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beat0804のレビュー・評価・感想 (2/2)

NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットインパクト
7

予備知識ゼロでも楽しめます

PSP用のアクションゲーム。
原作も読んだこともなく、アニメも見たことがない、予備知識ゼロからプレイを始めました。唯一知っていたのは、主人公の名前だけ。しかし、それでも十分に楽しめます。
物語のパートはアニメが使用されていて、声優の声と字幕で話をしっかりと追えます。そこで他のキャラクターやナルトの世界観を知ることができました。
操作法は単純で、ボタンを押すだけで強力な技が出ます。キャラクターによってその技も違うため、自分に合った技を探すと進むのが早くなります。PSPの少ないボタン数で攻撃、防御、ジャンプなどシンプルに配置されていますので、初心者でも簡単にできます。ただし、欠点としてフィールドを大きくするために画面上のキャラクターが小さいことが挙げられます。ズームできたら、もう少し大きいと見やすいです。また、難易度をやさしいにしますと、敵は何も攻撃しません。難易度普通でプレイしていた方が面白いでしょう。
原作の場面を再現しているシーンや技がありますので、ファンの人にはオススメです。シリーズ化されていることから、人気のあるタイトルがうかがえます。しかし、初心者でもゲームを進めるうちに自然と知識や背景が頭に入ってきますので、デジタルブックみたいな感じでプレイしても良いでしょう。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
6

フライトドクターの話…?

コードブルーと言えば、山Pこと山下智久さん主演の大人気医療ドラマ。それの劇場版がこの夏、満を持して公開されました。
ドクターヘリに乗り、患者が病院に来るのではなく、医者(フライトドクター)が現場に直接出向き、一早く治療に当たるという、救急救命の中でもより高い技術や冷静な判断力が必要とされる様子が視聴者たちにハラハラさせてくれます。また、登場人物も超豪華で、よくもこのメンバーが同じドラマに揃ったなと言った感じ。これまでにサードシーズンまで放送されている人気のドラマです。その劇場版ということで、かなり期待して公開日当日に劇場に足を運んだのですが、う〜ん、感想としては正直イマイチでした。
まず脚本家がサードシーズンより変更になり、これまでの病院を舞台とした登場人物一人一人にスポット当てるスタイルから、病院を中心として働く医者やナースの群像劇に変わってしまったという印象があります。当然3シーズン目ですから、個別のキャラクターにスポットを当てるのはもういいでしょと言った意見もあるかと思います。ですが、個性的な登場人物が多いドラマですから、個別のキャラクターの過去や未来、登場人物同士の絡みを深く掘り下げてくれる様子がおもしろいと感じていたファンからしてみれば、物足りない部分が多かったです。
そして私が特にあまりいい評価をできなかった理由としては、全編を通して、治療に当たる場面や現場での治療シーンが少なすぎる!これに尽きます。
ドクターヘリで現場に向かう場面も2回あったかなぐらいで、現場での治療判断の難しさや葛藤、大変な手術を必死に行う様子というのが少なく、とにかくどれも主要人物とのエピソードと絡めたいといった下心が見え隠れして、それがかなり中途半端。とにかく病院が好き、仲間が好きといった表現が多く、これほんとに医療モノなのか?と疑ってしまうレベルでした。
このような理由から評価は6とさせていただきましたが、やっぱり原作ドラマの設定やキャラクターはとても魅力的で、続編を期待せざるを得ません。劇場版の最後ではこれまで10年間苦楽を共にした仲間がそれぞれ新しいステージに進んでしまった様子も描かれていますので、最集合してまた同じ職場で働くといったことは厳しいような気がしますが…。
家族や友人、恋人など、みなさんの大切な人と一緒に観て欲しい映画です!ちなみに私は一人で見ました(笑)。

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

王道のヒーロー×学園物!

この作品をみたきっかけは、キャラクターの個性がはっきりしていて面白そうと思ったことなのですが、そのとおり個性が重要なウェイトを占めていました。
主人公が身を挺して子どもを助け、敵キャラクターを倒したシーンや、主人公の憧れであるオールマイトが敵のボスを倒したときは本当に鳥肌が立ちました!
主人公はもちろん、他のキャラクターも魅力的であり、それぞれの過去を乗り越えたり、つらい経験をしたり、どのキャラクターを好きになっても成長を感じられる作品です。たとえば、自分の父親から母親や自分がひどい扱いを受けたため、父親から引き継いだ個性を使わなかったキャラクターが、主人公と戦闘したことによって気持ちを揺さぶられ、自分本来の個性を使うようになりました。父親に反発するだけだったそのキャラクターは、少し大人になり、自分自身や過去を見つめなおし、受け入れることができるようになりました。このように、ヒーロー物であるが、力の強さだけでなく精神的な強さも描かれています。また、主人公たちは高校生であるため、生徒同士のやり取りの面白さも魅力だと思います。伏線や謎もあり、一度見たらもっともっととなってしまいました。すごくお勧めの漫画です!

テルマエ・ロマエ / Thermae Romae / 続テルマエ・ロマエ
9

映画は原作以上の面白さ

映画は元々漫画が原作となっている。個人的には原作漫画を超えた仕上がりとなった大変面白い作品である。
この物語は、ローマ帝国の風呂(テルマエ)職人ルシウスが雇用主から解雇されたところからスタートする。
(あらすじ)
雇用主は「今のローマは斬新さを求めている。ルシウスの生み出す案が古い」と言う。ルシウスも「裏をかいて現代社会が忘れた古きよきものを…」と反論するが聞き入れてもらえなかった。
がっかりしながらもその後テルマエに浸かり、その浴場の騒がしさから解放される為、湯船の中に全身を沈める。すると、壁際に妙な排水溝を発見した。構造を見ようと近づいた途端、ものすごい吸引力によって、その排水溝の中に吸い込まれてしまう。

吸い込まれた先で、明かりを見つけたルシウスは空気を確保するため、急いで明かりに向かって泳ぐ。そして水面から出た先には、顔が平たい人々がいたのである。
この時、ルシウスがいたのは現代の日本の銭湯だったのであった。

ルシウスはその銭湯で、壁画のベスビオ火山(実際は富士山)、大きな鏡、催し物の広告、着替えを入れる籠、瓶のフルーツジュースなど、現代では当たり前の代物に仰天する。

だがハッと気が付くと、彼はローマの浴場に倒れており、周囲の人々に心配されていた。

ルシウスは自分が見たものを、実際にテルマエで取り入れるとこれが大うけであった。
その後、彼は頻繁にローマと現代日本を行き来し、その中で現代日本のものをローマに取り入れていく。これによって、彼の活躍はローマ皇帝の目に止まるようになった。

この映画の魅力は、阿部寛演じるルシウスが現代日本の代物に驚く様である。ローマ人の価値観で驚くため、「どれほどの奴隷が働いているのか?」などと、だいぶずれた分析が笑いを誘う。
また、そのほかの俳優陣もローマ人らしく顔が濃い人々ばかりが選ばれており、違和感がない。

ストーリーとしても悪くはないため、ぜひ見てみることをお勧めする。

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
8

可愛いイラストに騙されてはいけない

魔法少女まどか☆マギカは、何でも願いを1つ叶える代わりに魔法少女になるという運命を追った少女たちの物語です。
キャラクターもそんなに出てこないので、見る分にはそんなに頭を使わないで観られますが、最後に今まで張っていた伏線が一気に回収されるところが見ものだと感じます。

可愛いイラストですが、内容は結構残酷です。
主要キャラクター5人のうち、作品を通して生き残るのはたった1人。
観ている私もまさかそんなにキャラクターがいなくなるとは思わず当時驚いた覚えがあります。

ところでこの物語の主人公まどかは、魔法少女になることを最後まで迷います。
タイトルに名前があるのに、まどかは魔法少女として活躍をあまりしないのです。
物語を通して、まどかは魔法少女になるか悩みます。
しかし最後にその決意を決めたとき、物語は大きく動き出します。

音楽を担当されている梶浦由記さんの曲が、なんともいえない不思議な雰囲気を出しています。
また、魔法少女が戦う魔女を製作した劇団イヌカレーも良いです。
どちらも日常の中にある非日常を上手く表現していると思います。

可愛いイラストについ騙されて、ほんわかしたアニメかと思って観始めてはいけません。
そこには運命に翻弄された少女たちの生き様が描かれているのです。

魔法使いの嫁 / The Ancient Magus' Bride / まほよめ
8

美しいアニメ

漫画をアニメ化した場合、二通りに分かれると思います。一つは映像化され音が付いたことでさらに魅力が深まるもの。あと一つは、作画などの影響で残念な結果になってしまうものです。
この「魔法使いの嫁」という作品は前者、さらに魅力が深まり原作ファンも増えアニメ化されたことにより一層花開いた作品だと思います。
私は原作未読ですが、アニメを見た後に原作を読みたい、原作を買おうかなと思いました。
この作品のタイトルから、最初はキラキラ、キャピキャピした恋愛ものなのかと思い、見るつもりはありませんでした。きっと定番のラノベのような作品だろうと思ったのです。
しかし、主役のチセの声を担当されている種崎敦美さんのお声が好きなので、ためしに1話だけ見てみました。すると、そこにはとても美しい世界があったのです。
最初は、暗い話から始まっていくのですが、話が進んでいくうちに、素晴らしい映像美と、素晴らしい音楽の相乗効果で、とても美しい暖かい世界に引き込まれます。
気づけば、毎週まほよめが放送されるのが楽しみで、待ちきれなくてしかたなくなっていたのです。
この作品は、若い人達だけではなく、大人の女性たちにも感動してもらえる作品ですので、是非見て欲しい作品です。