4_na@4_na

4_na
4_na
@4_na
4 Posts
9 Reviews
0 Contributions
0 Likes

4_naのレビュー・評価・感想

東京事変 / Tokyo Jihen / Tokyo Incidents
10

閏年。東京事変再生。

東京事変は、椎名林檎(ボーカル)、亀田誠治(ベース)、浮雲(ギター)、伊澤一葉(キーボード)、刃田綴色(ドラムス)の5人からなる日本のバンドグループだ。2003年に活動を開始したが、2012年の日本武道館での公演を最後にファンに惜しまれながらも活動を休止。ところが、2020年の閏年に東京事変は再生したのだ。彼らにとって特別な日であろう2月29日(閏年)に再生後初となるライブを決行。しかしコロナ禍で多くのアーティストがライブを中止するという判断をしていたため、東京事変の決行の判断により炎上した。ボーカルの椎名林檎を先頭に、東京事変は常に時代や社会に流されない彼ら独自の道を走って来た。今回も彼らにとっての特別を優先してしまったのだろう。今回は、人の命に関わる問題であったため彼らの逆境に立ち向かう強さが裏目に出てしまったと考えられるが、彼らの魅力溢れる音楽の素晴らしさに変わりはない。東京事変の音楽は非常にジャンルに富んでいる。その中でも多くの楽曲に共通しているのは、“今”の重要性を訴えるものだ。例えば、『閃光少女』という楽曲の「今日現在を最高値で通過しようよ」という歌詞、『勝ち戦』の「思い出迷子は負けの始まり 今を実感するものだけが勝つ」という歌詞。椎名林檎の深みのある歌詞と4人のメンバーが奏でる音がかけ合わさり、自分の人生を見直すきっかけや勇気を与えてくれる。そんな大人の本気が詰まったプロ集団だ。

あつまれ どうぶつの森 / あつ森 / Animal Crossing: New Horizons
8

コロナ禍の癒し

発売と同時に購入。子供達と一緒に楽しんでいます。私はシリーズ通して初プレイですが、大人こそ楽しめますね。というか癒されます。外出もままならない中、どうぶつたちと過ごす島での時間が生活の一部になっています。無人島に家を造り、住民を誘致して島を開拓していくこのゲームでは、大きな事件は起こりません。けれど、その何も起こらないところがこのゲーム最大の魅力だと思います。住民はみんないい子。誰が移住してきてもすぐに打ち解け、それぞれの島生活をエンジョイしています。クエスト等はありませんが、図鑑を完成させるべく虫取りしたり、魚を釣ったり、お気に入りのインテリアのためDIYのレシピ集めに精を出したりとやることは意外とあります。大人なので仕事が忙しかったりするとゲームできない日もあるのですが、だからといって大きな問題がないのもあつ森の良さ。また、そろそろ飽きてきたかなというタイミングにアップデートがあり、楽しみが追加されるのもさすがです。8月のアップデートでは花火大会の開催が追加され、毎週日曜の夜は花火を楽しむ住民たち見たさに必ず起動しています。最後に、もうひとつ良かったことが子供達と共通の話題が増えたこと。住民があんな場所にいた、こんな会話をしてた、などゲームをきっかけに会話が広がりました。

ブルーピリオド / Blue Period.
9

課題の多い日本の高校生活に鋭く切り込む美術系漫画

収入さえ安定したら買いたい漫画ですが、人気なのかブックオフとかにも滅多に出ず、困っています。
美術に関する高校生の話です。成績優秀、コミュ力が高く、見た目もよいヤンキーの高校2年、なんとなくこれから乗せられる大学受験などの社会のレールに違和感を感じている。美術などの教科は怠慢だと思っていて、点数のためにだけ受けていた彼が、ある日、美大を目指す3年生が描いた巨大なキャンバスの油絵を美術室で偶然見て、心が動かされたところから始まります。
私自身が仕事に悩み、未経験の絵の仕事をしてみようと動き出したくらいの時に出会った作品です。テレビで、確か新作のマンガ大賞10位までの作品を紹介していて、漫画好きだけどここ10年ほどまともに読んでいなかったので、今の漫画のトレンドはどうか、とか、そろそろ参考のために買おうかな、と思って見ていました。この作品は当時10位中3位で、私は10冊の中で一番読みたい漫画だと思い、10年振りに漫画を正規の値段で買いました。そしたらどハマりしました。
作者は私より歳下です。私は、家系に結構藝大とか美術系がいたり、美術に興味がある家系だったり、自身も絵が好きだけど仕事は無理だろうと諦めた身だったりで、美術に興味が強く、珍しく美術系の漫画ということで読んでみました。
主人公自体が、ポテンシャルは高いのに、未来に諦観を抱いている人物で、独白のようなナレーションがつきますが、美術の教師がそこに鋭く切り込み、よい気づきをもたらします。美術部のオタク女子達との交流もあえて丁寧に描きます。彼女達も美術教師と同じく、真実の言葉を吐きます。
紹介されたTVでも、心に刺さるセリフが多数、と紹介されていましたが、その通り。美術教師の台詞、主人公の気づきなど、心が動かされます。主人公の、ヤンキーなのにひたむきに努力する姿も感動します。金髪ピアスという彼の見た目は、親や教師達の期待、クラスメイトの目をかわすため、また、美意識の高さのようなものなのかも知れません。そう思うと、単なる努力したら段々上手くいったというだけの話と違い、葛藤する姿に感情移入できます。
それだけではなく、美術部の中が見れたり、美術系の世界が見れます。まだ大学には行っていないのですが、予備校の授業だったり、あるあるだったり、勉強になります。美術に興味はあっても、デッサンばかりさせられたり、美術史とか理論とかで、あまり踏み込めなかった世界が、ビジュアルでわかります。
あとは、性や進路、美大受験うつなど、クラスメイトのもがく姿も描かれます。とにかく眼から鱗の漫画です。ちょっと値段はしますが、分厚いし、その価値はあります。1巻だけ読んで、続きが気になったら、あなたも虜です。

サンタ・ビットリアの秘密 / The Secret of Santa Vittoria
9

サンタ・ビットリアの秘密。

この映画ほど、隠れた名作の名にふさわしい映画はほかにない、といってもほとんど誰も知らないでしょう。公開されたことも、かなりの映画ファンですらほとんど知らないのではないでしょうか。
私も観たのは映画館での一回だけ、おそらくテレビなどで放送されたことはないかもしれません。それほどの悲劇的な一作であります。
監督はスタンリー・クレイマー、この監督も才能があるのですがそれほど知られてはいない、不幸な監督です。主演は、アンソニー・クイーン。名優の中の名優と言われるほどの人です。共演はドイツ人俳優の、ハーディ・クリューガー。
物語は第二次世界大戦中のイタリアの田舎で、ワインの名産地が舞台。この村に、ナチスがやってくることが分かり、村じゅうが大騒ぎ。ナチスの狙いは、村名産のワインであることは明らかです。この村の名物村長は、口八丁手八丁な人物で、ナチに渡してなるものかと作戦会議を行い、ナチ相手に戦いを挑むのです。戦うといっても武器ではなく、頭で戦う頭脳戦でです。
時にシニカル、時にユーモアを交えながら、敵を欺いてゆく監督の演出力の見事さと、俳優たちの見事なアンサンブルは、観るものを爽快にさせます。これだけの作品を埋もれさすのは、映画界の損失ではないかなと思います。

バンブルビー / Bumblebee
8

バンブルビーの可愛さ満載

映画「バンブルビー」は「トランスフォーマー」シリーズに出てくる人気キャラクターバンブルビーを主人公に描かれている「トランスフォーマー」のスピンオフ作品です。

まず前置きとして、トランスフォーマーは地球外の星からきたオートボットというロボットが地球に来て様々な戦いを繰り広げるSFアクション作品です。
ディセプティコンという悪のトランスフォーマーも地球に降り立ち闘っていきます。オートボットはディセプティコンと戦い地球を守ってくれましたが、その後人間と対立することもあり、オートボット、ディセプティコン、人間の三つ巴の様相へ発展していきます。そこでバンブルビーもオートボットの一員として活躍します。

バンブルビーは可愛いムードメーカーであり、ここぞというタイミングで現れてその場を救うこともあります。そんなバンブルビーがこの映画では主人公になり、もう一人の主人公の女の子との絆を深めていきます。SF作品と呼ばれる映画の中でもかなりヒューマン要素が多いです。バンブルビーの人間に似た心、喜怒哀楽に観ているほうも喜怒哀楽します。非常に可愛らしいシーンが盛りだくさんで、シアターないが笑いに包まれることもありました。見終わった後に清々しい気持ちになります。

遊☆戯☆王アーク・ファイブ タッグフォーススペシャル
8

充実のカード収録枚数!でもAIはおバカ?

大人気カードゲーム「遊戯王」のゲームです。オンラインでのダウンロード専売のゲームになります。PSPまたはPSVITAで遊ぶことができますが、購入はPSPからはストアの関係上できなくなっていますのでご注意を。

収録枚数は7000枚以上で、様々なデッキを最大200個まで保存できます。タッグフォースとあるように、アニメ5タイトル、5人ずつ、合計25の中から1人を選んで2対2のタッグデュエル(対戦)を行うことができます。ただ、カードの収録枚数が増え、ゲームが複雑化した影響なのか、AI(敵味方問わず)はかなりおバカというか、理にかなわない行動をとることがあります。
1人でデュエルしたい方なら基本的になんの問題もありませんし、個人的には前評判よりも実際のプレイでそこまでひどい行動を起こされたことは少ないです。ただし、AIに「この場面ならぜったいこういうふうに動いてほしい!」などといったカスタマイズ的なことは不可能ですので、AIのターンにデュエルを任せるのにはやはりある程度不安があります。AIが回しやすいデッキなどを個別に作成して(AI1キャラに付き、1デッキまで登録できます)、自分は複雑なことをする、AIはサポートに徹してもらう、などの遊び方が大事かもしれません。

ファイナルファンタジーX / FINAL FANTASY X / FFX / FF10
8

号泣しました

DVD鑑賞用にPS2をもらった時に、折角だからと何の気なしに暇潰し目的で買いました。
当時はFFという名前を聞いた事がある程度のゲームバリバリ初心者でしたが…号泣しました。プレイ序盤は主人公やヒロインの口調に若干抵抗がありましたが、いつの間にかそんな事はすっかり吹き飛ぶ程ストーリーにのめり込んでいました。
やはり1番は練られたストーリー、各キャラクターの関係、そして予想だにしなかったED。悲しすぎて涙が止まりませんでした。映画タイタニックで泣いた人はまず泣くでしょう。それでもあの終末は最終段階まで行かないと予想出来ないと思います。ゲームの中ではストーリーNO.1じゃないでしょうか。またキャラクターも等身大に人間臭いし、押し付けがましさもない。そこに不器用な親子愛、友情、兄弟愛、恋愛があり、どれも切ないです。BGMも秀逸です。少し失礼な言い方かもしれませんが、まさかゲーム音楽で心打たれるとは思いませんでした…。また一本道ですが、特に不快感も無かったです。むしろ一本道がために、最終ステージの街に近づくにつれ込み上げるものがありました。

銀魂2 掟は破るためにこそある
10

最初から最後まで爆笑の嵐!

アニメ銀魂は誰もが知っている名作ですね。そして実写版。ファンの期待と不安を一心に背負い完成した映画、銀魂。まさにアニメそのもの、いや、映画だからこその面白さをプラスした最高傑作と言えるかもしれません。
第一作が銀魂の主人公・坂田銀時の活躍をあますところなく格好良く面白く仕上げた作品ならば、第二作は銀魂に欠かせない新選組という組織をメインに進むストーリー展開。第一作に続き、第二作も勿論最高に面白く、爆笑の連続!リピート必須の傑作ですが、アクションの格好良さが格別です。それぞれのキャラクターの格好良さが存分に活かされ、面白いだけでなく感動要素もいい具合に取り入れられてます。
舞台は新選組が歴史上存在した時代を背景にしていますが、異世界人が日本を支配している状況。戦車あり、喫茶店にはパフェがあり、無線もありの、近代が混じり合った何でもあり的な要素がありますが、それがまた面白い!
何より、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、吉沢亮、柳楽優弥、三浦春馬など豪華キャストが勢揃い!その豪華すぎるキャスト陣がまさかの面白すぎる演技!落ち込んでいてもこれを見れば嫌でも笑える!そして何度も見返したくなること間違いなし!何を見ようか迷った時、なんかやる気出ないなあ、そんな時、迷わずこの一作を手に取ってみてください。

倉橋ヨエコ
7

鬼才 倉橋ヨエコ

倉橋ヨエコは3歳の頃からピアノをはじめ武蔵野音楽大学出身の、独特の歌声を持つ歌手だ。1度聴いたらあなたは一生忘れることは無い歌声を彼女は持っている。しかし、好き嫌いは大きく分かれる声の持ち主であることは間違いない。
作る楽曲の多くは、もう元には戻せない物事についての悲哀を歌ったものが多い。それは別れてしまった恋人に対する歌であったり、もう2度と会えない誰かについてうたう歌である。なかにはあっけらかんとした内容の楽曲もあるが、そこにも人生のほろ苦い経験を思い起こさせる。ただ音楽に対する情熱は深く感じられる。表情がまるで見えてくるような歌声、ピアノの技巧すべてに音楽と人間への愛がある。「楯」という楽曲では誰かと過ごした日常を、戻れない時間とともに悔いるように歌う。「終点」では、現在好いている人のことを終点、つまり最後に愛する人なのでしょうか?と問いかけるように歌う。彼女は廃業という形で音楽活動を行っていないが、1度聴けば絶対に忘れられない歌声と熱い感情を持った力強いピアノの音。それらはきっと聴く人の心を深くえぐることとなるだろう。2000年から2008年の楽曲を集約したコンプリートベストがディスク2枚組で発売されているのでぜひ聴いてみてほしい。ただ好き嫌いは、はっきりと分かれ1度はまると中毒になること間違いなしです。