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5gaetnergのレビュー・評価・感想

無敵のヴィーナス
10

王道でない恋愛漫画は読み易さ抜群!

椎名あゆみの漫画“無敵のヴィーナス”はおてんばな女子、楓が主人公です。おてんばですが、女の子の心を持っています。そんなおてんば娘を好きな鉄平と、楓の恋愛模様が軸です。恋愛ものにしては、やんちゃで元気な物語ですね。あまりないストーリー性で、出て来るキャラクターは個性が強い人達ばかりで、思わず笑ってしまう場面もありますよ。
最初はライバルだった相手が味方になったり仲良くなったりと、読んでいてほっこりとしてしまいます。一難去ってまた一難という、色々な困難を乗り越え、素直になれないが、互いの想いは通じていきます。楓と鉄平の絆が深まっていき、最終的にどうなるかが気になってしまいますよ。
ストーリーのテンポがとても良く、次のページが早く読みたくなるような凄く面白い漫画です。少女漫画に良くある胸が締め付けられるような切なさはほとんど無く、主人公の相手がキラキラした男子というわけではありませんが、楓がピンチの時は必ず来てくれる鉄平には、少しキュンとするでしょう。
楓みたいにやる事が女の子らしくないというのに、面白みがあります。楓のような女の子はこの漫画を読んで、自分らしさがそのままで良いと勇気づけられるでしょう。恋愛を真面目に考えすぎている人には、恋愛は、ちょっとした誤算やハプニングがあっても、全て受け止めて、楽しんだもの勝ちと思える内容の漫画だと感じます。
王道のキラキラした恋愛漫画では無いので、とても気楽に読める傑作の恋愛少女漫画ですね。王道の恋愛漫画では無いところがこの漫画の魅力でしょう。胸がしめつけられる切ない恋愛漫画が苦手な方にとてもお勧めです。激しい感情の浮き沈みが少ない為、読者は、辛さや胸キュンに息が詰まる感情移入せず済み、読み易さ抜群です。恋愛漫画が好きな方、全般にお勧めです。読んでいないというあなたに是非読んで貰いたいです。面白くて素晴らしいので、オススメです。

Sound Horizon / サウンドホライズン / サンホラ / 幻想楽団 / Linked Horizon / リンクトホライズン / リンホラ / Revo
3

サンホラってなに?ざっくりまとめてみました!

SoundHorizon(サウンドホライズン)
活動期間
第1期2001年~2006年、第2期2006年~
作詞・作曲を手掛けるRevo個人のウェブサイトから、2001年末より同人音楽サークルと活動を開始。
「幻想楽団」と称し、物語性のある歌詞と音楽でミュージカルのようにも感じられる「物語音楽」を主な作風です。
曲は個人の好みがはっきりとわかれるところ。
1つの曲が7分を超えるものが多く、5分で終わると短いと思えるほどです。
webで「サンホラとは?」と調べようとすると「サンホラ 怖い」と真っ先に出てくるくらいに、曲の中で登場してくる人物は大体亡くなります。とあるライブでは、Revoを紹介する時に「人殺しソング界の貴公子」と紹介されていました。
サンホラの特徴
・歌詞が読めないのは当たり前
CDを買うと中に歌詞カードが入っていますよね?
サンホラの場合、歌詞カードが入っていても一切読めません。
歌詞カードの中に絵が描かれている、鎖のピラミッドなど、まず読めません。
そして、日本語で書いてあるのに読み方はドイツ語、数字で書いてあるのに読み方は日本語など、耳で歌詞を聞き取らないと歌詞がわからないのです。
・曲というよりミュージカル
曲のうち半分がセリフかなと思うくらいに、セリフが多いです。
曲全体にセリフのみのもあります。
・将軍に続けー!
サンホラの曲の中には、「〇〇将軍に続けー!」というセリフがあります。
ここは大人しく将軍に続きましょう。「〇〇将軍に続けー!」「おぉー!」です。
コツは恥ずかしがらないこと。恥は捨ててしまいましょう。
以上が、ざっくりとまとめてみた感想です。
個人的には、サンホラの世界観は好きです。ですが、嫌いな人は嫌い。好みが本当にわかれますので、評価はこれで。

toe
10

toeというバンド、自由な形

Gt 山嵜廣和、Gt 美濃隆章 Ba 山根さとし Dr 柏倉隆史 4人組ポストロックバンド。
ライブには都度サポートメンバー、楽曲に参加しているアーティストも登場する自由なスタイルで文字通り音楽を楽しんでいる。
toeは多様な業界からの支持が強い。それを裏付ける演奏力はさることながら、メンバーそれぞれがバンド活動とは違う顔を持っていることも有名な話です。
山嵜氏は空間、インテリアデザイナーで、CM音楽制作も行なっている。SNSでは何やってる人なのか分かりづらい。美濃氏はレコーディングエンジニアであり、自身のバンドのrecording・mix・masteringを担当し、bonobosやゲスの極み乙女。など有名バンドのレコーディングエンジニアも担当されている。この時点でtoeというバンドが只者じゃないと分かるでしょう。山根氏はファッションデザイナーであり、クロックスの立ち上げにも参加している。アウトドア用品の店舗ディレクション、バイヤーとして活動されていて、世界を飛び回っている。柏倉氏はスタジオミュージシャンとして数々の作品に参加されている。the HIATUSのドラマーとしても活躍されています。木村カエラ、ももクロ、坂本真綾など多ジャンルの楽曲参加、サポートドラマーもこなしている。そんな彼らが一つになってtoeライブチケットは即SOLD OUT、海外からの多くの熱声を浴びている。
どのCD、曲が良いとか、お薦めという押し付けはしません。聴くべきだと思っているから。文字では語りきれないから音楽は面白い。

龍が如く0 誓いの場所 / Yakuza 0
10

龍が如く0

本作の魅力といえばなんといっても人気No.1キャラクターの「真島吾朗」が主人公の一角として起用されたことでしょう。
第1作目から主要キャラとして登場し、人気投票では常に首位。不動の人気No.1であった彼がついに主人公として操作できるとあって、ファンからの期待が高まっていました。

さらに、本作品はシリーズ10周年という節目に発売されたということもあり、ファンの期待を裏切らないクオリティとなっております。
アクション性においては、今までになかった3つのバトルスタイルを選択できるようになり、戦闘アクションのバリエーションが広がり、プレイヤーを飽きさせない作り込みとなっています。
また、本作は「桐生一馬」と「真島吾朗」の双方のストーリーを交互に進行することにより、いくつもの真実にたどり着いていきます。
お互いがそれぞれ違う人物やキーパーソンと関わっていく中で徐々に知らなかった事実が明るみに出ていき、最初はバラバラだった点と線が繋がっていくストーリー展開に惹き込まれていきます。
主人公「桐生一馬」の極道の出発点を描く作品なので、他シリーズとのストーリーの繋がりはありません。なので、シリーズを知らない方や、前の作品をやったことがない人でも、安心して楽しめる作品となっています。

Hi-STANDARD / ハイスタンダード / ハイスタ
10

伝説のメロコアバンド「Hi-STANDARD」

難波章浩(ベース・ボーカル)、横山健(ギター・コーラス)、恒岡章(ドラム)の3人を中心に1991年に結成された「Hi-STANDARD」、通称ハイスタ(以下ハイスタ)。
ベースボーカルでスリーピースバンドという新しいスタイルに、メロコアという新しいジャンルを作ったハイスタは、日本のパンク界で一世を風靡します。

1995年アルバム『GROWING UP』をリリース。結成からわずか4年で海外版含め70万枚の大ヒットとなりました。
その後、1997年にはアルバム『ANGRY FIST』をリリース、さらに同年ハイスタ主催のフェス「AIR JAM」を開催。まさにハイスタは飛ぶ鳥を落とす勢いで売れていきました。
1999年には所属レコード会社であるハウリング・ブルから独立し、「PIZZA OF DEATH RECORDS」を設立。
同年リリースのアルバム『MAKING THE ROAD』は100万枚を記録し、インディーズバンドながら異例の大ヒットとなりました。
このアルバムに収録されている『STAY GOLD』はハイスタを代表する1曲となり、フェスやライブでは大盛り上がりする定番の曲となりました。
しかし、2000年に開催された「AIR JAM 2000」開催を最後に、人気絶頂のハイスタは突然活動休止します。

ここから3人は個々の道を歩んでいきます。
横山は、PIZZA OF DEATHの社長をする傍らソロデビューも果たし、難波は沖縄に移り住みスタジオを建設、恒岡は様々なバンドでドラムのサポートをしていきました。

2007年には、難波が自身のブログ「TYUNBLOG」で、「Hi-STANDARDの原盤権を3等分しないなら、『MAIKING THE ROAD』は廃盤にすべきだ。これは金の話ではなく、作品にこめた魂の話だ」と横山への警告文をアップしたことにより、ファンの間では難波と横山の不仲説がささやかれ、ハイスタの復活は絶望的に思えました。

そして2011年。日本が悲劇に襲われたこの年、ハイスタは立ち上がりました。「AIR JAM 2011」の開催。
1曲目は、あの『STAY GOLD』。ファンが待ち望んだHi-STANDARDは復活を遂げました。
10年のブランクを物ともせず輝き続ける伝説のメロコアバンド。それがHi-STANDARDです。