eartf1008@eartf1008

eartf1008
eartf1008
@eartf1008
20 Articles
7 Reviews
0 Contributions
0 Likes
eartf1008

eartf1008のレビュー・評価・感想

ぼっち・ざ・ろっく! / ぼざろ
10

圧巻のライブシーン『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は『まんがタイムきららMAX』で連載された漫画を原作として、2022年10月から同年12月に放送されたアニメです。

主人公のぼっちこと後藤ひとりは、幼いころから人付き合いが苦手な所謂陰キャでしたが、あるテレビ番組での「バンドは陰キャでも輝けるんで」という言葉をきっかけにバンドを組むことを目標にギターを始めます。しかし人付き合いが苦手なぼっちちゃんは中学の3年間でメンバーを集めることができずにソロの技術だけ高め、「ギターヒーロー」という動画投稿者として有名になります。そして高校生になったぼっちちゃんはある日ライブの助っ人に誘われ、「結束バンド」に参加することになります。

この作品の魅力はこだわりのライブシーンです。
特に8話の初ライブのシーンは5話と同じ曲を演奏するのですが、音源が全く違います。初ライブの緊張の中でそれぞれが自分の演奏にいっぱいいっぱいになり、互いに息を合わせることを忘れて、以前よりもガタガタの演奏になっています。これはぜひ一度聞き比べていただきたいです。そしてその空気を一新するぼっちちゃんのソロが本当にかっこよくて、鳥肌が立ちます。この時の観客の反応もとてもリアルです。
はじめはスマホを見ていたひとが、ぼっちちゃんのソロが始まると顔を上げるのが、ぼっちちゃんの技術の高さを感じさせます。
また日常のパートも「あるある」と「いや、そこまではないだろw」が絶妙なバランスでとても面白く、おすすめです。

バーレスク / Burlesque
8

バーレスク

田舎暮らしの主人公が歌手のを目指してロサンゼルスのクラブでウェイトレスとして働きます。
主人公役を演じたクリスティーナ・アギレラの曲や迫力ある歌声が元々ずっと好きな為、観ました。
舞台の上で綺麗に化粧をし、セクシーな衣装を纏いショーを行う女性たちはいやらしさとはかけ離れていて、とても魅力的で美しかったです。
ある日主人公のアリにショーに出られるかもしれないチャンスが訪れます。そのチャンスをしっかり掴みとります。
アギレラが舞台に立ち、歌を歌っているシーンはやはり凄いと思いました。
映画でこの歌声を聴く事ができるのはかなり贅沢だなと思いました。
最初は野暮ったさや素直さがあった様に思いますが、日に日に人気者へとなっていき、化粧も持ち物も派手になり、性格さえも変化していきます。
お金や名声、自身の置かれた環境でこうも人は変わっていってしまうのかと思わされました。
住むところがなかったアリにジャックは同棲をさせてくれますが、実は婚約者がいて婚約解消もしていませんでした。
ジャックはアリの変化を身近に見ているうちの1人であり、アリが変わってしまったことを嘆きます。
クラブ、バーレスクは多額の負債を抱えていて跡地にはマンションが建つという危機が迫っていました。
この作品は、好きで何度も観てしまいます。華やかで、キラキラしていてかっこよくも美しい夜のステージに立つ力強い女性たちに出会える作品です。

アナベル 死霊博物館
8

女の子たちがんばる

私はアナベルシリーズは見たことがないのですが、これは3作目のようです。アナベルという呪いの人形が巻き起こす騒動というシリーズのようですが、この話はその人形を博物館においたら、他の呪いの物も覚醒してみたいな話でした。てか、両親も心霊研究家なら呪いの物を一箇所に集めんなよとか、簡単に入れるようにするなとかちょっと思っちゃいました。キャスパーのお父さんも心霊研究家だったけど、この家の娘もいじめられてます。そりゃあ、親の仕事が怪しげですものね。いや、いじめはいけません。で、娘とそのシッターの子ら、女の子3人とアナベルの戦いでした。その呪いの奴らにやられるのは3人だけじゃなくて外にいる人らもやられていましたが、いろんなのが出てきて面白いです。花嫁姿の幽霊とか黒い犬?狼みたいなも出てきますし、いろんなアイテムも出てきて、呪いとかなければ、この博物館に行きたいほどです。ホラーですが、大人の留守中に女の子らががんばるというホームアローン的な、ちゃおとかの少女ホラー漫画的なところもあって、怖さはほどほどで、子どもでも面白く見れるのではないでしょうか。アナベルの顔はとても怖いです。あれはもともと怖いのか、古いから怖いのか分かりませんが、人形ってなんか雰囲気がありますよね。アナベルの活躍する他の作品も見たくなりました。

DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
8

懐かしのアニメにハマっています!

90年代にテレビで放映されていたアニメ「ダイの大冒険」を動画配信サービスで視聴できることがわかり、かなり久しぶりで内容もほとんど覚えていなかったので、見てみることにしました。20年少し経過しても全く色褪せていない作品でかなり良かったです。
ドラゴンクエストに似ている勇者系のアニメなのですが、主人公の成長ぶりも著しく、仲間との友情や恩師愛などを随所に感じることができる良作であると思います。他の勇者系のアニメと比較して面白いと思ったことが、敵側のボスが最終的に自分が間違っていたと心改め、勇者側の仲間になるストーリーです。あまりアニメは見ている方ではないのですが、珍しい展開に関心しました。
特に魔王ハドラーが指揮する6軍団のひとつである「百獣魔団」の軍団長「クロコダイン」は、とても男らしくまた武人としての誇りが高い戦士で、勝負の後に味方になりました。かなり危機的な状況でもいつも助けてくれるし、ダイへの恩返し的な部分が強くあるキャラクターなので、そういったヒューマンドラマもアニメで子供に伝えようとしているのがわかり、ストーリー展開も見事だと思います。また、勇者育成のスペシャリストであるアバン先生が育てた教え子の1人で、主人公たちの兄弟子である「ヒュンケル」も魅力的なキャラクターです。彼は父を亡くし、憎悪のままに悪の道に走りましたが、それがダイとの戦いを経て過ちだったと気付いて正義に目覚めていく様も改めて感動して見ることができました。
こういったドラマが随所に散りばめられているので、ストーリーが途中で終わってしまったのが非常にもったいない作品だと思います。漫画は完結していて、再度アニメ化もされているのでチェックしてみようと思います。

人間椅子
8

和製ブラックサバスと呼ばれる遅咲きのバンド

もう30年ほど前に起きたバンドブーム。そのバンドブームの中、とあるTV音楽番組で個性的なバンドが登場した。日本では軽快なポップスやロックが多い中、重い音と独特な詞で歌う人間椅子は日本でははじめて見る類のバンドだった。
海外ではブラックサバスというバンドがヘヴィメタルで凄い人気があり、そのブラックサバスのサウンドが似ていることから「和製ブラックサバス」と呼ばれたりもしている。
歌詞を朗読するようなVoと、ひたすら重厚なギターをかき鳴らし、激しいドラムをたたく人間椅子は、日本にはやや…いや、かなり受け入れがたいジャンルだが、アマチュアの時に出たTV番組がきっかけでデビュー。
その後コアなファンがついていたので30年たっても精力的に活動しているが、あまり知名度はなかった。
日本でなかなか受け入れられない音楽ジャンルをやっているので仕方ないが、彼らが凄いのは売れているジャンルに媚びずにずっと自分達がやりたい音楽をやっているところ。
普通に考えるとオリコンに載ってるようなアーティストの真似をして売れるように変えたりするけど、彼らはまったく変えずに頑張っている。
そして、30年たった今。You Tubeをきっかけに世界から注目されている。北欧などは彼らのような音楽が人気なので海外でのファンが一気に増えた。
本人達はどう思っているかわからないが、自分達のやりたい音楽が世界で認められる瞬間って凄い気持ちだったんだろう。
自分はこのバンドをかなり前から知っていたが、そんなに興味もなくたまに聴くくらいでいたが、この経緯を知って聴きこむくらいになってしまった。活動30年もたってるベテランバンドだが、最近の一押しのアーティストだ。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
10

王道少年漫画

呪いと言われる人の負の感情が折り重なって生まれた化け物と、呪術を使って呪いを祓う人間の戦いの物語。最初のころは絵柄も雑な印象を受けるが、巻が進むにつれて作風とも馴染み味も出てきた。
第一話は数年前に同じ漫画雑誌で連載されていて短期打ち切りになった作品とよく似た展開で期待はしていなかったが、話が進むにつれどんどんと引き込まれていく。二巻で主人公が死亡するシーンは衝撃的でよく覚えている。伏黒恵の「俺は呪術師なんだ」と言うセリフと釘崎野薔薇の「私は強く在ろうとする私が大好きだ!!私は釘崎野薔薇なんだよ!!」もかっこよかった。キャラ同士のセリフの掛け合いも光るものがあると感じる。
自分は沢山の漫画を読んできたが五条先生が作中初、領域展開を使用したシーンはベスト3に入るくらいかっこいいし好きなシーン。キャラクターもよく立っていて東堂葵、七海健人、吉野順平サブキャラも人気があるし敵側のキャラクター夏油や真人も悪役なんだけどとても好きなキャラクター。コミックスは2021年現在16巻までであり、書下ろしマンガもとても面白い。2020年のアニメも大いに盛り上がったが、まだまだ盛り上がるマンガだと思う。

MELTY BLOOD / メルティブラッド / メルブラ
6

「月姫」のキャラクターたちが戦う格闘アクション

元々は同人ゲームとして発売された『月姫』のキャラクターによる格闘アクションゲームとして、同人サークル「TYPE-MOON」(当時)と「渡辺製作所」によって共同制作されました。
発売当初は本作も同人ゲームでしたが、その人気から後にアーケードゲームやプレイステーション2などにも移植され、コンシューマーへの出世を果たしました。

原作通り、主人公の遠野志貴が持つ『直死の魔眼』による『十七分割』も再現されています(とは言っても、ゲーム中で相手の体が分割されることはありません)。

バージョンによっては「メカヒスイ」や「猫アルク」などのおふざけ感満載のオリジナルキャラクターや、『空の境界』の主人公であり志貴と同じ『直死の魔眼』を持つ「両儀式」も登場します。

ゲームシステムとしてはコンボ数の多い連携がメインで、地上連携から打ち上げ、空中コンボで叩き落とすといった組み合わせがほぼ全キャラクターに搭載されています。

通常、ガードでは削りダメージを受けますが、Dボタンによる『シールド』でタイミングよく相手の攻撃を防ぐと削りダメージを防げる上に、マジックサーキット(パワーゲージのようなもの)が上昇。シールドの硬直は長めですが、必殺技や再度シールドでキャンセルをかけることができます。

ガードブレイクなど、防御に回るよりも攻めに徹した方がかなり有利にバトルを展開できることもあり、コンボゲーらしく一撃のダメージは軽いながらもスピーディーな展開が繰り広げられます。

『月姫』ファンはもちろん、キャラクターを知らない人でも楽しめる作品です。