ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐

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ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐
10

日本人として見ておくべき1本

60年近く前の作品なので、あまり知名度はないのかもしれませんが、キャストが豪華なのも魅力的です!「夏木陽介」や「佐藤充」「池部良」「鶴田浩二」「三橋達也」「小林桂樹」そしてなんといっても「三船敏郎」の演技は生唾ものです。
映画の方は真珠湾攻撃の成功からの南方資源地帯の確保の大成功とインド洋作戦の大勝利!空母「ハーミス」や巡洋艦「コンウォール」「ドーセットシャー」を補足し撃沈等大戦果を挙げる南雲機動部隊に身を置く若き海軍中尉「北見」(演:夏木陽介)は、内地に帰ったら結婚しようか迷っているのを上官(演:鶴田浩二)に相談したところ、「よし!じゃあ結婚しろ!」と勧められて内地に帰り結婚式当日に「呼出し命令」が下り、乗艦の空母「飛龍」に戻った。次の作戦は「ミッドウェー作戦!」この作戦によって、米機動部隊を撃滅しミッドウェー島と占領するという作戦に、連合艦隊は全精力をつぎ込んだ。山本長官直卒の戦艦「大和」を中心んとした戦艦部隊、主力部隊、攻略部隊、補給部隊、潜水部隊、等参加艦艇350隻以上、航空機1000機以上の世界海軍史に前例のない大艦隊の出撃である!と山口長官(演:三船敏郎)は訓示した。
南雲機動部隊は柱島を出撃し順調な航海の際にミッドウェー島近海に展開、ミッドウェー島を爆撃した攻撃隊から「効果不十分。再攻撃せよ」という事なので、空母「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」の4隻の空母の待機中の攻撃機は魚雷を抱いていたが、陸用爆弾に変更したがその最中に偵察機から「敵空母発見!」の報が入り、爆弾から魚雷への転換中に米攻撃機の急降下を受けて一瞬にして空母「赤城」「加賀」「蒼龍」が失わた、ここで残った空母「飛龍」は山口長官(演:三船敏郎)が「飛龍は健在なり!全攻撃機を持って敵空母を攻撃する!」と後方の戦艦「大和」に電報を打った、結果は空母「ヨークタウン」を大破。(後日:我が潜水艦が撃沈)
空母「飛龍」も攻撃を受け、力尽きた…ここで医務室に残されていた松浦中尉(演:佐藤充)を助けようとする北見中尉(演:夏木陽介)の友情も感動ものだし、空母「飛龍」が我が駆逐艦「風雲」の魚雷で処分されるところは、何とも胸に込み上げるものがあります。このシーンは何とも言えませんよ。最後に北見中尉が部下と飛行中に部下が、「隊長内地の見納めに旋回します」と言ったが、北見中尉は「その必要なし!」と言って攻撃機は内地を去った…当に感動の超大作です。日本人として見ておくべきだと思いますし、後世にも伝えるべき作品かと思います。