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K_Miyata

K_Miyataのレビュー・評価・感想

ペルソナ4 / Persona 4 / P4 / ペルソナ4 ザ・ゴールデン
8

アトラス社が手掛ける女神転生シリーズの派生作品であるペルソナシリーズの一作

スーパーファミコンで『女神転生』がスタートして派生作品としてペルソナシリーズが生まれました。『女神転生』はいわゆる高難度ゲームとして有名で、その難しさとダークな雰囲気でメガテンシリーズとして根強いファンが多い作品です。アトラスファンとしてはメガテンシリーズが万人受けしないのがわかっているので、派生作品であるペルソナシリーズをオススメします。ダークな世界観の女神転生シリーズを少しライトにした学園が舞台のRPGで、ライトゲーマーもとっつきやすいと思います。
シリーズの中でも『ペルソナ3』と『ペルソナ4』が操作やシステムがわかりやすく、キャラクターも人気でいろいろなゲーム機やPCに移植されています。
アニメ化もされていて、初めてのペルソナシリーズとしてはすごくオススメです。
ペルソナ4はシリーズ中でも珍しいハッピーエンドで話が終わるので、バッドエンドやビターエンドが常のペルソナシリーズの中では異端といえるかもしれません。
ゲームシステムも複雑ではないですし、難易度設定次第ではメガテンファンも満足する難易度で進めることも可能です。個性的なキャラクターたちが織り成すドラマも面白く、やりこみもできるので、一つのゲームを長くやりたいといった人にも自信をもってオススメできます。

アオアシ
9

サッカー好きな方も、サッカー詳しくない方も、夢中になる。

展開が早く面白いです。田舎からプロを目指して上京したサッカー好きの主人公、少年アシトが、クラブチームに所属し周りに触発され成長していく話。
まさか!というような読者の想像を裏切る展開に、早く続きが読みたいとなる漫画です。
頑固で自分が点を獲ることばかりに執着していたアシトが、周りの技術についていけず多くの挫折を味わいます。
そんなアシトが誰よりも練習することだけでなく、周りに頼ること、周りを巻き込むことを学んでいきます。
皆が不貞腐れそうな場面でも、素直に、凄い、教えてほしいと口に出せる強さを持っています。
サッカー技術だけでなく、人間的な成長も見ていて気持ちが良い漫画です。
また、周りのチームメイトや監督も非常に魅力的なキャラクターが多く、主人公以外がフィーチャーされている話もとても面白いです。
チームスポーツだからこその揉め事やドラマがあり、醍醐味を味わえます。
作画は力強いタッチで、ザ・少年漫画というような雰囲気です。
ですが、細かいところまでしっかり描き込んであり、サクサク読めるのに読み応えがあります。
サッカーに詳しい方だとより面白いかと思いますが、詳しくなくても引き込まれる展開に夢中になること間違いなしです。

D.A.N.
10

唯一無二のミニマルメロウ、D.A.N.の魅力

音楽性だけでなく、ビジュアルやテーマなど、様々なスタイルのミュージシャンで溢れかえっている日本のミュージックシーンですが、その中でもおすすめしたいバンドが、D.A.N.(ダン)です。
自らを「ミニマルメロウ」と称し、特異な完成で切り取った世界を独特の音楽スタイルで描き出しています。
世界を変えてやるとか、リスナーに対して何かを強く訴えかけるようなありがちな要素は1つも感じられません。
執拗に繰り返されるフレーズが心地よく耳に入り込んで、脳髄を柔らかくほぐします。
D.A.N.の最大の魅力は、その歌詞にあります。
世界を変えたいとか、リスナーに対して何かを強く訴えかけるような、どこかで聞いたような手垢まみれのフレーズは1つも登場しません。
退廃的ともとれる目の前の世界を、希望も絶望もなく、ただ淡々と、けれども文学的に再構築されたその歌詞に、引き込まれる人は多いのではないでしょうか。
脱力したような歌声が、ぐっとこちらの心をとらえます。浮遊感のあるベースとドラムのサウンドは強烈な中毒性があります。
それなのに、押し付けがましくなく、ただただ、常にそこにあるだけ。
まるで静かな森の中を思わせます。
刺激的な音楽に疲れてしまったら、D.A.N.の宇宙に抱かれてみてはいかがでしょうか。

キャッツ
2

舞台の方がいい

私は、劇団四季のキャッツは見たことがありません。聞くところによると、舞台のキャッツも話らしい話はないそうですね。それを映画化なんて無謀だったのでしょう。お話がよくわかりませんでした。最後に残った猫だけ生まれ変われるとか、なんかよくわかりません。びっくりするくらいセリフがなく、ずっと歌っていました。それって、舞台で見たらとてもいいと思うのですが、映画だと違和感がありました。もっと喋って、感情表現して欲しいです。それに、キャッツたちが怖すぎです。あれは猫人間なのでしょうか、猫ですか?よくわからなかったです。生き物全部が人型だとしても、人間まで出てきますし、怖いです。メイクもすごくて、猫のメイクをした人間にしか見えないし、あまり話には入れませんでした。舞台のキャッツを見たことのある人なら、あの舞台の雰囲気が映画館で味わえるので面白いのかもしれませんが、舞台を知らない人にはキツイ映画だったと思います。あと、ゴキブリが出てくるのもキツイです。いや、そこは忠実に再現しなくていいよと思いました。個々の歌やダンスはよかったです。でも、特にダンスはやっぱり舞台で見たいなと思いました。結局、あまり映画化をした意味はなかったと思います。