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adoooのレビュー・評価・感想

DARK SOULSシリーズ / ダークソウルシリーズ
7

ダクソは達成感ゲー

ダークソウルは。様々な場所を冒険し、鎧騎士やドラゴンなど様々な敵と戦うアクションゲームです。
このゲームは、タイトルにもあるように、ダークソウルは達成感ゲーだと思います。達成感を感じるには大きな壁や困難を乗り越える必要があります。今回はライトゲームプレイヤーの方に向けて、同じくゲームはやるけど、そこまで数はこなしてないライトプレイヤーの私視点でダークソウルの困難となる部分を挙げさせていただきます。
・スタミナ管理が難しい
このゲームは、攻撃を受けると減る体力と走ったり、前転したり、盾で敵の攻撃を防いだり、剣で攻撃するだけで消費し、時間が経つにつれ、徐々に元に戻るスタミナというステータスがあります。このゲームはボスの攻撃を避け、隙を見て攻撃し、再び攻撃を避ける。ミスして攻撃を受けたら、距離を取り、回復、再び攻撃という流れになります。
その際に先程述べた通り、それぞれの行為をする度にスタミナを消費してしまいます。スタミナがなくなると回復するまで敵を攻撃することも前転で避けることもできなくなり、ボスの強い一撃を無防備な状態で受けてしまいます。そのため、ヒットアンドウェイの中でしっかりスタミナを管理しないといけなく、いっぱい攻撃して、大量にボスの体力を減らしたいのに、ボスの攻撃を避けるためにスタミナを残しておかなければならないという歯痒い状態になってしまいます。この面がライトプレイヤーからしたら最も難しく感じると思います。
今回は、ライトプレイヤーが最も難しく感じると考えられる点を挙げさせてもらいました。この概要を読んで、むしろやってみたいと思う方の方が多いのではないかと思います。

King Gnu / キングヌー
10

醜さを認めてくれる曲

King Gnuの曲風は基本的には大人っぽいものが多いです。
具体的に言うと、社会風刺や、複雑な恋愛、生きていくことの痛み、苦しみ。
そういったものを音楽で表しているのかな、と思います。
このグループは常田大希という鬼才が率いる、ありとあらゆる人間のリアルさを、言葉と音にのせて最大限に引き出す天才集団である、と言っても過言ではないでしょう。
私たちが日頃抱いている思いを、メロディーも踏まえて表し、私たちの心を強く揺るがせてくるようです。

彼らの曲の中でも特に有名なものの一つに、「白日」という曲があります。ご存知の方も多いことでしょうが、この曲は、特にわかりやすく人間味を表しているように思えます。歌詞も私たちに伝わりやすい直球な表現がされており、曲調も何となく寂しげですね。
しかしながら、サビに入ると力強いメロディーに変化します。それまで、落ち着いた、少し悲しい感じの曲調から、一気に強く訴えかけるような曲調に変化します。
彼らの曲にはこういった流れのものが多いように思えますが、ここにKing Gnuの魅力が詰まっていると言えるのではないでしょうか。

痛みや苦しみ、罪悪感や劣等感、そういった負の強い思いは、我々人間が互いに関わりあって生きている以上、避けては通れないものです。
普段は他人に見えないようひっそりと隠していようとも、必ずそれらの思いは少しずつ積み重なり、やがて心の中にどしんと居座るようになります。
そんな私たちの心に住み着いた重い気持ちを、King Gnuの曲はサビ外で少しずつ溶かし、サビで弾けさせる。

こうして、私たちの心の重りを少し楽にさせてくれているような気がします。
King Gnuの曲はそうやって、私たちの人間の醜いとも言うべき一面を認めてくれるからこそ、ここまでの人気を誇れたのではないでしょうか。
己の醜さに苦しみ、罪悪感に潰されそうになった方は、ぜひKing Gnuの曲を聴くことをおすすめします。

嘘つき姫と盲目王子
8

絵本の世界を冒険しよう。

この作品は2018年5月31日に日本一ソフトウェアより発売されたアクションアドベンチャーです。現在はSwitch/PS4/PSVita/iOS/Androidでプレイすることができます。

〇物語
魔物が住み着く深い森に、毎晩崖の上からきれいな歌声を響かせる一匹の狼がいました。森の近くの城に住んでいる王子は、毎晩その歌声を聴き、「どんな人が歌っているのだろう。できれば会ってみたい」と思うようになりました。
日に日にその思いは強くなり、ある日王子は、歌声の主のいる崖の上へよじ登っていきました。しかし狼はそばまで寄ってきていた王子に気づかず、驚いた勢いで誤って鋭い爪で王子の目を傷つけてしまいます。王子は目が見えなくなってしまいました。
盲目となった王子を一族の恥と嘆いた王家の人々は、王子を幽閉してしまいます。責任を感じ、王子を救いたいと願う狼。しかし王子は自分を傷つけた狼の姿をしかとみており、トラウマを持ってしまいます。
狼の姿のままでは、王子を救うことができません。狼は森の魔女に頼み、自らの持つきれいな歌声と引き換えにして、姫の姿に化ける能力を得ます。姫に化けた狼は王子の元へ行き、森の魔女にお願いすれば目を直すことが出来る、と教えます。
こうして自分を姫と偽る狼は、目の見えない王子の手を引き、魔女の元を目指すのでした。

〇このゲームの良い所
・絵本のような温かみのある世界
手書きのように書き込まれた、美しくも少し不気味な背景やキャラ達が、画面中をいきいきと動き回ります。特にメインキャラの姫と王子がかわいらしいです。低い頭身で描かれたふたりの飛んだり歩いたり驚いたり、その一挙手一投足がとても愛らしいのです。
ストーリーは全編、声優の近藤玲奈さんによる朗読で展開します。まるで昔話や童話の朗読のように、静かでやさしい語り口で、温かみのある世界が紡がれていきます。

・パズル要素の多いアクションパート
プレイヤーは狼(姫)を操作し、自分ひとりでは歩くこともできない王子を手引きしながら、ゴールを目指します。クリアするためには、敵を攻撃できる狼状態と、攻撃はできないが王子の手を引くことが出来る姫状態を使い分ける必要があります。
また一見役に立たなそうにみえる王子ですが、姫の指示に従って前に進み仕掛けを作動させたり、狼が怖がって触れることのできない火に近づくことが出来たり、王子にしかできないアクションもあります。このふたりの特性をうまく活用し、ステージクリアを目指すのが本作の醍醐味なのです。
ステージは先に進めば進むほど仕掛けや罠が複雑になり、非常に頭を使うでしょう。反面、難しいアクション操作を要求される場面はほとんどなく、どんな人でもひらめきがあれば攻略が可能なゲームバランスになっています。
また、ステージ中には花びら、花畑などの直接クリアには関係ない収集要素もあり、これらを集めると設定資料がみられるギャラリーや魔女のバックボーンがわかるサブストーリーが開放されます。ちょっとした寄り道の先にこういったアイテムが隠されていることもあり、やり込みがいがあります。

〇このゲームの悪い所
・プレイ時間は短い
本作最大の問題点です。ゲーム全体で長くても6時間あればクリアできてしまう程に、ボリュームは少ないです。収集要素を含めても1~2時間ほどしかプレイ時間は伸びないでしょう。長すぎると物語がダレるかもしれないので、しょうがないのかもしれません。しかし、コンシューマ版の定価が7000円弱であることを考えると、費用対効果の面では決して無視はできない問題でしょう。
iOS/Android版は定価が2000円弱に抑えられているので、気になる人はこちらでプレイしてみてはいかがでしょうか?

・アクション部分はもっさり
静かな世界観に合わせて攻撃音は控えめで、キャラの動きは全体的にゆったりしています。そのため、全体的に動きがもっさりしている印象を受けてしまいます。爽快感あるアクションには程遠いです。

・後半はいじわるな仕掛けや初見殺しが多くなってくる
前述したように、アクション面において高度な操作を要求されることはありません。頭を使えばだれでもクリアできる難易度になっています。そのため、ゲームの難易度を上げるためか、後半ステージになると初見ではまず突破不可能な仕掛けが増えてきます。例えば
「先の見えない落とし穴を飛び越えた先に敵が配置されていて、知らないと攻撃を受けて死亡」
「先の見えない崖の下に落ちてみるとキノコ(ジャンプ台)が設置してあり、回避する間もなく弾き飛ばされて死亡(姫と王子は一定の高さから落ちると死んでしまう)」
等々、プレイしていていじわるだなぁと感じる箇所が増えてきます。

〇まとめ
細かく描き込まれた絵本のような世界の中で、姫と王子の不思議な冒険を体験できる唯一無二のゲームだと思います。アクション部分の作りこみはいささか問題を感じましたが、決してクリア不可能ではないです。じっくり考え、複雑な仕掛けをクリアした時は、脳トレに近い達成感を味わうことが出来ます。
短いプレイ時間の中にギュッと濃縮された、切なくも心温まる童話のような世界、あなたも体験してはいかがですか?

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ
10

映画アイルトン・セナ~音速の彼方へについて

アイルトン・セナは1960年、ブラジルの裕福な家庭ミルトン・ダ・シルバの長男としてサンパウロで生まれます。4歳の時に父親から与えられたゴーカートに乗り、すぐにレースに夢中になります。天才的なドライビングセンスを持つセナは、若干24歳でトールマンからF1デビューを果たし雨のモナコGPであわや優勝するところでした。翌年からは名門ロータス、マクラーレン、ウィリアムズを渡り歩き、年間タイトルを3度獲得します。1994年サンマリノGPで衝撃的な事故死を遂げた、セナの34年の生涯をレース映像やプライベート映像を交えながら振り返る。宿命のライバル、アラン・プロストとの確執やFIA(国際自動車連盟)会長ジャンマリー・バレストルの政治的圧力に苦悩する日々を本人へのインタビューやチーム関係者、家族などの証言をもとに明らかにしていきます。プロストによると、この映画は忠実ではないという意見もあります。セナとプロストは確執があると言われながらも時々連絡を取っていたようです。1994年サンマリノで、セナがフリー走行時解説席にいたプロストに向かって「アラン君が居ないと寂しいよ」と言うメッセージを送っています。プロストあってのセナであり、セナあってのプロストでした。当時セナのファンで、この映画を観ていない方には是非観て頂きたい映画です。

iri
9

iriの世界観はおしゃれ

最近流行りはじめてきたiri(イリと読みます)。彼女はデビュー前はバーで歌っていたそうです。そのこともあり、なんだか夜に間接照明の中ゆっくり聴きたくなるようなものが多いです。お酒を飲みながらでもいいですし、お布団に入りながらでもいいです。ビジュアルも女性としてはかっこよく、声も低めで心まで響く感じです。そして流暢な英語はこちらも勉強してカラオケで歌いたくなるほどです。
そんなiriというアーティストに出会ったのは退勤後の車の中でのラジオです。その日はいつもより遅く、20時頃だったはずです。ちょうど繁華街を抜けた暗くもないし明るくもないところで信号待ちをしていたら紹介されました。もともとジャズ系の曲は好きでしたのでなんとなくイントロがよく聴き入ってしまいました。その曲は「ナイトグルーヴ」という曲でした。4分ほどの時間がなんとも気持ちよく、家に帰ってから調べて、さっそくGoogle Playで買いました。そこから「24-25」であったり「会いたいわ」であったり、「blue hour」といった様々なものも聞きました。いまではデートでは必ず車の中で流し、好評を得ています。一人でしっぽり聞きたい方もおすすめです。ぜひプレイリスト作成してみてください。

ヴァンパイアセイヴァー
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カプコンの名作人外格闘ゲーム続編

吸血鬼やサキュバス、猫女や狼男、ゾンビに魚人、亡霊にファラオに、それらを狩らんとする人間などが戦う人外格闘ゲームです。
前作である「ヴァンパイアハンター」に、魂を徴収する悪魔「ジェダ」、モリガンの力の一部が姿をなしたサキュバス「リリス」、人外を狩ることで金を稼ぐ「バレッタ」、人型蜂の「キュービィ」が新規キャラクターとして参戦。
タイトルのセイヴァーとは救世主、救済者という意味ですが、これは今作で彼らが戦うきっかけを作り出して、全てのバトルが終了した後にボスとして登場し「血と魂の返済を求める」と意味ありげなことをいうジェダのことを指しているのか?それとも、モリガンとエンディングで再び融合できるリリスのストーリー自体を表しているのかな?とも思いますが、よくわかりません。ファンブックなどで語られているのかも。

通常攻撃から特定の通常攻撃がつながるチェーンコンボシステム、相手と距離を離すアドバシングガード、ガード硬直をキャンセルして必殺技を発動するガードキャンセル、フィールドを自らの得意空間に変化させるダークフォース、ダウン中の相手に攻撃する追い討ち、ゲージが満タンの時のみ発動するSP必殺技、通常必殺技と追い討ちをゲージ消費で強化するES必殺技、ES追い討ち、被ダメージ時に一定量残る回復可能ダメージ、ラウンドを持ち越す体力など、ヴァンパイアシリーズを象徴するシステムが多く採用されています。
スピーディーかつ駆け引きとコンボが重要なバトルを、個性の強いキャラクターたちで行い、聞いていて気持ちのいいSEやボイスが心地いいゲームです。