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SNW2017

SNW2017のレビュー・評価・感想

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
10

子供から大人まで楽しめるクレヨンしんちゃんの映画!!

おふざけ満載なのに泣ける、かすかべ防衛隊の友情物語!!
今回の映画は、今まで以上にしんちゃんたちの強い絆を感じられるものとなっています!
主にしんちゃんとかざまくんの友情がメインですが、この格差社会をテーマにしたような作品でもあります。
エリートかノンエリート、どちらの生き方が幸せと言えるのか。
常に監視され、楽しみや笑顔を無くしてまでエリートである必要があるのか。
そして、落ちこぼれのノンエリートたちには本当に明るい未来はないのか。
みんなでエリートの道を進みたいと願うかざま君と、とにかくみんなで楽しく生きていこうと爛漫なしんちゃん。
2人の心は違えど友情の深さは同じなのに、お互いの気持ちがすれ違い、喧嘩になってしまいます。
落ち込むかざま君の心につけ込むブラックな大人の汚さや身勝手さには、今の世の中のリアルな大人を見ているような気にもさせられますね。
これからの社会や子供たちの生き方を、大人がじっくり考えさせられる内容となっております。
しんちゃんといえばもちろん、いつも通りのおふざけでお下品なネーミングや発言での爆笑も有りつつ、友情や愛情、奥の深い内容に涙ありの、家族で最高に楽しめる映画となっております!!

孤狼の血
8

正義のやり方

なかなか面白い。
どんな手でも使う刑事と、正義感を強く持った新米刑事。
2人のやり方の対極がうまく表現されてたし、どっちのやり方もわかる…だからこそ難しいと思うような作品。
暴力団の抗争を制圧するには従来の警察のやり方だけでは太刀打ちできない。
多少やり過ぎな行為をしてでもやらないと勝てない。
そのために暴力団に片足を突っ込み体を張って任務を全うする。
最初はヤバい刑事で新米刑事のやり方が正しいし、火をつけた時はやり過ぎだろ…。って思ったけど(今でも思うけど…)彼なりの正義感を持ってやってて最後それを分かった時は、カッコよく見えたし、こういう人がいないと警察は成り立たないのかなぁとか思ったりした。
そして役所広司さんの迫真の演技…最高。

最初はちゃんとしたやり方でやってない大上(役所広司)のやり方に不満を持ち、次第に上層部やマスコミにこの事を暴露し裁こうとした日岡(松坂桃李)。
それだけじゃこうした相手と戦う事はできないんだなぁ…。
大上の真意を知った後の松坂桃李の演技も最高。
特に豚小屋で暴力団関係者を殴るシーンはこれまでにないくらい怖くて、松坂桃李の無表情怖っ!って思ってた 笑
大上を殺したことへの怒りと何もできない自分が入り混じっていように見えた。

○○組とか○○さんがとかちょっとごっちゃになったけど、面白いので必見の映画。

吉田山田
9

聞いても見ても元気がでる2人

落ち込んだ時、やる気を出したい時に聞きたいミュージシャンです。
今の素直な自分でいいんだ、自分の気持ちを大事にしていいんだって思わせてくれる曲が多いです。
ある会社に勤めていた時、拘束時間も多く、社内でのストレスも多く、メンタルが参っていた時にこのアーティストの曲を聞いて乗り越えてきました。転職を決めた時も、背中を押してもらいました。歌詞はありふれた言葉、王道な言葉を使うことも多く、綺麗事だと受け取れなくもないのですが、そんな青臭さも曲と声にパワーがあるので素直になる大切さを感じます。今の生活や自分の気持ちに無理をしている、窮屈に思っている人に是非聞いて欲しいです。
また、このアーティストの魅力は曲だけでなく、メンバーの2人がお互いを大切に思っており見ていてとても幸せな、安心する気持ちにさせてくれます。ライブは特にオススメです。
人に伝えること、音楽で人を幸せにすることを大切にしていて、ライブでは参加型のパフォーマンスも多く、アーティストとファンがお互いに楽しめるよう考えてくれているのがよく伝わります。私は笑うためにライブに行っているようなところもあります。
気取ったところがなく親しみやすい人柄と、気持ちを前向きにさせてくれる曲が、吉田山田というアーティストの最大の魅力だと感じます。

暁のヨナ / Yona of the Dawn
10

キャラクターの個性溢れる作品

開始直後は主人公である世間知らずのお姫さまの恋愛物語。しかしすぐにそれは一転する。
主人公ヨナは、父親である国王を目の前で暗殺され城を逃げ出した。国王を暗殺したのはヨナが恋心を抱いていた従兄弟。従者である男性のハクに守られて命からがら城から逃げ出したヨナだったが、信じていた人の裏切りと父親の死で途方に暮れる。
逃げ続ける2人は道中で追手がかかり、争いに。ヨナを守ろうとしたハクと共に、2人は崖下へ転落。そこで奇跡的に出会った少年と、神官を名乗る男性の話を聞き、ハクとヨナは仲間探しを開始する。

道中で様々な人と出会い、城の中では知り得なかった国の現状を目の当たりにしながら、ヨナが徐々に成長していく。その姿に感動を覚える。
話が進むごとに増えていく仲間も、それぞれ抱えているものがあり、それを背負いながら生きていく力強さがある。
ヨナに想いを寄せながらも気持ちを隠し続けるハクと、自分の父親を殺した従兄弟への想いを引きずるヨナ。
仲間に背中を預けられる安心感や、人々を守りたいという強い気持ちが見られる、とても楽しい作品だと思う。キャラクター一人一人をとても丁寧に描写していて、主人公だけではない様々な人物の視点から状況を垣間見ることができる作品になっている。

信長の野望・覇王伝
7

歴史好きにはオススメのシュミレーションゲーム

本作は信長の野望シリーズの中でも、攻守のバランスに優れているゲームだと思います。
内政を充実させてから戦略を練ることも良いし、武力重視でアクティブに攻略することもできます。
ゲームを進めていくと道中に時代イベントが起きるので、歴史ファンにとってはハマる要素たっぷり。
プレーヤーは好きな大名家を選べるので、やり込み要素がありますよ。
やはり、どうしても有力な武将に優位が働いてしまいますが、ゲームに慣れてくると弱小大名家でも天下統一が果たせるようになります。
学生時代の友達で歴史好きが居ますが、戦国時代から蝦夷地を本拠としていた弱小大名家で全国統一を果たせたのには驚きました。
全国の半分以上を占拠すると作業ゲーになってしまう欠点はありますが、その当時としてはやり込み要素のあるゲーム性だなと改めて実感しています。
ゲームを進める時に重要なのは資金力ですね。
資金が少ないと兵も雇えないので、攻略にも難儀するでしょう。
本作品はスーパーファミコンのソフトとしてリリースされましたが、時代が令和になっても流通しているヒット作です。
難易度も丁度良いので途中で挫折してしまうこともあまりありません。
やはり、ドラクエをはじめとしたRPGと同じように、シュミレーションゲームをクリアした時の達成感も引けを取らないものがありますよ。

Re:ゼロから始める異世界生活 / リゼロ / Re:Zero
9

苛立つけど、自分を見つめなおす漫画

ある日突然、異世界に召喚された夏樹スバル。
出会ったハーフエルフのエミリアに助けられ一目ぼれしたスバルは、恩返しのために彼女が探していた『徽章』を一緒に探す。
あと少しで、『徽章』を手に入れれると思ったところで、スバルに待っていたのは死だった。
しかし、死んだはずのスバルは、気づけば異世界に召喚された時点に戻っていた。
スバルは異世界で『死に戻り』をする能力を手にしたのだった。
物語のメインは、スバルが『死に戻り』を繰り返しながら、仲間たちと力を合わせて、未来を作っていくもの。
この夏樹スバルという男、他人思いなところもあるが、発想が基本的には自己中心的。
アニメの主人公という目線で見ると、その選択をするのか?そんな行動をとるのか?と思ったり、スバルの言動があまりにも稚拙で苛立つことも少なくない。
しかし彼が仲間と未来を作っていく姿を見ながら、自分を見つめなおすきっかけとなるアニメ。
そうか、自分は社会で様々な気遣いをしながら仕事をしているが、本心として人間は自己中心的で、幼稚で、だけども仲間が大事で仲間と一緒に前に進もうとするものなんだと。
恋愛においても同じで、自分の気持ちに素直になることは決して間違っていないと教えてくれるアニメ。

バッド・ママ
8

スカッとするコメディ!

絶対的リーダーのPTA会長と闘う3人の破天荒ママの話です。
主人公の仲間の2人のママはとにかく個性派で、正に破天荒と言った感じ。スピーディで勢いがあり、あっという間に終わってしまう感じてした。また、笑えるシーンもたくさんあり、眠くなる暇なんてありません。私は、夫と観たのですが、全く乗り気でなかった夫も大笑いしながら、観ておりました。
子供達のママとして、1人の女性として奮闘する主人公に共感する場面や感動するシーンももちろんあります。お母さんて大変だなと思います。あまり深い話ではないので、なんとなく暇な時や疲れた日の夜とかに観ると元気がもらえると思います。特にスーパーのシーンは爆笑必至です。
エンドロールも見逃せません。役者と実際のお母さんとの対談があります。とても自然な会話でなんだかほっこりします。映画本編もエンドロールも含めて、母は偉大だなと実感させられます。下ネタが理解できる歳になった子供に見せたら、お母さんありがとう、と言いたくなるような作品ですね。母の日の前とかに定期的に見たいです。そして、バッドママ達のように、強く愛のある母になりたいと思ってしまいました。すごく面白かったので、続編も見たいです。

喧嘩番長 乙女
9

一風変わった恋愛ゲーム

PSVitaソフトとして登場している『喧嘩番長乙女』をおすすめします。本作品は、アクションアドベンチャーゲーム「喧嘩番長」シリーズの番外編です。内容は、女性向けソフトで恋愛アドベンチャーゲームです。キャッチコピーは「そろそろ拳で愛を語ろうか」です。
普通の女性向け恋愛ゲームと違うのは、そのキャッチコピー通り、恋愛対象の男性を主人公の可愛い女の子がぶん殴ります。恋愛対象以外もぶん殴りますが、最終的に恋愛対象をぶん殴らないと基本的にエンディングを迎えられません。
主人公は、県下一のヤンキー学校にとある理由で通うことになります。そこで恋愛対象の男性たちと出会いますが、親密度を高めると友情ENDか恋愛ENDを迎えます。友情ENDというと残念に聞こえますが、そこが喧嘩番長乙女(略して番乙)の素晴らしいところで、流石はヤンキーもの。ある意味古き良きヤンキー漫画を読んでいる気分になります。河川敷での殴り合い、仲間同士の殴り合い、時にはヤンキー同士を通り越しヤクザとの抗争を行ない、戦いの末熱い友情で結ばれます。そんな熱い展開は、全然残念なENDではなく、友情ENDでも、もちろんドキドキ出来る恋愛ENDでもどちらの展開でもとても満足感を得られます。そんな今までの女性向け恋愛ゲームとは一風変わった「喧嘩番長乙女」は、もしかしたら男性でも楽しめるゲームかもしれません。是非沢山の方にプレイしていただきたいです。

シーマン
10

会話を楽しむ育成ゲーム

シーマンはPC版、ドリームキャスト(以下ドリキャス)版、プレイステーション2(以下PS2)版と様々な媒体で発売されており、内容もそれぞれで若干異なるようだ。ゆえに、世代によってシーマンと聞いても思い浮かぶもが人によって異なることだろう。
シーマンというのは、人の顔を持ち、体は魚あるいはカエルなどの体を持つ人面生物です。人と同じ言語を話し、雌雄同体であり雄と雌はとくにはないが、作品中に女顔のシーマンが登場するシーンもある。さらに、シーマンは自分の子孫に自分の知識を遺伝させることにより膨大な知識量を持っているとても不思議な生命体である。
シーマンは芋虫や蛾を餌にするが、言語能力を持ち、知識も蓄える生き物なので会話も育成には欠かせない餌のようなものである。そんな不思議な生命体シーマンを育成するゲームである。

ここでレビューするのはPS2版のシーマンである。PS2版には「シーマン~禁断のペット~がぜー博士の実験島」と育成要素がプラスされたり、解説が増えた「シーマン~禁断のペット<完全版>」(以下完全版)がある。初めてプレイする人には、成長過程ごとに解説が入る完全版をお勧めしている。
この育成ゲームはよくあるペットショップで買ってきた動物を育てたりするものではなく、海で野生のシーマンをなつかせて飼育スペースの実験室の水槽に入れないと飼育がスタートしない。どうなつかせるかというと、餌を与えたり、専用マイクコントローラーで話しかけたりしてなつかせなくてはならない、野生のシーマンはとても警戒心が高くなつかせ捕まえるのには時間がかかる。シーマンはデリケートな生き物なので餌槍はもちろん水槽の温度、酸素に気負付けなくてはいけない。適切な育成環境でないとシーマンからのクレームが飛んでくる。最悪の場合は死んでしまう…ので気に掛ける必要がある。このゲームは、時間がPS2の設定時間と同じ時間で進む。ほとんどの人がリアルタイムに合わせているだろう。なので、お世話は毎日やらないと餓死する。なので毎日餌やりと水槽の環境整備、あいさつ程度の会話をする必要がありその手間は実際のペットさながらである。成長するにつれて話す言葉も増え少し生意気に感じるが、手間暇かけて育てたシーマンにはゲームなのに愛情がわいてきて本当のペットのような存在に…。
シーマンはいろんなことを話してくれて、育ててるはずのプレイヤーが「名言キター!」、「人生の先輩だ…。」と感じることも。プレイしてみると育成ゲームであり、哲学ゲームでもあり…なんだか憎たらしいけどなんか憎めないそんなシーマンにペット?友達?のような愛着がわくはず!!とにかくやってよかったなと思えるゲームである。
そしてシーマンには二作目もある。「シーマン2~北京原人育成キッド~」である。その名通り北京原人を育成することができる。ちょっとした神様気分が味わえる作品となっている。ちなみにシーマンはビジネスパートナーとして登場する。「神様になりたい!」、「シーマンって魚やカエルじゃないの?」と思っている方にはぜひプレイして欲しい。

エイリアンVSプレデター
6

2大有名クリーチャー共演のお祭りムービー

2004年に公開されたアメリカ映画でSF映画を代表する人気クリーチャーである「エイリアン」と「プレデター」がクロスオーバーし、タイトル通り両者の対決が見どころとなっている作品です。南極で発見された巨大ピラミットの秘密を解明するため調査に赴いた調査団だったが、そこはプレデターがエイリアンを狩る成人の儀式の場で人間たちはその餌としておびき寄せられてしまい、怪物たちに翻弄されていく内容で、映画「プレデター2」においてもプレデターの拠点にエイリアンらしき頭蓋骨が壁に埋め込まれていた描写があり、両者の繋がりを感じ、また既にアーケードゲームでエイリアンとプレデターの対決を描いたゲームも制作されていた事もあり、正に満を持しての企画といえます。ストーリー面においても人間に文明を教えたのがプレデターというとんでもない設定になってたり、エイリアンを狩るのがプレデター流の成人式で、人間はその為の餌というはて迷惑極まりない成人式だなぁっとツッコみ所もありますが(笑)、戦闘種族であるプレデターにとってはそういう風習があっても不思議ではないでしょう。クライマックスではスカー・プレデターが主人公のレックスにリスペクトを捧げ協力してエイリアンと戦ったり、歴代作品中ゴア描写が最も控えめだったりと各シリーズのファンには賛否両論点が多い本作ですが、どちらかと言えば2大有名クリーチャー共演のお祭りムービーというノリで観たほうが楽しめるかもしれません。

バイオハザード RE:2 / Biohazard RE:2 / Resident Evil 2 (2019 video game)
8

リメイクにして最高傑作

初期のプレイステーションにて発売されたバイオハザード2のフルリメイク作品となっています。
現代風に変更点はあるものの、それが見事にマッチしてかなりの仕上がりとなっています。
また、操作性の悪かった(あえてそれが恐怖を煽り良いとする方もいる)移動で何一つ気にすることもなくクリアすることができました。
ダッシュは左スティックの押し込みがデフォルトですので、FPSに慣れてない方は最初は少し苦労するかもです。
そこが私にとってマイナス点なだけでしたが、すぐに慣れます(笑)
たったこれだけしか私にとってマイナス点がないのです。
初期のバイオハザード2をやったことある方は別ゲーに感じると思いますし、バイオシリーズが初めての方も純粋に恐怖しながら楽しめる作品となっています。
主人公のレオンとクレアがいますが、ストーリーを表と裏が用意されていてストーリー4つ分楽しめてお得感が凄いです(笑)
また、先日無料のDLCが配信されました。
こちらも恐くて私もビクビクしながらプレイしてましたが、人って慣れるものでゾンビがでてきても「あ、はいは~い」って感じで耐性もつきました(笑)
ゲームは好きだけどホラーは苦手って人にもオススメできる、ホラー入門ゲームって感じもしましたので、この機会に是非皆さんプレイしてくださいね!
よきバイオライフを!

ピンポン / Ping Pong
9

それぞれの向き合い方を描いたお話

登場人物4人の卓球への向き合い方を描いた作品。
スポーツ漫画でありながら自分の才能とその壁への向き合い方について、スポーツをやったことのない人でも共感できるストーリーになっています。

卓球の才能という面でまったく異なる登場人物4人が出てきます。最終的には物語の主人公であるペコが勝つ姿が描かれていますが、自分の才能と真正面から向き合っているドラゴンや周囲の才能に劣等感を感じながらも卓球から離れられないアクマ、自らの才能に気づきながらもそれを隠してきたスマイル、それぞれの良さがあり、読んだ方にはきっと登場人物4人の内のどれかに共感を覚えると思います。
最後はペコが勝つ姿が描かれているので何事も楽しむことが一番と思いますが、才能との向き合い方に正解はないと読んでいて感じました。

いわゆるスポコン漫画とは違い、特殊な能力が登場するわけではないので一度読んで衝撃を受けるような作品ではないかもしれません。ですが物語の中で人間味が色濃く描かれており、2回目3回目読むうちに気づいてくるものも多くありました。
仕事やスポーツ、普段生活している中でも劣等感や物事への向き合い方に悩むことは誰でもあると思います。そんな誰でも悩み得ることにヒントをくれるそんなスルメ作品だと思います。

メリー・ポピンズ リターンズ
9

完璧なメリーポピンズ

1960年代に公開された「メリーポピンズ」の復興版です。オリジナルの映画を観てもいなかったし、あらすじも詳しく知らなかったので楽しめるか不安でした。
ディズニー映画、ミュージカル風、ポップな雰囲気に惹かれて観ました。結論としては、期待以上の作品でした。子供向けのストーリーになっているのかと思いきや、作品の中に出てくる歌の歌詞は現代を生きるどの世代の人へも心に響く歌詞になっていたと思います。また、映画の中の子供たちが困っているときにサッと現れて、クールにかつ魔法を使って助けてくれるメリーポピンズが、とても魅力的でした。子供だけでなく、大人も心を奪われてしまうような完璧な女性でした。
また、終盤の、時間を戻す策には驚き、楽しめました。ビッグベンの時計の針を、メリーポピンズが空を飛んで戻す、という策でした。頭の固い大人には思いつかないような、時間の戻し方でした。たしかに、直接、時計の針を戻すのが簡単で理に叶っていると実感させられました。最後のみんなで風船を選ぶシーンも大好きです。本当に心が踊るような、自分の大好きな色の風船を選ぶことが出来た人は、空に飛べるというものです。普段、理性が邪魔をしてワクワクすることを忘れがちです。もっと日常を楽しむことを大切にしようと思える映画でした。

名探偵コナン ゼロの執行人 / Detective Conan: Zero The Enforcer
10

この主役は安室さんですか?いいえコナンくんです。

知らない人はいないであろう名探偵コナン。その映画です。アニメや漫画、子供も大人も男女問わず楽しんでみている作品でしょう。
この映画は、子供向けというより…きっと大人向け。あ、変な意味ではなく。それも20代女性のファンが多い作品です。理由は、こちらの映画に出てくるメインキャラクター安室さん。ある時は喫茶ポアロの店員さん・安室透、またある時は黒の組織・バーボン。そして正体は、警察庁警備監視局企画課・降谷零。この3つの顔を合わせ持つイケメンの安室さんに心を奪われた女性たち。アニメや漫画で好きになったファンだけでなく、この映画で安室さんに恋をした人も多いはずです。私もその中のひとりです。トリプルフェイスだけでなく、車の運転技術に惚れます!ミッション車のギアチェンジする左手がとにかくえろい!これはもう観ないと分かりません!観ましょう!
でもあれですね。子供向けというより…という理由はもうひとつあるんです。話が難しい!警察庁、警視庁、検察庁…え?この違いってなに?少し勉強して映画を見ることをおススメします。
映画はどんどんストーリーが進むので、え?ってなります。小学生が見てもわかるのかな…(笑)ミステリーに慣れてない方や会話劇が苦手な方は少し観づらいかもしれません…。でも想像しなかった展開や、思わぬ犯人、自分で推理しながら映画を楽しめるので一人だけじゃなく、友達やカップルで見ても面白いと思います!

からくりサーカス / Karakuri Circus / Le Cirque de Karakuri
8

人気漫画、待望のアニメ化

誰かを笑わせなければ呼吸困難になってしまう奇病ゾナハ病の鳴海(なるみ)は、サーカスのビラ撒きのバイト中に誘拐されそうになっている少年、勝(まさる)と出会い助けることにする。誘拐犯が列車の中に入ってきて応戦したところ怪我をしても平然としている様子を見て、誘拐しようとしていたのが人間ではなく人形だと知る。勝のピンチに現れた銀色の髪に銀色の目の『しろがね』という女性は、勝が持っていたトランクの中から出した、からくり人形を操り、鳴海達を助けたが油断した隙に勝を誘拐されてしまう。それに気付き助けに行くが敵の罠にはまり鳴海と『しろがね』捕まってしまう。様々な、からくり人形達をかいくぐり、勝は、からくり人形のこと、からくり人形を操る者達のこと、自分の存在意義に疑問を持つ物を見つけてしまう。
からくり人形を操る者、世界中で暗躍をするオートマータ達や、バラ撒かれ続けているゾナハ病を治療するために戦う者達との出会いによって少年の成長や人間の熱い気持ちに動かされる人々を描いたアニメ。エヴァンゲリオンの綾波レイを演じた林原めぐみなど豪華な声優を起用し、細かくて美しい、丁寧に描かれた映像がなめらかでとても綺麗なアニメ。

蘭図
8

タイトルなし

私は小学生のころからヴィジュアル系が好きです。私の周りの人にヴィジュアル系の話をしても好きな人がいないのでいつも一人で音楽などを聴いて楽しんでいます。
昔から人と同じものを好きになったりするのがあまり好きではなく、今もメジャーなヴィジュアル系(XJAPANやlunacyなど)よりもあまり人が聞かないよなマイナーなバンドが好きです。そして最近は待っているヴィジュアル系バンドが【蘭図】です。

蘭図のいい所は、他のバンドにはないような独特の世界観です。人によってはかなり好き嫌いが分かれると思いますが、私はそんな蘭図の世界観が大好きです。他にもメンバーの個性的なファッションや生き方なども大好きなのですが、やっぱり一番好きなのは歌詞です。蘭図のボーカルの業(カルマ)が考える歌詞が自分の心境と似ていたり、私が言いたいこととか思っていることが歌詞と似ていたりして、すごく心惹かれました。私のすごく好きなバンドなのでみんなにもオススメしたのですが、先ほども書いた通りかなり好き嫌いが分かれると思います。でもそれでも蘭図のことを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思いました。私のお勧めする蘭図をきいて少しでも多くの人が元気になったらいいなと思いました。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 / Kaguya-sama: Love is War
9

天才たちの恋愛頭脳戦?最高に頭脳の無駄遣いのポンコツたちの戦い!

将来を期待された秀才たちが集う秀知院学園の生徒会会長と、その副会長である白銀御行と四宮かぐやは、お互いのことが気になりながらも、何事もないまま時間は過ぎてしまう。
二人はプライドが高く全く素直になれない。そんなふたりはいつしか「相手にどうやって告白させるか」ばかりを考えるようになっていく。上手くいきそうでいかない二人をニヤニヤしながら見守るラブコメ漫画です。
初期の頃は会長と四宮かぐやの恋愛頭脳戦がメインとなり、いい意味でお邪魔な書紀の藤原千花の存在が良いアクセントになっています。会計の石神優が加わる頃には恋愛頭脳戦というよりはドタバタコメディ申し訳程度に恋愛要素、のような気がします。
メインの二人の気持ちは一話目から決まっていて、当然そこがゴールになるので、いきなりうまくいく訳はないですし、二人がくっついた後も長々続くような漫画では無いと思うので、新キャラクターたちが増えるたびにすこしずつ恋愛要素が加わっていくのも良いところです。

学生生活の終わりまでに、二人や周りのメンバーの恋愛模様は解決するのか、そしてかぐや様の過去の話はどう描かれるのか、かぐや様は家族との問題に決着をつけることが出来るのか?その辺りが気になる所ですが、実際の所恋愛に対して素晴らしくポンコツな登場人物たちの楽しそうな様子を眺めているだけでも楽しいです(笑)。

あひるの空 / Ahiru no Sora
9

成長と努力の軌跡、そして挫折の物語

週間少年マガジンで連載中のバスケ漫画・あひるの空。
学校の不良と共に仲間を増やし努力を積み重ねる、王道青春スポーツ漫画。

主人公・車谷空は高校進学を機に、母の入院する病院のある神奈川県川崎市の高校へと進学する。インターハイに出場したら会いに行くと母へ宣言するが、部は校内で悪名高い双子によって不良のたまり場となっていた。平均よりも身長の低い空は不良たちに「おまえには無理だ」と馬鹿にされる。それでもバスケットボールをした空は「バスケで勝負しましょう」と持ち掛け、5対1の勝負を制す。悪名高い双子の弟・花園百春は空のシューターとしてのセンスと類まれなる努力を前に魅了され、バスケットボールの経験を思い出し、空と二人で部活を始める。

不良やスポーツのセンス、努力というよくある設定の王道漫画だが、あひるの空は決して努力が報われ夢が叶う物語ではない。青春の中にある努力と成長、そして挫折を描いている。
仲間を集めて順調に力を身に付けある程度の試合ができるようなった空たちだったが、たった一回の敗北から煙草を吸おうとした百春たちのせいで部室が燃え、部は廃部となってしまう。それを同じくして、インターハイに行ったら会いに行くという空と母親との約束は、負けたその日に母親の病死という形で破れてしまう。
努力を重ねた先にある勝利や栄功を「あひるの空」は簡単には描かない。現実と物語としての絶妙なアンバランスで物語は展開される。
シューターとしての母親譲りのセンスを持つ空には、バスケットボール選手として重要な「身長」という最大の武器を持たない。空の唯一の羽であるシューターとしてのセンスも試合ではもがれる。

物語の中は空だけではなく、部員や教師たち、他校の生徒の成長と進歩が描かれている。それぞれが抱える苦悩を一つの試合ごとテーマとなり、苦悩する原因や逃げる過去へと立ち向かうきっかけとなる。
あひるの空には多くの登場人物の苦悩や成長、そして未来を描くが、全てが伏線として回収されることはない。読者に対して未来を想像させる。
また雑誌掲載と単行本で読み方が変わる。漫画は1話の終わりは多くが引きで終わる。特にスポーツ漫画にそういう構成が多い。あひるの空も例外ではないが、単行本ではそれらが極端に少ない。1話ごとの扉絵も極端に少なく、試合の流れをノンストップで読むことができる。
王道漫画にありがちな努力と成長だけではなく、努力の先にある挫折をテーマにした物語。
少年達は挫折のために未来へと歩いて行く。

ドラゴン怒りの鉄拳 / Fist of Fury / The Chinese Connection
5

ブルース・リー主演第二弾

1908年の上海。時局的な面で日本人が現地住民に対して風当たりが強かった時代設定が舞台です。そこで中国人が道場を開いていたのですが、そこの恩師が亡くなり途方に暮れている主人公を演じるのがブルース・リーです。
タイトル通り怒り心頭に発したリーが日本人の道場に一人殴りこみに行き、ヌンチャクを扱ったアクションシーンは見所なのですが、ドラマ部分はやはり香港映画のダメさ加減がニジンでおりヒドいです。こういう演出があるから香港映画は観ないという人もいるのでは。
特にリー自身が前述の日本人道場を探るため、電話工事人に変装するあたりは苦笑してしまいます。ですがこの映画でリーのトレード・マークでもある怪鳥音が初登場します(日本でビデオ化された前作「ドラゴン危機一発」にも怪鳥音が入っていますが、これはビデオソフト会社が勝手につけたものであり、更にいうなら言語もオリジナルは英語なのですが、これまたソフト会社が勝手に広東語に吹き替えたものです)。この映画(他のリーの主演作にもいえることですが)にはアクション・シーンだけが取り柄といえるかもしれません。香港のホラーは個人的にポジティブな印象を受けないので、視聴後は切なくなりますね。

BUMP OF CHICKEN / バンプ・オブ・チキン
10

BUMP OF CHICKENは人生そのもの

BUMP OF CHICKENとの出会いは中学生の時でした。友人たちとカラオケに行った際、友人が歌っていた曲がBUMP OF CHICKENのダンデライオンでした。その後、自分でも天体観測やメーデーを聴き、初めて音楽が楽しいと思えるようになり、BUMP OF CHICKENにはまっていきました。
人生の中で挫折した時や、壁にぶつかった時には必ずBUMP OF CHICKENを聴いてきました。
好きな曲を上げていくとキリがないし、当然決められるものではありません。BUMP OF CHICKENは滅多にテレビなどのメディアには出ることがないので、紅白に出た年はとても嬉しかったことを覚えています。
大阪でのライブにも行きました。人生初ライブがBUMP OF CHICKENで、とても感動することができました。
私のおすすめの曲は、天体観測、メーデー、ダンデライオン、車輪の唄、RAY、やっぱりキリがないですね。これからもBUMP OF CHICKENの活躍を願っています。

ロックマン11 運命の歯車!! / Rockman 11 / Mega Man 11
8

初めてのロックマン。

このゲームは、2018年10月2日に最近発売されたロックマンシリーズ30周年記念作です。自分はロックマンシリーズを今までやったことがありませんでした。ですが、このゲームは初心者の自分でもやりこめそうだと思ったので購入してみました。
最初は初級レベルでやってみました。まずはチュートリアルを読んでからやってみると簡単な操作でロックマンを操縦できました。ただ、ステージをまだ把握してないので途中で行き詰まって進めることが難しかったです。敵にやられても何度もコンテニューができるのでゲームオーバーの心配なく進めることはできます。
ストーリーモードでは、ムービーによって臨場感も出ており物語の筋が掴みやすい仕様です。
初代ロックマンの見た目ですが、極めてシンプルで他の「ロックマンエグゼ」や「流星のロックマン」と比べても雰囲気は全然違います。しかしながら、初代の貫禄といいますか、ごてごてした装飾のないまるっこいフォルムだからこそ、長年愛されてきた理由があるように思います。
ボス戦はおなじみの画面移動のない箱型に閉じ込められたステージで、いかに攻撃を避けつつ倒すかという醍醐味は健在です。そして、今回は倒したボスの能力を身につけることができるので、様々なステージで様々なバトル方法を楽しむことができるようになっています。
このゲームがきっかけで歴代ロックマンシリーズにも興味を持ったので、昔のゲームも買ってプレイしてみたいです。

銀魂 / Gintama
9

シリアスの時は、ちゃんとしている銀さん。

この映画は2010年4月に公開されました。テレビアニメ「銀魂」の人気エピソードを映画化したものなので、オリジナルストーリーではなく、アニメ「紅桜篇」のリメイク版となっていることからタイトルに「新訳」とついています。原作・アニメでは登場しなかった真選組も登場します。

あらすじは、真夜中に攘夷志士の桂小太郎が岡田似蔵の辻斬りによって安否不明に。情報を知った真選組は、すぐに攘夷志士の中でも最も過激な男、高杉晋助を探す作戦を練っていました。後日、桂の相棒のエリザベスが坂田銀時営む万事屋を訪れ、桂を探してほしいと依頼をしようとします。しかし、一向に何もしゃべらないエリザベスとはあまり関わりたくない銀さんはちょうど鳴った電話の依頼を受けて、そのまま仕事に向かってしまいます。取り残された従業員・志村新八と神楽はエリザベスとをほっとけない気持ちで、協力して桂を探すことに。神楽は別行動で桂を探しに行き、新八とエリザベスは犯人を探そうと狭い裏路地に張り込んでいました。そして、真夜中…。新八とエリザベスは、高杉の部下の岡田似蔵と遭遇して攻撃されそうになったところ、間一髪のところで銀さんが駆けつけたのです。
そんな岡田の持つ刀は脈打つ生物のように不気味でした。妖刀「紅桜」を目にした万事屋一員の命運はいかに。そしていま、坂田銀時と高杉晋助の因縁の戦いが幕を開けようとしています。

この映画ではリメイク版ということもあって、映像も更に高画質になっていて、より新しい臨場感で「紅桜篇」を楽しめることができます。テレビ版では放送されなかったシーンも追加されたので見所が満載です。ただ、真選組は登場したもののあまり出番がないので残念でした。ギャグとシリアスの絶妙な絡み具合が「銀魂」の魅力です。個人的に、エリザベスの顔が「ゴルゴ31」の顔になっていたところに思いっきり笑いました。長編でキャラの魅力をぐっと引き出す銀魂はまさに王道のジャンプ作品です。

22年目の告白 -私が殺人犯です-
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テンポのよい展開に思わず引き込まれる作品

22年前、猟奇的連続殺人事件が起こります。しかし、犯人は捕まらずに時間は過ぎ、時効が成立してしまいます。奇しくも、時効撤廃の前日でした。それから、しばらくして、曽根崎という男が自分が犯人だと手記を発表します。曽根崎は見た目もよく、その衝撃的な内容から爆発的に本は売れます。中には「曽根様~」と黄色い声をかけるものまでいました。
その事件を追い、寸でのところで取り逃がした牧村という刑事がいました。曽根崎を追い詰め怪我を追わせたことから、標的になり自身も狙われますが牧村の代わりに先輩刑事が犠牲となります。そして非公式ながら、当時一緒に暮らしていた牧村の妹は行方不明のままでした。
その事件を追っていたもう一人の人間が仙堂というジャーナリストです。仙堂は自分のニュース番組に曽根崎と牧村を呼び、本当に曽根崎が犯人なのかを問い詰めます。そこにゲストとして、覆面をした男がやって来て「真犯人はオレだ」と動画を流します。牧村のアパートが爆破され、妹が殺されるところを録ったものでした。それを見た曽根崎は激昂し、男をペンで刺してから自分は犯人ではないことを告白します。
何のために?そして、真犯人は?主要な役者に実力があるので、最後まで引き込まれる作品でした。