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Rothmansのレビュー・評価・感想

キャッシュトラック / Wrath of Man
7

キャッシュトラックの感想

キャッシュトラックは、主人公のHが現金輸送車の警備会社に勤めて、ある個人的な復讐の機会を狙う物語です。
現金輸送車の警備に関わる仕事ということは、当然犯罪者から狙われる機会も多く、劇中でも何度か強盗団に襲われてしまいます。
しかし、そこはジェイソン・ステイサム演じるH。銃を持った相手にも全く動じることなく、淡々と敵を処理していきます。ものすごく派手なアクションがあるわけではありませんが、仕事人!という感じのかっこいいジェイソン・ステイサムを見る事が出来ます。
また、物語全体を通して、軽口や冗談が多めです。監督がイギリス人の方だからでしょうか。癖になるようなやり取りが魅力的です。ここだけでも見る価値はあるかもしれません。
中盤では、Hがある人物に復讐しようと思い至った過程が描かれます。ここでHの正体も判明し、物語冒頭のシーンにも繋がるような構成になっているので、様々な謎が明らかになります。
終盤ではいよいよ、Hの復讐相手(正確には復讐相手とそのグループ)との直接対決です!ここでは、洋画特有の派手なガンアクションを見る事が出来ます。敵味方入り混じる銃撃戦なので、誰が退場してしまうのかとハラハラします。
残り時間10分くらいまで、復讐相手の一人勝ちみたいな感じなので、「大丈夫か!?」と不安になってしまいますが、ちゃんとスッキリとした気持ちで見終わることができるラストとなっています。ぜひ皆さんに見てほしい映画の1本です。

ナイト・イン・ザ・ウッズ / Night in the Woods
8

リアルな悩みを抱える登場人物に共感できる『Night in the Woods』

『Night in the Woods』は、世界最大のインディーゲームアワードでグランプリを受賞した海外発のゲームで、2019年に日本語版が発売されました。
大学になじめず故郷の街に帰ってきた主人公メイは、旧友たちとの親交を温める最中、切断された腕が落ちているのを見つけるというショッキングな出来事に遭遇します。その後しばらくは何事もなく過ごしますが、ハロウィンの夜に誘拐事件を目撃するところから物語が大きく動き出します。
このゲームの登場キャラクターたちはかわいらしいデザインとは裏腹に、それぞれリアルな悩みを抱えており、共感することも多いです。そんな悩みを見せてくれる街の住人との親交を深めることでより楽しめるゲームなので、屋根の上や廃屋の中など意外な所にいることがあるキャラクターを注意深く探すことをおすすめします。
メインのストーリー自体はそれほど長くないものの、豊富なミニゲームや会話イベント、オマケゲームがあり意外とボリューミーです。倫理感が足りない主人公の行動などに賛否両論あるゲームですが、そこはゲームだからと割り切れる方は楽しめると思います。
操作性がシンプルな2Dアドベンチャーであることと、パソコン、PS4、Nintendo Switchなどプラットフォームが豊富であることにより、ゲーム初心者の方もプレイしやすくなっています。

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
10

この夏一人で海で聴く曲はこれに決定!

『海の幽霊』は、米津玄師さんが2019年のアニメーション映画『海獣の子供』のために書き下ろした曲で、透明感が半端ない曲です!

僕はもともと五十嵐大介さんの作品は『鉄コン筋クリート』や『マインド・ゲーム』を大学生の時に読んで、面白い世界観だな〜ぐらいでしか見てなかったんですが、それから14年以上経ってこの『海獣の子供』と『米津玄師』のコラボレートを見て、久しぶりに心が沸き立つのを感じました。
米津玄師さんは、アイネクライネのリリースから独特のリズムと、何故だかわからないけど心揺さぶられる歌詞にひかれて、ここ2年ぐらいずっと聴いてました。
フラミンゴがリリースされ、この曲の後に一体どんな感じの曲で攻めてくるんだろう?とワクワクしながら待っていたら、まさかのこんなw言葉にならないwいい曲w。

とにかく一回聴いて欲しいw。

個人的には、YouTubeで「海獣の子供」の予告編を一度見て、その後漫画を読んで、それから映画を観て、そしてもう一度曲を聴いて欲しいです!(ちなみに漫画は全5巻とすぐ読めてしまう量ですので、映画を観る前にぜひ読んで欲しいw)

「あ〜、だから海の幽霊なんだね〜」ってわかって欲しいw。

まとめると、映画とのマッチングがほんとに心地いい曲です。是非是非映画とあわせて聴いてみてください。