、病気のために亡くなってしまいます。
病気であるのが分かるのが中盤らへんなのですが、宮園かをりが病院前の駅で降りるなど序盤から伏線があったみたいです。私は2回目見直したときに始めて気づきましたが…。
そんな彼女が、自分の病気と向き合いながらも、明るく振る舞っている姿を見ると応援したくなっちゃいますね。
有馬公正と宮園かをりの出会いは最悪でしたね。有馬公正の周りには、幼馴染の椿と、モテモテの渡利くんがいます。椿と宮園かをりは友達であり、渡利くん紹介してよって感じで4人でタブルデートすることになり、4月に2人は出会いました。最初歪みあっているのですが、ちょっとしたことから2人は一緒にコンクールに出ることになります。練習を重ねていくうちに有馬公正は彼女への思いが強くなっていきました。だんだんと2人が惹かれていくベタな話かと思っていましたが、ところがどっこい、実は宮園かをりは有馬公正に昔から恋をしていたとのことでした。好きではなかった友達の渡利くんを紹介してもらうことで彼に近づいていたのです。これが4月は君の嘘の題名につながっていたんですねー。
最終的には悲しい物語なのですが、感動しますので泣きたい人にはオススメです。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
10

ユニゾン最高!!

僕がオススメするUNISON SQUARE GARDEN((以下:ユニゾン)は、Vo.Gr斎藤宏介、Ba田淵智也、Dr鈴木貴雄の3人からなる3ピースバンドです。ユニゾンの曲の特徴は、キャッチーでポップなメロディ、意味不明だけど楽しい歌詞、エッジの効いたハイトーンボイスです。
ユニゾンの曲のほとんどはBaの田淵さんが作詞・作曲しており、ゆったりとしたバラードから激しくロックな曲まで様々です。しかしどの曲も1回聞くと歌いたくなるようなポップさがあり、親しみやすいメロディになってます。
次に、ユニゾンの曲の一番の特徴とも言える、難解で意味不明な歌詞についてです。よくメディアで取り上げられるのはこの部分で、とりあえず意味不明だと言われていますが本当に意味がないわけではありません。そこには作詞をする田淵さんが伝えたいメッセージや哲学が多く入っていてきちんと意図が込められています。こうした歌詞の解釈を考える楽しさがあるのもユニゾンの曲の魅力だと思います。実際、ある曲の中にこのような歌詞があります。「一聴ではわからないならそれこそが贅沢な暇つぶしって思いはしないかしら」
また、斎藤さんの歌唱力も外すことができません。最近多くのバンドがそうですが、斎藤さんも綺麗なハイトーンボイスを持っています。しかし、繊細な声の中にもどこかトゲトゲしさがあり、それがクセになります。また、曲によっても歌い方や声色を微妙に変えながら歌っており、曲によってそれぞれの良さが出ています。
まずは最も有名な「シュガーソングとバターステップ」から聞いてみるのがいいかと思います。
家で聞くだけでも十分楽しめますが、ユニゾンはライブも最高に楽しいので是非ハマった方は足を運んでみては?

ヲタクに恋は難しい / ヲタ恋
10

ありそうでなかったようなカップリングが見ていて楽しい作品です!

この作品で私がオススメしたいのは「ゲーヲタ×隠れ腐女子」「アニヲタ×レイヤー」「非ヲタ×ゲーマー」という、ありそうでなかったようなカップリングと声優陣の豪華さです。

今回はこの中で私が一番好きで「非ヲタ×ゲーマー」についてレビューしたいと思います!
アニメや漫画は友人に借りて見る程度でゲームは見ている方が好きな非ヲタ【二藤尚哉】と、コミュ障でゲーマー、見た目は男の子みたいな女の子【桜城光】が出会い、恋愛感情を抱いているにも関わらず無自覚といったもどかしさを感じながら楽しんで読めました。

私は漫画から読んでいたのですが、アニメもかなりのクオリティで放映されてテンションが上がりました。そしてなんと言っても、声優陣がとっても豪華なのです!
つい「おぉぉぉ」と声に出してしまったのは「アニヲタ×レイヤー」の声優さんが「杉田智和×沢城みゆき」だったことですね。
銀魂の銀さんや涼宮ハルヒの憂鬱のキョンくんと有名所を務めた杉田さんと、荒川アンダーザブリッジのマリアさんやローゼンメイデンの真紅の声優を務めた沢城さん。まさかのあの二人が恋人役だなんて無敵でしかないって思いました。

ただの恋愛漫画には飽きてしまった!なんて方にぴったりかと思います。

高嶺の花
9

タイトルなし

高嶺の女という華道家の娘と、そこら辺にある自転車屋の男とのラブストーリー。高嶺の女は、結婚間近で婚約相手に振られ、傷つき、華道家としての1人の自分という見えるものを失った。そこに現れたのが自転車屋の直人。直人はとてもいい人で、心優しい心の持ち主だった。最初はももが自転車を壊してしまい、たまたま寄った自転車屋で直してもらったのがきっかけ。気さくなももに対して、だんだんお互い引き寄せる.
でも叶わぬ恋。
そこに、女優の香里奈や、京都の華道家、家元、妹ななとのトラブルが待ち受けている。
ななの母は家元にすごく傷つけられた。その悲しみを埋めるためにななが好きな人とお互い言葉の約束をして、体の関係をもつようになった。
そのうち、2人が崩れだした後に、男は母との関係をななにバラしたことになった。
ななはすごく傷つき、母をとても憎んだ。
その憎しみで、華道家としての才能を手に入れたよう。
そのあと、ななとももとの家元にどちらかがなるための決戦が開かれた。
その時はなながかったが、結果色々と知ったももはぐれ始め、直人に支えられて、心を癒し、直してもらった。
どんな時でもかなしくても、直人は桃を待ち構えている。その願いが最後に叶う。

sumika / スミカ
10

最近勢いのあるバンドsumikaについて

最近sumikaというバンドを聞いたことはあるだろうか?
もっとも最近ではアニメ映画「君の膵臓をたべたい」のCMなどで耳にした方も多いかもしれない。このsumikaというバンドを私は自信を持って勧めることができる。
昨今出てきたぽっと出のバンドと思われがちだが、意外とこのバンドの歴史は長い。2018年に結成5周年を迎えたバンドである。今年でこそ映画やアニメの主題歌を務め、武道館ライブを決行することができるようなバンドに育ったが、ここに至るまでは非常に長い道のりであった。ボーカルが病気により4ヶ月程声が出ないなどの逆境があったのである。しかしながらこのsumikaというバンドは味のある音楽と若者に寄り添った歌詞を武器に、着々とファンを増やし続けいまのような目覚ましい成長をすることと相成ったのである。
sumikaのファンに対するサービスも非常に手厚いものとなっている。あるアルバムでは自分たちの音楽を聴いてほしいという理由から、アルバムの値段を自分たちで決めずに、ファンに自分が相応だと思う値段で買うことができるというアルバムが存在する。他にもMVを撮る際にファンからエキストラを募ったところ予想以上の人数が来て画面に収まらないような事態になった時にも、どうにかして来てくれた人みんなを写したいと監督と交渉するといったような一面を持つバンドである。
ファンに寄り添い着実にファンを獲得したsumikaと言うバンドのこれからを、ぜひあなたも一緒に見届けたいと思っていただければ幸いである。