あさひなぐ

あさひなぐのレビュー・評価・感想

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あさひなぐ
8

読みごたえのある作品

「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」9位。2015年、第60回(平成26年度)小学館漫画賞一般向け部門を受賞。またアイドルグループ「乃木坂46」の主演で映画化されたこともあり、話題となっている作品です。
運動には縁が無く中学も美術部、何の取り柄も無い主人公あさひ。ひと味もふた味も違う自分になる、そんな決意を抱き二ツ坂高校に入学。思いがけないことをきっかけに見学に行った薙刀部に一目惚れし、入部することに。今まで運動経験が無いだけでは無く、他の一年生に比べても無いものずくしのあさひが、強い女になりたい。その気持ちだけで、真面目、努力、度胸を武器に二ツ坂高校薙刀部として仲間とともに奮闘していくストーリー。
二ツ坂高校薙刀部だけではなく、ライバル学校や先生といった登場人物までみんな特徴的な性格を持っており、読みながら思わず笑ってしまう物語です。薙刀という身近に無いスポーツですが、あさひの成長だけでは無く、他の部員の成長まで描かれており、物語に入り込みやすくなっています。あさひのひたむきに奮闘する姿に学ぶものが多くあるだけではなく、先輩や後輩、同級生、ライバルたちとの会話やお互いの考え方まで細かく描かれているため共感の持てるところも多くあり、とても読みごたえのある作品です。

あさひなぐ
10

登場人物一人一人が素敵な漫画です。

週刊ビッグコミックスピリッツで連載されている薙刀を題材にした漫画です。
主人公の東島旭は高校1年生で中学時代美術部。ひょんなことから薙刀部に見学に行くことになります。そこで出会った薙刀部のエースの2年生宮路真春に憧れ薙刀部に入部することになります。旭は仲間やライバルとの出会いを経て成長していき、インターハイを目指します。
この作品の見どころの1つは主人公の旭の努力する姿です。旭は決して薙刀の才能に恵まれているわけではなく、最初は練習についていくのがやっとという状態です。こつこつと努力の積み重ねで成長していく姿は心を打たれます。旭は真春のように強くなりたいため、薙刀をはじめましたが、旭が薙刀の選手としてではなく人として強くなっていく姿に注目です。
もう1つの魅力は、登場人物1人1人の成長が綿密に描かれていることです。それぞれの登場人物が思いや悩みを抱えながらも、それを乗り越え前に進んでいく姿はとても感動的です。私は紺野桜という登場人物が好きで、その子は一度薙刀部を辞めようとしてしまいます。そこからの桜の成長していく姿にはいつも涙してしまいます。薙刀の試合のシーンはとても迫力があり、手に汗を握る展開の連続です。ぜひ一度読んでみてください。

あさひなぐ
10

青春スポーツマンガ好きなら必読!

ずっとタイトルが気になっていたのですが、読む機会を逸していました。たまたま一日暇になったのでマンガ喫茶で10巻まで読破。結果、どっぷりとハマってしまい、全巻読んでしまったぐらい面白かったです。
スポーツを題材にしたマンガは数多くありますが、大抵メジャーなものを扱っていますよね。ですがこの作品はなんと”なぎなた”の部活をメインに据えた稀有な作品なのです。”なぎなた”なんて全然知らないし興味が持てないと思うかもしれませんが、一度手に取って読んでみてください。見開きのページは、そのすさまじいまでの迫力に圧倒されます。
あと、他のマンガと違って恋愛要素は薄目です。どちらかというと個々のキャラクターが持つ人生の悩みであったり、部活に対する思いであったり、そういったものすごく現実味のあるところを丁寧に描いているので、読者としては共感せずにはいられません(自分はもう40代ですが、高校の部活での辛さや先輩との確執を思い出して、すごく理解してしまいました)。
もちろん最初は弱くてダサイ主人公なのですが、いわゆる修行パートなどを経て、大会で活躍するようになる様は本当に何巻になってもあきません。周りのキャラもすごく立っていて、どのキャラを応援しても良いと思います(私はけっこうな毒舌キャラの、紺野さくらがお気に入りです。締めるとこではきちんと締めてくれる良キャラ!)。
まだ未読の人はぜひ一度騙されたと思って読んでみてくださいませ。