あはれ!名作くん

あはれ!名作くんのレビュー・評価・感想

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あはれ!名作くん
9

ビッドワールドの最大ヒット。

Eテレのビッドワールド内のアニメ。名作になるための学校に通う名作くんをはじめ、クラスメイトらが毎回とある名作をもじった事件に巻き込まれる学園ものです。
声をなすなかにし、うしろシティなどお笑い芸人があてていて、ツッコミなどがさすが芸人!て感じで面白いです。ゲストにもお笑い芸人が使われたりするので、エンドクレジットで驚きがあります。
話はふざけたものが多くて、見ていて面白いし、5分程度の短いものなんだけど、他の話が見たくなります。
脚本が素晴らしいことと、よく知ってる話のパロディというのも人気の秘密だろうけど、やっぱり一番の魅力はキャラクターだと思います。名作くんは自分が地味であることが悩みなんだけど、濃いキャラに的確なツッコミを入れるし、スウィーツていう桃太郎の桃のキャラはバカでかわいいし、むすび、おむすびころりんのおむすび、は金が好きなとことかいい味だしてるし、ノキオ、ピノキオ、はロボットて言い張ってるし、ボルト、ウサギとカメのカメ、は筋肉バカだし、とにかくキャラがいい。なんだかんだで何年も続いていて、小学8年生くらいになってしまって、名作くんらが卒業できません。それだけ人気の作品です。

あはれ!名作くん
7

隠れた名作!?「あはれ!名作くん」

『あはれ!名作くん』をご存知だろうか?毎週金曜日18時20分から放送される「ビットワールド」の中で放送される5分アニメである。
主人公は松田名作。名作オタクで、自分も名作の主人公になることを夢見る少年だ。名前からしてすでに将来有望である。しかし、名作の主人公になるのも容易ではなさそうだ。
彼を取り巻く友人たちは名作と呼ばれる世界中の童話の登場人物がモデルになっており、キャラの濃さがそれはもう濃厚なのである。そのため名作くんはツッコミに忙しく、自分磨きには手が回っていないようである。
本作の魅力は、なんといってもテンポの良さだ。名作くんのキレッキレのツッコミの功績は大きい。キャラの濃い登場人物たちをテンポよくツッコミ捌く名作くんの手腕は相当なものである。あはれ!名作くんでは現役の芸人が声優を務めていることも少なくない。これも、ツッコミのキレやボケ倒し感に満足できる理由の一つである。
また、毎回必ず名作一作品が作中で紹介される。ザッとあらすじを名作くんが紹介し、その後どだばた劇が繰り広げられる。名作をこういじるのか!と毎度楽しみにしている自分がいる。さらに2019年現在、主題歌を担当しているのは岡崎体育。「孫の代まで」という本作にピッタリの楽曲である。颯爽と駆け抜けるようなスピード感のある曲調も聞き心地が良い上に、耳に残る。「夕方の子どもの時間」「小学生向けのアニメ」なんてバカにしてはいけない。大人も一見の価値のアリ。