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MenmoL_hinetaのレビュー・評価・感想

永遠に僕のもの / El Angel
9

酔いながら考えさせられる映画

実在した連続殺人鬼をモデルとしているが、快楽のための殺人とは感じられない。作品内の淡々とした描写と漂うラテン音楽とのミックスが印象的で雰囲気に酔いたいタイプの人には最高の映画。銃社会のアルゼンチンを舞台に、すらりと裏社会に入っていく主人公。協力する友達とその家族。対照的に、徐々に息子がわからなくなっていく両親。
終始二重にも三重にもどきどきして、危険で心臓に良くない。しかしそれだけで終わる映画ではなく、主人公の行動、生き方、考え方にはとても興味を惹かれ、考えさせられるところがある。個人的には「生きてるんだ」というセリフがとても好きで、生の寂しさ、孤独さ、若さ、そんなところに繋がるんじゃないかと思った。
邦題「永遠に僕のもの」は主人公の男友達に対する気持ちから来ているのだろう。しかしその気持ちが本当に、いわゆる狂気的な愛で、犯罪に発展したものだったかは曖昧なままである。むしろ真実は原題「El Angel」(ある天使)にふさわしく、愛は一要因にすぎず、主人公は天使のように純粋に、存在意義自体を危険地帯に晒したかったのではないかと思わされるのだ。
作品自体のダークさ、危険な妖艶さの中にあって、甘い発音のスペイン語と陽気なラテン音楽が素晴らしいアクセントになっていて、一見するにふさわしい価値がある映画だ。

Apex Legends / エーペックスレジェンズ
8

apex legends

バトルロワイアル型の一人称視点で繰り広げられる。
対戦バトルゲーム【apex legends】の特徴は、プレイヤーは3人で1チームなので他のFPSよりもより連携を重視されるゲームだと言える。
多種多様なレジェンド達が多種多様なアビリティを駆使し敵を倒すのは他のゲームにはない爽快感を味わえる。
実際のプレイ時間としては60時間ほどプレイした感想になるが、まず第一に一人称視点のゲームということもあり、全体的にとても慣れがいるゲーム。初めのうちは敵に3秒足らずで倒され、すぐに全滅などがざらにあり、この段階で心が折れ諦めてしまう人も多いと感じる。だがそこを乗り越えさえすれば、チームで連携して敵を倒せた時の喜びや、仲間がやられ一人になったときの緊張感、戦闘に勝利した際の嬉しさがこのゲームにのめり込むファクターになっているのだと感じた。戦闘面以外でも武器のスキンやチャームの種類の多さ、またレジェンドのコスチュームなども個性にあふれ自分だけのレジェンドで暴れ回る楽しさもゲームの楽しさの一つだ。
さらにシーズンによってランキング形式で階級を上げたりするのもこのゲームを評価する上で欠かせない大切な要素で、階級を上げたくて60時間ほどプレイしてしまうほどだ。

ユージュアル・ネイバー
8

ユージュアル・ネイバーを観た感想

ジャンルとしてはサスペンス・ホラーです。幽霊は出てきません。本当に怖いのはやっぱり人間だと思わせられる作品です。
一見普通にみえる母親、父親、息子の三人家族。母親も父親も医療関係者で、病に苦しむ息子を献身的に看病しています。母親は看病には熱心で普段は穏やかに喋るのですが、ひとたび怒るとヒステリックになります。父親は気の弱そうな感じで、妻を恐れて従っているものの、堂々と浮気しています。ねじれた夫婦ながら、息子に対しての愛情はしっかりあるように思えるのですが、終盤にどんでん返しが起こります。息子は実は本当の子どもではなく、本当の息子は地下室に隠されていました。本当の息子が瀕死の状態で、それまで息子だと思っていた子どもは、実の息子の命を長らえるために誘拐された他人の子どもだったのです。母親と父親は熱心に看病していたのではなく、誘拐した子どもを衰弱させて、本当の息子のために臓器移植までおこなっていたのです。父親のほうは、誘拐した子どもにも情が移っており、最後は誘拐した子どもを逃がす手伝いをし、実の息子と心中します。母親のほうは最後まで発狂していましたが、結果的には家族と心中したことになるような描かれ方です。愛情が狂気になる恐ろしさを感じました。

映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説
8

劇場版この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説 見に行きました

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説を映画館まで足を運んで見に行きました!このすばシリーズはアニメですべて見てきたので、劇場版に期待していたのですが、これがまた面白かった!私、元々キャラ的には皆好きで誰が好き、というものはなかったのですが、この作品で一気にめぐみんが好きになってしまいました。どうせIFの物語でしょうと思っていたら、まさかのアニメ2部の続きからスタートとは思わなかった。そして、ついに明かされるめぐみんの故郷の人たちと生活。あらわれる魔王軍の幹部と相変わらず笑えるギャグあり、シリアスな部分もありでテンポがよくあっさりと時間が過ぎ去りエンディングに入ってしまった感じです。勿論、ゆんゆんも出てくるしまさか死んだはずのデュラハンやポイズンスライムが出てくるとは思いもしなかった。ていうか、リズやバニルも紅魔の里に集まってきたということは、魔王軍幹部が五人も同じ場所に一時的にでも揃ったということだろうか?本来ならやばい状況のところをさらっと物語展開を進めてチートもないのに勝利するカズマさんパないっす。いや、まあ自己犠牲して勝つんですが、器用貧乏ながらも毎度仲間を信じて自己犠牲ができるからこそ、カズマって魅力的キャラなんですよね。バカバカしいノリながらもきっちり笑わせてくれるこの作品、やっぱり面白いです!