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Tachi55

Tachi55のレビュー・評価・感想

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
9

転生したらスライムだった件というアニメとは

このアニメは、現世で暮らしていたサラリーマンが通り魔に遭い刺殺され、神様によって他の世界に飛ばされスライムとして転生するというお話です。ライトノベルや漫画、アニメなどで人間に転生するというストーリが流行っていますが、このアニメは、人間ではなくスライムに転生するというお話になっています。その世界はスライムという種が最弱の生物でした。そのような生物に生まれてしまった主人公は何度も何度も殺されそうになるが、最初の友人である竜と会います。その世界では竜は最強の種と呼ばれておりましたが、封印されており動くことも飛ぶこともできませんでした。その竜はお話が出来、スライムである主人公が転生者ということを理解してくれました。そこからは、スライムが竜を助けるという条件でスライムの中に入りました。スライムの中に入ったことにより、スライムは最弱の種ではなくなりました。そこから旅をし森にいる魔獣を手名付け、町を作ることにしました。主人公は自分が生きてきた世界の技術を活かしその町に取り入れることにしました。その町は徐々に発達していき他の魔獣達がスライムの町に住むようになり、魔獣達を率いるようになりました。隣の国や町などから警戒されるような町となり、スライムの掟である人間は殺さない、人間と共存するといった掟を作りました。結果、スライムが率いる魔獣の町と人間が率いる隣の国が協定を組み世界を平和にしていくというアニメとなっております。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- / るろ剣 / Samurai X / Rurouni Kenshin
8

「るろ剣」雪代縁について

今回は「るろうに剣心」に登場する雪代縁というキャラクターについて説明します。

「るろうに剣心」という漫画は、週刊少年ジャンプにて1994年から1999年まで連載された、和月信宏さんの作品です。
大まかなあらすじとしては、幕末時代人斬り抜刀齊として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心が、明治時代にどう生きていくかという話になります。
様々なキャラクターが出てくる中で、今回焦点を当てるのは雪代縁というキャラクターです。
彼は言ってみれば物語の一番最後に出てくる敵キャラ、詰まる所、ラスボスのようなキャラクターです。
ではどんな人物なのでしょうか。

雪代縁は、主人公・緋村剣心の義理の弟になります。
幕末時代剣心と結婚した雪代巴の弟にあたり、姉を剣心に惨殺されたことから剣心を酷く憎んでいます。
剣心を如何に苦しめるかということに執着しており、そのために力をつけていきます。
倭刀術という剣術を操り、剣心と互角以上の戦いを繰り広げ、なんと一回は完全に勝利します。
そして準備していた策により、一度は剣心を失意のどん底に落とすことに成功します。

その後復活を遂げた剣心に敗れはするものの、ラスボスらしい戦いを繰り広げます。
お姉さん第一主義であり、すべては死んでしまった姉の笑顔を自分の中に取り戻すという理由のもと行動しています。
また幼いころに姉が死ぬところを目撃したために、姉と同年代の女性は殺せないといったトラウマも抱えています。
かなりねじ曲がったキャラクターとして出てきますが剣心の根っこの部分と向き合っていく物語の敵という魅力的なキャラクターになっています。

竜とそばかすの姫
10

音楽も最高に美しく、ストーリーの伏線回収も綺麗!

何よりもまず、劇中冒頭の音楽がとても印象的でした。アルバムチャートで首位になったり、音響上映が決定するなど、とてもこだわりのある音楽であることがよく分かりました。ストーリーだけでなく劇中音楽にもよく意識を向けて鑑賞することをおすすめします。
作品の世界観が複雑過ぎると、疑問にずっと引っ掛かってしまうことが多いのですが、この作品は前提となる世界設定は大きいですがとてもシンプルで分かりやすく、展開するストーリーが入ってきやすかったです。
また、Uの世界では終始「竜」は誰なのか、どんな環境で生活しているのかについてとても想像を掻き立てられ、伏線回収でもスッキリするストーリーとなっていました。恐らく良い環境にはいない「竜」を、なんとか救い出そうとする勇敢な主人公に感情移入できるし、またシーンとしては短いですが、現実の片思いを描く場面では主人公の可愛らしい一面もあり応援したくなるような作品でした。
Uというデジタル社会と現実とで、別人として生きようとした主人公が最終的にはどちらも「同じ人物」として堂々と生きることを決意したことで、本当の自分を見つけ出し、またその自分を受け入れることができたのでメッセージ性の強い作品であると感じました。

ウォール街(映画)
10

ウォール街で働く若手証券マンの栄光と挫折

これからビジネスを志す人達にはぜひ見てもらいたい映画である。中小証券会社に勤めるバド・フォックスは著名な投資家ゴードン・ゲッコーにかけた1本の電話から、アポを取り付ける。ゲッコーは言う。私にとっては数多くかかってくる電話の1本に過ぎないが、君にとっては数少ないチャンスだ。面談してゲッコーはインサイダー取引の情報要員の誘いをかける。初めは気が進まないバドだが、しぶしぶ誘いを受け活動し始める。ゲッコーとも頻繁に会って会食やスポーツジムで汗を流すようになる。一回りも二回りも違うゲッコーは若いバドに頭脳でも体力でも足元にも寄せ付けない。バドは驚きながらだんだんゲッコーに惹かれてゆく。バドの情報によってゲッコーは次々と利益を上げ、バドの収入もうなぎのぼりに上がっていく。仕事、利益を上げることが面白くなりマンハッタンの高級マンション、美人の彼女、潤沢な報酬、欲しいものが次々手に入りWHO AM I?(俺は誰だ?)というくらい舞い上がってしまう。そんな時父親の会社の再建がバドの仕事の案件に上る。何がゲッコーを大物にしているのか、彼の本質は欲だ。やはり会社でコツコツと何十年も務めてきた人の目はごまかせない。ゲッコーの提案に乗らず会社を再建しようとする。その人の生きてきた信条や信念がその人の人生を作る。どんな偉大な師でも弟子は最後には自分の力で生きようとするものだ。自分の成功が全て他人の手の内で踊らされていたと気づいたとき人間は自分の足で立とうとする。彼女に別れを告げたバドの気持ちがよくわかる。デカルトだ。われ思うゆえにわれあり。因果応報、これまで不正で稼いできたバドの業績は、証券取引委員会による証券取引法違反で逮捕という結末をたどることになる。どんなに業績を上げても商売道徳を守らないインサイダー取引で稼いだ実績は砂の城である。ゲッコーの思惑に気づきゲッコーに逆らって父親の会社を守ったまでは良かったが、その行為により逮捕、証券マンとしてのキャリアを絶たれてしまうきついフィナーレが待っていた。

BLEACH / ブリーチ
10

『BLEACH』は芸術品

週刊少年ジャンプにて15年間連載され、累計発行部数1億2000万部を誇る大人気漫画『BLEACH』。
私は10年以上繰り返し読み続けているファンですが、未だにこの作品の凄さに圧倒されます。
ただ、こういったバトル漫画というのは展開が一度分かれば、二度目からは大した驚きもないため繰り返し読むことがあまりないというのがよくあるケースです。僕もこれまで2000冊近く漫画を読んできたのでそれは確信して言えます。
しかし、『BLEACH』はそれらとは違い、読めば読むほど魅力が分かってくる、そう断言できます。それはなぜか。
作者のセンスに読者が一度では追いつけないからです。
作品とは、一つの芸術だともいいますが、まさしくその表現が最もあてはまるのがこの作品だと思います。たとえば、絵の魅力を分からない子供が、美術館へ行っても何も楽しくないでしょう。
私にとって『BLEACH』には同じことが言えました。もちろん、初めて読んだ時も十分楽しめました。だからこそこの作品はこれだけ多くの者に愛されたのだとも思います。
ただ、この作品の魅力を100%理解できているのだろうかと私は疑問に思い、時々悲しくなります。
断言しますが、この作品は一度読んだだけでは、魅力を完全に理解することはできません。それほどまでにこの作品は深いです。
なのでもう一度読んでと、私は友人にはいつも言ってしまいます。