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Shirou

Shirouのレビュー・評価・感想 (2/2)

ブラッククローバー / Black Clover / ブラクロ
8

初期設定はありふれているが、その普遍さを上回る爽快感!

魔法が使える世界で、魔法の素養が一切ないと言われる孤児の主人公ですが、最高の魔法の使い手とされる「魔法帝」へなる夢を諦めず、彼は鍛錬を重ねてきました。そして、黒い魔導書が彼に与えたのは、全ての魔法を無効化する「反魔法」を宿す古びた剣……これを手にしたときから彼の、言うなれば下克上な物語がスタートします。
実力ある魔法使いが強力な魔法を披露する中、長年鍛え上げた身体能力を活かし、反撃の隙を与えないほどの速度で敵を一撃!迫りくる強力かつ広範囲な魔法への切り札として活躍する主人公!彼が一息に敵を圧倒する様は何度見ても爽やかな満足感を与えてくれます。そしてなにより忘れてはいけないのは、彼の「諦めない意志」。反魔法という、魔法がすべての世界においてある種絶対的な力を持つ彼ですが、それでもかなわない強敵というものは存在します。この魔法を手にする前も、彼は熟練の魔法使いに命を奪われる寸前でした。しかし、そんな主人公の元に現れたのは、彼の陰の努力を唯一知る幼馴染の親友。彼の一言に、一度はあきらめかけた主人公も、決してあきらめない自分を思い出し、再び魔法使いへ立ち向かいます。主人公の彼はのちにこう言います。「諦めかけたのはあの時の1回だけだ!」と。どこまでもあきらめず愚直に敵に向かう姿、口癖の「まだだ……!」と言う言葉がつぶやかれるたびに、自分自身も思わず「行け!」と言ってしまいたくなります。そんな、昨今珍しい存在かもしれない熱血主人公の活躍する、ブラッククローバー、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

小比類巻かほる
10

美人なのに歌がうまくてかっこいいシンガー小比類巻かほるさん。

小比類巻かほるさんは1985年から現在に至るまでの長い間にわたって大活躍し続けている女性シンガーです。「City Hunter〜愛よ消えないで〜」や「Hold On Me」、「TOGETHER」などが代表的な曲です。
小比類巻かほるさんの特徴としては、抜群の歌唱力を持っており、特に英語の発音などもものすごくきれいです。外見的にはかなりの美人なのですが、その服装や魂を込めた歌い方などでかっこいいと感じさせてくれます。しっとりと聴かせるバラードももちろんありますが、R&B、ゴスペルなど洋楽のテイストを取り入れた曲とパワフルなボーカルがいいです。最近では彼女のような人気、実力、外見と全て兼ね備えた女性シンガーは出てきていません。
上記の大ヒット曲以外にも「Never Say Good-Bye」、「両手いっぱいのジョニー」、「TONIGHT」などの曲もものすごくいいです。特に「TOGETHER」などはTDKのCMソングにもなった名曲で、カセットテープが主流であった時代を懐かしむこともできます。
とにかく歌唱力が抜群なので、どの曲もハズレという曲がないのがこのい小比類巻かほるさんのすごいところです。

ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite
10

主人公が最高です。

この作品の設定は、よくできていると思います。物語のジャンルは学園バトルかなと。
学園の定期的行う試験のルール、校則などはクラスごと戦い、争いあうように出来ております。
本当に高校生徒全員が年相応とは思えない、優秀な能力の持ち主!学力、運動、嘘、暴力、心理、理論などなど様々な方法を登場人物たちは上手く駆使し、ポイントを勝ち取る。何とも、新しいようなラノベだと思います。
自分は小説、アニメどちらもみました!それぐらいの価値はあります。
ネタバレになってしまいますが、主人公である綾小路 清隆は、だいたいはなんでもできるパーフェクト人間です。完全になんでもかんでも出来るわけではないのですが、学力、運動などはおそらく学園内最強です。それ以外にもケンカも強いです。ですが、彼は自分自身の能力を表に出さずに、裏で行動するタイプ。まさか、主人公がオレ強設定だとは思いませんでした。
そして個性豊かなキャラクター達。非常面白いです。
アニメの時間軸ではまだ先の話なのですが、小説7巻でC組の武闘派達を物理で無双する主人公の描写はなんど読み返しても最高です。主人公一人に対して、向こうは複数人なのに見事に勝利したなと思いました。これからも読み続けます!

君の名は。 / Your Name.
8

よくできたストーリー展開

テレビのニュース番組で、新海誠監督の作画へのこだわりについてのインタビューや、舞台となった場所のマニアによる「聖地巡り」の話題を見て気になり、つい映画館にまで足を運びました。
映像は美しいし、物語の世界観にハマってしまうと映画の聖地を巡りたくなるわな、というくらい後を引く作品です。
高校生の男女の体が入れ替わる現象から始まる序盤は、昔々そんな映画あったなー、「転校生」? タイムリープっぽい仕掛けは「時をかける少女」?「ドラえもん」? 似たモチーフの作品を思い起こしつつ観ていくうち、 急ピッチでどんどん壮大な展開になり、ぐいぐい物語に引き込まれ、色んな伏線も明らかになります。
クライマックスでは主人公2人の切ない思いに感情移入し、ラストは清々しい余韻を残しつつRADWIMPSの前前前世に浸る…。最初ぼーっと見ていると、疾走感溢れる終盤にかけては置いてけぼりにされかねない、意外とつじつまを考えながら観ていないと混乱してしまう、そんな107分です。
でも、東京と飛騨の美しい風景のそこかしこに青春の瑞々しさが溢れ、なぜか自分の高校時代を懐かしんでしまう。登場人物のキャラ設定もそれぞれ魅力的で、少女マンガ好きにも少年マンガ好きにも楽しめる作品です。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
9

近くの映画館でブロードウェイを体感

本当にすばらしい作品です。ブロードウェイに行かずしてブロードウェイを体感できる。ワクワクや感動がたくさん詰まっています。映像の見せ方、ストーリー、演出、そして何より劇中歌が素晴らしいです。どの曲も歌詞が良く、とても感動しました。
キャストの歌・ダンスもクオリティが高く、ひとつのショーとして完璧だと思います。ショー・パフォーマンスの部分だけではなく、ストーリーの中で人を大切に想うことがいかに重要であるか、家族愛・友情・本当の成功とは何か、教えられました。
劇中歌「This is me」は、歌詞の内容だけではなく、キャストの活き活きしたパフォーマンスにすごく励まされます。
私のお気に入りのシーンは、終盤になりますが、主人公のP.T.バーナムが、成功とは何か、何のために頑張っていたかを再認識した後、主人公の妻と愛娘たちを迎えに行くシーン。象にのって現れる主人公を笑顔で駆け寄る妻と愛娘たち。その様子にこちらも笑みがこぼれます。家族に喜んで貰いたいから象に乗って現れた主人公に対して、家族への愛情を主人公なりに表現しているように感じました。人を喜ばすこと、人を大切にすること等、ショーマンだからこそ大切にしなくてはいけないというわけではなく、自分自身にとっても非常に大切なことを気付かせてくれる映画でした。

仮面ライダー1号 / Kamen Rider 1
7

仮面ライダーシリーズの原点の楽しみ

『仮面ライダー』シリーズ開始から45年を迎えたことを祈念して創られた映画作品で、1971年に『仮面ライダー』で主演した藤岡弘、さんが本郷猛を演じることで話題になりました。当時テレビ朝日系列で放送されていた『仮面ライダーゴースト』とのコラボレーションのような作品にもなっています。
悪の組織ショッカーと、そこから離反した幹部たちによって結成されたノバショッカー、ライダー達の三つ巴の戦いが繰り広げられていきます。
おすすめできるのは、バトルシーンが緊迫感があることです。「レジェンドライダー魂」というアイテムを使用した戦いではCGが多用されている一方で、肉弾戦の魅力も味わえます。
ノバショッカーの改造人間であるウルガ、バッファルと、1号・ゴースト・スペクターの3人のライダーが戦う最終決戦は一進一退の攻防が繰り広げられており、観ていて飽きません。
俳優陣の演技では、主演の藤岡弘、さんはもちろんのこと、急逝された大杉漣さん演じる地獄大使がかなり恰好いいです。「地球は俺の獲物、それを汚そうとするノバショッカーを許すわけにはいかん!」などのセリフには迫力があります。本郷と地獄大使との、敵味方ではありつつもお互いを認め合っている関係性が、大人にとっても見どころがあります。

メタルギア ライジング リベンジェンス / METAL GEAR RISING REVENGEANCE / MGR
8

スタイリッシュアクション

本タイトルはメタルギアシリーズですが、今までの作品とはかなり異なるゲームジャンルです。
従来のメタルギアシリーズはステルスアクションの代名詞でもあり、そこが売りでもありました。
しかしメタルギアライジングはスタイリッシュアクションゲームであり、今までのメタルギアのように、「どこに隠れようか」「どう回避しようか」を考えるゲームではありません。
ステルス要素がないわけではありませんが、ゲームステージ自体もそれを考慮していないため見つかる前提です、というか真正面から突っ込みます。でも、それが最高に気持ちいいです。
私はスタイリッシュアクションゲームをしたことがなかったので、いいゲームはないか探していたところでメタルギアライジングを見つけました。
メタルギアシリーズが好きだったこともあり、従来のメタルギアとは異なるゲーム性だと認識した上で購入し、いざプレイしてみると期待以上でした。
スタイリッシュアクション未経験の私にとって敵を圧倒的強さで倒していく爽快感とBGM、画面演出はすごい衝撃でした。
特にボス戦のBGM演出は素晴らしく、そこを見たいがために何周もプレイしています。
このゲームの評価の別れる理由は従来のメタルギアとは異なるという認識を持っているかいないかの差だと思います。期待するものを得られなかった人が低い評価をつけるのでしょう。私は期待以上に楽しめました。