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7mminami619のレビュー・評価・感想

ネコロポリス計画定例集会
8

ネコファースト社会の実現を目指す猫たち!

猫好き向けサイト「ねこねこ横丁」で2018年10月22日〜2019年2月22日にわたって連載されていた猫漫画です。作者の深川直美さんはイラストレーターで、多くの書籍の表紙や挿絵を手掛けておられるほか、朝日新聞beの連載コラムなどの挿絵で1コマ漫画のような面白味のある作品を描かれている方です。
物語は公園で集会をする3匹の地域猫と、一癖も二癖もある人間たちとの絡みがコミカルにえがかれます。
猫たちのリーダー(?)ダイトーリョーは人間に捨てられた恨みから、「人間を排斥したネコファーストの社会を実現するのだ」と息巻いて演説しますが、あとの2匹のナガソデと小松菜(小松菜の箱で捨てられていたため)はかなり冷ややか。でも気まぐれに、日によっては賛同することもあります。
公園にはいろんな人間がやってきて、猫にかまったり、猫からかまわざるを得なかったり、怪しげな儀式をしたり、落ち込んだり争ったり…抱えた問題は解決したりしなかったり。
猫も可愛いばかりの描き方はされませんが、主張の強さが強調され面白いです。
全12話が1冊の単行本になっていますが、第2話だけが連載時と大きく変更されています。「ねこねこ横丁」にて1〜3話は読むことができますので、読み比べてみるのも良いのではないでしょうか。

超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! / 超余裕!
7

異世界初?のチーム戦

異世界転生ではなく、召喚もの。特徴的なのは、異世界に来たから能力が上がるのではなく、元々ハイレベルな奴らが召喚されていること。
現代社会でも、トップレベルの能力を持つ奴らが、異世界に来たらどうなるか?を描いた作品です。「トップレベル」は一例として、現実の医者が50~60歳くらいで到達するレベルに、高校生で達成済みになっている…とか。

話の展開は、冒険ものでよくある敵のインフレ。町の商工会から、領主から、国のトップなど….。そんな相手に、異世界で何の力も持たない、あるいは、多少強い力しか持たない町民や兵士が、主人公の司を含む、転生メンバーが持ち込んだ武装を使って、帝国主義の社会に、反旗を翻していく。この場合のそれぞれの世界レベルは、科学が高レベルに発達した現代日本と、中世ヨーロッパ並みの異世界。なので司達は、常に数世紀先の技術を使って、異世界全体に戦いを仕掛けていくことになります。
そこで、「仕掛ける」と書くと、司達がいかにも「好戦的」と捉えられそうですが、どちらかと言うと逆です。異世界の町や村は、帝国の圧政に苦しんでいる状況なので、司達の行動は、現地人からはどちらかと言えば、救世主と捉えられます。実際、話の中で起こる問題は、苦しめられている人たちを司達が助ける、と言う構図になっています。
ただし、これでは数世紀先の技術の方が、圧倒的じゃん?と疑問が沸くかと思います。ところが、異世界ものとしてはよくあるパターンで、現代社会には無い「魔法」の概念があります。この魔法が厄介で、アニメの最後の戦いでは、司達が製造する科学兵器に対し、魔法の槍の方が強い力がありました。その為、戦いに勝ったとしても、犠牲が0にはなっていません。

それぞれのエピソードの展開に対し、基本的には主人公側の能力が圧倒的に高いので、敵の打ち負かし方に関しては、見た後にスカッとする内容でした。敵が大きくなるにつれて、わくわく感も高まっていく感じがします。後は、ロリキャラが少なく、サービスシーンなんかは目の保養にばっちりです。

苺ましまろ
10

ギャグ漫画おすすめ1位

「苺ましまろ」という作品は主な登場人物が5人おり、そのうち4人が女子小学生である。そのため、いわゆるロリコン御用達の作品でもある。しかしこの作品は他のロリコン向けの作品とは一線を画している。他の作品では萌えとギャグの割合が2:8くらいであるが、この作品は8:2くらいの割合であり、非常にギャグ要素が強いのである。登場人物もみな特徴的であり、常識人でツッコミの千佳、隣人でトラブルメーカーのギャグ担当の美羽、内気で泣き虫な一つ年下の茉莉、英語の話せないイギリス人と強い個性を持っています。主人公のツッコミと、友人の美羽のボケでのギャグの応酬があり、箸休めにその他の友人とのほんわかとした癒しのお話が挟まれるような構造です。ギャグ漫画の魅力もありながら、登場人物たちの服装というのは、多くの作品では現実離れしていたりダサい場合が多いが、この作品ではかわいらしく、色鮮やかなのが特徴的。もう一つの特徴としては男性の登場人物が非常に少なく、95%以上は女性キャラのみで構成されていることです。ほんの少ししか出ない男性キャラであるが、完全なモブというわけではなく、しっかりと笑いに貢献していることも評価できるポイントです。この作品の連載速度は非常に遅いのですが、終わらないということは根強いファンがいて、出版社とも良好な関係を気づいていないとできないことであると私は考えています。この事実から非常に面白い作品であるという証明になっているとおもいます。なので、まだ読んだことのない方にはぜひ読んでみてほしいです。

福山雅治 / ましゃ
10

その歌詞に全日本人が想起する 淡い恋から燃えるような熱い思いまで全てを代弁する日本のアニキ 福山雅治

現在、歌手と俳優の両方でトップを牽引する福山雅治さん。彼は1990年当時21歳の時に「追憶の雨の中」でデビューを果たしました。今ではたくさんのヒット曲で有名なためデビュー当時から売れていたんだろうと思う方もいると思いますが、当初は全く売れませんでした。その後テレビドラマ「愛はどうだ」、あんちゅあ~んで有名な「一つ屋根の下」の出演を機に‘あのイケメンは誰だ!‘‘挿入歌は誰の歌だ!‘と有名になり、1993年にリリースされた「MELODY」で紅白出場を果たして一躍トップスターの仲間入りとなりました。
今回は福山雅治ファン歴9年で平成生まれの18歳をも魅了する、福山雅治さんの心を引き裂くかの様な恋に関する名曲を感想とともにご紹介致します!

・桜坂
この曲は説明が要らないくらいだと思います。「君じゃなきゃだめなのに」「愛は今も愛のままで」など未練たらしい歌詞がありますが、思いもしなかった別れにより気持ちの整理がつかなくなる、似たような経験を味わった人も多いでしょう。楽しかったはずの過去がその後の別れにより、涙に変わる。海よりも深い失恋を経験した人には涙無しには聴けない曲です。2001年にリリースされてから20年経った現在も失恋歌・春歌として愛され続けています。

・最愛
この曲は‘実に面白い‘で有名な福山雅治主演ドラマ「ガリレオ」の劇場版「容疑者Xの献身」の主題歌として作成されました。映画を見た方には石神というキャラクターと最愛という曲の重なり具合に思わず目が潤んだことと思います。映画を見ていない方にとっても出だしの‘夢のような人だから夢のように消えるのです‘というワードから実らぬ恋の気持ちのやりばの無さやもっと感情を表に出しておけばよかったなど、様々な形で訪れる後悔を切ないバラード調で表現し男性・女性両方の気持ちを上手く汲み取った、鎮魂歌となっています。

・恋人
この曲はあまり知られていないのが残念なくらいで、皆さんにおススメしたい曲です。自分自身、‘こんな曲があったのか!‘と発見した喜びでいっぱいでした。失恋してギザギザに分かれた心を丸くする様な、丁寧にフィットするキャッチーなメロディと心地良いテンポのWパンチに何度も涙を流させられました。この曲で1番話しておきたい点は、別れが見えているという点です。皆さんの中にも、「好きだけどこの人とは別れなければならない」と思いつつズルズルと長引いてしまったという経験がある方もいると思います。その時の心の在り様をそのまま抽出したかのような鮮度の良さがダイレクトに伝わる名曲です。また、そんな経験ないよと言う方にも何故か共感できてしまう全失恋者救済曲となっています。

今回は福山雅治さんの名曲から苦くもあり、切なくもある深い失恋に染み渡る曲を3つご紹介させて頂きました!福山雅治さんはこれらとは対照的に前向きな恋を描いた心躍るポップ調の曲も作曲されており、最近でも30周年オリジナルアルバム「AKIRA」を制作するなどまだまだ最前線で活躍しています。皆さんにとってのお気に入りの1曲を見つけて頂けると嬉しく思います!