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cocotigerのレビュー・評価・感想

ドラゴンクエストV 天空の花嫁 / DQ5 / ドラクエ5 / Dragon Quest V: Hand of the Heavenly Bride
8

ドラゴンクエスト5のレビュー

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』はスーパーファミコンで発売された、RPGゲームです。自分の中ではストーリー、BGM、遊び要素が最高で、3回クリアしました。

ストーリーは少年時代の主人公が父親と一緒に冒険していて、途中で魔王の手先のゲマに遭遇してしまい、父親を倒されてしまいます。そして主人公は、魔王に囚われてしまい、およそ10年間奴隷として働かされていました。
10年が経ち、青年となった主人公は魔王のアジトから脱出して、少年時代に飼っていたペットのキラーパンサーの子供と偶然再会して一緒に旅に出ます。
主人公は父親の仇を打つために旅に出て、様々な街やフィールドを冒険しながら色々な仲間と出会い、魔王を倒すことを目指します。

BGMもゆったりとしたテンポのフィールド曲、迫力のあるバトルシーン、癒しの街角の曲など多彩です。特に、街のBGM「街は生きている」はとても美しいメロディで、冒険の合間にプレイヤーを癒してくれます。

ある程度のレベルがあれば50前後でクリアは可能ですが、クリア後の隠しダンジョンが存在しています。そこはさらにレベルを上げて挑まなければ最終BOSSには敵いません。

また一部のモンスターを仲間にすることも可能で、仲間にしたモンスターを育てて強くすることもできます。
馬車システムで、仲間を入れ替えながら好きなパーティ構成で戦闘に参加させることが出来るので戦闘のバリエーションが格段に増えて楽しみがあります!

ショーシャンクの空に / The Shawshank Redemption
10

「ショーシャンクの空に」を徹底レビュー!

「ショーシャンクの空に」は、スティーブン・キングの小説を原作に、フランク・ダラボン監督が1994年に製作したアメリカ映画です。映画は、妻とその不倫相手を殺害した罪で終身刑を宣告された銀行家のアンディ・デュフレーヌ(ティム・ロビンス)の物語を描いています。無実を主張する彼は、モーガン・フリーマン演じるエリス・レディングという受刑者仲間と親しくなります。思いがけない絆で結ばれた二人は、厳しい現実の中で共に生き抜くことに。アンディとレッドは、刑務所を脱出し、自由を手に入れることができるのか。この映画は、希望、友情、そして贖罪の可能性を描いた物語になっています。そのテーマは時代を超えた普遍的なものであり、親しみを感じさせます。

特に印象に残っているのは作り込まれたキャラクターです。特に主人公のアンディ・デュフレーヌは、複雑で多面的な人物として描かれています。また、アンディとレッドの関係も、物語の中心的な要素の一つとなっています。ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンが、それぞれの役に深みとニュアンスを与える力強い演技を披露しています。二人の演技の相性の良さは、映画の感動をさらに高めています。

また、演出と音楽もすばらしい。フランク・ダラボン監督は、独創的なカメラワークとテンポの良さ、そして細部へのこだわりによって、物語に命を吹き込み、豊かで没入感のある世界を作り上げました。ストーリーの感動をさらに盛り上げる心に残る音楽と、映画の中に織り込まれた数々の名曲も印象的です。

全体として、「ショーシャンクの空に」は、よく練られたストーリー、強烈なキャラクター設定、パワフルな演技、クリエイティブな演出、そして記憶に残る音楽から、非常に総合点が高く、おすすめの作品です。

怪獣8号
8

おっさん、夢を見る。

ここは怪獣大国日本。
世界でも指折りの怪獣発生率を誇るこの国を守るのは、怪獣と唯一戦うことができる防衛隊員たちです。
そして「日々野カフカ(32歳)」は、防衛隊員に憧れたかつての少年であり、現在は夢破れたおっさんです。
腹はちょっとぽっちゃりめ。中年ですもの、そんなものじゃあないかしら。
防衛隊員に憧れたものの、試験に落ち、入隊の年齢制限をとうにこえて32才。
今は倒された後の怪獣の体を解体して掃除する仕事をしています。
冴えないおっさんで、冴えない日常。
そんな彼のもとに入った新しいアルバイトの青年「市川レノ」は、かつての自分と同じ様に防衛隊員を目指しています。
彼は尋ねます。「なんで諦めたんだ」と。
カフカは答えます。「年を食えばわかるようになるさ」と。
レノは「わからない」と言いました。「諦めないからわからない、わかりたくもない」と、冴えない人生を拒絶するように。
カフカはなにも言えません。諦めた夢破れた男には、何も。
冴えない男が、そこに一人、いるだけ。

それでも日常は続いていくから、カフカはレノと一緒に今日の仕事を進めます。
怪獣の腸の解体は臭くてきつくて、レノはすっかり参っていて。
カフカは笑いながらも、当たり前のようにレノに鼻栓と、ゼリー飲料を手渡しました。
冴えなくても、カフカは善良な男だから。

カフカの仕事をこなす姿に、思うところでもあったのか。
その日の夕暮れ、レノはカフカに、「引き上げられますよ」と言いました。
防衛隊員の年齢制限は、引き上げられると。「どうでも良いですけど」と、照れくささを隠すように。
「ありがとうな」と。
冴えない顔に、ほんの少しの柔らかさを添えて笑ったカフカに、「そんなんじゃない」と言おうとしたレノを、カフカは突き飛ばしました。
彼の背後に、まだ戦おうとしている生き残りの怪獣が見えたから。
カフカはレノに「逃げろ」と。叫びました。「防衛隊員になるんだろう」と。

悔しげな顔で走っていくレノの顔を見送って、ちっぽけな冴えない男カフカは、自分よりずっとずっと大きな怪獣に向き合います。どうにもならないとわかりながら、そのちっぽけな背中で向き合いました。

それで?そうして、彼はどうなったんだって?
そこは、どうぞその目で確かめてくださいませ。
このお話は、愚直で、丁寧で、誠実で、凡庸で、美しいお話です。
主人公の冴えなさと、それでも此処ぞというところで踏ん張る強さ。
あまり若くもなくて、でも夢を諦めきれるほど老いてもいなくて。
そんなカフカがあがく姿は、胸を打ちます。
日常の一コマ一コマに行き届く丁寧な描写。
普通の物語がスポットライトを当てない場所に、話をズームアップしてみせる、作者の眼差しの優しさと新鮮さ。
そして何より、真ん中に一本通った、まっすぐな、カフカの善良さ。
「漫画なんて、読み飽きた」とか、「もう子供じゃあないのに」とか、そう思う貴方。
貴方が私と同じ様に、この本を取ってくれることを願っています。
カフカという、冴えなくて格好いいヒーローが、私の心に与えてくれた喜びを、貴方も感じてくれたら嬉しいです。

コードギアス 反逆のルルーシュ / Code Geass: Lelouch of the Rebellion
9

『コードギアス 反逆のルルーシュ』の世界に刮目せよ!

コードギアス反逆のルルーシュは2006年にTV放送されていたアニメだ。2022年現在に至ってもパチンコやゲーム、再放送などで、このタイトルを耳にすることがある。
舞台は、世界の3分の1を占める「神聖ブリタニア帝国」に戦争で負け、植民地となった「日本」。自由と名前を奪われ、「日本」に住む「日本人」は「エリア11」に住む「イレヴン」と呼ばれ、ブリタニアに支配された。
主人公のルルーシュはブリタニアの第3皇子。ルルーシュがまだ幼かったある日、実の母が暗殺される。皇帝である父シャルルは暗殺の真相を明らかにしようとはしなかった。それどころか母の死のショックで目も脚も不自由になった妹ナナリーとともに、ルルーシュを日本とブリタニアの友好を示す人質として日本に送った。そんな日本に戦争を仕掛けたブリタニア。母の死をうやむやにし、自分達を処分しようとしたブリタニアを恨むルルーシュは、ブリタニアに復讐することを決意する。
コードギアスは、主人公が正義のヒーローではなく、ダークヒーローであることが最大の魅力だ。ロボットアニメでありながら、ルルーシュは体力に自信がなく、頭脳戦を得意とするというギャップも面白い。
ルルーシュは謎の少女C.C.と出会い、『ギアス』という力を得る。ルルーシュが発動したのは「絶対遵守」の力。目を見て、命令をすれば、相手は必ず従う。
映像のスピード感と声優さんのお芝居でアクションシーンは迫力があり、会話の駆け引きも面白い。物語が進むにつれて、どんどん進化したロボットが出てくるのも楽しみだ。軍のキャラクター、学校のキャラクターそれぞれが個性的で、思惑があり、物語の展開が予想できない。
強大すぎるギアスの力で、ルルーシュに想いを寄せるシャーリーを失い、ルルーシュが想いを寄せていたユーフェミアも自身の手で殺すことになり、心が引き裂かれそうになる。どんどん暴かれるギアスの秘密。展開がもたつかないので、観るのをやめられず、世界観に引き込まれていく。制御出来なくなる強大なギアスの力を抱え、ルルーシュはボロボロになりながら、自分個人の願いと世界の平和と、何を犠牲にして何を守るのか葛藤し、自身の死をもって世界を作り変える。
「撃って良いのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」というルルーシュの名セリフの通り、撃たれる覚悟を持ち、代償を払って世界を平和にするラスト。ルルーシュの死を見て、目的を理解したナナリーの泣き声には、涙を禁じ得ない。
シリアスな内容でありながら、ドラマCDなどでは、コメディに振った内容のものも多く、スタッフのコードギアスに対する愛を感じることが出来る。
スタッフからもファンからも愛される作品を一度ご覧になってみてはいかがだろうか。

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング / I Feel Pretty
9

誰もが主人公として輝くことのできる最高の映画

誰もが幼い時から一度は描いた漫画の主人公のように可愛くなって、素敵な人との衝撃的な出会いがあったら…と思うはず。
主人公の女性、レネーもその一人。
彼女は容姿ばかりいつも気にして、働きながらいつもと変わらない日常を送っています。
そんな退屈な毎日を送る彼女にある日突然起こった魔法とは…この映画は見る人全てに、より自信を与え、自分自身のことをより愛すことのできる温かい映画です。
自分という存在をたっぷり愛すことができます。
そして誰もがレネーのように主人公として夢のように輝くことができ、何気ない日常が実はとても素晴らしく輝いていると実感できます。
映画を見た後は、ほっこりとした温かい気持ちになることができます。
大人になるにつれて忘れかけていた大切な気持ちを思い出させてくれる、とてもポジティブな映画です。
愛されたいときに、自分をもっと愛したい時に、ポジティブになりたいときに、この映画はぴったりです。
またエイミー・シューマー演じるレネーのお茶目な演技や、魔法が掛かった後に彼女が身に付ける素敵なファッションに注目です!
誰もが彼女の魅力的で勇敢な態度に魅了されること間違いないです。
是非愛する人たちと一緒にこの映画を見てください。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

10

鬼滅の刃は家族の物語です。
私はアニメをみていていますが、家族愛を感じる物語となっております。
主人公は竈門炭治郎。炭治郎は山奥に兄弟と母親と暮らしていました。兄弟が多く、一番上の長男です。父が亡くなってしまい、家族のために山の下の村まで炭を売りに行くのが仕事でした。
村に炭を売りに行った帰り道、炭治郎は家に帰るのが遅くなり、家に帰る途中住んでいるおじいさんに「最近鬼がでるから夜は気をつけなさい。今日は家に泊まっていきなさい。」といわれ、おじいさんの家に泊まることとなりました。
朝になり、家に帰ると兄弟、母親家族全て鬼に襲われていて、血の海となっていました。
兄弟の中でまだ息があったのは、妹の禰豆子。
炭治郎は禰豆子を背負い、村に助けを求めに行こうとしました。
しかし、道中、禰豆子の様子がおかしくなり、炭治郎を襲おうとしてきました。
おかしくなってしまった妹を抑えていると、そこに現れたのは自らを鬼狩りと名乗る、冨岡義勇という男でした。
彼が言うには、妹の禰豆子は鬼に襲われ、鬼になってしまったというのです。
そして。冨岡義勇は豆子を殺そうとしましたが炭治郎は妹を守ろうとします。
妹を守っていると、今度は炭治郎がやられそうになってしまいました。
それを見ていた禰豆子は鬼になったにもかかわらず、兄を守ろうとしました。
冨岡義勇は二人を襲うことをやめ、その場をさりました。
炭治郎は禰豆子を人間に戻す方法はきっとあると信じ、鬼狩りになることを決意し、妹を人間に戻す方法を探しに旅にでるというお話です。

ねことじいちゃん
8

ほんわかする映画

一人暮らしのおじいちゃんと猫。
それを見ているだけで、とっても癒されます。
おじいちゃんの背中に猫がのっかるシーンは大好きです。「タマや~」と優しく呼ぶ声。可愛く返事をするタマ。
どちらかが先にいなくなる。そんなことを考えると、とても切なくなります。
「限りある人生を大事にしよう」、「何気ない日常が愛おしくなる」。そんなことを思いました。
豆ご飯を作るシーンがあるのですが、亡くなった奥様が残したレシピを見ながら料理をするおじいちゃんの姿がよかったです。
またそのご飯がとっても美味しそうで、自分でも作ってみたくなりました。
小林薫さんの演技もとても素敵でした。「猫は嫌いだ」と言いつつ、集まって来る猫たちにお魚をあげています。
ぶっきらぼうな感じと裏腹のさりげない優しさ。人も猫も大事する島の暮らし。都会では味わえない生活が魅力的に描かれています。猫の写真家の岩合光昭さんが監督だったので、猫の生き生きとした様子が良く撮れています。猫の魅力を分かっているからこそ、撮れるのだろうと思います。
落語家さんが主演を務めていましたが、声の出し方はやっぱりすばらしいと思いました。
会見の時も猫をだっこしながらの登場でしたが、仲の良さが伝わってきました。
日々のことで疲れている方、癒されたい方、もちろん猫好きの方にもお勧めの映画です。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

正統派バレー漫画

超能力へと道が外れない正統派のバレー漫画です。
スポーツ漫画にはルールが分かりづらく馴染めなくて読むのを辞めてしまうというハードルがありますが、「ハイキュー!!」はバレー部の顧問と途中から入部する新マネージャーが初心者ということで、違和感なくバレーのルール説明を入れてくれているので取っ付きやすい作品です。物語は主人公が初めてバレーと出会うシーンから始まり、高校で春高を目指します。
出てくるキャラひとりひとりの背景が丁寧に描かれています。それは主人公が所属するチームだけではなく敵のチームのキャラであっても同じように描かれている為、どのチームにも負けて欲しくないと願ってしまうほどです。そして勝ち進む者と同じ位負けた者にもスポットライトを当ててくれます。負ける=弱いではない、負けない者はいない。負けた先に何を求めるかを強く訴えかけてきます。またかっこいいセリフも印象的です。挫けそうな時に仲間を奮い立たせる言葉、素直に前を向けない時に進むべき道を示してくれる言葉など、キャラの背景が細かいからこそ心に染みるセリフがとても多いです。
バレー漫画でありながらバレーは通過点といった表現があるのも珍しい漫画です。静止画で魅せるスポーツの躍動感がとても素晴らしいです。矢印を使った動きの新しい表し方、見開きページで表すダイナミックさを是非体感して欲しいです。

millennium parade / ミレニアムパレード
10

芸術性と音楽性が最高!

millennium paradeは、King Gnuの常田大希が率いる、世界を目指す芸術家集団です。常田さんがつねに考えているのはJAPAN MADEです。日本の大都市、東京には世界中から人が集まってきていますが、それを表現してるのが彼らの曲です。常田さんの作るmillennium paradeの楽曲は、邦楽とは方向性も違い、様々なボーカルが参加しています。常田さんの作るワールドワイドなメロディに、個性的なボーカルの声が乗ることで、東京を表現しています。King Gnuは、常田さんが日本人向けに考えた楽曲なんだろうなと思います。彼らの世界観は、メロディだけでなくPVにも表れています。3,4分に収めなければならない中で、独創的なシーン展開、想像力をかきたてるストーリー展開。実写だけでなく、アニメーションやCGを多く使用し、映画の世界に迷い込んだような、不思議な感覚に陥ります。全世界にファンを持ち、そしてアニメの主題歌にも抜擢され、これから世界的に名を馳せていくんだろうなあと期待しています。彼らの楽曲を聴くことで、邦楽ではない音楽性が流行し始めています。日本の音楽シーンを彼らが変えていってるんだ!と感動さえ覚えますよ。

ブルー・マインド / BLUE MY MIND
7

ブルー・マインドを観た感想

ジャンルは「ホラー」ですが、ホラーというよりはSFと青春ものを掛け合わせたような印象です。思春期の女の子の不安定さがよく表現されており、少し懐かしいような気持ちにもなりました。
主人公である少女ミアは、転校先の学校で、なぜか不良グループと行動を共にするようになります。ミアは不良少女っぽい感じではないし、他にも真面目そうで仲良くなれそうな同級生もいるのですが、そちらはつっぱねて、ミアは自分から不良グループに馴染もうとします。その理由は直接的には描かれていませんが、おそらく、自分に対して無関心ではないもののどこか冷たい両親への反発心からではないかと思いました。酒、タバコ、万引き、挙句の果てには麻薬や乱交まがいのことまで、邦画では想像しづらいレベルの不良行為のオンパレードですが、あまりドロドロした感じではなく、不思議なくらいサッパリと観れました。どちらかと言えば、ミアと不良グループのリーダー的な存在であるジアンナの友情が育まれていく様子に、ほっこりとしたくらいです。一方で、ミアの異変は突如、家で母親が飼っている金魚を衝動的に食べてしまうことから始まります。控えめではありますが、ややグロテスクなシーンです。これをきっかけに、ミアの身体はどんどん変化していきます。悲しい話ではありますが、それでも見終わったときにどこか清々しさを感じるのは、ミアとジアンナの互いを想う気持ちが純粋なものとして描かれているからでしょう。

炎炎ノ消防隊 / Fire Force
10

炎と戦うアクションも心も熱い!炎炎ノ消防隊とは?

人体自然発火現象を知っているだろうか。発火する要因がないにもかかわらず、突然人体が発火してしまう現象のことだ。
現実の世界で端にいたる現象なのだが、炎炎ノ消防隊では確かに死には至っているのだけれど、死ねない。焔ビト(ホムラビト)になるからだ。

焔ビトになると人を襲ったり、二次災害を引き起こしたりする。だから特殊消防隊が、焔ビトを鎮魂し、二次災害を食い止めるため活動している。

特殊消防隊。
特殊というだけあって、炎を操れる特殊な隊員がいたりする。
主人公の森羅日下部(シンラクサカベ)もその1人。足から炎が出る。飛んだり、加速したりできる。ややズボンの裾が燃えるのが難点のようだが、それにしたって何も能力のない者からすれば、うらやましい。

だが、彼には壮絶な過去があった。
12年前に突然の火事によって、母親と生まれたばかりの弟がなくなってしまったのだ。しかもその火事を引き起こしたのが、森羅が発火したからではないかと周囲には疑われ……。
さらに彼は事件のあとから感情と表情が噛み合わなくなってしまう。恐怖を感じるとぎこちなく笑ってしまうことがさらなる誤解を生み、「悪魔」と呼ばれるようになってしまうのだ。

日下部だけが知っている。
家族を火あぶりにしたのは、別の誰かであることを。

もう母や弟のような被害者が増えないように、自分が犯人ではないことを証明するために、日下部は決める。

「ヒーローになる」

物語は、日下部が第8消防隊に配属されるところから始まる。

この第8消防隊も実は特殊消防隊の中では異質の存在として見られているのだが、どの隊よりも心が熱い! チームワークが厚い!

心を燃やしながらいかにして特殊消防隊が災害を食い止め、鎮魂していくのかがこのサイエンスファンタジーの最大の魅力だ。

マクドナルド物語
1

接客業経験者ならトラウマが蘇ること間違いなし

このゲームは駄作としてネタにされていますが、正直なところ接客業経験者である私はこのゲームを笑って済ませることができません。まず客が会計で矢鱈と2000円札を出すところですが、これを見るたびにレジで金額を間違えた経験が蘇ります。レジ点検をするたびにビクビクしていた私にとって、これは拷問以外の何事でもなく、「楽しむための道具」というゲームの基本を思い切り外れた最低の部類です。
また、商品を席まで運ぶサービスを行うミニゲームがありますが、日本のマクドナルドにはそのようなサービスは存在せず、マクドナルドへの冒涜という意味でも目に余ります。私は接客は嫌いですがマクドナルドの味は高く評価しているため、尚更マクドナルドをこのような駄作のモデルにしてほしくないと憤慨しました。
こんなゲームであってもゲーム実況者のネタにされるなど、一抹の役割は持っています。但し、わざわざ中古ソフトを見つけて購入・プレイするほどの価値は無いでしょう。インターネット上でプレイ動画を閲覧すれば十分そこが知れていると分かるゲームですが、もし仮にですが実際にソフトを購入して実機でプレイしたら、それはそれで寧ろ凄いことだと称賛することができます。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VII
8

石版を通して世界を取り戻す物語

今作は、石版を集めて新たな世界を冒険するというのが主なストーリーになります。
島を収める城の王子とよく探検をしていた主人公は、禁断の地とされていた遺跡を秘密で調査しに行くことにしました。その奥地には石版をはめられる台座があり、そこに石版をはめることによって別の世界へ飛ぶことができます。そこは過去の世界でかつて魔物達に虐げられていた時代でした。その世界を1つ1つ救っていくことが今作の流れになります。そして救った世界は現代に現れることになります。そして進めていくうちに世界を封印した巨悪の存在を知ることになります。そして現代をも侵食し始めた魔王との最後の戦いが始まります。
今作の面白い点は転職システムであると思います。戦士と武闘家をマスターすることでバトルマスターになれるといった仕様なのですが、極めれば全員勇者にすることも可能です。またモンスターを職にすることもできるという面白い仕様もあります。この職をコンプリートしようと思うとかなり時間がかかるのでかなり長く遊べると思います。
シナリオも後半が怒涛の展開で面白く、戦闘システムもこれまでなかった斬新なものになっているのでやってみる価値はある作品だと思います。

くもりときどきミートボール
8

食べ物がてんきとなって降ってくる

子どもの頃から発明が好きな男性が、イワシしかたべるもののない故郷の島のためにつくった水を食べ物に変える機械が起こす大騒動。最初、食べ物の雨が降るようになって、みんなハッピー、観光地化しようてなるんだけど、だんだん食べ物ハリケーンになってきて…て話。
空から食べ物が降るとか、アイスに埋もれるとか、子どもの頃、よく妄想していたから、それが現実におきた世界を見るのは楽しかった。空から降ってくる食べ物は、なんかみんなに喜ばれているころから、多すぎ、衛生的なの?て疑問符のとこもあるけど、軒並み美味しそうだし、ハリケーン化した食べ物は怖い。ミートスパゲティなんか、ほんと竜巻みたいだった。
キャラもたってて、主人公は変人だし、お父さんも不器用な感じでいい。特にいいのはヒロインで、一見キャピキャピギャルだけど、ほんとは頭がよく、メガネ女子だけど、それだと世間でうまくいかないからそれを隠しているていう。日本だとなんか画一的美人が重宝されるけど、外国でもそういう感覚があるんだなと思った。話も、負け犬が成功したと思ったら大騒動になって、それを仲間と回収するというわかりやすい話だし、日本人は食に興味があるので、日本人に馴染みやすい話だと思う。

ナルキッソス
8

終末医療をテーマにしたストーリー

今作は、人間はどういう最期がその人にとって幸せなのか、ということをテーマに据えた物語です。
主に舞台となるのは終末医療、ホスピスです。主人公は平凡な生活をしていた大学生でした。しかし夏休みのある日体調を崩して病院にかかります。そこで宣告されたのが「あなたの余命はもう長くない」ということでした。それから主人公は「7階」と呼ばれるホスピスに入院することになります。
そこで主人公はある一人の少女と出会います。彼女はセツミと名乗り、彼女もまたもう長くは生きられないという境遇を背負っているのでした。彼女は「死ぬならあなたは病院か家かどっちが良い?」と尋ねてきます。主人公はその時は答えに窮してしまうのですが、それ以降セツミとよく話すようになりました。そしてセツミの口から「私は病院も家も嫌」と言われ、二人で当てのない旅に出ることになりました。彼女は淡路島に行きたいというので当面はそっち方面に向かうことになりました。そして到着した時、彼女は「私はここでいい。今までありがとう」と言って海に身を投げ自ら死を選びます。ここで私は最期はどういう選択が1番幸せなのか、残された人間はどう言葉をかけてあげれば良いのか、というとても難しい問いを投げかけてきたなと思いました。間違いなくプレイすれば自問自答を繰り返すようなことになると思うので興味のある方は是非プレイしてみて下さい。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL / スマブラSP / Super Smash Bros. Ultimate
3

64時代が好きな方にはオススメできない

歴代登場のキャラクターが使え、ステージ数もかなり増え、対戦以外でも楽しめるRPG要素があるスピリッツモードなど、内容自体は充実した感じに思えたのですが、いざプレイしてみると色々不満を感じます。
ネット対戦主流の話ではありますが、一番ひどいと感じているのはキャラクターの個体差が出すぎており、強キャラと弱キャラでの対戦は話にならないほど。それをアップデートで修正すればいいやとも思える運営のやり方には、魅力的な歴代キャラクターが使える選択肢を捨てている感じがします。
もちろん練習すれば上手くなるのもありますが、強キャラによっては下方修正もある為ある意味怖いです。それだけにキャラクターに愛着がわきにくいかもですね。
私自身64時代のスマブラをひきずっているのもよくはないのですが、ある程度のバランスがあるうえで発売してほしかったと思いました。同じ世代の方で久しぶりに手をだすのはオススメできないです。ただ、スピリッツモードやアナログに友達と集まってワイワイやるのはやはりスマブラだけあってとても楽しく感じます。またキャラクターがこれからもアップデートにより増えてくのは楽しみでもあるのですが、飽きずに続けてられるかが少し問題かもしれません。

ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ
7

家族で楽しめる作品

1998年に発売されたポケットモンスターシリーズのうちの一つ「ピカチュウバージョン」をSwitch版にリメイクした作品です。リメイクのため、当時発売されていたものと大きくストーリーが変わるわけではありませんが、グラフィックやサウンドミュージックなどが当時のゲームボーイソフトと比べると大きく進化していて、より冒険を楽しめるようになっています。
また主人公やライバルを含め登場人物に若干違いが出ているため、当時ピカチュウバージョンをプレイしていた世代にも新鮮な印象を与えられています。
ピカチュウバージョンとは違い、今まで発売されてきた他のポケットモンスターシリーズからもゲストキャラクターが登場していたり、次回作への伏線が隠されているなど、ファンサービスや遊び心のようなものも感じられる作品です。スマートフォンのゲーム「ポケモンGO」からポケモンを送ることができるなど、家族で楽しむことができるという点が魅力だと思います。
ただ20年前のゲームのリメイクとなっているので、今までのポケットモンスターシリーズよりはストーリーのボリュームが少なく、バトルやキャラクターの着せ替えなどのやりこみ要素が少ないので、長くプレイし続けることができないという欠点もあります。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
8

主人公が親しみやすい

まずびっくりなのが序盤で主人公が死にます。そして普通の社会人がまさか転生して別世界へ。転生したのはなんとスライムwwwでもただのスライムではないですよ!なんでも吸収してしまうから最強ですよ。そんな最強のスライムですが、主人公は元々人間で頭がいいのでいろんなモンスターや魔王を仲間のしていくんですけど、キャラクターごとの好感度も高く可愛いものからかっこいいものまでいるので男性女性関係なく見れること間違いなしです。しかもキャラクターが仲間のなるまでのストーリが個々で違っていてそこも見どころだと思います。私は特に魔王ミリムが大好きです。見た目は中学生ぐらいですが、戦わせるとマジで強いです。主人公もまともに戦っても歯が立たなかったくらいですからね。他にも魔王はいますがこれからどんな風になっていくかが楽しみで仕方ありません。見どころとしてはバトルシーンも見どころの一つです。キャラクターによって出す技やアクションが違うので毎回楽しみです。名前を付けてもらうことでレベルアップし進化したりもして見た目や出せる技も変わるので主人公には名前を付けまくってほしいですね。ちなみに主人公のスライムは吸収したモンスターの技を使うことや姿を変えることができるのでどんどん強くなります。最終的には仲間みんなを吸収してラスボスを倒すってストーリーになるんじゃないかなって私は考えています。