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Matsui_2ndのレビュー・評価・感想

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
5

テレビシリーズとは別の世界線

1999年劇場公開された『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』。監督はアニメファンの間では有名な幾原邦彦で、主演を務めるのはテレビアニメシリーズから継続し、川上とも子です。テレビ版では、主人公のウテナとバラの花嫁であるアンシーの二人は離れ離れになってしまいました。劇場版では全く違う設定で、最終的に二人は一緒に自由を求めて「外の世界」に向かいます。「外の世界には道が無い。結局、ダメになってしまうかもしれない。それでも…」とウテナは言います。テレビシリーズでは描かれなかった「二人の救済」が短い劇場版の中で描かれたのはすごく良かったと思います。しかし、理事長の代わりを務めていたアキオという重要な男性キャラクターの声優が、テレビ版から変更されて有名人の及川光博になっているのがとても残念でした。正直、及川光博の演技は棒読みに近くイメージとはかけ離れたものでした。ドラマなど実写作品での及川光博の活躍は私も何度も見て来ましたが『ウテナ』の世界にはミスマッチでした。実はこの劇場版の主題歌も及川光博が歌っており、『フィアンセになりたい』というこの曲は、若干『ウテナ』の雰囲気とは違うものでした。大人の事情があるのは仕方無いとしても、作品を見終わった後に複雑な気持ちになるのは間違いありません。映像の中で当時珍しく3Dを採用している箇所もあったのでそこは評価したいと思います。

聖剣伝説 LEGEND OF MANA / 聖剣伝説LOM / Seiken Densetsu: Legend of Mana
10

絵本の中の濃密ファンタジー

絵本のような柔らかいタッチのグラフィックで描かれており、自分の好きなように構築できる「ランドメイクシステム」によってプレイヤーそれぞれの色が出ます。1つの作品だけど誰がやっても違う鮮やかな十人十色の世界が出来上がるRPGです。
3つのメインストーリーとサイドストーリーが用意されており、どれも濃密な物語が紡がれています。
3つのメインストーリーの1つ「エスカデ編」では、4人のメインキャラクター「エスカデ」「ダナエ」「マチルダ」「アーウィン」がそれぞれ立場、考え、行動、性格に違いがあり、プレイヤーは誰しも4人のうちの誰かに共感し、彼/彼女の視点でストーリーにのめり込んで行くでしょう。
2つ目の「ドラゴンキラー編」では、「ラルク」と「シエラ」、2人の愛を感じるストーリーで、環境と立場は違っても同じ目的を果たすべく行動していきます。違う道から進む二人がようやく手を結ぶとき、その結末と過程が心揺さぶるストーリーとなっています。
最後3つ目の「宝石泥棒編」は、宝石を核として生きている種族・珠魅の話。核の宝石を失うと消えてしまう珠魅たち。その宝石を盗み取る宝石泥棒。ストーリーが進んでいくにつれて宝石泥棒の目的が明かされていき、正義とは?と考えさせられ、立場が変わってくるととその正義もまた揺ぎます。プレイヤーも考えずにはいられないでしょう。
また、この作品は全編通して主人公が喋ることはなく、唯一この「宝石泥棒編」の終幕で最後の一言だけ主人公は喋ります。その時の言葉と演出を是非プレイして確かめてください。
まだまだ魅力はありますが、子供がプレイすると絵本のような異世界に入り込んだ非現実感を楽しめ、大人になってからプレイするとストーリーの濃さとキャラクターのバックボーンに感情を揺さぶられることでしょう。
子供の時も大人になっても楽しめる、色褪せないRPGです。

H2 / エイチツー
8

今まで読まず嫌いでした

『タッチ』で有名なあだち充さんの漫画です。アニメを少し見て気になったので、単行本を買いました。
正直、初めて『タッチ』を見た時に絵柄が好みではなく敬遠していたのですが、ちゃんと読み進めると躍動感のあるキャラクターで引き込まれていきました。
野球部のない高校に進学した主人公が、部を作るところから話が始まります。
これだけ見るとよくある話だと思いますが、中学時代のライバルや幼馴染みが丁度いい距離感で接してくるのが面白いです。
そして、野球漫画にありがちな挫折とサクセスストーリー、高校生ならではのお約束なもどかしい恋愛模様も描かれています。
試合だけだと単調になりそうなお話ですが、合間にコミカルな話も散りばめられていて全然飽きずに読み進められました。
幼少期からのライバルと甲子園で戦うことを目標に、お互い切磋琢磨していく姿はカッコよかったです。
それぞれが思い通りにいかない恋愛事情も、目が離せなくなる要因でした。
キューピッド役を買って出たあとで自分も同じ人を好きになってしまうのなんて、「思春期だなぁ〜」と思わされました。
野球のことしか眼中になかった男の子が高校生活を通して成長していく様子は、眩しくて羨ましくなりました。
最後の最後は泣けました…!
長いお話ですが、是非読んでみてください。
だいぶ前の作品ですが、違和感なく読めると思います。

ちはやふる / Chihayafuru
10

ちはやふる

『ちはやふる』はコミック漫画を映画化した作品で「『上の句』、『下の句』、『結び』」と3作品で構成された映画です。
漫画は読んだことがなかったのですが、好きな俳優(野村周平・広瀬すず)が出演しているので興味本位で見ました。
そこからDVDを買ってしまうほどハマってしまって、1作品で5回泣くほど凄く感動する映画です。
話の内容をざっくり説明します。
幼馴染みの3人(千早、太一、新)が、かるたでチームを組んでいましたが、小学生の時に新が引っ越してしまいます。
バラバラになってしまった3人だったのですが、千早は「また3人が会えるように」とかるたを1人続けていました。
高校に進学した千早は太一と再会し、かるた部を作って部員を集めます。
部員集めに苦戦しますが、経験者3人と未経験2人で全国大会を目指していく。という話です。
全国大会を目指していく中で、部員間でのすれ違いや仲間の絆が壊れてしまう事件が起こる内容となっています。
同じ目標に向かって切磋琢磨する部員同士の様子や恋愛などに感動し、見る者に「自分も頑張ろう」と思わせてくれる映画です。
やる気が出ない時や落ち込んでる時などはもちろん、誰が見ても心が動かされる映画になっていると思うので、皆さんに是非見ていただきたい映画です。

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
10

探偵さん

言わずも知れた作品『名探偵コナン』。漫画、アニメ、映画、ドラマなどさまざまな作品があります。まず話の軸としては、『探偵』ということですね。難しい事件を、あらゆる推理で解いていきます。その次の軸はなにかというと、私は『恋』だと思います。登場人物の数だけ、『恋』がある。話により、メインで取り上げられているカップルが異なっているのも、楽しみのひとつです。その恋も、単純な恋ではなく、ラブコメ風味なところが良いと思います。そして、その次の軸として紹介したいのは『アクション』の部分です。特に映画では、カーアクションや、武道、ガンアクションなど、いろいろなアクションが出てきます。アニメならではの見応えのあるアクションは、私たちをハラハラドキドキさせてくれます。

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 / ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
9

リアルタイム世代の私が観た結果

これは1998年に大ヒットを記録したポケモン映画、ミュウツーの逆襲のリメイク版です。21年前の夏、はじめて行った映画館で観た映画で、その時は映画の内容を半分も理解していませんでしたが、それでもこの映画はすごいということはわかりました。
それから映画未公開シーン含めて何度もこの映画を見直して、ようやくこの映画のメッセージがわかりました。そして2019年、この心に残った映画のリメイク版が出ると聞いて「リメイクで変に改悪されていたら嫌だな」という気持ちを抱いていました。しかし、観ずに批判するのはいけないので鑑賞することにしました。
結論を言えば、変に改悪された部分は無かったです。セリフや演者など時代の流れなどで変わるところは変わっていました。しかし私達リアルアイム世代が守ってほしかったところはきちんと守られていたのが良かったです。
メインメンバーの松本梨香さんや大谷育江さん達は21年前に比べてまったく劣化していませんでした。もちろんミュウツー役の市村さんや、ミュウ役の山寺宏一さんも。特に市村さんが演じる悲壮感溢れるミュウツーや、パートナーのサトシへの愛情をピカチュウの鳴き声だけで表している大谷育江さんは本当にすごい演技で涙が止まりませんでした。

ファイナルファンタジーX / FINAL FANTASY X / FFX / FF10
9

現代の若者にこそやってほしい傑作のRPG

主人公であるティーダが自身の未来の世界であるスピラにて、死の螺旋の運命に抗う感動のRPGです。
この作品は、どこか悲しげな音楽と主人公の意味深な語りから始まるのですが、最初は本当に意味が分かりません。しかし、それをひとつひとつ丁寧に物語中で解説や回収をしてくれるので話に引き込まれやすいと思います。また主人公であるティーダが過去の世界の人間であるため、現在の世界のことが分からず行動しているため比較的プレイヤー目線になって物語を進めていけるのがとても感情移入しやすいと感じました。
話がとても良いのはもちろんなのですが、この作品のBGMはどれも素敵で感動できるものが多く、それがなお物語を引き立てていると思います。また、FINALFANTASYシリーズというとゲームをやったことがある人なら知っているかもしれませんが、戦闘がリアルタイムで進むため個人的に戦闘は忙しく難しいイメージがあります。しかし、この作品においてはターン性の王道的な戦闘になっていてRPGをやったことがある人ならとても遊びやすいとも思います。
発売されたのは、かなり前ですがPS4になってからもHDリマスターといった画質が本当に綺麗になってリメイクされているのも良いところだと思います。本当に感動できる大作だと思うので、ぜひ遊んだことがない人は一度手に取ってみて欲しいです。

FAIRY TAIL / フェアリーテイル
9

本当に推したい漫画

「FAIRYTAIL」は真島ヒロ先生が週刊少年マガジンで連載していた作品で、非常に人気の作品です。もう連載が終了していて漫画本が全巻発売されています。

あらすじ:世界に無数にある魔導士ギルド。その中でも有名なギルドFAIRYTAILに入ろうとしていた初心者魔導士「ルーシィ」が偶然、FAIRYTAILの魔導士の「ナツ」とそのオトモ「ハッピー」に出会う。ギルドに入ると、最強の悪魔、伝説の怪獣、最悪のギルド、いろいろな敵に狙われて大ピンチ!!どうやって魔導士たちはそんな苦難を乗り越え、仲間たちと共に救うのか。

私がこの作品を推す最大の部分は展開が一話ごとに変化、変化、変化と変化し続けるのが全然見ていて飽きない!それどころか更に惹かれていきます。他にも、キャラがひとりひとり個性が強くて見ていて飽きません!このキャラがかわいい!このキャラがかっこいい!このキャラと共感できる!そんなキャラが絶対に一人は見つかる作品なのです。バトル漫画としても、コメディ漫画としても、意外と恋愛漫画としても見ていて面白い作品です。ぜひ、手に取ってみてください。

ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない / ジョジョの奇妙な冒険 第4部 / Diamond is Unbreakable
10

笑いもあって感動もある

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』はジョジョの奇妙な冒険シリーズの第四部です。
舞台が日本なのでジョジョの奇妙な冒険を読んだことがない人でもなじみやすい部だと思います。話も前の話とそこまで繋がってはいないので途中から見ても楽しめる作品かなと思います。
ジョジョの奇妙な冒険は死んでしまうキャラクターが非常に多いのですが、ダイヤモンドは砕けないは違って死ぬキャラクターが少ないので安心して見ることが出来ます。ジョジョの奇妙な冒険シリーズでも唯一映画化したのが第四部のダイヤモンドは砕けないなんですごく人気の部です。なので自信をもっておすすめすることが出来ます。
登場するキャラクターもかっこいいキャラクターが多いです。私はその中でも漫画家の岸辺露伴というキャラクターが好きです。主人公の東方仗助というキャラクターも非常に仲間思いでかっこいいしスタンド能力もすごく強いので好きです。第四部のダイヤモンドは砕けないは殺人鬼を倒して平和な街にするストーリーなのですが、色々な困難があっても仲間のみんなと戦って最終的なはボスである吉良吉影を倒すことに成功しました。笑いもあって感動もあって私はジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でも特にダイヤモンドは砕けないは好きな部です。

銀魂 / Gintama
8

下ネタもあるけど、人生も学べる。

私が大好きなアニメ漫画は銀魂です。
キャラクターのデザインから構成話の展開まで全てにおいて、面白さを感じており、得意ではない分野である歴史のわからない私でも楽しむことができる、ちょっと大人向けではありますが素敵なアニメーションだと思います。特に好きなキャラクターと言うものもいるのですが、1番決められないほどキャラクターデザインがしっかりとしており個人として美しかったり強かったりと興味をかき立てられる設定があり本当に作者である空知英秋先生は天才だと思います。私が好きなキャラクターで起きた相互と言う沖田総司から名前を受け継いだかと思われるキャラクターがいるのですが、甘いマスクでドレスと言う設定が面白くまたかわいい顔立ちで何故か実在しないのに実在するようなイメージを持ってしまいます。女の子にも人気の漫画アニメで、すばらしい物語の展開にギャグであったりシリアスを混ぜ込んでくるので、毎回新しい気持ちで見ることができます。また終わる終わる詐欺と言うものもよくしてあり、また終わる終わる詐欺か…と読者や視聴者に思わせると言う手法も使っていて、他の番組であれば許されないであろうことも平気でしてしまうので近未来的であり面白いなと感じます。
下ネタもあるけれど、生き方や考え方など参考になる事柄が多かったです。

KAKASHI
10

群馬発!本格ギターロックバンド!KAKASHI!!

今、注目のバンド、群馬県出身4人組バンド「KAKASHI」です。
全国のライブハウスで精力的に活動し、着実にオーディエンスを増やしつづけています。そして、2018年1月に初めての全国流通のミニアルバムを発売し、12月にも2枚目のミニアルバムを発売しました。2018年まではライブハウスの公演時のみ、デモCDを発売していましたが、2018年、満を持して全国流通を開始しました。人間なら誰しもが抱える人生の葛藤や不安を代弁して心に直接叫んでくれる楽曲が若者を中心に人気です。
楽曲もさることながらこのバンドは何よりもライブが熱いです。私もライブを見て好きになりました(笑)
人生の不安や葛藤、今も自分に自信が持てない等々、生活をしていく上で誰しもがぶち当たる壁だと思います。そんな壁にぶち当たっても自分らしく頑張ればいい、そんな風にMCや楽曲で背中を押してくれます。その言葉、音楽に救われた人も何人もいると思います。
YouTubeにも様々な楽曲がアップロードされています。すべて良いのですが、その中から2曲おすすめの曲を紹介します。
1曲目は「ドブネズミ」。ミニアルバムのリード曲です。いつかは死ぬけど、それまではもがいてでも人生を生き抜こうと思えるショートチューンの楽曲です。
2曲目は「違うんじゃないか」。ライブでも必ず演奏する定番曲です。今、自分がやっていることはむだなんじゃないか、何も変わらないんじゃないかと思うことがあると思います。それでも無駄なことはない、失うことを恐れるなと背中を押してくれる楽曲です。是非、YouTubeで聴いてみてください。少しでも良いと思ってくれたらライブハウスにも足を運んでください!

影野だって青春したい
8

陰キャな自分にはピッタリの漫画

影野は友達がいなく、常々友達が欲しいと願っていた。「友達の作り方」という本を持ち歩く始末。ある日、学年1の神モテ光永くんの前にこの本を落としてしまう。ストーカー被害にあったりしてモテることに当惑していた光永くんは影野に彼女になってほしいと頼む。恐れ多い頼み事だったが勇気を出して光永くんの彼女役になることを承諾する影野。
とにかく、光永くんがカッコ良い。クールで成績良し。非の打ち所がない光永に対し、影野は成績も悪く運動神経も悪い。だが、影野は料理も上手でキノコ採りも上手い。身を呈して光永くんを守る。弱気なくせに、女子に囲まれたときも自分より光永くんが悪く言われていると我慢がならずつい言い返したりと所々、ガッツを出します。話が続くにつれて光永くんの方が影野に夢中になっていくのが面白いです。
通常の少女漫画だと、地味でブスな主人公はお化粧したり、ダイエットして変身したりするのですが、この漫画は特にそういうのはありません。むしろ、頭が爆発したりウン○まみれになったり(本物ではない)ギャグに絡ませてます。でも、やっぱり影野の見た目だけではない真の魅力がいっぱい詰まった漫画ではやく続きが読みたいと毎回楽しみでした。

私に天使が舞い降りた!
10

かわいい天使たちがたくさん出てくるアニメです

このアニメは、本当に可愛すぎる天使たちがいっぱい登場します!
登場人物は、大学生の星野みやこ、妹のひなた、ひなたの友達の花、乃愛、子依、夏音たちです。花ちゃんに一目惚れしてしまったみやこが、花ちゃんの色々な言動にいちいち反応してしまうところが、見ててきゅんきゅんします!違う意味でも花ちゃんにじーっと見つめられると顔を真っ赤して恥ずかしがっててすごく可愛らしいです!花ちゃんは、みやこに対して「やばいお姉さん」という感じで見ているので、なかなか心を開いてくれない状態です…。しかし、ある日みやこにみんなで髪の毛を可愛くセットしてもらう時に、乃愛ちゃん、ひなたちゃんはしてくれたのに自分にはしてくれないの…という風にしゅんとしてて、その時みやこは花ちゃんはセットさせてくれないだろうなと思っていたからどっちも「え?」みたいな笑かわいいヘアアレンジをしてもらった花ちゃんはすごく嬉しそうで、満足気だったのが妹っぽくて好きです!あと、乃愛ちゃんはひなたちゃん大好きで、ひなたちゃんに「かわいい!」と言ってもらえると誰よりも喜ぶのがかわいいです。なんか不満があってもひなたちゃんになだめられたら一瞬でそれがなくなってしまうひなたパワーは強いです!ふたりでショッピングする回では、乃愛ちゃんが欲しいな、でもお金ないなって思って諦めたリボンのカチューシャをひなたちゃんは見逃しておらず、乃愛ちゃんが見てない隙に買ってプレゼントするという場面がありました。ここを見てひなたちゃんのスパダリ感や人に対する好きが真っ直ぐで素敵だなと思いました。

ご注文はうさぎですか? / ごちうさ / Is the Order a Rabbit?
10

かわいい女の子たちの日常系アニメ!

このアニメは喫茶店ラビットハウスを手伝っている3人の女の子と、そのほか2人女の子友達の合計5人の登場人物をメインに、日々の他愛のないコミュニケーションの風景や、日常に起こるちょっとした出来事をのんびり眺められるアニメ!会話のテンポだったり、所々にちりばめられたボケやらツッコミやらでもうニヤニヤがとまりません!「おいおい!?そんなものを普通の女子高生が持ってるわけないやろ!?」みたいなところがあったりしますが、気が付いたらそのような若干の非日常性もひっくるめてクスッと来てしまうこと請け合いだと思います。このアニメの後すごいところはOPやEDの曲の中毒性の高さです。某動画サイト等で1話無料だったりするので、そこで初めて見たときにはたかだか曲1つだけでこんなにみんなテンション跳ね上がるの!?と思うことだと思います。このアニメは1期、2期、劇場版の3個が今のところありまして、私はそのうちの1期と2期をチェックしましたが、どちらもオープニング曲で思わず心をわしづかみ、ハートを一発で狙撃されたような状態でずっとふわふわ~っと心地よくされてしまい、今ではその魅力にズブズブと底なし沼に落ちるようにハマっております。w2020年にはアニメ3期が制作されるようなので、すでに一体どんな曲や、仕上がり具合なんだ!?とソワソワしてしまいます。

Gears of War / ギアーズ オブ ウォー
10

個人的TPSアクションゲームの最高峰

日本ではマイナーですが、あのマイクロソフト社が発売したXBOX360のTPSアクションゲーム、いわゆる洋ゲーです。
若干のゴア要素を含みますが、そういった表現が苦手な私でも問題なくプレイできたので、比較的表現はゆるめだと思います。

本作は惑星セラ(人間が住む星)に突如として出現したローカストと呼ばれる地底人と人間との間の戦争の話です。これが単なる戦争ものではなく、その裏にたくさんの秘密やキャラクター達のドラマが複雑に絡み合って実に濃厚なストーリーなんです。
キャラクターの個性が各々強すぎて「こいつらイカれてる」という言葉がぴったりです。このキャラクターの個性をより一層引き立たせているのが日本語吹き替えです。海外の訳しにくいユーモアやブラックジョークがいい感じに日本語に訳されており、それを演じるのが実力派ベテラン声優陣ですから、クスッと笑ってしまうこと請け合いです。
一時期ネット上で流行した「プランBで行こう」というセリフは実はこのゲームが元ネタです。ストーリーやキャラクターも素晴らしいですが、ゲームのアクションや操作のしやすさもTPSゲームの中で群を抜いていると思います。アクションひとつひとつがかっこいい!そのかっこいいアクションがボタンひとつでできる!このゲームのアクションのウリのひとつ、物陰に隠れるカバーアクションからの多彩な攻撃方法は必見です。

柳生連也武芸帳
10

刀剣乱舞が流行っている今こそ読むべし!柳生連也武芸帳は最高の時代劇漫画だ!

「柳生と聞いて思い浮かべる歴史上の人物は?」と聞かれたら、ほとんどの人が柳生十兵衛を連想するかもしれません。しかし、今回紹介する柳生連也武芸帳の主役は、柳生厳包(としかね)が柳生連也斎と名乗る前のお話です。

この作品は、厳包が徳川光友の剣術指南として江戸に来たのを皮切りに、次々と襲いくる強敵たちと戦いまくるというお話だ。
初っ端から相撲取りと戦ったと思えば今度は空手家、その次は各流派の師範30人抜きと、とにかく戦いまくる。
こんなのはまだ生ぬるい方で、次第に人斬り、忍者、居合の達人、同じ柳生の一族、槍術の達人、忍者(くのいち)、宮本武蔵と同じ二天一流の達人、生臭坊主5人組、忍者(犬使い)、山賊100人、忍者(黒幕)と、一話ごとに血の雨が降る天界となっているぞ。
もちろん戦いだけじゃない。それに至るまでの人間模様は非常ん悲しいものがあり、黒幕に怒りを覚えるほどに感情移入ができる。
特に4巻ラストの厳包の悔し泣きは見ていてこっちも泣きたくなるぞ。

あと、個人的には漫画や絵を描く人にとっても重要な資料になると思う。作者のとみ新蔵先生は本人が剣術の達人でもあり、居合の動作やアクションシーンの細かい注釈など非常にわかりやすく描いてくれている。
刀についての豆知識もあるし、いろいろ読んでいて面白い。
劇画や時代劇漫画にあまり興味のない人はぜひ読んで欲しい。
全5巻とコンパクトなのも魅力だ。

ボヘミアン・ラプソディ / Bohemian Rhapsody
10

史上最高のバンド クイーンの一代記!

映画「ボヘミアン・ラプソディ」は英米合作の映画です。2018年10月24日にイギリスで上映された後、11月9日に日本で上映された伝記映画です。
この映画はイギリスの伝説的なバンドであるクイーンのボーカル、フレディ・マーキューリーとバンドの歩みについて描かれた作品です。この作品では数々の名曲の誕生を、細かく描いています。
この映画はめちゃくちゃ興奮するし、感動もしました。歌というか人間のパフォーマンスってこんなにも興奮するんだ!と思いました。また曲だけではなく、彼らの活動自体が人々を魅了しているんだなと改めて思いました。またこの映画は世代を超えて愛されてると感じました。実際にクイーンの曲はドラマのテーマソングやCMでも流れていましたし、いつ聞いても新鮮で誰でも聞いたことがあると思います。フレディたちの真の姿、そして映画を見て興奮したい方はぜひ、この映画を見て欲しいです。
私が映画を見て心に残ったシーンは、最後のライブエイドのシーンです。ここまでのシーンの流れでクイーンの活動が危ぶまれていたのですが、フレディの最高のパフォーマンスでそれが払拭されます。
フレディが観客を煽り、観客と心が一体になるシーンは圧巻の一言です。ぜひ、みてもらいたいです。

滝を見にいく
7

落ち葉と木の枝で作られた壮大な人間賛歌

『南極料理人』『横道世之介』などをこの世に送り出した沖田修一が監督・脚本を手がけた本作。
あらすじは、バス旅行に居合わせた7人のオバちゃんたちが、登山の途中で遭難する、だけ。それだけ。たったそれだけのプロットに、語りつくせぬ魅力が凝縮されている。初対面ではなんとなく軽蔑し合い、うっすらマウントを取り合っていたオバちゃんたちが、協力して困難を乗り切るうちに、互いを純粋に尊重し合うようになる様子にはなぜだか感動してしまう。
猛獣もいない、悪天候もない、仲間の裏切りや失踪、食料の取り合いや謎の病原菌もない!あるのは秋の低山と、その登山道からはぐれた7人のオバちゃんのみ!ある種の縛りプレイとも言うべきこの状況下で、かくも雄弁な人間賛歌を描ける沖田監督の手腕にはただただ舌を巻くばかりだ。
そして映画の終盤、なんとなんと、この作品らしい"どんでん返し"すらも用意されているから驚きである。登場人物のひとりであるオバちゃんの(全員オバちゃんなんだが)、何気ない一言は見る者全員を「マジかよ」という気持ちにさせるだろう。しかし、だからこそこの映画のタイトルは「滝を見にいく」なのだ。是非ともとんがりコーン片手に鑑賞し、得体のしれない感動と達成感に酔いしれるがよい。

GODZILLA 決戦機動増殖都市
4

タイトルなし

2018年5月公開のゴジラシリーズのアニメ映画化作品3部作の第2弾です。
前作でゴジラの亜種を倒したハルオ達はゴジラ本体に叩きのめされ、フツアと呼ばれる原住民に救われますが、彼らが使っていた狩猟道具がかつての対ゴジラ兵器「メカゴジラ」を形成する金属「ナノメタル」だったことが判り…。

前作のラストでゴジラシリーズにおける人気のライバル怪獣メカゴジラの登場を煽り、期待したら驚くべきことにメカゴジラは破壊された後2万年の間に全身を構成する生きた金属・ナノメタルが増殖を繰り返し(辛うじて頭部だけは残っていますが)その姿は巨大な都市を形成する「メカゴジラシティ」となっているという驚愕のオチとなっていて流石にファンから賛否両論が巻き起こりました(ちなみに私もメカゴジラ何処だよ!と否定はです笑)。
ストーリーはこのナノメタルをきっかけにハルオ達地球人と共闘していた異星人種族ビルサルドとの間に決裂が起きていくのを描いていきます。
とはいえ、メカゴジラの登場を期待していたファンには納得(私もそう)できないものがあり、ゴジラ・アースも本作以降は1作目ほどの存在感がなく舞台装置のような扱いになっていたりと怪獣の活躍を期待すると肩透かしをくらう結果になりました。
アニメ版ゴジラは怪獣映画ではなく人間ドラマを見るものと言えばそれまでですが、ゴジラ映画で期待される要素が正に登場怪獣の描写だというのにそれはどうなんだろう?と思いました。