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Chi_のレビュー・評価・感想

誰も寝てはならぬ(漫画)
8

人生山あり谷あり…あれ?そんなんホンマにあったかいな?

作品名から「おや、オペラの話か?」と思った方、ハズレです。
コテコテの関西人であり、学生時代からの腐れ縁であるハルキちゃん(イラストレーター)とゴロちゃん(デザイン事務所代表)、そして彼らを取り巻く人々ののほほ~んとした東京ライフが描かれています。

短編漫画(単行本1冊に20話程度入っています)ですので、登場人物さえ把握しておけばどの巻のどこからでもパラリと捲って読めます。眉間に皺寄せる必要も、涙を拭うためのハンカチも必要なし。お茶とお菓子を楽しみながらのんびりと楽しんでください。

主人公だけでなく、オフィス寺(ゴロちゃんの事務所。名前からしてもう緩い)の関係者や出入りする人々も、普通なようでどこか抜けています。中には抜けてるというか「こいつはヤバい」って人までいます。
もはや中年の域のハルキとゴロちゃんですが、まだまだ色恋沙汰とは縁が切れません。とは言っても、真っ当な恋愛が出来ているかというと、それはまた別の話。
しかし、彼らと色々ある女性たちは皆とっても魅力的なんです。洋風なお方もいれば和風な方もいる。ハイブランドに身を包むお姉様もいれば、休日には農業をたしなむお姉さんもいる。
とにかく女性たちのファッションや趣味、生き方などが読んでいて楽しいんです。果たしてのらりくらりと生きてきたハルキちゃんとゴロちゃんに、春は来るのでしょうか?

トレイン・ミッション / The Commuter
8

最後、乗客の対応に感動と笑いがおこります

毎日同じ電車に乗って通勤している保険会社に勤めているサラリーマンが、ある女性の乗客とのやり取りを境に、事件に巻き込まれていきます。
その女性からある依頼をされ、終着駅につくまでに間に、その依頼に応えられた場合には、報酬を渡すといわれます。
実は、このとき、主人公は、保険会社から解雇を言い渡さており、住宅ローンの残りや、息子の大学費用など、お金が必要な状況なのでした。
主人公は、ヒントしか与えられておらず、謎を解いていかないと解決できない依頼でしたが、
女性は主人公が元警察官であることを知っており、その頭脳があれば、簡単なはずだと言い残します。
葛藤しながらも、女性が用意した手付金を手にしたことにより、その依頼を引き受けざるを得ない主人公は、
その依頼を拒否しようとするたびに、様々な脅迫まがいのことをされ、引き返せない状況になります。
毎日載っている同じ電車の中には、顔見知りの乗客もいるのですが、徐々にみんなが怪しく見えてくるという状況。
電車内でのアクションシーンは、目を見張るものがあります。
裏切者は誰なのか、守らないといけない人は誰なのか。
最後は、感動と思いきや、クスっとさせられてしまうシーンが。

はじまりのうた / Begin Again
8

不器用で真っ直ぐな生き方にうるうる!見終わりすっきりハッピー系映画

イギリスで彼氏と共同で作詞作曲をするグレタという女性が、彼氏のメジャーデビューに合わせて2人でラブラブニューヨークに渡米してくるところから物語は始まります。その後はお決まりの展開で、売れっ子になり2人で作ってきた音楽を無くしていく彼氏と純粋に音楽を愛するグレタとのすれ違い、彼氏の浮気、別れ。失意のグレタが友人に連れられ行ったライブハウスで会社をクビになった落ち目の音楽プロデューサーのダンと出会います。そんな人生のどん底の2人が出会い、一緒にアルバムを作成していく過程で新しい歌と人生の物語が再び始まっていく、という内容です。正直設定も展開もありきたり。次の展開もなんとなく読める…それなのに見終わったあとの感動が予想を越えてくるのです。好きなのは、人生のどん底みたいな状況でも主人公の2人が全く腐ってなくて、本当にまっすぐ自分の力で生きていこうとしているところ。環境のせいや誰かのせいにすることなく、自分で良い方向に人生を切り開いていく姿勢に勇気を貰えます。決して毎日が幸せ、全てがハッピーエンドという訳ではないのに、見終わったあとは自然とすっきりして幸せな気分になれる映画なのです。また、街角で収録をするセッションのシーンはワクワクが止まらないし、劇中に出てくる音楽もどれもとても最高でした!!また、グレタの友人役にカープールカラオケで有名なジェームズコーデンやグレタの元恋人役にMaroon 5のアダムレビーンなど実際のアーティストたちも出演し、配役の豪華さも魅力のひとつだと思います。

プラダを着た悪魔 / The Devil Wears Prada
8

最初の方がかわいい。

アン・ハサウェイがとてもかわいい作品です。ヴォーグの鬼編集長にこき使われててすごくかわいそうだったけど、畑違いのところでがんばる彼女には好感が持てました。なんか、彼女にファッションを見せてくれるスタッフがいたり、なかなかおもしろかったです。私も、そんなにファッションって得意じゃないのですが、あんなにたくさんの靴とか鞄とか服を見ると、テンションがあがります。雑誌の編集も大変だなと思いました。
アンはもともとは太くて、ファッション誌にはちょっと…という役で、たしかに痩せていくんだけど、はっきりいって、最初のころのほうがかわいいです。それに、全然太ってないじゃんと思いました。アメリカはデブだと出世できないとか聞きますが、私はアメリカで生きていけないなと感じました。そこがちょっと気になるところです。アンは仕事仕事になって、彼氏ともうまくいかなくなったりしてます。たしかに、あそこまで忙しいとプライベート充実は難しいのかもしれません。でも、やっと仕事がのってきたのに、そういうときにやめろよとか言われるのも腹が立ちますよね。そういうときこそ、支えてほしいものです。ファッショナブルでアグレッシブな作品でした。私ももう少し、ファッションに気を使おうかなと思いました。

Undertale / アンダーテイル
10

自分が決めるRPG

Undertaleは一見ただの2DRPGに見えるかもしれないがそれは違う。
普通のRPGであれば敵を倒しプレイヤーのレベルを上げて先に進む。
しかし、このゲームは敵を一人も倒さなくてもストーリーを進めることができる。敵との戦いはただ攻撃するだけでなく「会話する」など本作でしか見たことのない選択肢が多く存在する。
このゲームにはプレイヤーが想像したことに答えてくれるのも良い点だ。
例えば「ここで来た道を戻ったらどうなるのだろうか」などゲームをプレイして感じたことを行うと別のイベントがあったり特別なキャラクターに出会うこともある。
そんなプレイヤーの考えを読んだ数多くの隠し要素が存在するのもこのゲームを楽しいと感じる理由だろう。
このゲームについて説明するうえで外すことができないのは、「BGM」だ。キャラクターの状況やエリアの雰囲気に合わせて変わるBGMは想像力を掻き立て、印象に残るゲームとなるだろう。ボスとの戦闘中などBGMのおかげで自分が戦ってるような臨場感を味わうことができた。
シナリオはギャグもあるが終盤の盛り上がりが一番インパクトが強いだろう。RPGにおけるプレイヤーの概念を打ち壊してくれるシナリオは今までのゲームプレイの常識を覆し新しい考えを生みだしてくれるだろう。

Re:ゼロから始める異世界生活 / リゼロ / Re:Zero
7

アニメ2期の制作が決定しています

※盛大なネタバレを含んでおりますので、ネタバレが嫌な方はスルーでお願いします。
「小説家になろう」で連載されている異世界もののファンタジー小説です。ひきこもりだった主人公のナツキ・スバルがある日突然異世界に召喚されてしまい、ハーフエルフの少女エミリアと出会います。この世界では災厄と呼ばれる存在がおりその災厄がハーフエルフであったことから、エミリアは人々に嫌われていました。エミリアに一目惚れしたスバルは彼女を助けるため様々な困難に立ち向かいます。しかし腸狩りと呼ばれる女と出会ったスバルはエミリアとともに殺されてしまいます。死んだと思ったスバルでしたが、次の瞬間目を開けると、なんとエミリアと出会う前に時間が巻き戻っているのでした。その後何度殺されても時間が巻き戻ることから、スバルはこの現象を「死に戻り」と名付けました。何度も死に戻りを繰り返しながらも必死にエミリアを助け続けたスバルは、ついにエミリアに告白することができたのでした。
と、ここまでがアニメ1期のあらすじです。すでにアニメ2期が制作中となっているようで、今から楽しみで仕方ない皆さんが多いのではないでしょうか。さて2期について原作を知っている私がちょっとだけ触れますと、アニメ1期でおそらく人気キャラ1位だったであろうあのキャラに衝撃の展開が訪れます。もちろん主人公のスバルのことですから、そのキャラを助けようと大いに頑張ってくれると思うのですが、1クールだけで終われる内容ではないと思っています。果たして2期ではどこまで話をすすめてくれるのでしょうか?またはオリジナルストーリーになる可能性も捨てきれません。とにかく最新情報に期待ですね!

3月のライオン / March Comes in Like a Lion
9

可愛さと厳しさと

『3月のライオン』は羽海野チカ原作のアニメ作品で、現在は第2期まで放映されている。
「漫画のほんわりとした絵が好き」という原作ファンも納得できる、可愛らしい柔らかな絵と実力派声優陣の気迫のこもった演技が楽しめる作品だ。

主人公の桐山零は15歳でプロ棋士となった高校生だ。零は両親を亡くしており、引き取られたプロ棋士の家では二人いる実の子よりも将棋の才能があったため、妬まれてしまう。その家を出て一人暮らしを始めた零はある日、明るく可愛い三姉妹と出会う。

棋士の話なので将棋の対戦シーンも出てくるのだが、将棋の知識がなくても楽しめるように工夫されている。その上、将棋の監修をプロ棋士の方が行っているので、将棋を指す人にも見ごたえ十分だろう。将棋を知っている人も知らない人も、これから知りたい人にもぜひお勧めしたい。
そして可愛らしい登場人物たちがそれぞれ抱える苦悩、プロ棋士という孤独な戦いを続ける者の心情を見事に描き切っている。厳しい世界だからこそ、この作品が魅せる“人の優しさ”がじんわり沁みる。
白黒はっきりと悪者を描かないのも魅力の一つだ。『3月のライオン』には、育て親であるプロ棋士の娘やその娘の不倫相手の棋士などがいるのだが、回を追うごとに彼らには彼らの事情があったり、一体どんな人間なのか掴みきれないように良い面も悪い面も描かれている。特に大人の視聴者には深い印象を与える登場人物だと思うので、ぜひダークな登場人物にも注目してほしい。

言の葉の庭 / The Garden of Words
7

雨宿りから始まった“孤悲”

靴職人を目指す男子学生のタカオは、雨の朝は学校をサボって新宿御苑で靴のスケッチを描いている。
そこで偶然出会った年上のミステリアスな女性ユキノと雨の日のベンチで逢瀬を重ね、心を通わせていく。
あの時感じた日常のふとした一瞬を切り取る、新海誠のテクニックが冴えわたる作品。
作中ではBGMのピアノと環境音の描写で登場人物の心情を際立たせ、46分の長さで過不足なく見事に表現されている。
「あの人に会いたいと思うけれどその気持ちを抱え込んでいるだけではガキのままだ」。
バイトをしながら靴職人になるための努力を惜しまず、現実にもしっかり向き合うタカオは賢く大人びている。
「私、まだ大丈夫かな」。
仕事や人間関係に躓き、動けないでいる成人女性のユキノは自分の至らなさばかり目につき、心身に影響が出てしまう。
キャラが全く異なる二人を対比させて学校で再会する展開は、テンポが良くストーリーに引き込まれた。
疲れきったユキノと厳しい現実から脱却しようと自分の目標に向かってひたすら走るタカオの切ないストーリーは、必見。
それにしても、思いを寄せる年上のお姉さんとの会話にうつつを抜かさず、自分の目標に向かってひたすら走る男子学生は稀少。

ドラゴンクエストシリーズ / ドラクエシリーズ / Dragon Questシリーズ / Dragon Warrior series / DQシリーズ
10

何年経っても感動できる名作品

ドラゴンクエスト。私は、15年以上プレイし続け、この作品と少年時代を過ごしてきました。そんな私がお勧めするこのゲームの面白さを2つのテーマに絞って書かせていただきます。

・どの作品から遊んでも大丈夫!
ドラゴンクエストは、11作品ありますが、話は続いていません。その為、どの作品から遊んでも大丈夫です。私のお勧めは、最新作の11から遊ぶのをお勧めします。映像のクオリティー、個性豊かで多数なキャラクター、膨大で濃厚なストーリーなどお勧め要素がたくさんある為、初めてドラゴンクエスト をプレイする方にぜひやっていただきたいです。
ドラゴンクエストの本作品以外にも、ドラゴンクエストヒーローズ(無双ゲーム)やドラゴンクエストモンスターズ(モンスタ育成ゲーム)などがあり、様々なジャンルを楽しめます。
ゲーム機本体につきまして、Switchとスマホがあれば、ほとんどのドラクエシリーズを遊ぶことが出来ます。

・個性豊かなキャラクター達
ドラゴンクエスト 本編の11作品につきまして、毎回主人公が変わる為、作品毎に物語が違い、多くのキャラクターになりきり楽しむことが出来ます。仲間も個性豊かな登場人物の為、物語を進めていく内に感情移入をしたり、お気に入りのキャラクターの装備を整えたりとやり込み要素が多くあります。
また、仲間だけでなく、敵キャラクターのモンスターも豊富です。自分のレベルを上げてやっと倒せる強敵もいれば、その強敵を仲間にして一緒に戦うこともできます。

書き出すとまとまらなくなる為ここまでにしますが、読んでいただき興味を持たれた方は、ぜひ一度プレイしてみて下さい。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE / 隻狼 / セキロ:シャドウズ ダイ トゥワイス
8

SEKIRO、最高。

SEKIRO。フロムソフトウェアが開発したシングルプレイのアクションゲーム。
オリジナルの世界観の日本で、相次ぐ戦乱で荒廃した血なまぐささや、四季の表現が描かれています。思わずスクリーンショットを撮りたくなるような、美しい風景も楽しめます。

ワイヤーアクション・鉤縄を使いマップを縦横に動き回る。高いところに登って行き先の確認をし、敵の配置されている場所や数などの情報を把握することで、どうやって進んでいくかをじっくり考える。敵の背後や頭上から不意打ちして、一撃で敵を倒せる忍殺を決めたり、交戦を回避して進めるルートなどを選ぶ、などができるようになっています。
剣術や体術、手裏剣や仕込み槍、爆竹などの義手忍具を状況に応じて使い分け、様々な敵と対峙します。
試行錯誤をして、剣術・体術・忍具を駆使して、強敵やボス敵を倒しステージを進めることで、腕前の成長を実感できます。

緊張感のある戦闘シーン。
敵の危険な攻撃を見切って隙をつくり、敵の攻撃が当たるジャストタイミングで防御をして相手の攻撃を弾く、など敵の隙をついて攻撃します。その攻撃を弾き防がれ、といった攻防で緊張感のある剣戟を再現しています。
とくにボス敵との戦いでは、刃物と刃物がぶつかる、火花散る剣戟となります。激しく、それでいてミスをすれば死ぬという緊張感が常にあり、手に汗握る戦いを楽しめます。

天 天和通りの快男児
10

麻雀を知りたい人にも、人間の心理学に興味がある人にもおすすめな漫画です。

漫画「天 天和通りの快男児」は麻雀を題材としている漫画です。
麻雀といえば運によって左右されることが大きいのですが、この作品ではそういった運による勝負展開ではなく、ひたすら理詰めで解説をしていきます。例えばテンパイになった時にはそのテンパイの受け方が何通りあるのか、あるいは切る牌が何通りあるのか、などを実に丁寧に解説されています。
また相手の捨て牌や、テンパイの形の読み方にしても理詰めで考えていき、時には直接相手の手牌や捨て牌をよむのではなくて、他の人がどのような捨て牌をしているのか、から読んだりもしています。
それから、この漫画では麻雀という勝負時における人間心理の描写も実に濃密なまでに行われています。漫画の主人公は一応はタイトルにある天貴史という男なのですが、もう1人の主人公として井川ひろゆきという青年もいます。麻雀の勝負時における手牌の描写は、天よりもむしろひろゆきの手牌の方が多いくらいです。
この漫画は大別すると3つのパートに分かれています。第1部は天とひろゆきの出会いとその2人の勝負、第2部は天やひろゆきが東の代打ちとして西の代打ちと戦う東西戦、そして第3部では麻雀漫画なのに全く麻雀の描写がないという驚きの展開があります。第3部は天やひろゆきとともに東の代打ちとして活躍した赤木しげるの生前葬の話になっています。安楽死の問題にもふれていたりと生きるとは何かということを考えさせられる展開です。こういった内容ですので麻雀に興味がある人はもちろん、麻雀は知らなくても心理学に興味がある人や生きるとは何かという哲学的なことに興味がある人にもおすすめの漫画です。

宇宙よりも遠い場所 / よりもい / A Place Further Than The Universe
10

よりもい、それは忘れがたい青春の記憶

女子高生4人が南極へ行く物語。と書くと一体どこにドラマ性などがあるのか果たして謎ですが、実際は毎回のように涙腺崩壊ポイントがあり、リアルタイムで視聴していた当時はティッシュが手放せませんでした。自分のように鬱屈とした青春を送った人間でも、4人の次第に何かを成し遂げていく姿に、「これぞ青春だ」と胸が洗われるような思いでいっぱいでした。
主人公たち4人のキャラクター設定が、萌え系アニメにありがちなディフォルメされた女子ではなく、それぞれに重い何かを背負った人物像系であるところが、物語をぐっと引き締めているポイントだと感じます。報瀬は南極へ行こうという思いだけは誰にも負けないものの、母親を南極で失った心の傷と戦い続けていますし、日向は一回空気を読まなかったことで高校を退学するはめになってしまいますし、ゆずは生まれてこの方ボッチで、友情というものが何かよくわかっていません。そんな中で割とお気楽なのがキマリだと感じます。他のキャラクター設定が重い分、キマリの明るさや天然ボケっぷりが、物語をシリアス一辺倒へ偏らせなかった要因ではなかったでしょうか。
女子高生が南極へ行くという青春真っ最中の王道展開と、キャラクターの過去が奇跡のようなかみ合わせで合致し、傑作になった作品です。

岡村靖幸
10

シンガーソングダンサー

デビュー当時は時代が永遠に追い付かない天才、とよく言われていました。独特の歌唱法と歌の世界観で当時はなかなか他にこんな歌を歌う人はいませんでした。セクシーな歌とダンスで和製プリンスとも言われてます。作曲や演奏の才能もスゴくて元々は作曲家としてデビューしていて渡辺美里や鈴木雅之など有名な歌手に楽曲提供していて、特に渡辺美里が多くコーラスにも参加していました。そこで、見いだされてデビュー、と確かな才能に溢れる実力派だったんですが、残念なことに覚醒剤に手を出してしまったんです。出所してはまた、覚醒剤で逮捕を繰り返したのでもう無理なんだろうな、と諦めていました。ところが、ここ数年は覚醒剤を使用せず(多分)安定したペースで活動しています。色んなアーティストとコラボの活動が増えたせいか新たなファン層まで獲得しています。長年の不摂生が祟っているんでしょうか、ビジュアルはちょっとキモいおじさんだけど、そんな見た目であのキレキレのダンスを踊るからそのギャップに目が離せない感じです。まさか、再びミュージックステーションで見る日が来るとは思いませんでした。昔の曲もかっこいいし、YouTubeとかで見れるけどやっぱり、新しい曲が聴けるのは嬉しいです。今はただ、再び覚醒剤に手を出すことなく、今のペースで活動を続けていってほしいな、と切実に思います。昔の曲を知らない人は今聞いても古い感じもしないしかっこいいので、ぜひ聴いて才能を感じてほしいと思います。

ナナヲアカリ
8

ナナヲアカリ3つの魅力

ナナヲアカリさんは日本のポップ歌手ですが、形態としては楽曲提供を受けて歌唱するというものですので、曲調は変わったりすることもあります。しかし、やはりプロのアーティスト色んな楽曲を通してのナナヲアカリさん本人の魅力をお伝えしたいと思います。

・脱力系の気楽な歌声
ナナヲアカリさんの歌声はプロの声量をいかしたようなパワフルなものでありながら、どこか気の抜けた印象を受けます。これは、長時間ずっと気楽に聴けて聞いていても聞き飽きない魅力になります。

・現代風刺的歌詞
ナナヲアカリさんへの楽曲提供は複数の方が行っていますが、全楽曲通じての特徴として現代の10代20代のトレンドに対して苦言や苦悩を表すものが多く、ターゲットされた世代では興味深い内容なのではないでしょうか?少し語り口調で歌われる部分ではより強くその傾向があります。

・コーラスの可愛さ
1番目で紹介しているところとも少し重なる部分があるのですが、サビの間やサビ入り前の自身でされているコーラスの少し力の抜けた声が、ナナヲアカリさんの独特の世界観を際立たせてボーカルをより引き立てています。

これらの特徴が好みに合いそうだと思う方は、ぜひナナヲアカリさんのメルヘンでポップな独特の世界に魅了されてしまいましょう。

緑黄色社会 / リョクシャカ
9

のびやかで素直な歌声が魅力!

私がおすすめするのは「緑黄色社会」という4人組バンドです。
愛知県出身の若いバンドですが、特にベースの技術が高いこともあって注目されているバンドです。
少し前まではまだネットなどで見る機会が少なかった気がしますが、最近はネットや動画で名前を見かけることが増えたり、ワンマンライブでツアーをしていたりと、どんどん有名になってきています!

魅力はたくさんあるのですが、まずはボーカルの長屋晴子さん!
高温まで綺麗に出るのですが、決して細い声などではなく、時に力強く、時にやさしく繊細に、さまざまな声色を感じさせてくれます。楽しい曲も悲しい曲も、怒っているような曲も、別れの歌も…ありとあらつる曲に対し、その曲を心から歌い上げるその声と様子はとても素敵で、拝見していて全く飽きません!
次に、グループ全体の調和感です。
ツアーでみせてくれる演奏はもちろんですが、ラインライブなどでトークをしているところをみていてもとてもメンバー間の仲が良く、のほほんとしていて、素朴なようで楽しげで、見ていて「仲がいいんだなあ」ととてもほっこりした気持ちになります。
時折でてくる関西弁もかわいくてとってもおすすめ!
曲のすばらしさ、パフォーマンスのすばらしさ、メンバーの心地よさ、どこをとってもとってもおすすめなバンドです!

ラブライブ!サンシャイン!! / Love Live! Sunshine!!
10

タイトルなし

このアニメは1期と2期に分かれており、1期ではAquorsの結成までの道のりや、ライバルグループ・セイントスノーとの出会いの回を描いている。その中でもラブライブというコンテンツを覆した人物こそやはり1期の第7話で初登場した理亞と言っていいだろう。8話にAqoursにたいしてラブライブは遊びじゃないと一喝したことやメンバーにあの子バカなの?と暴言を言う始末だった。しかし2期の9話ではその理亞のメイン回が放送される反響ぶり。8話の北海道予選で敗退してしまったセイントスノー。姉妹の空気が悪くなっていた矢先Aquorsがセイントスノーの自宅に訪問。そこでルビイは理亞が1人で泣いているところを目撃する。後日ルビイは理亞に話したいことがあると連れ出し2人は姉のことでケンカになってしまうもののルビイはこのままじゃいけない。姉たちに成長したところを見せるために新曲を自分たちで作詞することを提案。花丸と善子も合流し1年生チームで時間をかけやっと完成する。心を開き始めた理亞だったが実は通っている学校では図書室にこもっていたりクラスに馴染めずにいたことが判明。そこでルビイは北海道のクリスマスイベントにアクアとセイントスノーが合体したセイントアクアスノーとしてイベントに出演することをイベント関係者に直談判し承諾を得る。そこに実は理亞の同級生も駆けつけセイントスノーのことを応援していたと聞き理亞は涙を流す。そして、1年生チームだけでなく他のアクアメンバーやせいらも合流しイベントは無事成功する。

進撃の巨人 / Attack on Titan
8

今更ながらハマってしまいました!進撃の巨人が面白い‼

数年前から話題になっていて、実写映画化、アニメ化もしている進撃の巨人。
話題になっているのだから、きっと面白いのだろうけど、巨人がグロテスクだし、人がたくさん食べられる場面が取り上げられていて、気持ち悪くなりそうで見るのに抵抗があったのですが、最近第三期のアニメが始まり、いろいろなところでアニメの再放送や漫画の無料化がされていたので、試しに漫画を読んでみたら、止まらなくなってしまいました。
メディアで取り上げられている人間対巨人の戦いではもちろんありますが、それだけでは語り切れない背景があり、巨人が人を食べるシーンは確かにグロテスクですが、そんなこと気にならなくならないくらい内容が深いです。100年もの間壁の中で平和な生活を送れていたのに、なぜ超大型の巨人が突然現れ、侵略を許すことになってしまったのか。そもそも壁はどうやって築かれたのか。巨人はなぜ存在するのか。たくさんある謎が少しずつ解明されていくストーリー展開に引き込まれ、いくつもの予想を裏切られ、先を読まずにはいられなくなります。
それでも、グロテスクなものはできるだけ見たくないという方には、漫画がおすすめです。アニメと漫画の話の違いはほとんどないので、早く先が見たい!という方には、アニメのほうがおすすめですが気持ち悪さは倍増です。話が進むにつれ、グロテスクなシーンは減っていくので始めを乗り切れれば後は大丈夫だと思います。読まず嫌いになっている方も一読の価値のある作品だと思います。

静かなるドン
9

全巻読破しました!

最近ですが、初めて読み始めました。1巻はちょっと古くさく感じましたが読み進めるうちにハマってしまい最終話108巻までいっきに読みました。どんどん絵が現代的になっていて、知らず知らずに変化していました。途中で懐かしい登場人物が出てきた時にまた1巻を見直してみたら絵の違いにビックリしてしまいました。特に秋野さんはファッションや髪型だけではなく、女性としての艶だけではなくて別人のようです。比べてみる楽しみもあるかと思います。

お話しの内容も、極道界をおもしろ可笑しく表現してあり声を出して笑ってしまいます。少しエッチなところもありますよ!でも豊美はエロ過ぎます。

また登場人物の名前が、武将たちの名をモデルにしていたりしているので歴史好きにはたまらないと思います。

ドンの近藤静也は昼間のサラリーマンがやっぱり可愛くて好きです。女からの目線では女性がすぐに惚れてしまうヤクザのドンとしての姿も捨て難いですが。
私が好きな鳴戸親分です。男も惚れる一本気なところと何処でも自分らしく遊んで暮らしているけどだいじなときにはまた登場してくれる期待を裏切らない所が好きです。

保毛尾田兄弟もときどき出てきては笑わせてくれるので、私の中では重要人物でした。

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様
8

まさしく「新」テニスの王子様

本作品は週刊少年ジャンプで連載されていた「テニスの王子様」の続編です。本作からでも楽しめるとは思いますが、前作を読んだ上で読み始めるのをオススメします。
テニスのU-17(アンダーセブンティーン)日本代表を決める合宿のために集まった主人公・越前リョーマをはじめとした中学生たち。代表に選抜されるべく、新キャラクターの高校生たちを交えて熱い試合が描かれます。
テニスの王子様の魅力である、個性的なキャラクターと派手な技は本作品でも健在。いや、更に進化しているといってもいいかもしれません。
打球の威力でコートや壁が壊れるのはもはや当たり前。両手でラケットを持って試合をする「二刀流」の大曲竜二や、空間を削って打球を静止させる技「ブラックホール」は、バトル漫画かと思うほど見応えがあります。
さらに、前作では違う学校でライバル同士だった選手たちがダブルスを組んで試合をするのも本作品の見所の一つでしょう。人気キャラ同士の跡部と仁王がダブルスを組んだら、はたしてどんな試合を見せてくれるのかなど、前作でファンが見たかったものを見せてくれる作品になっていると思います。
今現在も連載中の作品であり、日本代表と世界各国の代表との試合が描かれています。そこでどんなとんでもない技や展開が見られるのか。引き続き楽しみです。

高橋優
9

心にグッと来る名曲そろっています。

穏やかな曲や早口の曲など様々ありますが、どの曲も名曲ぞろいです。メッセージ性があり、思い悩んでいる時や、元気をもらいたい時にうってつけのミュージシャンです。
代表曲としては、「明日はきっといい日になる」があります。今日嫌なことがあった人に、明日への生きる活力を与えてくれる素晴らしい曲です。
穏やかな曲でオススメなのが「ロードムービー」です。人は誰しもが誰かしらとつながって生きているということを再認識させてくれます。仕事や学校生活、人間関係に疲れた人には、きっと何か響くものがあるはずです。早口の曲でオススメなのが「ルポルタージュ」です。

歌詞の言い回しがとても素晴らしいです。現代の情勢を風刺で表していて、聞いていてとても面白いです。そして最初から最後まで勢いのある音楽、聴いていてとても刺激を感じます。
挫折してしまった人、今何かを諦めようとしている人注目です。心の中の闘志を再び燃やしてくれるきっかけとなる歌です。ぜひ聞いてください。高橋優の曲は、人生のどこかの場面で必ず何かを感じさせてくれると思います。

囚われのパルマ
10

監禁の男性を監視!

この「囚われのパルマ」というゲームは、スマートフォンのアプリケーションゲームです。
監禁されているイケメンの男性、キサラギハルト君を監視しながら、記憶を取り戻すゲームです。「監禁!?」「監視!?」と、大体の人ならそう思ってしまうところですが、本当にこのゲームは監禁、監視のゲームです。
記憶喪失であるハルト君は、ある薬品のプロジェクトのメンバーの一員であります。しかし、そんなハルト君は、このプロジェクトて重大な研究の鍵を握っているのですが、その記憶が突然の記憶喪失により、思い出せなくなってしまう。しかも、その研究は危険かつ違法なものであり、口外してはいけないものでもある。そんなことにより、ハルト君を離れた小島の監禁施設に預けられ、記憶を取り戻すためにユーザーがハルト君と触れ合い、会話したりしながらコミュニケーションをとって記憶を取り戻すというゲームです。
犯罪っちくながらも、女性にはうれしいサービスシーンがあり、パンツ姿のハルト君の姿が見れたいとなかなかないゲームだと思います。また、スマートフォンならではの、触れ合いでは指でハルト君の手を合わせたりとの体験もでき、すごく女性にはドキドキできるゲームだと思います。

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
10

タイトルなし

HUNTER×HUNTER面白いです。休載が多くてなかなか話が進まないのが玉に瑕ですが、それを含めても内容が面白いので人気があります。

最近では団長VSヒソカを経て、今では旅団VSヒソカという構図になり、とても楽しみな内容になってきています。作者の方が旅団は全員死ぬと公言しているので、おそらく今回のヒソカとの戦いの中で死んでいくのかな?と予想できますが、果たしてどうなるでしょうか。ヒソカに殺されるのか、それとも他の誰かに殺されるのか、もしかしたら今回の話の中では生き残るかもしれません。旅団は出てきた当初から強キャラ感があってあまり負けるところが想像できなかったので楽しみな半面、強キャラだからこそ負けさせるならば読者が納得のいく負け方をさせてもらいたいなと思います。

今の作中の舞台には全てを把握できない程の多くのキャラが出てきており、誰が誰を倒すのかがほとんど想像できない状態です。いろいろな能力も出てきていて格闘の描写が楽しみです。旅団には不思議な能力を使う敵と戦うのではなく、力と力のぶつかり合いのようなどちらが強いかわかりやすい明確な戦い方をしてもらいたいです。

今回は少なくとも旅団の戦いが終わるまでは休載がないことを祈っています。

機動武闘伝Gガンダム / Gガン / Mobile Fighter G Gundam / Mobile Fighting Legend G Gundam
9

地球がリングだ!相手もガンダムだ!

機動戦士ガンダムが今年で40周年を迎えようとしていますが、その間には様々なガンダム作品があり、新たな世界観・ガンダム像によるストーリーも多く展開されました。その転機となる記念すべき作品こそ、「機動武闘伝Gガンダム」なのです。
1994年に作られた当時は、いわゆる格闘ゲームが大ブームの真っ只中で、本作も世界中のお国柄を反映したようなデザインのガンダムが、操縦者(ガンダムファイター)の能力や動作をトレースし特徴を生かした対戦を行います。
主人公はドモン・カッシュで、トーナメントで勝ち上がりながら行方不明の兄を追います。戦いを通じてドモンは対戦者達と心を開き、やがて自分の師匠マスターアジアの陰謀に立ち向かうなか、謎のファイターシュバルツとの邂逅を経て「明鏡止水」の境地に達します。しかしマスターアジア操るマスターガンダムとの激戦にて乗機であるシャイニングガンダムが大破。絶体絶命のピンチに空から球体が現れその中から新たな機体、モビルファイターゴッドガンダムにドモンが乗り込みマスターを撃退します。決戦の地ホンコンには勝ち抜いてきた猛者が揃い、ドモンを苦しめます。そこで出会う美少女ファイター・アレンビーとの奇妙な友情と秘めた謎、ホンコンの首相ウォンとマスターアジアの暗躍、果たしてドモンは戦いを制しガンダム・オブザ・ガンダムの称号を得られるのか、さいごに控える「究極のガンダム」の正体とは、戦いしか知らぬドモンの心を満たすものとは、それではガンダムファイト・レディー・Go!!

BEASTARS / ビースターズ
8

動物世界の種族差を描く作品

物語の始まりは、アルパカのテムが誰かに殺害される場面から始まる。肉食獣と草食獣が共存し、中高一貫全寮制でもあるチェリートン学園で、犯人は学園内の肉食獣なのではと噂される。その中で雄のハイイロオオカミである主人公のレゴシは、友人であったテムの片想い相手の羊・エルスにテムの遺したラブレターを渡そうとするが、誤解を受けてしまう。エルスにラブレターを渡せ、エルスからの誤解は解け、みんなにも伝えると言われるが、それは死んだテムの片想いも周りに知られてしまうこと、またハイイロオオカミである自分は怖がられることに慣れていると拒否をする。
オオカミでありながら、捕食者である自分を嫌悪するレゴシではあるが、学園の絶対的カリスマであるルイの頼みで、深夜の演劇練習の見張りをしている際に、ウサギのハルに出会う。見張りとして捕まえたその時に捕食者としての本能が現れてしまう。その場は事なきを得たが、演劇部の美術チームであるレゴシは、新入生歓迎会のための花を貰いに園芸部へ向かう。そこで出会ったのは、自分が食べようとしてしまったハルだった。ハルに初めて雄として扱われ、恋愛感情を抱くレゴシであったが、ハルは本能的に捕食者であるレゴシを怖がっていた。また、ハルはルイと恋仲でもあった。
肉食獣と草食獣という壁は、人間の人種と近しいものを感じさせる。これから先、互いが真に分かり合える日はくるのか、私たちの社会でも大きな課題であると感じさせられる。また、テムを殺した犯人は誰なのか、それも気になるところである。