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anime_newのレビュー・評価・感想

蒼天航路 / Beyond the Heavens
9

『三国志』の新たな魅力がここに

日本、特に漫画における『三国志』というと、劉備を主とする蜀の国が中心となって描かれることが多いです。
桃園の誓い、水魚の交わり…情に篤い劉備とその仲間たちとの関係は善きもの。その一方で、魏の曹操は悪者として描かれがちです。
この漫画はその曹操を主人公とし、才気溢れる彼の生涯を非常に鮮やかに、魅力的に追い続けた作品です。

突拍子もないアイデアや行動で散々周りを振り回したかと思えば、歌舞音曲・書に詩・料理等々、あらゆる分野で類稀なる才能を発揮して人心を掴んで離さない。そんな曹操の姿に、読み手であるあなたも魅了されてしまうはずです。
ちなみに劉備はというと、人情というよりは任侠の人。騙されやすくもあるけれど、ひとたび冷徹な目をすれば、こちらが驚くような行動を見せます。曹操が主人公とはいえ、やはり彼に惹かれてしまう人も多いのではないでしょうか。

もちろん劉備だけではなく、人中の呂布・悪逆の徒董卓・孫一族や数多の武人・軍師など、良い者も悪い者も総じて読み手の心を揺さぶりその人生に涙せずにはいられません。
残酷な描写も多々ありますので、暴力的な表現が苦手な方には少々読み辛いかと思われます。しかし、巻が進むにつれ作者の画風も変化していき、終盤ではエグみの抜けた美しさを感じられます。長大な歴史の一幕を、また違った見方で学んでみませんか?

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

変幻自在の現代Rocker 『RADWIMPS』

映画『君の名は。』でその名を博したRADWIMPS。
新海誠監督作品とのコラボは2019年『天気の子』でも再び話題になり、今やその名を知る人も多いだろう。

それもそのはず。なんと映画の劇中歌は2作品とも全て彼らが手がけているのだ。
主題歌は4〜5曲にもわたり、SNSや動画アプリの発達とともに瞬く間に人気が爆発。
そして『君の名は。』で大ブレークしたのち、ミュージックステーションへの初出演・紅白歌合戦への初出場を達成。
だが彼らの本当の人気、凄さはそれ以前からあった。

メジャーデビュー15年目、これまでに世に送り出した楽曲は200曲あまり。
そのほぼ全てをVo./Gt.の野田洋次郎(以下:洋次郎)が作詞作曲しているというのだから驚きだ。
私は洋次郎のその類いまれなる才能と音楽への追求心・ハングリーなバンド精神も含めて全部好きなのだが、最も惹かれるポイントは ” 歌詞 ” と ” 曲調 ” だ。

まず一つ ” 歌詞 ” について。
ラブソングはとても真っ直ぐで穏やかな歌詞(ラストバージン・いいんですか,など)のものから、「君」を想うあまりにちょっと狂ったような愛情・悲観・絶望(五月の蝿・いえないよ・Tummy・25コ目の染色体,など)までも映し出す。
その一方で、世界戦争・天災・職業苦・など大きなテーマで苦しくも温かく人の心に切り入る歌詞も書く。
次に " 曲調 " は、バラード調からPOPS・ロックまで多岐にわたる。

私は一つのバンドで歌声含めこんなにもハッキリと曲調が変わるアーティストを彼ら以外に知らない。
あらゆる楽器や音・声を駆使し、世代を問わずに多くの現代人の心を掴む彼らの今後の活躍が一層楽しみだ。

Marvel's Spider-Man
10

ヒーローアクションシリーズの最高点ここにあり

皆さんご存じ、世界で最も知られているヒーローキャラのスパイダーマン、なんといってもこの作品の一番素晴らしい点は美しいps4のグラフィックでこのスパイダーマンを自由に操り、ニューヨークの町をスイングしながら飛び回れる点です。
でも、この作品の良さはこれだけではありません、勿論マーベルによって描かれるスパイダーマンの深みのあるストーリー、更に敵を倒す爽快感のあるアクション、登場するヴィランズやスパイダーマンの身近ににる仲間達の会話を見ているだけでも全く飽きません。
ここまででもゲームとしてわくわくは止まりませんが、この作品はオープンワールドゲーム、つまりとてつもなく広いニューヨークの町を探検できるわけです。
町で事件が起こったら、現場に行って悪党を懲らしめたり、事故が起こったら町の人を助けたり…更にスパイダーマンの原作、映画ファンも思わずにっこりしてしまう隠し要素をニューヨークで探し回ったり…“親愛なる貴方の隣人スパイダーマン”をそのまま体験できる作品になっているのです!
とにかくやれることが多く、スーツのデザインも多数あり、飽きずに何十時間もプレイすることが出来る一本!
アメコミ好き、これからアメコミ、スパイダーマンを知ろうかな…って人、どんな人がプレイしても楽しめる一本です。

魂のゆくえ
6

スローで不思議な映画で謎めいた世界

イーサン・ホークの独特な世界観を楽しみたくて鑑賞しました。主演のイーサン・ホークはキリスト教会の牧師役。息子が従軍中のイランで戦死、妻とも別居中である彼は、ある日教会に通っているメアリーに頼まれて、夫のカウンセリングを行います。環境保護の活動に身を投じている彼は、妻が妊娠中にも関わらず環境破壊が進む未来に子どもが生まれてくることには絶望しかないと、妻の妊娠を喜ぼうともせず、うつ状態です。そんな彼を牧師としてカウンセリングしていたのですが、そんな努力もむなしく、あるカウンセリングの日、彼は自殺をしてしまいました。以来、牧師本人も環境保全問題に興味を持ち、教会や献金者(環境破壊に加担するエネルギー会社)、経済や政治に反感を抱くようになります。最終的には、彼は教会の250周年のイベントの際に自爆テロを決心し、実践直前だったのですが、メアリーがイベントに来場したことで、考え直します。聖書からの引用が多く、理念もキリスト教的でしたので、日本人には難しいかと思いますが、考え方がぶっ飛んでいて、逆に楽しめると思います。また、イーサン・ホークは表情が暗く、常に自分を戒めている様子が現れており、渋くてかっこよかったです。

電撃デイジー / Dengeki Daisy
10

キュンキュンが止まらない

天涯孤独な女子高生の照と、金髪公務員の黒崎との恋愛模様がたまらなくキュンキュンします。
照の心の支えであるDAISYが実は黒崎だという真実に辿り着くまでの距離感と、DAISYの正体を知ってから縮まった2人のそれが、とてもゆっくり進展していくので、ドキドキが止まらないです。2人のやりとりはコントのようなものも多いのですが、照がピンチのときはいつも黒崎が、黒崎が思い悩んだら照が、決まってお互いを支えている姿が尊いです。
いつも守られているばかりのように見える照ですが、逆に照の存在のおかげで黒崎が過去を乗り越えていく姿が、2人の絆の深さを感じさせてくれます。そんな2人の周りにいる大人や友達がとても温かくて、照と黒崎の人望の厚さが伺えます。
でも、ただ甘いだけの恋愛漫画じゃないところが電撃デイジーの魅力だと思います。ハッキング、コンピューターウイルス、機密データなど、少女漫画にしては珍しい世界観で、大人が読んでもとても読み応えがあります。2人の恋愛を邪魔する存在(恋のライバル)が出てくるのではなく、2人にとって大事な人の死であったり、その原因を作ってしまった黒崎の過去が、2人に試練を与えていて、すごく深い内容です。
照と黒崎がなかなか進展しない、あの距離感を作り上げた作者は天才だと思います。

鈴木愛理
9

アイドルからの脱皮

鈴木愛理そのものの一般知名度という意味では、知っている方は少ないのかもしれません。ですが10代~20代前半の女の子にとっては超有名人、なりたい顔No.1の憧れ的存在なのです。小さい顔に大きな目、すらっとした手足。でもそれだけならモデルさんなどにゴロゴロいます。彼女の凄いところは、バッキバキに踊りながら難易度の高い歌を見事に歌唱できるところです。もはや伝説となったアイドルグループ、℃-uteで鍛えられた抜群の歌唱力と表現力は彼女の唯一無二の武器です。踊れて、歌えて、表現力もあって、顔もスタイルもよくて、おまけに頭もいいんです(慶應義塾大学卒業)。
そんな彼女、欠点は全くないのか…とおもいきや、唯一の欠点といえば活舌が悪いことでしょうか。かっこいいパフォーマンスとのギャップにヤラれちゃう人、続出です。
『BREAK IT DOWN』は、Official髭男dismから楽曲提供を受けています。これがまためちゃくちゃいいのです!彼女の良さが爆発しています。これを踊りながら歌えるのは鈴木愛理だけなんじゃないかと思います。複雑なダンスですが、ほどよくこなれたような、聴いていて気持ちのいいボーカルです。ぜひ聴いてみてほしいです。

TUBE
9

TUBE 夏の野外LIVE

このバンドはエンターティナー性に優れていてファンを楽しませ、魅了してくれるアーティストである。8月に横浜スタジアム、9月の甲子園球場でのLIVEも毎年恒例となっており、約30年も続いている。昨今では完全に歌と演奏に終始するステージであるが、以前はLIVEにゲストとして芸人さんが登場して盛り上げたりもしていた。観に来たファンをとことん楽しませてくれ、聞き入ってしまうボーカルと演奏の高いクオリティでステージを存分に堪能できる。
過去のLIVEでは雷と豪雨というハプニングにみまわれ中止となってもおかしくない状況もあったが、1時間ほど中断した後にステージを再開し、プロ意識を感じた。中断している時には満員の観客が一斉に球場内の通路に退避したため大勢の人でごった返し、酸素が薄くなっているのではないかと息苦しさを感じたほどである。
バンドメンバー同士が昔からの友人という関係から呼吸もピッタリとあっていて、微笑ましいやりとりもLIVEの魅力の一つとなっている。CDと変わらないボーカルの歌唱力、メンバーの演奏が楽しみで毎年のように通い続けてもう20年以上になる。リアルタイムでLIVEを観て、その後に発売されるDVDを購入して再度観るという楽しみもある。当然、次のLIVEにも行くつもりである。

マザーウォーター
7

ゆったりとした時間の流れが感じられる、日常まったり系の映画

この映画は、京都の街を舞台に繰り広げられる、日常系の映画です。街の中にある、行きつけのお店の奥で流れている普段の日常生活が、少しずつ見えてくる、そんなストーリー展開になっています。

ご近所さんたちと関わりあうときの会話から伺える、街の景色が、京都の景色と重なり合って、いい意味で京都らしさを上手に伝えている映画だと思います。
京都の街の一角に存在する豆腐屋さん。カフェや銭湯、夜に営業するバーなど、それぞれのお店の店長たちが次第に顔見知りになっていく過程は、なぜかとてもほのぼのとしてしまいます。
人生の教訓らしき流れも、ストーリー内ではあるのですが、それが変に重たくならずに、ただ自然に流れる時間に任せている感じが、観ている人に安心感を与えているように見えます。
店長たちが、日々口にしている食事や、店内で出される料理など、日常には欠かせない要素を丁寧に描き出し、視聴者を魅了してくれます。
映像を観ているだけで、そのコーヒーの香りや、料理の味、お酒のほろ酔い感までが伝わってくるようで、登場人物たちが住む街の中にすぐに入れ込める、感情移入が楽な映画です。
京都の街が、いかに人間関係を大事にしているか、そんな視点から映画を観ると、「無理のない関係」の中にそれは存在するのかもしれない、ということが伝わってくるようでした。

Minecraft / マインクラフト / マイクラ
8

自分ならではの遊び方を探して

Minecraft、通称マイクラ。
ブロックを壊したり配置したりして自分の好きな世界を自由自在に表現できます。遊び方は十人十色で、一人でも大勢でも楽しめるゲームです。

このゲームには基本的にクリエイティブモードと、サバイバルモードがあります。
クリエイティブモードではマイクラに存在する全てのブロック・アイテムを無限に使いなんでもつくることができます。サバイバルモードでは資源は全部自分で調達し、生き残るために工夫しながら遊ぶことができます。一応ラスボスもいて倒すとエンドロールがあります。
マイクラは基本的に自由に遊ぶことができますが、はじめのうちは自由すぎて困る人も多いと思います。そんな人はまずゲーム実況動画を見ることをおすすめします。マイクラのゲーム実況ではスタンダードな遊び方から特殊なルールを用いた遊び方など色々な遊び方をしている人が沢山います。その中で自分のやってみたいという遊び方を探してみてはいかがでしょう?
またマイクラでは道具やアイテムの作り方を自分で見つけ出していくのも楽しみの1つです。しかし私はゲームの仕様や操作方法などをある程度知ってからプレイしたいタイプなので前情報を知りたいという意味でも動画をみています。
マイクラはゲームをやり込むのが好きだという方には特におすすめです。是非自分ならではの遊び方を探して楽しんでみてください。

あいみょん / AIMYON
9

十人十色なとらえ方ができるラブソング・クリエイター!

恥ずかしながら、あいみょんさんの存在を知ったのは「クレヨンしんちゃん」の映画の主題歌が彼女の曲に決定した頃です。紅白歌合戦に初出場した頃は「なんてふざけた名前なんだ」と思い、彼女の存在に全く興味を持たず…。しかし、職場の同僚がオススメしてくれたことをきっかけに、「同僚との話のネタになるかな?」と思い始め、YouTubeで少しずつMVを見るようになりました。かわいらしいルックスとハスキーな声とのギャップ・どこか男性的にも感じられる詞に惹かれていきました。
恋愛をモチーフにした曲が多いのですが、自分自身の過去の体験と合わせて感情移入したり、ドラマやアニメの登場人物に重ねて曲を聞いたり、いろいろなとらえ方ができるのが、あいみょんさんの曲の特徴です。時折ハスキーな声が裏返り、のびのびと響き渡る部分も聞いていてとても気持ちが良いです。
私はもう社会に出て数年経つ年齢になりますが、今の若い子たちが大人になったとき、自分自身の青春時代を振り返ったときに「よく聞いていた歌はあいみょん」と言えるのかなぁと思うと少しうらやましいなぁと思います。恋愛が楽しくて仕方ない女の子たちにはもちろんオススメしたいし、私のように年を重ねてドキドキするような恋愛からは少し距離を置いた人にも聞いてほしいアーティストさんです。今どきの方ですし、1曲有名どころを抑えておくと、若い子との話のネタにもなると思います。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
10

夢・愛・勇気…元気をもらえる最高のミュージカル映画

19世紀に実在した興行師P・T・バーナムが成功をつかむまでを描いたミュージカル映画。
あのヒット映画「ラ・ラ・ラランド」と同じ音楽スタッフが作成していると聞き、期待は膨らんだ。
この映画でまず感じることは、バーナム氏を演じる主演ヒュー・ジャックマンの演技が最高だということ。とにかく彼の色気たっぷりで洗礼された動きをみているだけでワクワクするのだ。
物語は彼の幼少期からスタートするが、貧しい生い立ちで苦労も多いのにとにかく前向きで元気を貰える。彼の妻チャリティも彼の夢を応援し良きサポート役で、かわいい娘たちと慎ましく暮らしていた。
紆余曲折あり彼はサーカス一団を作る。メンバーは小人症の男性や狼男、髭が生えた大女など個性たっぷり。世間からの差別と戦いながらも次第に成功を収めていく姿には感動を覚える。
成功を収めた彼は、さらなる成功を求め始める。社交界への進出だ。相棒フィリップの力でヴィクトリア女王の謁見を果たすことにも成功するが、そこでスウェーデン出身の歌姫・ジェニーと出会う。ここからバーナムの運命は大きく変わっていく。
この映画の一番の見どころは、何と言っても音楽である。髭女を演じたカーラ・セトルの「THIS IS ME」は差別されながらも「これが自分なのだ」という強い意志を持つ様子に胸を打たれる。
ミュージカル映画が好きなら、必ず見るべき最高の映画といえるだろう。

映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
10

平成最後の奇跡

2009年からはじまったプリキュアオールスターズシリーズの集大成の作品。秋映画でオールスターズを公開するのは史上初の出来事だった。
物語は人間界にあらわれたミデンが人々の記憶を次々と奪い、赤ちゃんにしてしまっていた。プリキュアたちのほとんども赤ちゃんになってしまい、キュアエールとキュアブラックだけが人間のままだった。しかし赤ちゃんたちの世話に苦労すると同時に、ハグプリメンバーの記憶からはなの記憶が消されてしまい号泣してしまった。さらにキュアブラックもホワイトが赤ちゃんになってしまい、変身ができず涙ながらにほのかとの思い出を熱弁し無事記憶を取り戻すことができ変身を遂げた。
一方歴代のプリキュア達もミラクルライトのおかげで記憶を取り戻し、全員赤ちゃんから元の姿に戻り共闘するのであった。共闘シーンでは歴代のプリキュア55名分の戦闘シーンが見られプリキュアシリーズ15年分の重みを感じた。さらに今回は55名全員の声優が出演したことも衝撃を受けた。最初は1年や2年で終わると思っていた私でも15年続いていることに嬉しさを感じた。プリキュアファンは絶対見るべき作品だろうと思う。やはりオールスターズは毎年やってほしいと痛感した。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
7

スライムかわいい

また転生ストーリーかと期待せずに見始めたが、意外にもと面白い。
まずキャラクターに関しては、ほとんどのキャラクターが素直で単純な設定だが、そこがあえてシンプルでごちゃごちゃしない感じで見やすいと思う。しかし主人公のスライムがチートレベルの捕食者という能力を持っているのが、もう何が起きても捕食して終わりじゃんと思ってしまうから残念。まあ主人公が戦いで勝つのは当たり前かもしれないけど、一応ダンジョンで敵と戦うようなストーリーならもう少しハラハラしたいところ。

ストーリーに関して、初めの方のストーリーは若干ただのほのぼの系で子供むけアニメかと思うほど大したものではない。話が進んで行くと、だんだんと伏線が張られていくが本当にゆっくり。それでも次々に新キャラが登場していくので、ほのぼのしたのが嫌いでなければ、楽しく見ていられると思うので1、2話で見るのをやめないで見てほしい。
個人的には始めスライムは主役とか花がないしつまらなそうと思ってたし転生ものはもう正直飽きていたけど、主人公リムルの頭の良さと性格の良さを見て、新しいなとも思ったし、雑魚キャラと見下していたスライムをかわいいとまで思うほどになった。

MAJOR / メジャー
10

見ていて元気になって勇気をもらえる

プロ野球選手、茂野吾郎の半生を描いたマンガを原作として6シーズンに渡ってNHKでアニメが放送されました。
母を若い時に亡くし、そして憧れだったプロ野球選手の父まで、試合中、頭部へのデッドボールが原因で亡くしてしまいます。
父と再婚するはずの婚約者の幼稚園の先生だった桃子が、その後、吾郎の母親代わりとなって育てます。

後にプロ野球選手の茂野英毅は桃子先生と結婚して吾郎の養父となります。
血は繋がってはいませんが吾郎を我が子の様に愛し時には厳しく指導する養父母の下で、吾郎はたぐいまれな野球センスと超人的な努力をしてリトルリーグ、中学校、高校と活躍します。

ただいずれも決勝戦までまに敗れてしまい、高校卒業後は単身渡米してマイナーリーグを経てメジャーリーガになって活躍、ワールドチャンピオンになります。
吾郎が成長していく過程ではチームメイトの葛藤の中から、それを乗り越えてチーム全員が一丸になって厳しい試合を乗り越えてゆく。
テーマは諦めずに努力していく、どんな環境に陥っても常に希望を失わずに前向きに生きる。
本当にやりたいことに命を燃やして頑張る姿に、吾郎と幼馴染の薫の恋愛エピソードが彩りを添えています。

こうしてレビューを書いているとベタな野球漫画と誤解されそうなんですが、これは人間の成長ドラマです。
見ていて元気や勇気が溢れてくることは間違いありません。
特に子供には安心して勧められるアニメです。
実際に多くのプロ野球選手がこのマンガやアニメのファンです。

十二人の怒れる男 / 12 Angry Men
8

小さな部屋で行われる男達の会話劇。思いも寄らない展開に目が離せない。

1人の青年が父親殺しの疑いで逮捕され、その青年を裁く陪審員裁判が行われた。そこに集められたのは、無作為に選ばれた、事件とはなんの関係もない陪審員達。誰もが青年を有罪と決めつけ判決はすぐ決定されるかに思われた。しかし、1人の陪審員の男が異論を唱える。圧倒的不利な状況に、無謀とも思える彼の言葉。しかし徐々に状況は展開していき、無罪の票が増えていく。男達の白熱した議論の先にある結末とは!?

密室の中で行われるおじさん達の議論。画力(えじから)はほとんどないにも関わらず、思わぬ展開に目が釘付けになる映画です。
どうしてこんなにも面白く感じるのか。それは主人公(無罪を最初に主張する男)に観ている側が自然と感情移入してしまうからでしょう。有罪を決めつけている陪審員達は事件に興味がなく、真面目に考えていない人もいます。青年を見下し悪態をつく者も。人の一生が決まる大事な時に自分のことしか考えられない身勝手な男達に、観ている側は怒りを覚えるのです(普通に考えれば有罪側の陪審員の気持ちも理解できる者でもあるのですが)。そんな彼らに立ち向かい、論破していくのがとても痛快なのです。
話し合いの中で真実が浮かび上がるようなストーリーはとても緻密で、観ていて本当に面白いです。ぜひご覧ください。

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿
8

犯人の努力に共感と涙!

本家金田一少年の事件簿の犯人側のスピンオフ作品。
シリアスなストーリーの裏側では犯人達はこんなにも大変な思いをしていたんだなぁと涙がホロリ。
本家を読んだ時は普通に読んでいたトリックも、犯人側からするとかなりの体力作業だったり、幸運な偶然を期待したりの苦労の連続で。計画犯罪では犯人の念密な計画と努力を長期間続けたりと、執念のなせる業というか、相当な気力がないと持ちませんね。復讐という目的達成の為に試行錯誤や失敗の連続姿に、応援してはいけないけど思わず応援したくなり、上手くいくと自画自賛する犯人も可愛いです。
犯人側からすると本当に金田一君が驚異的というか厄介で嫌な存在ですね(笑)。みんなの前でわざわざ犯人バレしたり、はめたりトリックの穴を公開したり…かなり辱めます。あととにかく金田一君は死なない驚異的な運と生命力!吹雪の中放置しても生還、底なし沼でもリスの力を借りて生還…!不死身?と犯人が思うのも無理ないです。金田一君にとっては命がけですが。
どうしても段々と勢いが落ちてしまうストーリー設定の犯人達の事件簿ですが、犯人達の心情を的確に描かれて面白いです。ただ絵が雑になってきていて、特にモブやロングは似ていない…。けど犯人達を見ていると元気が出る漫画なのでこれからも楽しみにしています。

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

ハイキュー!!で感じたスポ根の良さ

主人公の日向翔陽は背が低い主人公で、小さくても全国大会でエースとして活躍していた『小さな巨人』に憧れて古豪・烏野高校のバレー部に入部しました。そこで中学時代の天敵で倒そうと思っていた影山飛雄に再会し、今度は仲間として共に戦うというストーリーです。

烏野高校は着実に力をつけていき、地区大会で王者を倒し全国に出場するのですが、全国に出場するまでにも一度負けたり、壁にぶち当たったり、覚醒したりと様々な感動シーンが込められています。
アツいシーンをたくさん書いているのですが、いわゆるスポ根マンガにありきたりな展開が多いと思っていたのが最初の感想でした。スポ根マンガはどれも展開がだいたい読めてしまうのであまり好みませんでした。
しかしわたしはこの作品を読んできたことでスポ根の良さに気付かされました。というより、この作品が特別なのかもしれません。

この作品のよかったと思うところは、主人公の高校が必ず勝ってしまうという主人公補正がまず打ち砕かれたところ。そして、負けた高校の散り際とその後がとても感動的で心にきました。
この作品では一貫して負けた高校を描く際に、◯○高校、◯◯大会◯回戦敗退 の文字と一コマが描かれます。セリフのないそのシーンが非常にかっこいいです。ぜひスポーツマンガを読みたくなったらこれを読んでもらいたいです。

キングスマン: ゴールデン・サークル
9

マーリン推しにはたまらない作品!

開始10分で、第1作である「キングスマン」で構築した色々なものがほぼほぼ消滅しますwww
「ん?エットォ…?w」て感じで無事スタートします。
第1作も中々めちゃめちゃだったけど、第2作もそこは変わらないようでした。

なんだかんだ新たな仲間達を増やし、第1作で撃たれたハリーが生存してたが使い物にならないただのおじさん状態www

その後、第1作より成長したエグジーが犯人を突き止め、ついでにハリーも復活し、マーリン含め3人でボスを倒しにいくお決まりの流れ!

そこで、マーリンが大活躍!
といより、かっこいいシーンwww

結論いうと、第1作と同様面白かったです。

相変わらず、キャストがとても豪華なのに演じてるキャラもぶっ飛んでましたw
エルトン・ジョンが本人役で、しかも薬物中毒のエルトン・ジョンを演じており、アクションもこなして体を張ってました。

エグジー達の人質となったのも前回同様一般市民、と基本的に流れは1作目と同じ、ボスがぶっ飛んでるのも同じでした。
ちょっと残念だったのは、新たな仲間達が結局はあまり活躍していないとこ…。
彼らのアクションとかは、あまりありませんでしたー

第3作品目も予定されているので、第1作目含め、ぶっ飛んでるコメディやアクションが好きな方におすすめします!

となりの怪物くん / とな怪 / My Little Monster
10

ラブコメ初心者にもオススメ!

こちらの作品はとにかくテンポが良く、軽い感じでサクサク見れます。ラブコメ苦手な方でも見れます!!1クールなところも見やすいです。
主人公含めて登場人物のキャラは濃いのにサッパリ見れた作品はこれに限ると思います。
個人的には夏目ちゃんが可愛い!!声も容姿も可愛いです。いいキャラですし、声優さんが最高ですね。出来上がったニワトリ小屋を見た時のセリフが可愛いです。
学園ものなので一年を通した夏休み、球技大会、文化祭などの学校行事やクリスマス、年越しなどの季節感も楽しめます。
ラブストーリーとしてはドロドロした場面はなく、でも主人公2人の心情や背景で見ていてドキドキしちゃいます。サッパリとした恋愛模様!といったところでしょう。
くっついているんだけどくっついていなかったり、、、微妙なラインが続きます。でも2人が離れる事はありません。主人公のしずくのキャラもおもしろいです。勉強にしか興味がないのには理由がきちんとあり、それを突き通すのですが、絶妙なタイミングでそれを春がぶち壊していきます。春のはちゃめちゃな性格、キャラも魅力の1つです。春が学校で人を睨まなくしてみた時の女子たちの反応は笑えます。
トータルで見ると最後の終わり方にちょっと物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、1クールでこのボリュームは充分かと思います。

セレンディピティ
10

運命は絶対あるという希望をもたせてくれる

私は運命を感じさせてくれる映画が好きなのですが、今まで生きてきて観た映画の中でも一番大好きな作品です。恋愛に悩んだ時や、うまくいかない時、また失恋した時などにみると、新たな恋をしたくなりますし、絶対運命はあるんだと思う事ができます。
付き合う人が変わると、この人が運命の人なのかなと思ったりしたのですが、結局結婚はせずに終わるということが多かった私ですが、この映画を見てから普通に恋愛するのではなく、少しかけひきをして運命にかけておかねの札に電話番号とかを書いてそれがあなたに返ってきたら私たちは運命よというような恋がしてみたくなりました。この映画を見てから、運命というものはただのおとぎ話ではなく本当にあるものなんだと希望を持てましたし、子供の頃の純粋な綺麗な心に戻れた気がします。毎年、クリスマスシーズンになるとこの映画を見ながらわくわくしています。私はこの映画に何度も助けられましたし、私の頭の中で描いているパーフェクトな恋愛やパーフェクトな理想の人の希望を膨らませてくれて、いつまでも乙女な気持ちを忘れずにいられます。女の人にはもちろんこの映画はぜひ男の人にも見てほしいおすすめの映画です。

バーレスク / Burlesque
10

最高にセクシーなエンターテインメント

バーレスクは2010年に公開されたスティーヴン・アンティン監督作、クリスティーナ・アギレラ初主演のミュージカル映画です。
片田舎を離れ、歌手になる夢を追いかけてロサンゼルスに来たアリは、テスが経営するバーレスク・ラウンジというセクシーなダンサーたちがゴージャスなショーを繰り広げている大人のためのエンタテイメントクラブを見つけます。自分が思い描いていた憧れの世界に出会ったアリは、バーレスクでアルバイトを始めます。やがてアリの抜群の歌唱力と突出したダンスの才能が話題となり、クラブは大盛況を極めていきます。
見どころは、なんと言ってもアリ役のクリスティーナ・アギレラの圧巻の歌とダンスです。鳥肌が立つような力強さとうっとりと聴き惚れてしまうセクシーさを併せ持つ歌声は、映画館で聴いたら最後スタンディング・オベーションしてしまいたくなるくらいです。またナイトクラブと言うだけあってダンスもとってもセクシーでゴージャスです。曲により衣装や髪型が変わるのも観ていて楽しいポイントの一つです。経営者のテス役のシェールも約束された歌唱力で観客を魅了し引き込みます。アギレラに比べ歌う曲数が少ないのがちょっと残念なくらいです。
また、物語も王道のシンデレラストーリーであり、苦難を乗り越え成功していく姿に胸がスカッとする爽快感があります。アリの仕事に恋に友情に悩む姿は多くの女性に共感を得られるでしょう。他のキャスト達もそれぞれ個性的で魅力にあふれていてきっと共感出来るキャラが見つかります。
バーレスクは他のミュージカル作品とは少し毛色が違い、会話の途中から急に役者が歌い出すという事がありません。キャラの心情に添いつつもあくまでクラブのステージ上での歌なので、今までのミュージカル映画が苦手な人も違和感無く鑑賞出来ると思います。
仕事で疲れた時や恋に悩み落ち込んだ時、天真爛漫なアリに勇気がもらえ、歌とダンスで元気がもらえるバーレスクは、女性に特にオススメの映画です。

Aqua Timez / アクア タイムズ / AQUATIMES
10

心の支えになっているバンド

私が1番好きなアーティスト、それはAqua Timezです。世間のイメージだと「一発屋」や「昔流行っていたバンド」と言われることが多いですね。確かにそうかも知れません。新しく出すシングルやアルバムはランキング上位には入りません。でもそれで評価が決まるわけでもありません。Aqua Timezには素晴らしい曲がたくさんあります。Aqua Timezの曲の世間的イメージは青春系かと思います。でも初期のころのアルバム曲には暗い曲がたくさんあります。これはボーカルの太志が抱えてきた孤独です。私はこれを聞いた時「こんなこと思っているの私だけだと思ってた」と思いました。当時思春期で反抗期だった私はそのことが心の支えになりました。なので今思春期で心の拠り所がないと思っている人にはぜひAqua Timezの「上昇気流」や「世界で一番小さな海よ」をきいてほしいです。
Aqua Timezのライブはとてもアットホームです。MCもとてもほんわかしています。MCのほんわかとロックな曲を演奏している姿のギャップはとてもかっこいいです。ファンとの一体感もすごくライブの最後にはたくさん「ありがとう!」と言う声が飛び交います。メンバーからもファンからも。来た人みんなが幸せを感じるライブだと思います。もう彼らのライブを見られる回数はとても少ないですが行けるなら絶対見た方がいいと思います。

SUNNY 強い気持ち・強い愛
7

90年代ミュージック!昔からの付き合いある友達と一緒に観に行ってみては如何ですか?

あの頃私は高校生(笑)劇中歌が総てドンピシャだったので、自然に感情移入でき、楽しめました!!
とってもほっこりですが、感動もある善き映画でした!
ストーリーももちろん感動!もともとは韓国で大ヒットした映画の日本版です。
しかしながら、やはり当時のコギャル怖い!

紹介PVです。興味持った方は是非とも東宝へ!

以下ネタバレ

主人公がガン闘病中の親友に再会し、残り時間一ヶ月。生きている間に中学生時代つるんでいた、ダチ達に会いたいという願いを叶えるため、主人公が奮闘していく物語。
現代パートと、当時中学生時代のパートが交互に入れ替わる構成で物語は進んでいきます。
過去パートは自身の時代と凄くオーバーラップしていたことが1つの映画の売りになってました。

強い気持ち・強い愛 -小沢健二
survival dAnce -no no cry more- -TRF
これが私の生きる道 -PUFFY
ぼくたちの失敗 -森田童子
EZ DO DANCE -trf
やさしい気持ち -CHARA
LA・LA・LA LOVE SONG -久保田利伸
Don't wanna cry -安室奈美恵
SWEET 19 BLUES -安室奈美恵

などなど最高のラインナップで、青春時代に一気にカムバックしました!

アイデンティティー(映画) / Identity (2003 film)
8

どんでん返しが好きな人は

土砂降りの雨の中で複数の男女が一つのモーテルで出会います。その中で連続殺人が起こり始め、そのモーテルから逃げようとしても逃げられない。それと同時進行で、連続娼婦殺人犯の裁判前日に審議が行われていた。
最初は訳が分からず、見ていました。物語が進むにつれて、何故一つのモーテルに"集められたのか”と言う事が解明されていきます。設定は意外とありがちなのですが、最後のどんでん返しが個人的に大好きです。そして冒頭のセリフの意味や雨の演出がとてもいいです。そして、連続殺人犯との関係や死体が消えるなどの謎を考えながら見るととても面白く、楽しんで鑑賞できるのではないかと思います。
レンタルで見た事がきっかけでDVDも買ってしまい何度も見るほど私の好きなタイプの映画です。好みは別れると思いますが、脚本などがとてもいい出来です。出来れば、レビューを見らずに、先入観なしで見て欲しい映画となっております。ただ、グロいのが苦手な人やホラーが苦手な人には向いてないかもしれません。またジョン・キューザックが好きな人にはこの映画は当たりの作品かとおもいます。
最後に一つになる謎を楽しんでほしいので是非お勧めです。是非鑑賞して驚いて欲しいです。